HPCシステムズ【6597】のIPO抽選申込どうする?

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HPCシステムズ【6597】のIPO抽選申込どうする?

 

 

hpc-sys-ipo

作成:2019/08/24 更新:2019/10/09

HPCシステムズ IPOの紹介

(※2019/10/09更新)

コード 6597
会社名

HPCシステムズ(株)

市場 マザーズ
事業内容

ハイパフォーマンス・コンピューティング分野の
科学技術計算に関連するソリューションの提供。
産業用コンピュータの開発、製造、販売

公募売出
価格
1990円
※仮条件の上限
上場日

2019/09/26

初値
09/26
1870円
-6.03%

 

※ハイパフォーマンス・コンピューティング・・・一般にスーパーコンピューターによる計算処理技術のこと

 

 

需要申告(ブックビルディング)スケジュール

 

HPCシステムズ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考

 

2019/09/09(月)~09/13(金)まで

=>最新IPOスケジュールをカレンダーで確認

 

IPOの申し込み期間は約5日間とかなり短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。

※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。

 

ipo-kabucom-banar

 

 

IPO抽選対象の株数

 

3,198,500株

 

(内訳)

公募: 50,000

引受人の買い取り引受による売り出し: 2,731,400

オーバーアロットメントによる売り出し: 417,100

 

過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感

hpc-sys-ipo-maza-zu
hpc-sys-ipo-kabusuu

 

 

想定発行価格と仮条件の価格

(※2019/10/09更新)

想定発行価格 1930円
仮条件の価格(09/06) 1,930~1,990円

 

 

HPCシステムズの強み

 

※独自の見解などを含みます。

  1. 理論化学の問題を取り扱う計算科学支援のノウハウ
    ※高性能コンピュータを駆使して科学技術上の問題を解決する
    ※量子化学計算、分子動力学計算
  2. 研究目的に応じて最適なシステム提案ができる
    ※科学技術計算、ビッグデータ解析、深層学習/AIなど
  3. HPCの導入から運用支援までワンストップ提供
  4. マテリアルズ・インフォマティクスのアプリケーション
    ※材料データベース、人工知能などを活用
  5. 全国にある大学の研究室や研究機関などとの関係性構築
  6. 産業用コンピュータの設計、試作、検証、製造、サポートまで一貫体制
    ※産業機器、Iot、industry4.0、ロボット、エッジコンピュータ

 

※HPC・・・ハイパフォーマンスコンピューティング
※CTO・・・configure to orderの略で特殊なコンピュータ製品を開発製造する受注仕様生産方式

 

point<管理人コメント>

 

以下は、2018/06期の売上高に対する事業別の内訳です。

hpc-sys-uriageuchiwake
HPC事業の方が売上割合が大きいですがそれぞれ存在感のあるものとなっています。

 

◆HPC事業の概要
hpc-sys-hpc-jigyou

 

高度すぎて一般人には理解しずらい分野ですが、とても時間のかかる計算を短縮化するためものすごい処理能力を必要とするのでハードソフトなど最適なシステムをきめ細やかに対応する必要があるのだろうなということは伝わります。

 

※紹介されているハードウェアの一部 hpc-sys-computer

 

サーバー、ワークステーション用のCPUで最大192コアとハイスペックな処理能力です。
個人のパソコンに比べたらとても処理能力が高いと思いますが、スーパーコンピューターといえば京のようなものを想像していたのですがちょっと違いました。

 

hpc-sys-computer2

 

こちらはGPUサーバーですが、画像処理やAIのディープラーニングで利用されるでしょうか。

 

※自社開発のソフトウエア hpc-sys-software

 

 

◆CTO事業
hpc-sys-cto

 

 

直近の決算状況と業績の推移

hpc-sys-gyouseki

※2014/06期は決算期変更により3ヶ月。
※2006/03有限会社ハンズオン設立。2006/07HPCシステムズ株式会社に変更。

 

クリック>>業績データを開く/閉じる

 

  2014/03 2014/06 2015/06 2016/06 2017/06 2018/06 2019/03
(第3四半期)
売上高
(百万円)
2666 370 2587 2896 3901 4053 4522
経常利益
(百万円)
130 △ 33 114 75 254 292 428
当期純利益
(百万円)
68 △ 30 42 39 163 190 267
1株当たり
配当額(円)
- - - - - - -
1株当たり
当期純利益(円)
8430 △ 3730 5248 4826 40 47 66

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2014/03 2014/06 2015/06 2016/06 2017/06 2018/06 2019/03
(第3四半期)
売上高の
前年同期比
- -86.12% 599.19% 11.94% 34.70% 3.90% 11.57%
経常利益の
前年同期比
- -125.38% 445.45% -34.21% 238.67% 14.96% 46.58%

 

point<管理人コメント>

売上は拡大傾向であるのが確認できます。
経常利益は少し鈍化したところもありますが売上の拡大に伴い拡大傾向になっています。

 

2014/06期の経常利益が赤字なのは、決算期変更によるものとのことで、 前期、次期の状況と合わせて考えると特に問題はなさそうです。

 

 

新規発行と増資による手取金の使途

hpc-sys-ipo-shito

 

新規発行による手取金の概算額 76,780千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 173,399千円

 

ソフトウエア開発費 135,000千円

※クラウドサービス用UI開発、クラウド運用システム開発、クラウド計算領域選択システム開発、サーバー増設費
サーバ取得費 90,000千円
※ベンチマーク取得用の掲載用サーバ検証機、高速ストレージの検証機
工場設備投資 15,000千円
※空調設備更新、事務所移設
人件費 10,179千円
※クラウド系技術者、営業員の採用費
残高 0 円

