インフォネット【4444】のIPO抽選申込どうする?
作成:2019/05/23 更新:2019/06/26
目次
インフォネット IPOの紹介
(※2019/06/26更新)
コード | 4444 |
---|---|
会社名 | (株)インフォネット |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
主にWebサイトの制作運営管理をおなう |
公募売出 価格 |
1490円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2019/06/25 |
初値 06/25 |
3430円 +130.20% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ブインフォネット の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2019/06/07(火)~06/13(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
575,000株
(内訳)
公募: 300,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 200,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 75,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2019/06/26更新)
想定発行価格 1350円
仮条件の価格(06/05) 1350~1490円
インフォネットの強み
※独自の見解などを含みます。
- 独自開発したクローズドソースのCMS
※脆弱性のあるオープンソースより商用向けに適している
※業務負担軽減と効果的なWEBマーケティングを実現する高機能 - WEBサイト構築・保守のワンストップサービス
※すべての業務を社内のみで完結。
営業、プログラマー、デザイナー、デバッガー、WEBディレクター、サポート - 周辺製品の開発をも合わせた課題解決力
※infoCRM(顧客管理システム)
※Q&Ai(人工知能搭載型チャットボットシステム)
※infoPUBLISHING(出版社向けWEB誌面データの一元管理編集)
※infoファイル便(メールに添付できない大容量ファイルのやり取り)
※宿ソリューション(ネット宿泊予約受付管理) - 月額利用料によるストックビジネス
<管理人コメント>
以下は、2018/03期の売上高に対するサービス別の内訳です。
製品プロダクトなどの内訳が開示されておらずよく分かりませんが、会社の公表資料では「infoCMS」が主力製品であり依存した事業経営となっていることが示されていますので、基本的にCMSによる売上割合が大きいのだろうと思います。また周辺製品はCMSの拡張機能という位置づけでCMSが必要な前提あればあまり区別は不要なのかもしれません。
売上の6割以上が月額利用料というのは、
ストックビジネスとしての強みを持っていることが確認できるものだと思います。
解約率などの情報は不明ですが、基本的に一度使いだしたらそれがないとWebサイトの運営が不可能(別システムへの移行も大変)になってしまいますのでよほどのことがない限り、解約にはなりにくいものだろうなとは思います。
契約方法はクラウド環境のほか、顧客が所有するサーバーへの導入などもできるようになっているようです。
・クラウド環境
初期料金 | 月額料金 | |
エンタープライズ | 350000 | 250000 |
ビジネス | 350000 | 150000 |
スタンダードPro | 150000 | 90000 |
スタンダード | 150000 | 50000 |
スタンダードLite | 150000 | 35000 |
・顧客所有サーバー環境
初期料金 | 月額料金 | |
エンタープライズライセンス | 300万円 | 38000円 |
スタンダードライセンス | 150万円 | 23000円 |
※2019/05/23時点公式サイトより
インフォネットのCMSを導入している企業には以下のような会社があるそうです。
・王子ホールディングス株式会社
・株式会社パソナグループ
・株式会社横浜国際平和会議場 パシフィコ横浜
・東京臨海高速鉄道株式会社
・株式会社日本レストランエンタプライズ
・楽天損害保険株式会社
・独立行政法人 産業技術総合研究所
・世田谷目黒農業協同組合(JA世田谷目黒)
・東京ロケーションボックス
・日本赤十字社医療センター
・東京歯科大学
・成蹊小学校
直近の決算状況と業績の推移
※決算期の変更により2016/03期は15ヶ月間となっています。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2013/12 | 2014/12 | 2016/03 | 2017/03 | 2018/03 | 2018/12 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
465 | 447 | 763 | 710 | 752 | 482 |
経常利益 (百万円) |
55 | 2 | 92 | 146 | 163 | 18 |
当期純利益 (百万円) |
46 | 4 | 62 | 43 | 111 | 11 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
104213 | 7963 | 141975 | 28 | 72 | 7 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2013/12 | 2014/12 | 2016/03 | 2017/03 | 2018/03 | 2018/12 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | -3.87% | 70.69% | -6.95% | 5.92% | -35.90% |
経常利益の 前年同期比 |
- | -96.36% | 4500.00% | 58.70% | 11.64% | -88.96% |
<管理人コメント>
売上は、2014/12期に少し鈍化する動きがありましたがその後は拡大傾向。
2019/03期の第3四半期時点での進捗率は鈍化しているように見えますが第4四半期の偏りによる影響が大きいようです。
経常利益は売上に伴った推移となっておりますが、 売上と同じく、2019/03期の第3四半期時点では大きく鈍化しているように見えますがこちらも売上と同じく第4四半期の偏りによるもののようです。
会社の説明によると3月に納期が集中するため特に第4四半期は売上が大きくなるそうです。
・2018/03期の内訳
第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | |
売上高(千円) | 117334 | 119020 | 181018 | 334817 |
営業利益 (千円) |
3549 | 27062 | 28735 | 103759 |
売上高 (年間比率) |
15.60% | 15.82% | 24.07% | 44.51% |
営業利益 (年間比率) |
2.18% | 16.59% | 17.62% | 63.61% |
第4四半期の売上は4割以上!営業利益は6割以上!
