リヴァンプ【4070】のIPO抽選申込どうする？
作成：2021/05/31
目次
リヴァンプ IPOの紹介
| コード | 4070 |
|---|---|
| 会社名 |
（株）リヴァンプ |
| 市場 |
ジャスダック（スタンダード） |
| 事業内容 |
経営実務支援、 |
| 上場日 |
2021/06/29 |
| 初値 |
需要申告（ブックビルディング）スケジュール
リヴァンプ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。＝＞IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/06/11（金）～06/17（木）まで
IPOの申し込み期間は約７日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,472,000株
（内訳）
公募（自己株式の処分）： 280,000
引受人の買い取り引受による売り出し： 1,000,000
オーバーアロットメントによる売り出し： 192,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 2710円
仮条件の価格 ※2021/06/09に決定予定
リヴァンプ の強み
※独自の見解な どを含みます。
＜全体＞
- 経営支援をワンストップ提供
※経営・マーケティング、業務・デジタル＆IT、DXなど - 自社で事業経営事業を行う
※事業・経営に直接参画し自社の強みを体現する場
※卵料理の飲食店、焼きカレーパンテイクアウト店のエッグセレント
※カプセルホテル「9ｈ（ナインアワーズ）」
※資料作成業務効率化を支援するリヴァンプ・アカデミー
＜経営・マーケティング事業＞
- コンサルではなく自ら経営を手掛けて支援
※改革案の提案から実行まで落とし込む - プロジェクト期間が中長期で安定的な収益が見込める
- 人員稼働報酬に加え成果報酬あり
※金銭による他、ストックオプション等含む
＜業務・デジタル＆ITに事業＞
- コア機能の内製化支援を目的とする
※システム会社に過度に依存しない開発・運用体制を構築 - 事業の業務の有効性・効率性を重視した設計・開発
※ITソリューションによる改革ありきではない
※業務従事者と一体となって開発する - 電子データ交換（EDI)システムによる売上
※取引量等に応じた報酬を受取る仕組みを構築 - 幅広い業種での支援実績
※製造小売、食品・流通、アパレル・雑貨、金融機関
＜管理人コメント＞
以下は2020/03期の売上高に対する各事業の内訳です。
「経営・マーケティング事業」、「業務・デジタル＆ITに事業」の２つで９割以上を占めます。
直近の決算状況と業績の推移
クリック＞＞業績データを開く／閉じる
以下、連結決算。
2019/03 2020/03 2021/03 売上高
（百万円）6543 6928 7674 経常利益
（百万円）1376 1534 1377 当期純利益
（百万円）1047 1240 814 １株当たり
配当額（円）- - - １株当たり
当期純利益（円）119 145 107 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2019/03 2020/03 2021/03 売上高の
前年同期比- 5.88% 10.77% 経常利益の
前年同期比- 11.48% -10.23%
以下、単体決算。
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 売上高
（百万円）1685 1817 3047 5466 6152 経常利益
（百万円）338 115 546 1341 1461 当期純利益
（百万円）233 29 1431 923 1105 １株当たり
配当額（円）- - - - - １株当たり
当期純利益（円）582 72 3232 105 130 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 売上高の
前年同期比- 7.83% 67.69% 79.39% 12.55% 経常利益の
前年同期比- -65.98% 374.78% 145.60% 8.95%
＜管理人コメント＞
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は直近では横ばい傾向でしょうか。
コロナウイルスによる影響ですが、 エッグセレントなどで「休業を余儀なく」されたとのことです。 それ以外の詳しい説明がありませんが「事業経営事業」の売上割合は低いので影響は限定的かなと思われます。
・連結子会社の詳細
設立/子会社化 会社名 所在地 ？ ㈱シー・アイ・エー※A 埼玉県 2018/04 ㈱catch 京都 2013/03 ㈱エッグセレント 東京都 2012/04 ㈱リヴァンプ・アカデミー 東京都 ※A 2020/11に保有株式を全て売却
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 691,096 千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 478694千円
人件費、採用費 860,000 千円
※コンサルタント人材、ITに人材
オフィス増床に伴う 100,000 千円
※賃料など
研究開発、ソフトウェア開発 150,000 千円
※汎用型倉庫管理システム、不動産物件価値評価システム、AIによる動物行動解析システム
残額 59,790 千円
※残額は具体化事項なし
リヴァンプの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 人材採用、教育で事業拡大
※コンサルティング人材、デジタル・IT人材、教育訓練を一層充実 - M＆A、資本業務提携などによる事業拡大
※類似機能を有する企業でキャパシティ拡充、ケイパピリティ確保
※自社グループが保有していない先端技術を有する企業
