INCLUSIVE【7078】のIPO抽選申込どうする?

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INCLUSIVE【7078】のIPO抽選申込どうする?

 

 

inclusive-ipo

作成:2019/11/29 更新:2019/12/23

INCLUSIVE IPOの紹介

(※2019/12/23更新)

コード 7078
会社名

INCLUSIVE(株)
※いんくるーしぶ

市場

マザーズ

事業内容

メディア企業のネットサービス運営・支援。
ネット広告運用支援。
広告企画の立案・実施、戦略PR。

公募売出
価格
2110円
※仮条件の上限
上場日

2019/12/20

初値
12/20
4535円
+114.93%

 

point<管理人コメント>

社名の由来は、提供できるサービスの幅の拡大することができ、あらゆるインターネットサービスを“包括していく”という意味を込めたものだそうです。

 

 

需要申告(ブックビルディング)スケジュール

 

INCLUSIVE の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考

 

2019/12/04(水)~12/10(火)まで

=>最新IPOスケジュールをカレンダーで確認

 

IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。

※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。

 

 

IPO抽選対象の株数

 

488,700株

 

(内訳)

公募: 200,000

引受人の買い取り引受による売り出し: 225,000

オーバーアロットメントによる売り出し: 63,700

 

過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感

inclusive-ipo-maza-zu
inclusive-ipo-kabusuu

 

 

想定発行価格と仮条件の価格

(※2019/12/23更新)

想定発行価格 2290円
仮条件の価格(12/02) 2,010~2,110円

 

 

INCLUSIVEの強み

tsuyomi

※独自の見解などを含みます。

  1. 出版社やテレビ局等のマスメディア企業向けに実績
    ※メディア企業以外も提供あり
    ※2019/09時点 24社、35のネットサービス運営・支援
  2. 論理的かつ定量データに基づいた計画的なコンサルティング、コンテンツ運用体制
    ※コンテンツマトリクス
    ※結果を可視化して改善する
  3. 独自の広告配信ネットワーク提供
    ※Contentmatic、ContentX、独自のPacificSSP等
  4. プロモーション企画、PRのワンストップサービス
    ※グループ内のリソースを活用した企画力、広告運用施策、コンテンツ制作能力
  5. 最新技術に対応できるエンジニアリングチーム
    ※2017/05に㈱グルコースを買収
    ※ディープラーニングを活用したAI、Iot領域など

 

point<管理人コメント>

 INCLUSIVEでは主に4つのサービスを提供していますが、売上の内訳が公開されておらず良くわかりませんでした。

 

事業内容を考えれば、Webコンテンツの企画制作とネット広告の運用支援などが売上のメインなのかなとは思いますがどうでしょうか。

 

支援しているメディアですが、協業・支援先メディアとしてサイトで紹介されていたものを参考に掲載しておきます。

 inclusive-media

全てを知っているわけではないですが、雑誌社などが多いような気がします。
テレビ局を支援しているとありましたが、ここの紹介には無さそう?

 

 

主な取引先の販売実績が公開資料にありましたので確認しておきます。

inclusive-torihikisaki

「わかさ生活」といえば、ブルーベリーの通販会社ですね。
どこまで何を支援しているかわかりませんが、通販会社なのでネット広告なども支援しているでしょうか?出版社、テレビ局などが多いのかと思ったらそうでもないですね。(^_^;

 

ちなみにわかさ生活の2018/03期と2019/09時点の販売実績を確認すると、2019/03期は特に売上が大きかっただけの可能性もあります。
もしかしたら、2019/03期の売上拡大要因の一つとなっているかもしれません。売上増加額の半分くらいは影響している気がします。

 

自社で運営しているメディアもあるようです。

inclusive-unei

 

◆GATTA(ガッタ)
https://gatta-media.com/
◆Byron(バイロン)
https://byronjapan.com/
◆closet(クローゼット)
https://my-closet.jp/
◆Woman Wellness Online
https://ww-online.jp/
◆FUTURUS(フトゥールス)
https://nge.jp/
◆Currytion(カレーション)
https://curry.media/

 

こちらの自社運営メディアですが個人的にはどれも見たことが無かったですが、女性向けが多いかな?カレーとかロボットとか個性的なメディアもありますが。

 

 

直近の決算状況と業績の推移

inclusive-gyouseki
※2007/04ターゲッティング㈱設立。2016/03INCLUSIVE㈱へ社名変更。

 

クリック>>業績データを開く/閉じる

 

