アディッシュ【7093】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/03/03 更新:2020/09/17
目次
アディッシュ IPOの紹介
(※2020/09/17更新)
コード | 7093 |
---|---|
会社名 |
アディッシュ(株) |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
ソーシャルアプリなどのカスタマーサポート、 |
上場日 |
2020/03/25 |
公募売出 価格 |
1230円 ※仮条件の上限 |
初値 03/26 |
2101円 +70.81% |
<管理人コメント>
社名の由来ですが、dishは英単語でお皿という意味ですが、多種多様な世の中のニーズや社会課題の受け皿となり自社の事業で支えて活きたいという想いが込められているそうです。
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
アディッシュ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/03/09(月)~03/13(金)まで
IPOの申し込み期間は約5日間とかなり短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
335,000株
(内訳)
公募: 237,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 68,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 30,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/09/17更新)
想定発行価格 1090円
仮条件の価格(03/05) 1,110~1,230円
アディッシュの強み
※独自の見解などを含みます。
<ソーシャルアプリサポート>
- 10カ国以上の言語に対応
※海外市場向けにサービスを展開している顧客企業向け - 独自開発したシステムによる効率的な運営
※自社で判断できない場合、顧客企業と連携した問い合わせ対応が可能
※非常に速い速度で開発がなされる業界に対応できる
<インターネットモニタリング>
- 24時間365日体制で不適切なものをモニタリング
※発見時に注意、報告、警告、非表示等 - 効率的なモニタリングシステム
- 複数のオウンドメディア投稿のモニタリング業務を同一のシステムで行うことが可能
- オウンドメディア以外に多様なサービスを提供
※SNS・ライブ配信動画モニタリング、決済の不正対策、本人確認業務、メディアの記事審査など
<管理人コメント>
以下は、2018/12期の売上高に対する各サービス別の内訳です。
売上の8割以上がソーシャルサポート、インターネットモニタリングが占めます。
その他は、スクールガーディアン、フロントサポートなどになります。
以下、事業系統図になります。
フロントサポートはソーシャルメディアの企業公式アカウント運営に関することや企業のサイトにチャットボットを設置したりするサービスだそうです。
スクールガーディアンは、教育委員会や学校などが顧客で、いじめの可能性のあるネットの書き込みなどをモニタリングして生徒指導に活かしていくものだそうです。
ネットのモニタリングを学校が公式におこなっているなんてすごい時代ですね。まぁある意味、これまで可視化できなかったものが見えるようになっていいことと言えないくもないかな?
直近の決算状況と業績の推移
※2014/10設立。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2017/12 2018/12 2019/09
(第3四半期)売上高
(百万円)1907 2160 1805 経常利益
(百万円)△ 32 45 75 当期純利益
(百万円)△ 21 36 48 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 20 25 34 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/12 2018/12 2019/09
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 13.27% -16.44% 経常利益の
前年同期比- 240.63% 66.67%
以下、単体決算
2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 売上高
(百万円)340 1342 1530 1887 2087 経常利益
(百万円)9 △ 21 8 △ 48 99 当期純利益
(百万円)232 212 360 451 626 1株当たり
配当額(円)956 931 32 40 55 1株当たり
当期純利益(円)5083 4654 158 66 91 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2014/12 2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 売上高の
前年同期比- 294.71% 14.01% 23.33% 10.60% 経常利益の
前年同期比- -333.33% 138.10% -700.00% 306.25%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は赤字のところもありますが直近では黒字化し拡大傾向にはなっています。
海外へ展開している企業などのサービス提供なのか為替の影響があるみたいでしたので紹介しておきます。
<為替差損>
2017/12 約5.7百万円
2018/12 約1.1百万円
・連結子会社の詳細
子会社化 | 会社名 | 所在地 | 事業内容 |
2015/01 | アディッシュプラス株式会社 | 沖縄県 | カスタマーリレーション事業 |
2017/08 | adish InternationalCorporation | フィリピン |
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 232,463千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 30,084千円