※キャピタルゲインの獲得が見込まれる企業の株式取得、出資、業務提携 - プロダクト売上拡大推進
※連結売上比率5％を目標
※従業員コミュニケーションツール、倉庫管理システムが企画開発フェーズ
※汎用型倉庫管理システム、不動産物件価値評価システム、AIによる動物行動解析システムの研究開発
＜管理人コメント＞
以下は2020/12時点の売上高に対する各事業の内訳です。
第3四半期時点なので注意が必要ですが、売上金額は全体としては前期よりもわずかに減少していますが、ほぼ横ばいでしょうか。※公表されている2021/03末時点では前期を上回っています。
個別に見ると、事業経営事業の減少が一番目立ちますが、飲食店などがコロナウイルスによる休業要請となった影響がハッキリ表れているなと思います。
事業経営事業以外のも全体的に前期より進捗率は悪いのですが、「投資事業」の売上増加でその減少分を補っている印象です。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 湯浅 智之 代表取締役 30.13% 90日間
※Xカルチュア・ コンビニエンス・クラブ株式会社 19.63% 90日間 澤田 貴司 15.46% 90日間
保有分売出
(79.37%)以下続きを開く／閉じる 齋藤 武一郎 取締役 9.77% 90日間
※X瓜生 健太郎 取締役 6.13% 90日間 伊藤 雅俊 4.91% 90日間 玉塚 元一 2.51% 90日間 千田 勇一 取締役 2.23% 90日間 大山 拓也 取締役 1.23% 90日間 安藤 大祐 従業員 1.10% ※Y 福部 明浩 子会社又は、関連会社の役員 0.99% 90日間 坪田 耕一 従業員 0.54% ※Y 上記合計 94.63% ※上記以下は省略しています。
90日のロックアップ期間：2021/09/26
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
※Y 全て新株予約権
※X 対象者が銀行に対して負担する債務の担保として質権が設定
該当する事由が生じた場合、ロックアップ期間にかかわらず、債務の弁済に充当するため売却が行われる可能性あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 澤田 貴司 1,000,000 12.27% 合計 1,000,000 12.27%
初値上昇の期待について管理人コメント
＜管理人コメント＞
自社で店舗経営をしてノウハウを獲得した上で、顧客の経営支援をおこなっていますので、裏付けがあるということは、信用できるし、顧客業に入り込んで業務改革するということは自信の表れですし、さらには成功報酬という手数料形態を導入するということは、結果にまで責任を持つということであり、理にかなったビジネススキームが構築されているなという印象です。
顧客の経営に深く入り込む立場にあるだけに、自社のサービスやプロダクトを展開することができるので、ワンストップサービスでよく考えられたビジネス展開だなと思いましたので今後の成長拡大に期待したい会社です。
ロックアップは基本的にありで問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しはなし。
ジャスダック市場としては公開株数は多くはない方なので初値上昇要因？として期待したい。
過去にジャスダック市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
※事例が少ないので幅を広げて確認しています。
・2019年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7071 | アンビスホールディングス | 10/09 | 1,265,000 | 2800 | 4260 | 52.14% |
・2018年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6233 | 極東産機 |
09/27 | 1,196,000 | 405 | 696 | 71.85% |
| 7805 | プリントネット |
10/18 | 1,846,100 | 1400 | 2041 | 45.79% |
・2017年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7810 | クロスフォー | 07/20 | 1,725,000 | 730 | 1051 | 43.97% |
事例が少ないですが、これくらいの公開株数だとそこそこ上昇してるものばかりです。
業績は拡大傾向。ワンストップで幅広く事業を展開していますが、核となるのは業務改革、DX支援だと思います。自社ITサービス展開への期待もあります。ジャスダックとしては公開株数がとても多い方ですが、それなりの初値上昇に期待したいです。
ジャスダックで公開株数は多く、事例が少ないというのもありますので、仮条件の価格、最終的な公募売出し価格はしっかり確認して判断したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
| 証券会社名 | |
|---|---|
| 主幹事 | 野村證券 |
| 引受 | SBI証券 |
| 引受 | みずほ証券 |
| 引受 | SMBC日興証券 |
| 引受 | 松井証券 |
| 引受 | マネックス証券 |
| 引受 | いちよし証券 |
| 引受 | 岩井コスモ証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
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＜注意＞
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
＝＞目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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