global bridge HOLDINGS【6557】のIPO抽選申込どうする?
作成:2019/12/06 更新:2019/12/23
目次
global bridge HOLDINGS IPOの紹介
(※2019/12/23更新)
コード | 6557 |
---|---|
会社名 |
(株)global bridge HOLDINGS |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
主に直営保育施設の運営。 |
公募売出 価格 |
2690円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2019/12/23 |
初値 12/23 |
4020円 +49.44% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
global bridge HOLDINGS の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2019/12/06(金)~12/12(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
747,300株
(内訳)
公募: 50,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 599,900
オーバーアロットメントによる売り出し: 97,400
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 2590円
仮条件の価格(12/04) 2590~2690円
global bridge HOLDINGSの強み
※独自の見解などを含みます。
<あい・あい保育園>
- 主体性を引き出す「学びメソッド」PaL
※Pre-school Active Learning/就学前能動的学習 - 特化型「学習プログラム」IQパズル
(※いっきゅうパスル) - ベネッセ専任講師による「英語とのふれあい」Bestudio
- 食と健康への興味を引き出す「食育プログラム」FAINE
- 心と身体をつなぐ「運動プログラム」なないろ体操
- 子どもを夢中する「園庭遊具」
※AINI(大型遊具) - 世代を超えた「相互作用」
※高齢者の方々と子ども達 - 子どもの育ち「共有ツール」あい・あいレポート
※年に2回、保護者の方と保育園との間で、子どもの育ちを共有するための成長記録
<管理人コメント>
ICTを使った保育園の運営などをしているのかな?と思ったのですが、会社の説明ではそのあたりが全く説明がなく良くわかりませんでした。(^_^;
ICT活用のほか、認可保育園なので安定した収益力などはあると思いますが、とりあえず上記では「あい・あい保育園」の特徴を列挙しています。
以下、2018/12期の売上高に対する各事業の内訳です。
8割以上が保育事業となっています。
以下は保育園の施設写真です。
なんだかカフェのようなオシャレなデザインですね。
認知度向上やブランド力としてはデザインに力を入れているというのはすごいです。
以下保育園の特徴を一部ピックアップしますが、全体的に最新の教育メソッドを積極的に取り入れていて行かせたいと思える保育園だと思います。
以下は英語教室の内容
幼児教育で英語が学べるのはとても魅力的ですね。
以下は、IQパズルの内容
テキストや教具などなんだか賢い子供が育ちそうな気がしてきますね。(^_^)
動画でICTを使った話がありましたので紹介しておきます。
保育士さんの負担が大きく働き方改革が求められるなかで重要なものです。負担が軽減されると保育士さんの退職を防いだり、求人での人気にもつながると思います。
色々調べていたら保育ロボットも導入しているみたいです!
入社式にこのロボットが登場して報道もされたようですが、なぜこのロボットを会社が詳しく説明しないのか。(^_^;
お昼寝中の園児見守りなどはよく問題になったりするのでロボットで正確に監視する取り組みはすごいと思います。
実証実験中とのことなので、どこまで実用的に使えているかはわかりませんが、差別化やブランド力強化に役立つのではないでしょうか?
直近の決算状況と業績の推移
※2007/01㈱global bridge設立。2015/11㈱アニヴェルセルHOLDINGSから新設分割し㈱global bridge HOLDINGS設立、2015/12に㈱global bridgeを子会社化
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2017/12 2018/12 2019/09
(第3四半期)売上高
(百万円)2596 3788 4378 経常利益
(百万円)35 △ 330 △ 84 当期純利益
(百万円)△ 12 △ 383 △ 165 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 6 △ 173 △ 69 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/12 2018/12 2019/09
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 45.92% 15.58% 経常利益の
前年同期比- -1042.86% 74.55%
以下、単体決算
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 売上高
(百万円)4 171 321 290 経常利益
(百万円)△ 6 △ 6 28 △ 246 当期純利益
(百万円)△ 4 △ 4 12 △ 314 1株当たり
配当額(円)- - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 2 △ 2 6 △ 142 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 売上高の
前年同期比- 4175.00% 87.72% -9.66% 経常利益の
前年同期比- 0.00% 566.67% -978.57%
<管理人コメント>
単体の方は、持株会社で売上比率がとても小さいのであまり気にしませんが、
連結では売上が拡大傾向になっているのが確認できます。
2018/12期に2社を子会社化していますが、 東京ライフケアは、2018/08/01~2018/12/31までの業績を連結に含めておりますが、 YUANの業績、2018/12期に含まれていないそうです。 子会社業績の詳細は良くわかりませんが、売上拡大の要因となっているかな?
