JTOWER【4485】のIPO抽選申込どうする?

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JTOWER【4485】のIPO抽選申込どうする?

 

 

jtower-ipo

作成:2019/11/25 更新:2019/12/20

JTOWER IPOの紹介

(※2019/12/20更新)

コード 4485
会社名

(株)JTOWER
※じぇいたわー

市場

マザーズ

事業内容

国内外における屋内携帯通信インフラの
シェアリングなど。

公募売出
価格
1600円
※仮条件の上限
上場日

2019/12/18

初値
12/19
2620円
+63.75%

 

point<管理人コメント>

これまで携帯キャリア各社がそれぞれ単独で屋内携帯インフラを構築していましたが、 共用設備で一本化するソリューションを独自開発して提供しているそうです。

jtower-share

こちらの図では、3つの携帯キャリアごとに設備、配線があったものが、1つのみになるというイメージ図になっています。

 

なんで今まで無かったの?と思うぐらい効率化して当たり前のようなものの気がしますね。
屋外設備は共有化しすぎるとトラブル時の問題などが気になりますが、屋内だったらリスク管理上も建物ごとに限定されていると思えばどんどん共有化した方が良いのだろうなと素人ながら思います。

 

 

需要申告(ブックビルディング)スケジュール

 

JTOWER の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考

 

2019/12/03(火)~12/09(月)まで

=>最新IPOスケジュールをカレンダーで確認

 

IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。

※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。

 

 

IPO抽選対象の株数

 

6,777,200株

 

(内訳)

公募: 2,987,000

引受人の買い取り引受による売り出し: 2,906,300

オーバーアロットメントによる売り出し: 883,900

 

過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感

jtower-ipo-maza-zu
jtower-ipo-kabusuu

 

 

想定発行価格と仮条件の価格

(※2019/12/20更新)

想定発行価格 1550円
仮条件の価格(12/02) 1,550~1,600円

 

 

JTOWERの強み

tsuyomi

※独自の見解などを含みます。

  1. 通信インフラシェアリングのパイオニア
    ※これまで一般的でなかった通信インフラシェアリングを実現した
  2. 長期契約に基づくストック収入
    ※解約リスが低く、切り替えコストも高いので先行者優位
  3. 通信業界での豊富な経験を持つ経営陣
    ※携帯キャリア創業や経営幹部として経験を有する

 

point<管理人コメント>

 

全国の様々な施設に導入されているようです。

jtower-bukken

 

以下は、2019/03期の売上高に対する各事業の内訳です。

jtower-jigyou

国内が6割と多くなっていますが、海外が3割以上となっており、すでに存在感のあるものとなっています。

 

以下は地域別売上の内訳です。
jtower-jigyou2

ミャンマー、マレーシアにも進出中のようですが、
海外の売上はベトナムのみのようです。

 

2018/07にベトナム最大のIBS事業者を子会社化していますが、高いシェアと100物件を超える導入実績があるそうです。
M&Aでスピード感のある事業拡大をおこなっているのが確認できるものです。

 

 

直近の決算状況と業績の推移

jtower-gyouseki
※2012/06設立。

 

クリック>>業績データを開く/閉じる

 

以下、連結決算。

  2017/03 2018/03 2019/09
(第2四半期)
売上高
(百万円)
757 1378 1096
経常利益
(百万円)
△ 479 △ 167 △ 4
当期純利益
(百万円)
△ 578 △ 215 △ 28
1株当たり
配当額(円)
- - -
1株当たり
当期純利益(円)
△ 80 △ 30 △ 2

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2017/03 2018/03 2019/09
(第2四半期)
売上高の
前年同期比
- 82.03% -20.46%
経常利益の
前年同期比
- 65.14% 97.60%

 

以下、単体決算

jtower-gyouseki2

  2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03
売上高
(百万円)
56 59 166 512 869
経常利益
(百万円)
△ 141 △ 163 △ 260 △ 481 △ 241
当期純利益
(百万円)
△ 142 △ 164 △ 270 △ 565 △ 245
1株当たり
配当額(円)
- - - - -
1株当たり
当期純利益(円)
△ 7895 △ 9117 △ 150 △ 79 △ 34

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03
売上高の
前年同期比
- 5.36% 181.36% 208.43% 69.73%
経常利益の
前年同期比
- -15.60% -59.51% -85.00% 49.90%