公表資料を確認すると2019/03期の監査前データがありましたので確認しておきます
・2019/03期の内訳
第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | |
売上高(千円) | 168417 | 146608 | 167193 | 362392 |
営業利益 (千円) |
124 | -348 | 18298 | 146824 |
売上高 (年間比率) |
19.94% | 17.36% | 19.80% | 42.91% |
営業利益 (年間比率) |
0.08% | -0.21% | 11.10% | 89.04% |
なんと第4四半期は、営業利益が約9割近くにも偏っている!?
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 362,600千円
人員採用費、人件費 123,000千円
※営業部門、製作部門
オフィス増床費用 65,000千円
※本社オフィス、佐賀支店オフィス
サーバーのクラウド環境移行 20,000千円
※福井支店
広告宣伝費 77,000千円
※会社認知度向上、製品拡販のため
研究開発費 77,600千円
※CMS関連製品、サービス及びAI関連製品・サービスの新機能開発等
残額 0円
インフォネット の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 営業体制強化による新規顧客獲得
※教育訓練、展示会出店、プレスリリース、広告宣伝 - 既存顧客のアフターフォロー強化による追加受注推進
- 新製品・新サービスの開発
※AI関連技術など積極的に取り組む
<管理人コメント>
AI技術を活用としているものとして「Q&Ai」というものがあります。
最近、企業のWEBサイトなどで見かけますが、チャットで自動応答してくれるもののようです。訪問者が入力した文章の解析や質問を学習していくことで精度が向上していくというものだろうと思われます。
2018/02月に開発されたばかりのものだそうです。周辺製品の機能に魅力が高まれば顧客増加要因になると思いますので今後の成長は周辺製品に注目しておくといいかもしれません。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
㈱フォーカス | ※A | 63.28% | 180日間 保有分売出 (1.74%) |
㈱アライアンスパートナー | 14.49% | 180日間、1.5倍除く | |
㈱ベクトル | 4.83% | ※X | |
㈱パスファインダー | ※A | 4.25% | 180日間 |
岸本 誠 | 代表取締役社長 | 2.51% | 180日間 |
以下続きを開く/閉じる | |||
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ㈱ | 1.93% | 180日間、1.5倍除く | |
Link Asia Capital㈱ | 0.97% | 180日間 | |
上記合計 | 92.26% |
180日のロックアップ期間:2019/12/21
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。 ※X 有償第三者割当
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
㈱フォーカス | ※A | 20000 | 1.10% |
合計 | 20000 | 1.10% |
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
今や個人のWEBサイトなどでは、無料で使えるCMSを使うのが当たり前になっています。商用向けに独自開発することで企業でも安心して使えるものを提供しようとしているところにオープンソースとの棲み分けがあるのかなということは感じることができました。
業績は堅調に拡大しており、ストックビジネスとしての強みがあり、AIなどの最新技術を積極的に取り入れている点など今後に期待したい会社です。
ロックアップは、ほぼされており心配なさそうです。
ベンチャーキャピタルによる売り出しも特に心配ありません。
マザーズ市場としては公開株数は少ない方だと思いますので初値上昇要因でしょうか。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7674 | NATTY SWANKY | 03/28 | 588,800 | 3,270 | 3,930 | 20.18% |
7062 | フレアス | 03/28 | 602,600 | 1,850 | 4,045 | 118.65% |
7063 | エードット | 03/29 | 690,000 | 1,110 | 2,453 | 120.99% |
4440 | ヴィッツ | 04/08 | 460,000 | 2,650 | 6,100 | 130.19% |
事業内容によりますが、このくらいの公開株数であれば大きな初値上昇にも期待できるものであることが確認できます。
とりあえず業績は堅調に拡大傾向と思われ、ストックビジネスで経常利益も堅調に推移しています。公開株数も少ない方なので初値上昇には期待したいものだと思います。
※2019/03期の業績に関してはまだ未確定であり、第4四半期の偏りが大きいのでちょっと気になるところではあります。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | SBI証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | 藍澤證券 |
引受 | 極東証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 東洋証券 |
引受 | むさし証券 |
引受 | エイチ・エス証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | 丸三証券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | エース証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
ネット証券のSBI証券が主幹事なのはチャンスです!
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2019/05/23 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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