スマレジ【4431】のIPO抽選申込どうする?
作成:2019/03/01
目次
スマレジ IPOの紹介
(※2019/03/01更新)
コード | 4431 |
---|---|
会社名 |
(株)スマレジ |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
クラウド型POSレジ「スマレジ」の提供、 |
公募売出 価格 |
1370円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2019/2/28 |
初値 02/28 |
3225円 +135.40% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
スマレジ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2019/02/13(水)~02/19(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,759,500株
(内訳)
公募: 1,300,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 230,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 229,500
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2019/03/01更新)
想定発行価格 1370円
仮条件の価格(02/08) 1200~1370円
スマレジの強み
※独自の見解などを含みます。
- 新たなニーズを抽出しサービスの機能に反映させる技術力
- 月額利用料のみで初期導入コストを抑えられる
※大型レジスター、店舗サーバー不要。
※タブレットやレシートプリンターなどは別途初期費用あり - クラウドで常に新しい機能を利用できる
※軽減税率への対応、決済サービス、システム連携、セキュリティ強化など - サブスクリプション型ビジネス
※利用料による収入を継続的に得られる。解約率0.82% - 店舗用品の販売を行なうECサイト
※「STORE STORE」
<管理人コメント>
スマレジの利用料金プランは以下の通り。
かなり小規模であれば利用料金はなんと無料プランもあり!
2018/04期の売上高に対する各セグメントの内訳は以下の通り。
月額利用料による収入と周辺機器の販売による収入は約半々のようです。
直近の決算状況と業績の推移
2014/04 | 2015/04 | 2016/04 | 2017/04 | 2018/04 | 2018/10 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
124 | 348 | 608 | 938 | 1393 | 875 |
経常利益 (百万円) |
5 | 37 | 69 | 171 | 317 | 176 |
当期純利益 (百万円) |
△ 25 | 35 | 2 | 81 | 219 | 124 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
△ 742 | 525 | 35 | 11 | 28 | 16 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※2005/05有限会社ジェネフィクス・デザイン設立。システム開発部門を切り分け、株式会社プラグラムを設立。2016/11スマレジに商号変更。
2014/04 | 2015/04 | 2016/04 | 2017/04 | 2018/04 | 2018/10 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 180.65% | 74.71% | 54.28% | 48.51% | -37.19% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 640.00% | 86.49% | 147.83% | 85.38% | -44.48% |
<管理人コメント>
売上は右肩上がりで拡大しています。
経常利益も売上の拡大とともに拡大しています。
※連結子会社の「PLUGRAM USA ,Inc.(米国)」(2015/03設立)は、2018/05/02に精算完了。
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 1,618,520千円
第三者割当増資の手取概算 288,249千円
設備投資 794,337千円
※スマレジの機能強化、サーバー構築。スマレジ4.0の開発。顧客管理システム投資資金。基幹システムの投資資金。
人材確保の採用活動費、人件費増加分 696,642千円
新規顧客獲得、拡大の広告宣伝費 102,662千円
借入返済 96,000千円
残額 217,128千円
※設備投資、人件費の増加に支出する予定だが、具体化している事項はなし。
スマレジ の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 知名度向上による利用者拡大
※上場効果、広告宣伝 - 販売パートナーとの協業体制強化
※各種販売パートナー制度を導入している。現時点で145社。 - スマレジAPIの公開でサードパーティによる機能拡張を販売可能とする予定
※スマレジV4.0。トランザクションプラットフォームを目指す - スマレジ以外のシステム提供拡大
※タイムカード、給与計算、ウェイター - 軽減税率対策補助金による需要が見込まれる
※補助金事業における指定サービスベンダーとして指定されている
※駆け込み需要後の反動減は注意。 - 各種決済サービスとの連携でキャッシュレス化需要に対応
※海外の決済サービスとの連携なども。
<管理人コメント>