 

point<管理人コメント>

売上は右肩上がりで拡大傾向で、直近ではその伸びが急拡大しています。
経常利益は赤字の拡大が継続していましたが直近では縮小傾向にあるのが確認できます。

 

※参考 <販売費、一般管理費>
2019/03期 約170百万円
2019/09時点 約557百万円

 

営業利益では2019/09時点で黒字化となったようで、 事業が軌道に乗り、上場するということかもしれません。

 

 

・連結子会社の詳細

子会社化 会社名 所在地 事業内容
2018/07 Southern Star Telecommunication Equipment Joint Stock Company ベトナム 海外IBS事業
2018/10 株式会社ナビック 東京都 ソリューション事業(クラウド Wi-Fiソリューション)
2019/07 VIBS PTE.LTD. シンガポール 海外IBS事業
- ※A Vietnam Infrastructure Holding Ltd. イギリス領バージン諸島 海外IBS事業
- ※A Vietnam Data and Aerial System Co., Ltd. ベトナム 海外IBS事業

※A 2020/03期第1四半期より連結から除外。清算を予定。

 

2019/03期に売上が拡大している要因としては、ベトナム子会社化による海外事業拡大と㈱ナビックの子会社化によるWifi事業が影響しているようです。

 

 

新規発行による手取金の使途

jtower-ipo-shito

 

新規発行による手取金の概算額 4,227,611千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 1,262,856千円

 

屋内無線通信設備 3,990,467千円

※国内IBS事業
屋外無線通信設備 500,000千円
※タワー事業
借入金の返済 1,000,000千円
残高 0円

 

 

JTOWER の成長余力

 

※独自の見解などを含みます。

  1. 営業や建設人員強化による導入物件数の更なる拡大
  2. Wifiなど不動産事業者に対する付加価値ソリューション提供
    ※2018/10㈱ナビックを子会社化
  3. 海外での事業拡大
    ※既存進出国(ベトナム、ミャンマー、マレーシア)での物件獲得、携帯キャリア参画促進、人員体制強化
    ※新規の国へ進出。M&Aやパートナリングによる参入を検討。
  4. 屋外の通信シェアリング事業の参入拡大
    ※2018/10タワー事業の参入表明済み
  5. 今後5Gや第4の携帯キャリア参入による需要に期待

 

point<管理人コメント>

今後は屋内インフラ拡大はもちろんのこと、やはり気になるのは屋外の通信インフラシェアリングでしょう。

jtower-okugai

 

2018/12に総務省より「移動通信分野におけるインフラシェアリングに係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドライン(案)」が公表されています。

 

※以下総務省ガイドラインより jtower-okugai2

まだ意見募集している段階でもあるようですが、5Gの導入にあたっては、基地局の少セル化や多セル化が必要となってくるため、設備投資を効率化するために政府がガイドラインを作成しているようです。。
これからはどうしてもシェアリングが必須なのですね。

 

詳しくはよく知りませんがシェアするヶ所というのは大きく分けて2つあるようですね。

 

JTOWERが公表している図イメージによると鉄塔のシェアリングをイメージしているのが分かります。

 

 

株主の構成とロックアップ期間など

 

上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
  

氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ
株式会社カルティブ ※A 29.14% 180日間
保有分売出
(6.45%)
日本電信電話株式会社   21.21% 180日間
田中 敦史 代表取締役社長、子会社の取締役 10.69% 180日間
以下続きを開く/閉じる
JA三井リース株式会社   6.85% 180日間
三菱UFJキャピタル4号
投資事業有限責任組合
  5.33% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(50.00%)
日本郵政キャピタル
株式会社
  4.91% 全て売出し
アイティーファーム・
のぞみ投資事業
有限責任組合
  3.33% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(50.00%)
株式会社INCJ   2.70%  
DBJキャピタル投資
事業有限責任組合
  2.66% 90日間、1.5倍除く
SMBCベンチャー
キャピタル1号投資事業
有限責任組合
  2.66% 90日間、1.5倍除く
みずほ成長支援投資事業
有限責任組合
  2.66% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(48.11%)
桐谷 裕介 取締役 1.35% 180日間
保有分売出
(14.25%)
SMBCベンチャー
キャピタル4号投資事業
有限責任組合
  1.23% 90日間、1.5倍除く
中村 亮介 取締役、子会社の監査役 1.16% 180日間
保有分売出
(39.12%)
六反 学 従業員 0.96% 180日間
保有分売出
(4.38%)
上記合計   96.84%  

