Enjin【7370】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/05/18
目次
Enjin IPOの紹介
コード | 7370 |
---|---|
会社名 |
(株)Enjin |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
主に企業、医療機関向けの |
上場日 |
2021/06/18 |
初値 |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
Enjin の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/06/02(水)~06/08(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
2,875,000株
(内訳)
公募: 1,000,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 1,500,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 375,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1380円
仮条件の価格 ※2021/05/31に決定予定
Enjinの強み
※独自の見解な どを含みます。
- PRサービスを安価に提供できる仕組み
※徹底したマニュアライズと制作運用のパッケージ化 - 成功報酬型で効果的で確度が高い
※従来型のリテーナー契約はメディアへの露出が補償されない
※メディアへの露出を獲得した場合にのみ料金が発生
※今までPRに馴染みのなかった事業者の潜在市場を開拓できた - 安定的に収益を獲得できる月額での継続課金モデル
※顧客との契約が継続する限りにおいて
※プラットフォームの月額課金収益もあり。収益の分散も安定寄与。 - 従来は共有が難しかった各自の知見をデータベース化
※「メディチョク」、「アポチョク」への活用
<管理人コメント>
以下は2020/05期の売上高に対する各サービスの内訳です。
基本的に売上のほとんどがPR支援サービスとなっており、「メディチョク」などのプラットフォームサービスは、まだ開始したばかり(2020/05開始)というのもあってか、売上はとても小さいです。
オウンドメディアを中心とした露出サポートとなっているそうです。
2020/05期の売上高に占める「KENJA GLOBAL」、「覚悟の瞬間」などの割合は、37.01%とのことです。特定オウンドメディアの依存率は高めとのことです。
※「オウンドメディア」とは自社で保有するメディア
※「KENJA GLOBAL」とは世界中のKENJAに焦点を当てた無料の動画配信サイト
※「覚悟の瞬間」とはWebメディアで様々なカッコイイ大人の生き様に焦点をあてて紹介しているそうです。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
2016/05 2017/05 2018/05 2019/05 2020/05 2021/02
(第3四半期)売上高
(百万円)677 684 864 1252 1529 1547 経常利益
(百万円)38 △ 1 △ 3 157 310 415 当期純利益
(百万円)23 △ 12 △ 8 92 300 271 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)39059 △ 19671 △ 13059 15 50 45 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/05 2017/05 2018/05 2019/05 2020/05 2021/02
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 1.03% 26.32% 44.91% 22.12% 1.18% 経常利益の
前年同期比- -102.63% -200.00% 5333.33% 97.45% 33.87%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益も売上に伴い拡大傾向です。
コロナウイルスによる業績への影響は軽微とのこと。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 1,259,600 千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 476100千円
採用活動費 110,000 千円
※業容拡大に伴う増員
人件費 1,525,700 千円
※業容拡大に伴う増員
広告宣伝費 100,000 千円
※認知度向上、案件獲得機会増大を目的
残額 0円
Enjinの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- サービス認知度向上による新規顧客獲得
※マーケティング強化、営業機能の強化
※マス広告を含むプロモーションを予定 - 紹介パートナーの拡大
- 新しい広報・PR手法の開発
<管理人コメント>
以下、2021/02時点の売上高に対する内訳です。
医療機関/医師向けPR支援サービスの割合が縮小しています。売上金額を見てみると昨年を下回るペースで進捗。コロナウイルスによる影響かな?とも思いましたが、詳しい説明はなし。
ただし法人/経営者向けPR支援サービスは昨年を上回るペースで進捗しており、事業全体としては好調なようです。
「メディチョク」サービスは昨年を上回るペースで着実に拡大してはいます。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 本田 幸大 代表取締役社長 49.31% 180日間
保有分売出
(50.00%)株式会社S&S
ホールディングス※A 49.31% 180日間 上記合計 98.62% ※上記以下は省略しています。
※A 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
180日のロックアップ期間:2021/12/14
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 本田 幸大 代表取締役社長 1,500,000 24.65% 合計 1,500,000 24.65%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
「KENJA GLOBAL」や「覚悟の瞬間」は知りませんでしたが、プロによる映像制作やインタビューが特徴かな?ネットを活用した幅広いPRメニューがあるみたいですし、安価でできるということなので潜在的なニーズを開拓できているのなら素晴らしいビジネスだと思います。今後はプラットフォームの伸びにも期待できそうですし、成長拡大に期待したい会社です。
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しはなし。
マザーズ市場としては公開株数は多い方なので初値抑制要因?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4013 | 日通システム(株) | 10/13 | 2,875,000 | 3000 | 5500 | 83.33% |
4934 | プレミアアンチエイジング(株) | 10/28 | 2,702,500 | 4140 | 5670 | 36.96% |
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4479 | マクアケ | 12/11 | 2,926,700 | 1550 | 2710 | 74.84% |
4484 | ランサーズ | 12/16 | 3,000,000 | 730 | 842 | 15.34% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6232 | 自律制御システム研究所 | 12/21 | 2,971,200 | 3,400 | 2,830 | -16.76% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3994 | マネーフォワード | 09/29 | 2,931,000 | 1550 | 3000 | 93.55% |
6561 | HANATOUR JAPAN | 12/15 | 2,932,500 | 2000 | 2200 | 10.00% |
自律制御システム研究所が公募割れしていますが、上場タイミングで相場が急落していたことは認識しておくとよいです。それを除けば、この公開株数ではそれなりの初値上昇になっているものばかりです。公開株数が多いので抑制的な傾向はあると思いますが、大きく上昇しているものもあります。
業績は拡大傾向。PR支援でこれまでにない市場を開拓しており、ネット活用している点は新規性あり。公開株数は多い方なので大きな初値上昇への期待はしないでおいた方がいいですが、それなりの初値上昇に期待したいです。
公開株数は多い方なので、仮条件の価格や最終的な公募売出し価格を確認して最終判断したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 楽天証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
このページを見た人のアンケート
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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