ビザスク【4490】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/02/07 更新:2020/09/17
目次
ビザスク IPOの紹介
(※2020/09/17更新)
コード | 4490 |
---|---|
会社名 |
(株)ビザスク |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
ビジネス領域の知見をもつ |
上場日 |
2020/03/10 |
公募売出 価格 |
1500円 ※仮条件の上限 |
初値 03/10 |
1310円 -12.67% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ビザスク の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/02/20(木)~02/27(木)まで
IPOの申し込み期間は約8日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
3,269,600株
(内訳)
公募: 888,500
引受人の買い取り引受による売り出し: 2,343,200
オーバーアロットメントによる売り出し: 426400
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/09/17更新)
想定発行価格 2100円
仮条件の価格(02/19) 1,300~1,500円
ビザスクの強み
※独自の見解などを含みます。
- スーピーディーで効率的に知見にアクセスできる
※ピンポイントのキーワードで知見を特定できる、最短で当日。 - より多くの経験者の知見に基づく情報で判断できる
※アドバイザー10万人超、約500業種網羅 - 短時間取引で利用できる
※スポットコンサル=1時間単位の電話や対面インタビュー - これまでの実績を活かしたマッチング精度
※累計4.4万件を超え
※顧客が自らプラットフォーム利用する他、フルサポートで依頼に基づいたマッチングが可能
<管理人コメント>
様々な業種から知見を持っている方が登録されており、必要とする顧客とマッチングすることができるようです。
ビザスクinterviewがメインサービスだそうですが、その他にも以下のようなサービスラインナップがあります。
直近の決算状況と業績の推移
※2012/03㈱walkntalk設立。2014/11㈱ビザスクへ商号変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/02 2016/02 2017/02 2018/02 2019/02 2019/11
(第3四半期)売上高
(百万円)4 22 100 264 614 698 経常利益
(百万円)△ 41 △ 88 △ 121 △ 58 24 58 当期純利益
(百万円)△ 41 △ 89 △ 122 △ 59 27 55 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 17931 △ 31999 △ 796 △ 8 4 7 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/02 2016/02 2017/02 2018/02 2019/02 2019/11
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 450.00% 354.55% 164.00% 132.58% 13.68% 経常利益の
前年同期比- -114.63% -37.50% 52.07% 141.38% -141.67%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向ですが昨年に急拡大しているのが確認できます。
経常利益は当初赤字が続いていたものの昨年黒字転換し拡大傾向になっています。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 956,450千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 414,141千円
借入金の返済 201,108千円
広告宣伝費 105,000千円
※サービス知名度向上、アドバイザー・依頼者の獲得
採用費、人件費の一部 1,064,483千円
残高 0 円
ビザスク の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 顧客内での横展開で利用者拡大を図る
※コンサルティングファーム - 金融機関の大手顧客を新規開拓
- マーケティング活動に積極的なリソース投下で成長加速
※従来は限定的であった
※事業法人へのリーチ拡大 - データベースを活用した新たな商材開発
- 海外アドバイザーの獲得による利用者拡大
※国内法人から海外知見のニーズが高まっている - 海外法人へのマーケティング拡大
※東南アジアを中心
<管理人コメント>
以下はアドバイザーと顧客の推移をグラフにしたものです。
2つとも拡大傾向にありますが、特に法人クライアント口座数は伸びが加速しているように見えます。
1口座あたりの取り扱い高が増えており、サービスの利用が増えているのかなと感じさせます。
昨年、売上が急増したのは、「利用者の増加X取り扱い高増加」によるものかなと感じます。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 端羽 英子 代表取締役社長CEO 51.56% 90日間
保有分売出
(1.32%)A-Fund Ⅱ, L.P. 11.59% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(65.00%)DACベンチャー
ユナイテッド・ ファンド
1号投資事業有限責任組合9.67% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(74.99%)以下続きを開く/閉じる 花村 創史 取締役 4.95% ※Y CA Startups Internet
Fund1号
投資事業有限責任組合4.24% 全て売出し DBJキャヒ タル投資事業
有限責任組合2.46% 全て売出し みずほ成長支援投資事業
有限責任組合2.46% 全て売出し CA Startups Internet
Fund2号
投資事業有限責任組合2.04% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(22.78%)平林 芳彦 ※A 1.42% 瓜生 英敏 取締役 1.22% 90日間