以下、連結決算。

  2018/03 2019/03 2019/09
(第2四半期)
売上高
(百万円)
1014 1669 770
経常利益
(百万円)
△ 21 308 176
当期純利益
(百万円)
△ 36 154 115
1株当たり
配当額(円)
- - -
1株当たり
当期純利益(円)
△ 17 71 53

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2018/03 2019/03 2019/09
(第2四半期)
売上高の
前年同期比
- 64.60% -53.86%
経常利益の
前年同期比
- -1566.67% -42.86%

 

以下、単体決算

inclusive-gyouseki2

  2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03
売上高
(百万円)
703 708 547 543 763
経常利益
(百万円)
190 50 △ 50 △ 71 170
当期純利益
(百万円)
136 33 △ 54 △ 71 43
1株当たり
配当額(円)
- - - - -
1株当たり
当期純利益(円)
6668 1632 △ 2675 △ 33 20

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03
売上高の
前年同期比
- 0.71% -22.74% -0.73% 40.52%
経常利益の
前年同期比
- -73.68% -200.00% -42.00% 339.44%

 

point<管理人コメント>

単体で見ると売上は鈍化していたところへ直近で大きく伸びているのが確認できます。
連結でも売上は直近で大きく拡大しているのが確認できます。

 

経常利益は売上鈍化に伴い赤字へ転落していましたが、
直近の売上の伸びとともに黒字化し伸びているのが確認できます。

 

2019/03期に業績が大きく拡大した要因ですが、
取引社数が増加したことと、取引先各社ごとの取引金額が増加したことによるものと説明があります。

 

 

・連結子会社の詳細

設立/子会社化 会社名 所在地 事業内容
2012/06 Data Tailor株式会社 東京都 広告運用サービス
2015/06 パシフィック・コミュニケーションズ株式会社 東京都 プロモーション企画・PRサービス
2017/05 株式会社グルコース 東京都 エンジニアリングサービス
2015/06 達傑汀有限公司 台湾 メディアマネジメントサービス

 

 

新規発行による手取金の使途

inclusive-ipo-shito

 

新規発行による手取金の概算額 415,360 千円

第三者割り当て増資の手取概算上限 134,203 千円

 

オフィス移転、統合 290,000 千円
※事業拡大、グループ会社間シナジー強化。本社内設備等。
人材採用、研修 60,000 千円
※サービス拡張、体制強化
システム開発 76,000 千円
※自社サービスのSaaS化
残高 214,000 千円
※人件費、システム開発費の増加等に充当方針ですが具体化事項なし

 

 

INCLUSIVE の成長余力

 

※独自の見解などを含みます。

  1. 地域的な営業展開拡大
    ※全国のテレビ局、新聞社、大企業・個人に提供
    ※現在、地方テレビ局、地域メディア企業への展開を進めている
  2. SNSやIotなど新たな情報発信手法に対応
  3. 他社とのアライアンスや他社サービスの支援を通したサービスネットワーク展開
  4. ビジネスモデルの多角化による収益性強化
    ※購買意欲の強い領域ではECサービス展開開始
  5. ユーザーの生活機会に合わせたサービス展開
  6. 情報発信する人を育成する施策
    ※地域産業や自治体と連携
  7. クラウドサービスの展開
  8. 新規事業、業務提携による事業拡大
  9. ネット広告市場は引き続き拡大していく見通し

 

point<管理人コメント>

 

以下は、運用・支援しているメディア数の推移です。

inclusive-graph

メディア数、1メディア辺りの売上ともに拡大傾向になっているのが分かります。

 

ただし、2019/03期に売上高が大きく伸びたのに比べるとあまり大きな変化を感じません。

 

1メディア辺りの売上が大きく影響しているのか?メディア関連とは別のプロモーション企画やエンジニアリングサービスの売上が伸びているのか?
公表されているデータだけではちょっとわかりません。

 

2019/09時点の主な取引先の販売実績が公開されていますので確認しておきます。

inclusive-torihikisaki2

2019/03期に大きく伸びた「わかさ生活」の売上割合が低下しています。まだ第2四半期時点なので期末時点でどうなるかはわかりませんが、昨期末と比較してみると進捗率はかなり悪くなっています。

 

大きく伸びた2019/03期の売上のうち、約338百万円が「わかさ生活」ということで今期の影響はかなり気になります。

 

2019/09時点の売上全体を昨期末と比較してみると、46%で昨年を下回る進捗ペースになっており影響を感じさせます。

 

とりあえず2019/03期の売上急増に関しては一時的なものである可能性も踏まえた方がいいのかもしれません。

 

ただし運用・支援しているメディア数と1メディア辺りの売上が拡大していることを考えれば着実に成長はしていると思いますし、経常利益に関しては昨年を上回るペースで好調を維持しています。売上は短期的な変動が大きい可能性も踏まえた上で業績の内容を見て、今後の成長を見通すのがよいかもしれません。

