マクアケ【4479】のIPO抽選申込どうする?
作成:2019/11/11 更新:2019/12/14
目次
マクアケ IPOの紹介
(※2019/12/14更新)
コード | 4479 |
---|---|
会社名 |
(株)マクアケ |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
個人や企業のプロジェクトに |
公募売出 価格 |
1550円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2019/12/11 |
初値 12/11 |
2710円 +74.84% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
マクアケ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2019/11/26(火)~12/02(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
2,926,700株
(内訳)
公募: 980,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 1,565,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 381,700
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2019/12/14更新)
想定発行価格 1550円
仮条件の価格(11/25) 1500~1550円
マクアケの強み
※独自の見解などを含みます。
- 新製品・サービスのマーケットデビュー市場に特化
※「0次流通市場」、テストマーケティングプラットフォームとして他社と差別化 - 年間支援金規模国内NO.1
※購入型クラウドファンディング、㈱矢野経済研究所が各社ホームページから推計
※リピート購入割合は6割を超える高い水準 - キュレーターによるコンサルティングサポート
※全てのプロジェクトにサポート担当を配置 - プロジェクト品質の確保
※プロジェクトの適正性や実現可能性、実行者の評価などチェック - マーケティング分析ツール等の提供
※特許取得 - 広告宣伝による各プロジェクトの媒体掲載機会拡大
※実績と成功例の積み上げで利用者増加の好循環 - プロジェクト成立後の納品までモニター
※支援者とのコミュニケーションやリターンの納品を見える化
<管理人コメント>
以下、2018/09期の売上に対する各事業の内訳です。
7割以上がクラウドファンディングによる売上となっていますが、「Makuake Incubation Studioサービス」と「その他サービス」もそれなりに存在感のあるものとなってはいます。
「Makuake Incubation Studio」は企業向けのサービスで、Makuakeでのテストマーケティングを活用した新しい商品やサービスを新規事業化するためのサポートをするもののようです。
◆Makuake Incubation Studioの事例紹介
・日本酒専用バッグと日本酒の先行予約販売、
・電子ペーパーを搭載したアラーム付きメモ帳の需要性調査
・数値を瞬時にスマホへ記録するIoTメジャーの話題化
その他事業としては以下のようなものがあります。
直近の決算状況と業績の推移
※2013/05㈱サイバーエージェント・クラウドファンディング設立。2017/10㈱Makuakeに商号変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2014/09 2015/09 2016/09 2017/09 2018/09 2019/09 売上高
(百万円)25 110 205 479 958 1344 経常利益
(百万円)△ 97 △ 84 △ 87 62 156 127 当期純利益
(百万円)△ 72 △ 66 △ 61 43 113 89 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 32892 △ 20123 △ 15757 5 11 9 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2014/09 2015/09 2016/09 2017/09 2018/09 2019/09 売上高の
前年同期比- 340.00% 86.36% 133.66% 100.00% 40.29% 経常利益の
前年同期比- -13.40% 3.57% -171.26% 151.61% -18.59%
<管理人コメント>
売上は右肩上がりで拡大傾向。
経常利益は赤字から黒字転換し拡大しているものの直近では少し鈍化しています。
※公表資料では2019/06時点までの内容なので2019/09期の詳細はわかりませんが、 広告運用による新規ユーザー獲得などの記述がありますので先行投資による影響が経常利益に出ているのかなと思ったりはします。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 1,507,000千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 588,635千円
システム開発、改修 945,900千円
※Makuakeサービス係るシステムのユーザー利便性工場、案件審査等の社内業務効率向上、インフラ基盤再構築
人材採用、人件費等 499,505千円
※人材基盤拡張のため
借入金の返済 72,500千円
残高:広告宣伝 577,730千円
※Makuakeサービスにかかるプロジェクト実行者獲得などを目的
マクアケ の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- ものづくり領域強化に加え多様な領域への展開
※画一的な低コスト商品しか生み出さない産業構造の在り方を提示
※飲食店開業における会員権、食事券の予約販売
※映像や映画のチケットの予約販売等 - リピート決済率の向上
※良質なプロジェクト提供、世間の評価・認知度向上、プロジェクト実行者のファンになることを促す - 認知度向上、ブランド力強化による利用者拡大
※広告宣伝、上場効果 - クラウドファンディング市場は成長過程で今後も成長していく
※定義や形を買えながら進化していくと考えられる