以下は、各プランごとのアクティブ店舗の推移です。
※アクティブ店舗とは、1ヶ月の間に商取引の記録を行った店舗のこと。
利用者の伸びは継続しており、売上高の拡大を裏付けるものとなっており、まだ成長拡大の継続が見込めそうな推移となっています。
以下は無料と有料プランの内訳です。
無料プランを利用している小規模な事業者がそう簡単に有料プランになるとは考えにくいものの、事業の拡大とともに有料プランに乗り換える可能性のあるユーザーであることは確かだと思います。
また無料プランを利用していたとしても、周辺機器の購入や、その他サービスの利用なども考えられるのではないでしょうか。
スマレジ以外のクラウドサービスは以下のものがあるようです。
・スマレジタイムカード
スマホやタブレットのカメラでの簡易認証がついた勤怠管理システム
・スマレジ給与計算
スマレジタイムカードの記録をもとに自動で給与を算出するシステム
・スマレジウェイター
スマホやタブレットを使って飲食店の各種注文業務をおこなうシステム
スマレジの営業展開でリクエストのあったものをシステム化しているということで、今後も要望によって新システムの展開があるかもしれません。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
徳田誠 | 取締役 | 21.87% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (9.87%) |
株式会社山本博士事務所 | ※A | 19.74% | 90日間、1.5倍除く |
株式会社徳田 | ※A | 12.00% | 90日間、1.5倍除く |
三菱UFJキャピタル5号 投資事業有限責任組合 無限責任組合員 三菱UFJキャピタル株式会社 |
7.80% | 90日間、1.5倍除く | |
株式会社MOCCI | ※A | 7.26% | 90日間、1.5倍除く |
株式会社MINATO | ※A | 6.96% | 90日間、1.5倍除く |
山本博士 | 代表取締役 | 6.29% | 90日間、1.5倍除く |
湊隆太朗 | 取締役 | 3.68% | 90日間、1.5倍除く |
望月拓也 | 監査役 | 2.98% | ※B 保有分売出 (20.12%) |
地引一由 | 取締役 | 2.06% | 90日間、1.5倍除く |
SMBCベンチャーキャピタル 2号投資事業有限責任組合 無限責任組合員 SMBCベンチャーキャピタル 株式会社 |
1.88% | 90日間、1.5倍除く | |
海老根智仁 | 1.28% | 90日間、1.5倍除く | |
株式会社ぐるなび | 取引先 | 0.89% | |
宮崎龍平 | 従業員 | 0.70% | ※B |
上記合計 | 95.39% |
※A 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
90日のロックアップ期間:2019/05/28
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
※B 第一回新株予約権についてはロックアップ90日間、1.5倍除く
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
徳田誠 | 取締役 | 180000 | 2.16% |
望月拓也 | 監査役 | 50000 | 0.60% |
合計 | 230000 | 2.76% |
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
初期コストがかかりそうなPOSシステムをクラウドで低コストで提供するというもので、利用者数も拡大していることからこれからの成長拡大にも期待したい会社です。
新規ニーズの抽出から新システムを開発したり、スマレジAPIの公開など新しいビジネス展開も面白そうだなと感じました。
基本的にロックアップは、ほぼしっかりしており、
ベンチャーキャピタルによる売り出しは心配ありません。
マザーズ市場としては公開株数は少し多い方なので初値抑制要因として気になります。
過去にマザーズで同程度以下の公開株数だったものを確認してみます。
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
9270 | SOU | 03/22 | 1,698,000 | 3300 | 4100 | 24.24% |
7041 | CRGホールディングス |
10/10 | 1,552,500 | 1120 | 1832 | 63.57% |
4427 | EduLab | 12/21 | 1,656,100 | 3,200 | 3,270 | 2.19% |
マザーズとはいえ、このくらいの公開株数だと初値の大きな上昇は見込みづらいでしょうか。
もちろん事業内容によってもだいぶ違ってくるとは思いますが。
IT関連で業績はしっかり拡大しているということで、同じような規模の他IPO案件と比較した場合、初値の上昇に期待したい部分は大きいです。
気になる点は、やはり昨年からの相場地合いが悪化したことで、年末のIPOは初値が意外な結果となったことです。
期待のし過ぎは禁物だと思いますので注意しておきたいところです。
まだ今年のIPOで上場したものはありませんので、これから上場する銘柄の状況を注目しながら今後のIPOについて考えていきたいとは思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
引受 | むさし証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | エース証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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