経済を見通せない投資シロウト資金の売り買い越し変化でトレンド判断
投資における資金流入は、人気のバロメーター。
そもそも、相場の上げ下げは人気そのものが表れているといってもいいでしょう。
株も人気がでれば株価が上昇します。
人気が下がれば株価も下がります。
資金流入出を示す売り越しと買い越し
株を投資している人は、よく聞くと思うのですが、
外国人投資家が売り越したか、買い越したか?
という分析。
・取引で買った金額より、売った金額が多い場合を売り越し
=資金は流出した
・取引で売った金額より、買った金額が多い場合を買い越し
=資金は流入した
日本株を購入しているのは、日本人より外国人の方が割合が多いです。
その為、外国人投資家が相場を動かすことがあるので資金流入の動向を見て投資判断で利用するのですね。
「外国人投資家が売り越したのなら、これから下がるかも?」
「買い越し始めたら、そろそろ相場が上昇しそう?」
などと分析したりします。
投資信託も株と同じ金融商品。
買っている人がいれば、売る人もいる。
最終的に、
買いが多くて流入したのか?
売りが多くて流出したのか?
今までの流出入していた金額と比べて、
どのぐらいの金額が動いたのか?
これらの動向を見ることは、何かの変化を察知できます。
投資判断において、とても重要な数値になることでしょう。
資金流出による投資判断(例)
オーストラリアの金融政策に変化があった時に、豪ドル の投資信託が大量に流出しました。
=>その月の流出額は今までとは明らかに違う。世界の資金が流出するかもしれないから売ろうかな?
これを簡単に実現するTOOLを開発しました。
月次資金流出入額データグラフTOOL
以下、画面イメージです。
(1) 投資信託のコードをWクリックします
(2) 「グラフ取得」 のボタンを押すだけ
以下のようなグラフが生成されます。
■短期豪ドル債オープン(毎月分配型)
時系列で見ることにより、いつ頃から?どのくらいの資金が動いたか?
がよく分かりますね。
下段のチャートは、テクニカル分析しやすくなっています。
この 「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」 ですが、
リーマンショックが発生した以降、
米国による金融緩和にて、新興国へ資金が流入しました。
新興国の中でも、特に資源国への資金が流入しています。
この投資信託は、オーストラリアの債券に投資するものです。
日本の投資信託としては、大人気の商品でした。FXでも豪ドルは人気がありますよね。
2009年ごろから、2011年末までずーっと資金が流入しています。
オーストラリアの金利が上昇し、資金流入することによる通貨高。
豪ドル高/円安となり、日本から投資すると儲かったのです。
ところが、2012年を堺にして状況が一変。
2012年の後半あたりから、大量に資金が流出しだしています。
米国による金融緩和もピークを向かえました。
オーストラリアの経済が落ち込みだし、金利を下げて金融緩和をしたのです。
金利が低下したことにより、資金が流出したということですね。
以上が 資金流出入のグラフを使った分析の例です。
経済や金融政策の事がよくわからないという人も、
このグラフから、何かあったのでは!?
と気づく事もできますね。
資金流出入の動向を監視して、投資判断に活かしてください。
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