※上記以下は省略しています。

 

180日のロックアップ期間:2020/06/14

90日のロックアップ期間:2020/03/16

初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。

ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。

第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。

 

 

売り出し株式の詳細

 
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
 

氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合
日本郵政キャピタル
株式会社
  842000 4.91%
三菱UFJキャピタル4号
投資事業有限責任組合
  457000 2.66%
株式会社カルティブ   322500 1.88%
以下続きを開く/閉じる
アイティーファーム・
のぞみ投資事業
有限責任組合
  285800 1.67%
DBJ キャピタル投資事業
有限責任組合
  228600 1.33%
SMBC ベンチャー
キャピタル1号投資事業
有限責任組合
  228600 1.33%
みずほ成長支援投資事業
有限責任組合
  228600 1.33%
JA 三井リース株式会社   129000 0.75%
中村 亮介 取締役、子会社の監査役 78000 0.45%
SMBC ベンチャー
キャピタル4号投資事業
有限責任組合
  42000 0.24%
桐谷 裕介 取締役 33000 0.19%
祢津 信夫   24000 0.14%
六反 学 従業員 7200 0.04%
合計   2906300 16.94%

 

 

初値上昇の期待について管理人コメント

 

point<管理人コメント>

通信設備のシェアリングは政府が推進しているということなのでこれからの成長拡大に期待できるものです。屋内と屋外では設備にも大きな違いがあると思いますが、屋内事業で得られたノウハウは必ず役に立つと思いますので先行者メリットを活かして頑張って欲しい会社です。

 

海外展開や、WifiなどM&Aによるスピード感のある事業戦略は今後の成長拡大に大きく期待できそうな気もします。

 

 

ロックアップは、ほぼしっかりしており問題なし。

※㈱INCJは、ロックアップなしですが第三者割当なので継続所有する方針なのかなとは思います。

 

ベンチャーキャピタルによる売出しがありますが、とりあえず全体の売出し割合は限定的で、保有分の売却割合は約50%程度で成長余力に期待しているところもあるのかなと思ったりもします。

 

 

マザーズ市場としては公開株数は多いので初値抑制要因として気になります

 

過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。

 

・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
4443 Sansan 06/19 8,636,500 4,500 4,760 5.78%
4599 ステムリム 08/09 9,660,000 1,000 930 -7.00%
4448 Chatwork 09/24 9,775,000 1600 1480 -7.50%
4477 BASE 10/25 8,311,500 1300 1210 -6.92%

 

・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
7806 MTG 07/05 7,935,000 5800 7050 21.54%
7326 SBIインシュアランスグループ
09/27 6,566,500 2160 2160 0.00%

 

さすがにこのくらいの公開株数だと初値が抑制される傾向にあり、公募割れもめずらしくないです。

 

赤字上場ではありますがインフラによるストックビジネスなので先行投資はしょうがないもので、直近では縮小傾向です。政府も後押ししており、今後の成長が期待できる市場です。公開株数が多いので大きな初値上昇は難しいですが、重要な通信インフラ分野ということで将来的な成長期待は大きいので、できれば公募売出し価格を上回って欲しいなという期待はあります。

 

上記の事例通り今年、公募割れが多いのがとても気になりますが、全体的に強気の募集をしている傾向があるかもしれませんし、公開株数が多い分、予想は困難です。

 

とりあえず需給次第なので、仮条件の価格や最終的な売り出し価格がとても重要になると思いますが、しっかり確認してから慎重に見極めたいところです。

 

12月はIPOがとても多い点も資金分散として気になっています。

 

 

IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら

 

  証券会社名
主幹事 SMBC日興証券
主幹事 大和証券
引受 みずほ証券
引受 野村證券
引受 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
引受 SBI証券
引受 楽天証券
引受 マネックス証券
引受 岩井コスモ証券
カブドットコム証券

 

ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。

 

※2019/11/25 追記

目論見書などで紹介されていない、委託証券としてカブドットコム証券がIPOを募集しているのが確認できました。ネット証券で平等抽選でもあるので積極的に参加したい人はお見逃しなく!

 

 

 

ipo-kabucom-banar

 

 

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wan

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このページを見た人の初値予想

hatsune-yosou

結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。

 

 

口コミ評価など

 

 

 

 

 

 

point<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい








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