経常利益は、2018/12期に大きく赤字が拡大していますが、今期2019/09時点では縮小傾向になっています。
2018/12期の赤字拡大の要因は、新規開設によるものだそうです。 また介護事業において一部の不採算施設などの減損損失や施設閉鎖損失を計上しています。
会社としては認可保育園の新規開設に注力しているため先行投資としていますので、 まだ当面は赤字の状況が続くかもしれません。
とりあえず今は売上の拡大傾向に注目すべき時期であるのかなと思います。
・連結子会社の詳細
設立/子会社化 | 会社名 | 所在地 | 事業内容 |
2007/01 | ㈱global bridge | 東京都 | 保育事業介護事業 |
2015/12 | ㈱social solutions | 東京都 | ICT事業 |
2018/07 | ㈱東京ライフケア | 東京都 | 保育事業介護事業 |
2018/11 | ㈱YUAN | 東京都 | 介護事業 |
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 113,140千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 232,084千円
設備投資 345,224千円
※2020/04開設予定の大阪府認可保育所(2施設)
残高 0円
global bridge HOLDINGS の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 認可保育園の新規開設による売上拡大
- ドミナント戦略の徹底
※地域ブランド認知度向上、経費削減
※東京都23区、千葉県内、大阪市内を中心 - 保育事業のドミナントエリア内で介護事業展開
※管理上のコスト削減、シナジー効果 - ICT事業の拡大
※認可保育園の運営によるノウハウ蓄積と商品サービスへの反映
※自社展開の施設での利用による管理コスト抑制
※午睡(ごすい)、センサー、連絡帳アプリの開発
<管理人コメント>
以下、2019/09時点の売上高に対する各事業の内訳です。
介護事業の割合が少し増えているでしょうか。
昨期末の売上金額と比較してみると、3事業全て昨年を上回るペースで推移しています。特に保育事業、介護事業は、2019/09時点で昨期末の売上をすでに上回っております。
以下は保育事業の施設数です 。
年を追うごとに1年あたりの新設施設数が大きくなっているのが確認できます。
小規模保育施設は限定的であまり変わっていません。
以下は介護事業の施設数です。
介護施設数は直近で横ばい。
介護事業の売上が拡大しているということは、入居者が増えているということかもしれません。待機児童が多いと言われている保育園とは違い、売上増加に時間差はあるかもしれませんね。
とりあえず介護施設の拡大ペースはかなりゆっくりといった感じです。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ ㈱アニヴェルセル
HOLDINGS39.30% 180日間 青木 拡憲 22.15% 全て売出し 貞松 成 代表取締役社長、
子会社の取締役、
子会社の理事21.00% 180日間 以下続きを開く/閉じる social investment㈱ ※A 11.63% 180日間 加地 義孝 取締役、
子会社の取締役1.19% 三村 武史 従業員、
子会社の取締役、
子会社の理事1.19% 樽見 伸二 取締役、
子会社の取締役、
子会社の理事1.17% 市村 浩子 監査役、
子会社の監査役、
子会社の監事1.12% SMBCベンチャー
キャピタル1号投資
事業有限責任組合0.76% 上記合計 99.51%
※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2020/06/19
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 青木 拡憲 599,900 22.15% 合計 599900 22.15%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
会社の特徴説明がほとんどなくアピールするのが下手くそだなと思いますが、個人的に調べた限りでは保育園の教育メソッドやICT導入、保育ロボットの導入も?など最先端の教育とITを活用した保育園になっているのかなと感じました。
まだ保育園の新設などにより先行投資で赤字の状況が継続するものとは思いますが、保育園の新設は拡大傾向にあり需要は大きいのだろうと思います。まだ見通しとしては見えないですが、今後の成長に期待する部分としてはやはりICT事業だと思いますのでこれまで蓄積したノウハウの提供は利益に直結しやすい事業だと思いますので今後の成長拡大に期待したい会社です。
保育園関連で上場したIPO案件がありましたので紹介しておきます。
・2018年 保育園関連銘柄(マザーズ)
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6567 | SERIO ホールディングス |
03/02 | 828,000 | 1780 | 4100 | 130.34% |
SERIOホールディングスは、人材支援の売上割合が大きいので事業内容の違いに注意が必要ですが、初値は大きく上昇しています。
公開株数がかなり少ない方なので初値は上がりやすくなっているので判断は難しいですが、保育分野の人手不足や待機児童問題などの社会的背景は注目が大きい要因にはなっていると思います。
株価チャートも確認します。
あらら・・・。初値からダダ下がり。まさに天国から地獄!(^_^;
思ったより厳しいかな?ちょっとこれを見るとビビります。よく分からなかったので後でもうちょっと下落要因などをチェックしておこうかなと思います。
ロックアップは、しっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。
マザーズ市場としては公開株数は普通よりちょっと多いくらいでしょうか。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
※事例が少ないので幅をもたせて確認します。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7068 | フィードフォース | 07/05 | 782000 | 1,150 | 2,760 | 140.00% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7323 | アイペット損害保険 | 04/25 | 781,000 | 2850 | 4500 | 57.89% |
6580 | ライトアップ | 06/22 | 783,600 | 2820 | 3725 | 32.09% |
7034 | プロレド・パートナーズ |
07/27 | 713,000 | 4250 | 7170 | 68.71% |
4396 | システムサポート |
08/02 | 747,500 | 1750 | 4000 | 128.53% |
7035 | and factory |
09/06 | 851,000 | 2570 | 4010 | 56.03% |
7325 | アイリックコーポレーション |
09/25 | 828,000 | 1770 | 2226 | 25.76% |
4598 | Delta-Fly Pharma |
10/12 | 805,000 | 4770 | 4385 | -8.7% |
事業内容によりますが、このくらいの公開株数であれば、それなりの上昇は期待できそうかな?大きな初値上昇もありますが、全体的に初値は抑制されているような気はします。
公募割れとなっているDelta-FlyPharmaは、バイオ関連で赤字上場のものなので無視していいとは思いますが、このくらいの公開株数であれば公募割れリスクは少ないのかなとも思ったりしますがどうでしょうか。
業績は売上が堅調に拡大しており、幼稚園の特徴もなかなか面白いなと思いました。先行投資中なので赤字上場でも納得はできます。大きな初値上昇は難しいかもしれませんが、公開株数も多くはありませんのでそれなりの上昇に期待したいです。
気になる仮条件の価格は上振れましたのでとりあえずの安心感はあります。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 野村證券 |
引受 | ちばぎん証券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 丸三証券 |
あまり引き受け証券会社としては登場しない楽天証券は穴場だと思いますので積極的に参加される方はお忘れなく
積極的に申し込まれる方は、ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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