※B2CEコマース市場は2019年度で前年比+6%の20.5兆円規模
野村総研研究所作成「IT化ナビゲーター2019年版」 - マーケットデビューを行った製品の販路拡大を提供
※小売業者や大手流通業者との連携 - エリア展開の強化
※現在4拠点で拡大余地大きい。全国地方計5ヶ所に新規拠点を構える方針 - 海外のプロジェクト支援者の開拓強化
※多言語対応、グローバル決済対応
※2018/07韓国クラウドファンディングプラットフォームWadizの運営と業務提携
<管理人コメント>
以下は、2019/06時点の売上高に対する各事業の内訳です。
Makuakeサービス、その他サービスの比率が増加していますが、昨期末の売上と比較すると3つのセグメント全てで昨年を上回るペースでの進捗率となっています。
※2019/09末時点の詳細なデータが公表されていませんので2019/06時点のデータで確認しています。
売上高の拡大からも分かるとおりですが、クラウドファンディングのプロジェクト利用はしっかり拡大しているのが確認できます。
会員の利用者や非会員の閲覧者などを含め拡大しているのが確認できます。
2019/09期はちょっと伸びが落ち着いてきているようにも感じますが、上記の決済金額とは比例していないので、プロジェクトの規模拡大やリピーターなどの利用なども要因として考えられると思いますので過度に不安になる必要も無いのかなとは思います。
2019/05より「ふるさと納税型」のクラウドファンディングがサービス開始されています。
◆Makuakeガバメントの掲載事例
ふるさと納税では地場産品と無関係な商品が問題になったりしましたが、地場産品がない地方自治体にとっては商品開発するのに役立ちそうです。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 株式会社
サイバーエージェント71.36% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(16.86%)KSK ANGEL FUND LLC 13.71% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(16.69%)中山 亮太郎 代表取締役 5.05% 90日間、1.5倍除く 以下続きを開く/閉じる 坊垣 佳奈 取締役 2.45% 90日間、1.5倍除く 木内 文昭 取締役 2.45% 90日間、1.5倍除く 堀越 寶世 1.83% 90日間、1.5倍除く 生内 洋平 従業員 0.55% 90日間、1.5倍除く 上記合計 97.40%
※上記以下は省略しています。
90日のロックアップ期間:2020/03/09
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 株式会社サイバーエージェント 1315000 12.03% KSK ANGEL FUND LLC 250000 2.29% 合計 1565000 14.32%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
クラウドファンディングはすでに世間でも認知されていると思います。特に商品製造のクラウドファンディングでは、普通ではなかなか製品化が難しい斬新なアイディアが商品にできるものとして支援者のニーズも高いと思います。
ニッチなニーズを掘り起こすことができるインターネットととても相性がいいものであり、商品はアイディア次第で無限にあると思いますのでまだまだこれからの成長に期待したいです。
ちゃんと製品化できるかどうかが購入型クラウドファンディングの信頼性を高める上で重要となりますが、運営者としてのチェックやサポートなどを強化している点などでプロットフォーマーとしての価値を感じることができました。
また日本のものづくり復活に向けたビジョンが実現するならばこれほど素晴らしいものはありません。
ロックアップはしっかりしていますので特に問題はなし。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。
※一部ベンチャーキャピタルによる売出しはあるものの保有分の一部であり、全体としての比率も高いわけではありません。
マザーズ市場としては公開株数は普通くらいかちょっと多いです。
過去にマザーズで同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4436 | ミンカブ・ジ・インフォノイド | 03/19 | 3,151,200 | 1,050 | 1,400 | 33.33% |
7061 | 日本ホスピスホールディングス | 03/28 | 2,185,000 | 1,000 | 1,466 | 46.60% |
2978 | ツクルバ | 07/31 | 2,202,200 | 2,050 | 2,050 | 0.00% |
6597 | HPCシステムズ | 09/26 | 3,198,500 | 1990 | 1870 | -6.03% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6568 | 神戸天然物化学 | 03/15 | 2,608,200 | 2340 | 3665 | 56.62% |
4396 | システムサポート |
08/02 | 3,673,600 | 1750 | 4000 | 128.53% |
6232 | 自律制御システム研究所 | 12/21 | 2,971,200 | 3,400 | 2,830 | -16.76% |
7048 | ベルトラ | 12/25 | 3,588,000 | 384 | 514 | 33.85% |
マザーズで成長株といえど、さすがにこのくらいの公開株数だと初値は抑制される傾向にあります。過去には公募割れも確認できます。とはいえ大きく上昇したケースもありますのでそのような期待が全くないわけでもないです。
業績は拡大傾向でIT関連ということで人気はあると思います。公開株数の多さは気になりますがそれなりの初値上昇には期待したいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 大和証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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