 

 

株主の構成とロックアップ期間など

 

上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
  

氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ
藤田 誠 代表取締役社長、
子会社代表取締役社長、
子会社取締役、
関係会社取締役
70.81% 180日間
保有分売出
(0.00%)
アーキタイプ㈱ ※A 9.70% 180日間
保有分売出
(0.00%)
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム㈱   4.36% 180日間
以下続きを開く/閉じる
安達 真 取締役、
子会社代表取締役社長
4.20% 180日間
保有分売出
(0.00%)
㈱カヤック   2.82% 180日間
大向 一輝 子会社取締役 0.99% 180日間
保有分売出
(0.00%)
後藤 健太郎 取締役、
子会社代表取締役社長
2.20% 180日間
保有分売出
(0.00%)
㈱デルフィス   0.87% 全て売出し
上記合計   95.95%  

※上記以下は省略しています。

 

180日のロックアップ期間:2020/06/16

ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。

第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。

 

 

売り出し株式の詳細

 
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
 

氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合
藤田 誠 代表取締役社長、
子会社代表取締役社長、
子会社取締役、
関係会社取締役
76,000 3.31%
安達 真 取締役、
子会社代表取締役社長
11,000 0.48%
アーキタイプ㈱ ※A 108,000 4.71%
以下続きを開く/閉じる
後藤 健太郎 取締役、
子会社代表取締役社長
5,000 0.22%
大向 一輝 子会社取締役 5,000 0.22%
㈱デルフィス   20,000 0.87%
合計   87000 3.79%

 

 

初値上昇の期待について管理人コメント

 

point<管理人コメント>

メディア企業に特化している点は、横展開する上でノウハウが活かせるのでとても効率的だと思います。ネームバリューのある企業の支援をしているのは信頼性もあります。直近では売上を大きく拡大していますが、サービスによる付加価値向上で1メディアあたりの売上を拡大し、いよいよ軌道に乗ったのかなと感じました。

 

これからはさらなるメディアの運営・支援をするとともに、これまで蓄積してきたノウハウやサービを活用したクラウドサービスなどの新規事業展開にも期待したい会社だなと思いました。

 

ただ個人的には売上の中身が詳しく見えなかった点や売上の変動など、ちょっと先行きを見通しにくい点があるなとは思いました。

 

 

ロックアップは、しっかりしており問題なし。

 

ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。

 

 

マザーズ市場としては公開株数は多くはないので初値上昇要因になるかな?

 

過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。

 

・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
4440 ヴィッツ 04/08 460,000 2,650 6,100 130.19%
7066 ピアズ 06/20 444,400 3,620 5,500 51.93%
4880 セルソース 10/28 552,000 2280 6020 164.04%

 

・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
9271 和心 03/29 464,600 1,700 4,555 167.94%
9272 ブティックス 04/03 476,100 1,350 3,210 137.78%
6579 ログリー 06/20 476,100 1860 4635 149.19%
4389 プロパティデータバンク 06/27 434,700 1780 4100 130.34%
7033 マネジメントソリューションズ 07/23 517,500 2100 4500 114.29%
4394 エクスモーション 07/26 418,600 3340 5000 49.70%
4397 チームスピリット
08/22 552,000 1200 2417 101.42%
4422 VALUENEX
10/30 511,700 1840 4300 133.70%
7044 ピアラ 12/11 484,000 2,550 5,030 97.25%

 

事業内容により様々ですが、このくらいの公開株数であれば初値は大きく上昇する傾向にあるのが確認できます。

 

業績は堅調です。自社ネットメディアの運用がメイン事業の場合は玉石混交なところもありますが、基本的に運用支援ということでそれなりに安定成長に期待できるかなとは思いますので人気もそれなりにあるかな?エンジニアリングサービスがよく分からなかったので思わぬ期待を集める可能性もあるのかな?何より公開株数は多くありませんので初値はそれなりの上昇に期待したいです。

 

 

IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら

 

  証券会社名
主幹事 みずほ証券
引受 SBI証券
引受 岩井コスモ証券
引受 いちよし証券
引受 丸三証券
引受 楽天証券
引受 東海東京証券
引受 マネックス証券

 

あまり引き受け証券会社としては登場しない楽天証券は穴場だと思いますので積極的に参加される方はお忘れなく!※なんか最近多く参加してきていますね。

 

ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。

 

 

ipo-kabucom-banar

 

 

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口コミ評価など

 

 

 

 

 

 

point<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい








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