プレミアアンチエイジング【4934】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/09/29 更新:2020/12/11
目次
プレミアアンチエイジングの紹介
(※2020/12/11更新)
コード | 4934 |
---|---|
会社名 |
プレミアアンチエイジング(株) |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
基礎化粧品の製造、販売。 |
上場日 |
2020/10/28 |
公募売出 価格 |
4,140円 ※仮条件の上限 |
初値 10/28 |
5670円 +36.96% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
プレミアアンチエイジング の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/10/13(火)~10/16(金)まで
IPOの申し込み期間は約4日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
2,702,500株
(内訳)
公募: 700,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 1,650,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 352,500
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 3350円
仮条件の価格(10/12) 3,700~4,140円
プレミアアンチエイジングの強み
※独自の見解などを含みます。
- サ・クレンジングバームシリーズ
※累計販売戸数1500万個突破。売上の約9割を占める(2019/07期) - 商品提案力
※クレンジング市場においてジェル、クリームが主流のなか「肌へのやさしさ」と「洗浄力の高さ」を両立したバーム開発し市場開拓 - マーケティング力
※デジタル、紙媒体、TVなど複数ミックス
※購入実績のアカウント1829575件(2020/04末時点) - コールセンターの一部内製化
※お客との対話で生まれた成功事例をマニュアル化して委託先に共有
※エステティシャンに関する資格を保有するスタッフがプラスアルファの提案 - コア業務に集中するため外部リソース活用
※商品設計、マーケティング、コールセンター一部は自社対応
※製品製造、物流、決済業務などは専門業者へ委託 - 定期販売によるストックビジネス
※発送や決済など事務作業効率化
※継続的な安定収益。約90%が定期販売(2019/07期)
<管理人コメント>
こちらが売上の9割を占めるサ・クレンジングバーム。
通常、メイク用品には油分が入っているので水だけでは落とせません。化粧を落とす時には必須のクレンジング商品です。
ただのクレンジング機能だけでなく、「洗顔・角質ケア・マッサージ・トリートメント」の機能も合わせ持つ商品です。
通常、クレンジングした後に洗顔をすることになるのですが、この商品はまとめてできてしまうので便利になっています。W洗顔すると肌の負担も大きくなるので、1回で済むことは大きなメリットになります。
定期購入だとかなり安くなっていますね。
化粧をする人ならクレンジングはずっと使うものなので、これを使うと決めた人は定期購入で継続購入してくれそうな販売戦略になっているのが分かります。
バームという剤型が特徴となっていますが、なじませることでとろとろのテクスチャーに変化するもんだそうです。毛穴よりはるかに小さい微粒子で毛穴の奥までキレイになるそうです。また弾力性に富んでいて肌に摩擦を与えずにマッサージできるそうです。
以下、人気もそれなりにあって認知度もある商品なのかなと思われます。
以下、2019/07期の売上高に対する各チャネル別の内訳です。
8割以上が通販での販売となっています。
CMでは、「KinKi Kids」と「米倉涼子」さんが起用されていてかなり力を入れているなと感じます。
幅広い層へアプローチしている印象です。
直近の決算状況と業績の推移
※2009/12設立。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2014/11 2015/11 2016/11 2017/07 2018/07 2019/07 2020/04
(第3四半期)売上高
(百万円)674 842 1517 2328 4975 11929 14575 経常利益
(百万円)5 12 11 5 141 236 820 当期純利益
(百万円)4 4 8 △ 12 95 174 580 1株当たり
配当額(円)- - - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)20538 17950 38520 △ 60979 12 22 72 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2014/11 2015/11 2016/11 2017/07 2018/07 2019/07 2020/04
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 24.93% 80.17% 53.46% 113.70% 139.78% 192.96% 経常利益の
前年同期比- 140.00% -8.33% -54.55% 2720.00% 67.38% 481.56%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向で直近では急激に伸びているのが分かります。
経常利益も売上に伴い大きく伸びています。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 2,134,400千円
ECサイト開発 300,000千円