業務プロセス効率化、技術開発研究 68,541千円
※カスタマーリレーションサービスの提供における業務プロセスの効率化
※自動化等の技術開発研究
福岡センター増床など 54,446千円
人材採用費 139,560千円
残高 0円
アディッシュ の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 人材の獲得による事業拡大
- その他事業の拡大
※スクールガーディアン、フロントサポート - AIやRPA等を活用した自動化による業務効率化
※技術研究開発中 - 新規サービス開発
※インターネット上で新たに発生する課題を随時リサーチ - 顧客企業の属する市場のさらなる拡大が見込まれている
※国内MaaS市場規模は2025年に2兆1042億円
※連動してカスタマーリレーション事業の需要拡大
<管理人コメント>
各サービスの売上内訳を知りたかったのですが、2019/12時点の状況は公表されていません。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 株式会社ガイアックス 41.79% 180日間、1.5倍以上
保有分売出
(0.00%)江戸浩樹 代表取締役 12.41% 180日間
保有分売出
(0.00%)MSIVC2016V投資事業
有限責任組合8.46% 以下続きを開く/閉じる コロプラネクスト7号
ファンド投資事業組合7.60% 180日間 株式会社
モバイルファクトリー2.34% 180日間 株式会社ヴァル研究所 2.34% 180日間 株式会社セレス 2.34% 180日間 フリービット
インベストメント株式会社1.81% みずほ成長支援第2号
投資事業有限責任組合1.81% 杉之原明子 取締役 1.23% 180日間
保有分売出
(0.00%)池谷昌大 取締役 1.23% 180日間
保有分売出
(0.00%)石川琢磨 取締役 1.23% 180日間
保有分売出
(0.00%)吉川敏広 取締役 1.23% 180日間
保有分売出
(0.00%)株式会社ペイフォワード ※A 0.91% 上記合計 86.73%
※上記以下は省略しています。
※A 役員等により総株主の議決権の過半数を所有されている会社
180日のロックアップ期間:2020/09/21
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 株式会社ガイアックス 50000 3.02% 江戸浩樹 代表取締役 10000 0.60% 杉之原明子 取締役 2000 0.12% 以下続きを開く/閉じる 池谷昌大 取締役 2000 0.12% 石川琢磨 取締役 2000 0.12% 吉川敏広 取締役 2000 0.12% 合計 60000 3.63%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
サポート業務は人件費がかかるだけに、専門の業者が複数の事業者を対象にアウトソーシングした方が効率的でコストが抑えられます。人手不足の時代においては必須のサービスですね!
インターネットのモニタリングは、ネット時代ならではの新しいサービスですが、あらゆるネットサービスが増えている中においては需要も沢山あるだろうなと思います。
人的サービスが主となっているだけに人手不足などの社会的背景は気になるところですが、今後は自動化などの技術開発中とのことなのでその点は今後に期待したいところです。
一部ロックアップされていないのは初値抑制の要因として気になります。
一応、第三者割当等に関しては継続確約となっていますし、売出し対象となっていないということはしばらく売る気はないという見方ができますが、ベンチャーキャピタルだけに初値の上昇具合によってはすぐに売却する可能性もあるのかなと思ってしまいます。
マザーズ市場としては公開株数は少ない方なので初値上昇要因として期待したいです。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4434 | サーバーワークス | 03/13 | 370,400 | 4,780 | 18,000 | 276.57% |
7064 | ハウテレビジョン | 04/24 | 363,400 | 1,210 | 3,745 | 209.50% |
4482 | ウィルズ | 12/17 | 368,000 | 960 | 4535 | 372.40% |
7080 | スポーツフィールド | 12/26 | 347,000 | 2730 | 8500 | 211.36% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4390 | アイピーエス | 06/27 | 368,000 | 3900 | 6670 | 71.03% |
7039 | ブリッジインターナショナル |
10/03 | 351,600 | 2310 | 4920 | 112.99% |
4424 | Amazia | 12/20 | 339,800 | 1,320 | 1,756 | 33.03% |
さすがにこのくらい少ない公開株数だと初値は大きく上昇する傾向が高いです。
Amaziaの上昇は小幅になっていますが、2018/12は相場が急落したタイミングだったので例外です。
個人的にベンチャーキャピタルのロックアップなしがとても気になっていますが、わざと初値を高騰させてから、上場後に売却していく感じなのかな?と思ったりもします。とりあえず初値では売ってこないことを祈るばかり。それは気にし過ぎかな?
業績は拡大傾向で、IT関連と連動した事業で、人手不足を解消するシェアリングエコノミーということでトレンドではあると思います。何より公開株数が少ないので初値は大きく上昇することに期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | SBI証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 藍澤證券 |
引受 | エイチ・エス証券 |
引受 | むさし証券 |
ネット証券のSBI証券が主幹事なのはチャンスです!
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=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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