保有分売出
(7.03%)安岡 徹 取締役 1.08% 90日間
保有分売出
(15.72%)青柳 直樹 0.79% 90日間 A-Fund Ⅱ Affiliates
Fund, L.P.0.74% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(64.92%)上記合計 94.22%
※上記以下は省略しています。
※A 新株予約権信託の受託者
※Y 売出し分を除き、新株予約権
90日のロックアップ期間:2020/06/07
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関し、新株予約権の割当を受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 A-Fund Ⅱ, L.P. 666200 7.53% DACベンチャー
ユナイテッド・ ファンド
1号投資事業有限責任組合641200 7.25% CA Startups Internet Fund1号
投資事業有限責任組合375000 4.24% 以下続きを開く/閉じる DBJキャヒ タル投資事業
有限責任組合217500 2.46% みずほ成長支援投資事業
有限責任組合217500 2.46% 端羽 英子 代表取締役社長CEO 60000 0.68% 花村 創史 取締役 60000 0.68% A-Fund Ⅱ Affiliates
Fund, L.P.42200 0.48% CA Startups Internet Fund2号
投資事業有限責任組合41000 0.46% 安岡 徹 取締役 15000 0.17% 瓜生 英敏 取締役 7600 0.09% 合計 2,343,200 26.50%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
登録しているアドバイザーの円グラフを見てみると知見を多く持っているシニア層の参加があるのは素晴らしいと思いました。
人生100年時代と言われるなか、人手不足で少子高齢化のなかにおいてはシニア層の知見を活用するのは必須の流れだと思います。
さらには企業によっては副業など働き方改革が推奨されるようになってきており、スキマ時間が活用するのにまさにピッタリなサービスです。
アドバイザー、依頼者が増加しており、取り扱い高も増加しているということでニーズの高さも感じることができるので、これからの成長に期待したい会社だなと思います。
基本的にロックアップは、しっかりしており問題なし。
ちょっと気になるのはベンチャーキャピタルによる売出しがあることでしょうか。
全体としての割合は限定的ではありますが、その多くが全て売出し、または6割~7割の売出しがあり、利益確定の意思が明確です。ベンチャーキャピタルはある程度、成長しきったところで上場することにより利益確定するものなので今後の成長性がどれだけ想定発行価格に織り込まれているかは注意したいところです。
マザーズ市場としては公開株数は多いので初値抑制要因として気になります。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4436 | ミンカブ・ジ・インフォノイド | 03/19 | 3,151,200 | 1,050 | 1,400 | 33.33% |
6597 | HPCシステムズ | 09/26 | 3,198,500 | 1990 | 1870 | -6.03% |
4484 | ランサーズ | 12/16 | 3,000,000 | 730 | 842 | 15.34% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7047 | ポート | 12/21 | 3,673,600 | 1,480 | 930 | -37.16% |
6232 | 自律制御システム研究所 | 12/21 | 2,971,200 | 3,400 | 2,830 | -16.76% |
7048 | ベルトラ | 12/25 | 3,588,000 | 384 | 514 | 33.85% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6544 | ジャパンエレベーター サービスホールディングス |
03/17 | 3,335,000 | 550 | 890 | 61.82% |
事業内容により様々ですが初値の大きな上昇は難しい傾向にあると思います。
ジャパンエレベーターサービスホールディングスのように意外な上昇を見せたものもありますが、場合によっては公募割れするものもありますので、しっかり吟味する必要があると思います。
ちなみに、「ポート」と「自律制御システム研究所」はそこそこの下落幅で公募割れとなっていますが、2018年12末は相場が急落しており、地合い悪化による影響を受けているものなので考慮して分析しておくとよいです。
業績はとても伸びており、IT関連のマッチングサービス、働き方改革銘柄で人気はあると思います。ただし公開株数が多いので正直、初値がどうなるかはわかりません。個人的にはそれなりの上昇をして欲しいものの、ベンチャーキャピタルによる売出しはやはり気になるところ。
公開株数が多いこともあって予測が難しいですが、仮条件の価格と最終的な公募売出しは必ず確認してから最終的な判断をするといいと思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | 野村證券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
このページを見た人のアンケート
このページを見た人の初値予想
結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
★この記事を読んだ方はシェア/ブックマークで応援お願いします。
スポンサードリンク
お役立ち関連記事
ついでに読みたい
- ペルセウスプロテオミクス【4882】のIPO抽選申込どうする?
- Macbee Planet【7095】のIPO抽選申込どうする?
- バリオセキュア【4494】のIPO抽選申込どうする?
- NexTone【7094】のIPO抽選申込どうする?
- サイバーセキュリティクラウド【4493】のIPO抽選申込どうする?
- アディッシュ【7093】のIPO抽選申込どうする?
- ヴィス【5071】のIPO抽選申込どうする?
- リバーホールディングス【5690】のIPO抽選申込どうする?
- ゼネテック【4492】のIPO抽選申込どうする?
- 日本インシュレーション【5368】のIPO抽選申込どうする?
IPO2020年03月IPO2020年03月