採用費、人件費 683,280千円
広告宣伝費 851,120千円
借入金返済 300,000千円
残高 0 円
プレミアアンチエイジングの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 第二の柱となる商品、ブランド育成
※ザ クレンジングバームに次ぐもの
※コールセンターでのコミュニケーションから潜在ニーズを探り商品開発に活かす - ネットマーケティングによる新規顧客獲得
※SNS、アプリなど活用 - 定期初回半額プロモーション実施
- Web以外の媒体でも積極的に宣伝活動
※雑誌、TVなど - 既存、休眠顧客に対するCRM
※定期的なメール送付、会員向け雑誌「the Beauty」送付など。 - ドラッグストア、バラエティショップ経由での販売品目拡大
- 海外販売など販売エリア拡大
※アジア特に中国を中心
<管理人コメント>
以下、2020/04時点の売上高に対する各チャネル別の内訳です。
「卸売販売」の割合が増加していますね。
昨期末の売上高と比較してみると、「通信販売」、「卸売販売」で昨年を上回るペースの進捗率となっており、特に「卸売販売」の伸びが目立っています。
以下は、2019/04に立ち上げた新ブランドの「CANADEL」です。
薬用美白オールインワン化粧品とハリに注目したオールインワンジェルクリームの2種類が主力商品となっています。今後、第二の柱として期待したいブランド商品なのかと思われます。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ プレミアマネジメント
株式会社※A 49.51% 90日間 松浦 清 代表取締役社長CEO 46.05% 90日間
保有分売出
(39.73%)松浦 和子 ※B 2.24% 全て売出し 以下続きを開く/閉じる 越智 恵美 1.49% 上記合計 99.29%
※上記以下は省略しています。
※A 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
※B 代表取締役社長CEOの二親等内の血族
90日のロックアップ期間:2021/01/25
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 松浦 清 代表取締役社長CEO 1,470,000 18.30% 松浦 和子 ※B 180,000 2.24% 合計 1,470,000 18.30%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
クレンジングは化粧をする人なら必須のものであり、売上の急激な伸びからも支持されている商品であることが推測できます。
定期購入の割合も高くストックビジネスとして今後の成長拡大に期待したい会社です。
ロックアップなしの上位株主がいますが、ほとんどはロックアップがしっかりしており問題はなさそうです。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。
マザーズ市場としては公開株数は多い方なので初値抑制要因として気になります。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4479 | マクアケ | 12/11 | 2,926,700 | 1550 | 2710 | 74.84% |
4484 | ランサーズ | 12/16 | 3,000,000 | 730 | 842 | 15.34% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6568 | 神戸天然物化学 | 03/15 | 2,608,200 | 2340 | 3665 | 56.62% |
6232 | 自律制御システム研究所 | 12/21 | 2,971,200 | 3,400 | 2,830 | -16.76% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6553 | ソウルドアウト | 07/12 | 2,672,600 | 1200 | 2113 | 76.08% |
3994 | マネーフォワード | 09/29 | 2,931,000 | 1550 | 3000 | 93.55% |
6561 | HANATOUR JAPAN | 12/15 | 2,932,500 | 2000 | 2200 | 10.00% |
事業内容により様々ですが、成長性の高いマザーズでもこのくらいの公開規模になると初値は抑制傾向になるものもあるかなと思いますが、大きく上昇するものもあります。
自律制御システム研究所は公募割れとなっていますが、相場状況が悪いなかでの上場だったため例外として考えるといいと思います。
業績は急激に伸びており、ストックビジネスでもあります。ただ公開株数は多めで想定発行価格もそれなりに高めなので大きな初値上昇は難しいかもしれませんが、それなりの上昇に期待したいです。
ちなみにコロナウイルスによる影響ですが、会社の説明では卸売販売が減少したが、通信販売は堅調に推移したとのことです。
公開株数が多い方なので、仮条件の価格と最終的な公募売り出し価格を確認して最終判断したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | 東洋証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
SBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますのでポイントゲット狙いで申し込みしておくのがおすすめです。
※2020/09/29 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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