ALiNKインターネット【7077】のIPO抽選申込どうする?
作成:2019/11/08 更新:2019/12/14
目次
ALiNKインターネット IPOの紹介
(※2019/12/14更新)
コード | 7076 |
---|---|
会社名 |
(株)ALiNKインターネット |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
天気予報専門のネットメディア |
公募売出 価格 |
1700円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2019/12/10 |
初値 12/11 |
4020円 +136.47% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ALiNKインターネット の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2019/11/22(金)~11/28(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
580,900株
(内訳)
公募: 150,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 355,200
オーバーアロットメントによる売り出し: 75,700
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1470円
仮条件の価格(11/20) 1560~1700円
ALiNKインターネットの強み
※独自の見解などを含みます。
- 利用者の状況
※PCWeb、スマホアプリ合わせて年間約40億PV、twitterフォロワー約280万人。 - 天気だけでなく様々な情報を数多く発信
※天気予報:10種、観測:5種、防災情報:5種、季節情報:8種、天気図:3種、指数情報:27種、レジャー天気:10種 - 登山準備に使用する登山天気アプリ
※スマホ有料アプリ。30日お試し無料、240円/月 - 広告配信の気象データを加味した独自のアルゴリズム運用
※単価向上に役立つ - 気象予報士を抱える日本気象協会と共同運営
※企画制作、設計、データ提供、広告営業、市場分析など多岐にわたり業務分担
※広告収入は日本気象協会に入金された後、割合に応じて配分
<管理人コメント>
◆日本気象協会 tenki.jpのサイト
https://tenki.jp/
当然、情報の閲覧は無料であり、広告収入により事業が成り立っています。
提供されている情報は以下の通り。
思った以上に沢山の情報がありますね!
天気や気温がどれだけ生活に欠かせないものであり、アイス、ビールなどビジネスにも大きく関わっていることがわかります。
その他、PM2.5、花粉、スキー積雪、紅葉など自然に関する様々なデータを収集するし価値を生み出しているんだなというのを改めて実感できます。
スマホアプリは以下2つがあります。
googlePLAYの評価も掲載しておきます。
こちらは現在の天気・気温と雨雲がわかるアプリで利用は無料で、広告収入による運営となっています。
こちらは 登山者向け気象情報アプリで有料となっており、月額240円となっています。
直近の決算状況と業績の推移
※2013/03設立。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/02 2016/02 2017/02 2018/02 2019/02 2019/08
(第2四半期)売上高
(百万円)273 245 374 445 694 377 経常利益
(百万円)147 106 248 199 345 184 当期純利益
(百万円)97 68 161 132 232 121 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)323325 225194 538197 72 120 62 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/02 2016/02 2017/02 2018/02 2019/02 2019/08
(第2四半期)売上高の
前年同期比- -10.26% 52.65% 18.98% 55.96% -45.68% 経常利益の
前年同期比- -27.89% 133.96% -19.76% 73.37% -46.67%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向で直近ではその伸びも大きくなっています。
経常利益は、売上とは違い上下しているものの、拡大傾向ではあるのが確認出来ます。
2019/02期に伸びた要因としては、広告配信数が増えたことに加え、災害などで気象情報の高まりによりPV数が上がったことが影響しているようです。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 199,360千円
採用活動費、人件費 77,000千円
※サービス開発、運用のためのエンジニア
広告宣伝費 108,000千円
※天気予報専門メディアtenki.jpのための広告宣伝費
残高 14,360千円
※残額の使途は具体化事項なし
ALiNKインターネットの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 人工知能等の最先端技術の活用
- 異常気象や天災などまだ取り組むべき余地が十分にある
※必ずしも正確な情報がリアルタイムに共有されていない等
※災害発生で天気、防災情報への関心が高まりPV増加している - 気象予報士の有効活用
※難関資格にも関わらず多くが気象関連の業務についておらず社会問題になっている
※気象予報士のネットワーク化による新規ビジネス - 新規ソリューションの提供
※2018/12出資Nature innovation Groupとの連携強化
※他社との提携による事業創出
<管理人コメント>
以下は、サイト、アプリのPV数推移です。
tenki.jpのスマホアプリがリリースされた2016/02期頃に伸びているのと、直近の2019/02期も伸びていますが、災害などで気象情報への関心が高まったことが影響しているようです。
ちなみにPCでとスマホアプリ比率ですが、2015/02期はPCが48.9%だったのに対して、2019/02期は26.1%となっています。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 池田 洋人 代表取締役CEO 51.10% 90日間
保有分売出
(18.38%)松本 修士 取締役 42.93% 90日間
保有分売出
(18.39%)富田 知尚 取締役 3.21% 90日間 以下続きを開く/閉じる 池田 直紀 取締役 1.46% 90日間 一般財団法人日本気象協会 0.99% ※Y 藤倉 昭幸 従業員 0.12% 塚本 真由子 従業員 0.09% 高安 伸 従業員 0.09% 松田 茜 従業員 0.01% 合計 100.00%
※上記以下は省略しています。
90日のロックアップ期間:2020/03/08
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたもの(※Y)との間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 池田 洋人 代表取締役CEO 193000 9.39% 松本 修士 取締役 162200 7.89% 合計 355200 17.29%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
目論見書では大手の競合として「YAHOO!天気・災害」「ウェザーニュース」が挙がっていましたが、PV数が多いことを理由に自信を持っているなと感じました。
個人的にも天気や台風などで検索したときに上位に出てくるのでtenki.jpはよく見かけますので知名度はそれなりに高いと思います。
改めて比較してみると、YAHOOよりもtenki.jpの方が詳細なデータが多く表示されているように感じました。もちろん一般的には標準的なデータしか見ないのでどちらがいいかは人それぞれでしょうが、それなりに独自性はあるのかなと感じました。
ロックアップはしっかりしていますので特に問題はなし。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。
マザーズ市場と比較してみると公開株数は多くはないです。
参考として過去にマザーズで同程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7674 | NATTY SWANKY | 03/28 | 552,000 | 3,270 | 3,930 | 20.18% |
7062 | フレアス | 03/28 | 602,600 | 1,850 | 4,045 | 118.65% |
4440 | ヴィッツ | 04/08 | 460,000 | 2,650 | 6,100 | 130.19% |
7676 | グッドスピード | 04/25 | 632,500 | 1,400 | 1,750 | 25.00% |
4444 | インフォネット | 06/25 | 575,000 | 1,490 | 3,430 | 130.20% |
4446 | Link-U | 07/18 | 589,900 | 2,820 | 5,760 | 104.26% |
4880 | セルソース | 10/28 | 552,000 | 2280 | 6020 | 164.04% |
事業内容により様々ですが、このくらいの公開株数であれば大きな初値上昇も期待できるものとなっています。
業績はとても堅調でしっかり伸びていますし、ネットメディアは人気の分野だと思います。ネットメディアは玉石混交でもあると思っていますが、tenki.jpの知名度もそれなりに高いと思いますので人気はあると思います。公開株数は多くありませんので初値は大きな上昇に期待したいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | エース証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
裏 | カブドットコム証券 |
※2019/11/08 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
目論見書などで紹介されていない、委託証券としてカブドットコム証券がIPOを募集しているのが確認できました。ネット証券で平等抽選でもあるので積極的に参加したい人はお見逃しなく!
このページを見た人のアンケート
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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