IPO応募方法の流れやルールなどやり方を分かりやすく解説
目次
IPO応募の流れをシンプルに解説します
IPO応募方法のルールや仕組みを細かく説明するとあまり聞かない用語などが登場します。
初心者にはとてもわかりづらいので、
自分がやるべきことだけをシンプルに流れを説明したいと思います。
以下が基本的な応募から購入までの流れとなります。
簡単に言えばブックビルディング(需要申告)と言う名の抽選に参加して、
当選した場合に購入申し込みをするだけというとても簡単な流れになっています。
ブックビルディング(需要申告)とは?
初心者の方は「ブックビルディング」という言葉は知らない人が多いかもしれませんが、
投資家がいくらで欲しいと思っているかを確認するためにおこなわれる、ある方式の名前です。
ブックビルディングは「需要申告」をするための方式なのですが、
買いたい投資家の需要がどのくらいあるのかを投資家に申告させ、それを集計して公開価格を決定するためにおこなわれるものです。
本来は公開価格を決定するためにおこなわれるだけのものなのですが、
多くの証券会社では購入する権利を抽選するために必要な参加となっています。
購入申し込み後に抽選する証券会社もある
多くの証券会社ではブックビルディング(需要申告)後に抽選を行ない、
当選した場合に購入申し込み出来るのですが、
一部の証券会社では、購入申し込み後に抽選をおこなうところがあります。
この場合、ブックビルディング参加した人は購入申し込みに進むことができます。
※公開価格を下回る価格の指定をした場合など購入申し込みに進めない場合もあります。
そして購入申し込みの最終日に抽選がおこなわれます。
購入申し込みから参加出来る場合もある
多くの証券会社ではブックビルディング(需要申告)に参加しないと購入申し込みに進むことができないのですが、
一部の証券会社ではブックビルディングに参加していなくても購入申し込みすることが出来る場合があります。
基本的に購入申し込み後に抽選がおこなわれる証券会社のみです。
ただしブックビルディングに参加した人を優先的に割り当てるというルールがされていることが多いので、ブックビルディングから参加するようにした方がよいです。
ブックビルディング参加時点の資金余力
購入申し込み時点で資金余力が必要なのはわかると思いますが、
ブックビルディング(需要申告)時点で、
買い付けることが可能な資金余力が証券会社の口座に無いと参加できない証券会社があります。
ブックビルディングの参加時点で、
仮条件で提示されている価格を自分で入力することになるのですが、
その価格に応じた資金余力を予め証券口座に入金しておく必要があります。
資金余力を確認する理由
資金余力も無いのに需要申告をする人が多くなると、実際に買い付けるつもりがない人の申告が価格を釣り上げてしまい適正な公開価格とならなくなってしまう恐れがあります。
そのため、実需に基づいた申告であることを確認するために資金余力があるかどうかを確認した上で申し込みを受け付けているようです。
ブックビルディング参加時点で資金余力が必要かどうかは証券会社により異なります。
証券会社によっては、
ブックビルディングの抽選日に資金余力があれば良い場合、
購入申し込み時点で資金余力があれば良い場合など様々です。
資金余力が拘束されることに注意
証券会社によってはブックビルディング参加時点から資金余力が必要となりますが、
このときその資金余力が拘束される場合があります。
拘束されるというのは資金余力が減り、
他の投資資金として使えなくなるという意味です。
資金余力が拘束された場合、
抽選で落選した場合に開放され資金余力は戻ります。
資金拘束されるタイミングは証券会社によって異なりますが、
ブックビルディングの参加時点で拘束される場合、長い間、その資金が他で使えない状態になることに注意して下さい。
ただし、ほとんどの場合、
ブックビルディングの参加は取り消しや訂正ができますので急ぎで資金が必要となったときは自分で解放すればいいと思います。
ブックビルディング期間はとても短いので注意
購入する権利を得るためには多くの場合、ブックビルディングからの参加が必須です。
しかし、そのブックビルディングがおこなわれている期間はとても短いです。
なんと多くの場合、
4日~5日営業日
でとても短くなっています。
ブックビルディングの実施が決まると、
始まる2週間前くらいにはスケジュールが公表されますので 事前に予定を確認して忘れないようにしておく必要があります。
抽選や資金余力が必要なタイミングなどが証券会社によって様々なので初心者の方は混乱しがちですが、基本的にブックビルディングから参加することと、資金余力はなるべく入金しておくというようにシンプルに考えるようにすればとても単純だと思います。
★この記事を読んだ方はシェア/ブックマークで応援お願いします。
スポンサードリンク
お役立ち関連記事
ついでに読みたい
- ネット証券会社でIPO応募するならここがおすすめ
- 証券会社のIPOの資金拘束と抽選はいつ?入金タイミング一覧
- はずせないネット証券のIPO抽選ルールを比較すると一目瞭然!
- IPO目論見書の見方と私が注目するポイントはこちら!
- IPOの目論見書とは?閲覧時に必ずチェックする9ポイント
- まずは上場予定IPOの最新情報を入手するところからはじめる
- 同一IPO銘柄を複数の証券会社で重複して需要申告はダメ!?
- IPO株投資とはリスクよりリターンが大きい宝くじ?
IPO投資 メニューIPO投資 メニュー