 

 

HPCシステムズ の成長余力

 

※独自の見解などを含みます。

  1. 大規模・高精度な科学技術計算向け高性能計算機の拡販強化
    ※HPC事業
  2. CTO事業は新しい分野での受注も展開
    ※現在は半導体検査装置、医療装置、アミューズメント機器向け
     画像処理、ディープラーニング、スマートファクトリーなど戦略分野とする
    ※2018/06 東京オリンピックパラリンピックのデジタルサイネージ分野、空港防犯システム
  3. AI技術を活用した研究開発活動が活発化している
  4. 5G次世代移動通信サービスの開始によりIot時代の成長が見込まれる
    ※エッジコンピューティングと親和性の高いCTO事業の拡大
  5. 認知度向上による新規顧客獲得
    ※上場効果、自社Webサイト、学会、展示会出展、マスメディア活用
  6. 新しいパートナーとの協業
    ※2019/06時点画像処理分野で協業

 

point<管理人コメント>

 

以下は、2019/03時点の売上高に対する内訳です。

hpc-sys-uriageuchiwake2
HPC事業の割合が大きくなっているのが確認できます。
売上金額で昨年末と比較してみると、2事業ともに昨年を上回るペースとなっており、特にHPC事業の伸びが大きくなっているようです。

 

 

初値上昇の期待について管理人コメント

 

point<管理人コメント>

ビッグデータやAIなどの分析処理は欠かせない分野となっています。その他、Iotやロボットなど成長分野には、これまでとは違うコンピュータが欠かせません。それらの市場拡大とともにHPCシステムズのノウハウが役に立つと思うので成長拡大に期待したい会社です。

 

ロックアップは大体しっかりしており問題ありません。

 

ベンチャーキャピタルによる売り出しとなっております。 ベンチャーキャピタルは成長を最大化したところで上場させて利益を確定するものですが、約9割りの保有分売出しとなっており利益確定の意思は明確です。

とはいえ、成長分野であり今後の開拓余地もあることを考えればそんなに心配しなくてもいいのかなと個人的には思いますがどうでしょうか。

 

マザーズ市場としては公開株数は多い方なので初値抑制要因として気になります。

 

過去にマザーズで同程度以下の公開株数だったものを確認してみます。

 

・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
4436 ミンカブ・ジ・インフォノイド 03/19 3,151,200 1,050 1,400 33.33%

 

・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
7047 ポート 12/21 3,673,600 1,480 930 -37.16%
6232 自律制御システム研究所 12/21 2,971,200 3,400 2,830 -16.76%
7048 ベルトラ 12/25 3,588,000 384 514 33.85%

 

・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
6544 ジャパンエレベーター
サービスホールディングス
03/17 3,335,000 550 890 61.82%
3994 マネーフォワード 09/29 2,931,000 1550 3000 93.55%
6561 HANATOUR JAPAN 12/15 2,932,500 2000 2200 10.00%

 

事業内容によって様々ですが、基本的に公開株数が多い分、初値の上昇はそれなりに抑制されるかなと感じます。

 

ポート、自律制御システム研究所は公募割れとなっていますが、2018/末は相場が大きく下落していたタイミングなので注意が必要です。一応、上場後は公募売出し価格を上回る上昇も見せています。現時点(2019/08/23)では公募売出し価格を下回っていますが。

 

マネーフォワードのように大きく上昇するケースもありますのでこのくらいの公開株数でも大きく上昇する場合も無いわけではありません。

 

業績は堅調で拡大傾向、画像処理やAI関連など新規分野の開拓など成長性も感じます。ベンチャーキャピタルによる売出しが気になる人がいるかもしれないことや公開株数が多いのであまり初値の大きな上昇は難しいかもしれませんがそれなりの上昇には期待したいです。

 

念の為、仮条件の価格や公募売出し価格などは確認して最終判断するのがいいかなと思います。

 

 

IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら

 

  証券会社名
主幹事 SMBC日興証券
引受 SBI証券
引受 みずほ証券
引受 東海東京証券
引受 むさし証券
引受 岩井コスモ証券

 

個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。

 

ipo-kabucom-banar

 

 

このページを見た人のアンケート

wan

=>他IPO銘柄の投票状況を見てみる

 

 

このページを見た人の初値予想

hatsune-yosou

結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。

 

 

口コミ評価など

 

 

 

 

 

 

株主の構成とロックアップ期間など

 

上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
  

氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ
TKTH投資事業
有限責任組合
  70.10% 180日間
保有分売出
(89.54%)
菱洋エレクトロ株式会社   10.34% 180日間
以下続きを開く/閉じる
ナラサキ産業株式会社   6.41% 180日間
小野 鉄平 代表取締役 3.06% 180日間
椎名 訓子 ※A 1.03%  
株式会社ハイアテック ※B 0.92%  
上記合計   91.86%  

※上記以下は省略しています。
※A 代表取締役の二親等以内の血族
※B 代表取締役の二親等以内の血族に議決権の過半数を所有されている会社

 

180日のロックアップ期間:2020/03/23

ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。

第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。

 

 

売り出し株式の詳細

 
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
 

氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合
TKTH投資事業
有限責任組合
  2731400 62.77%
合計   2731400 62.77%

 

 

point<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい






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