ゼネテック【4492】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/02/27 更新:2020/09/17
目次
ゼネテック IPOの紹介
(※2020/09/17更新)
コード | 4492 |
---|---|
会社名 |
(株)ゼネテック |
市場 |
ジャスダック(スタンダード) |
事業内容 |
移動体通信機分野、 |
上場日 |
2020/03/19 |
公募売出 価格 |
1700円 ※仮条件の上限 |
初値 03/19 |
1620円 -4.71% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ゼネテック の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/03/03(火)~03/09(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
507,400株
(内訳)
公募(自己株式の処分): 312,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 129,300
オーバーアロットメントによる売り出し: 66,100
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/09/17更新)
想定発行価格 1700円
仮条件の価格(02/28) 1,600~1,700円
ゼネテックの強み
※独自の見解などを含みます。
<全体>
- ソフトウェアとハードウェアの一体型システム開発力
※組み込みシステム開発にはハードウェア制御の知識が必須 - 通信・ネットワーク分野の開発技術力
※移動体通信気分野(ポケットベル、携帯電話、PHS)の実績など
<ソフトウェア開発>
- 分析・設計から評価業務まで提供
<ハードウェア開発>
- ハードウェア開発からソフトウェア開発までシームレスに受託
※システム検討→回路設計→RTL設計→基板製作→実機評価→ソフト開発
<エンジニアリングソリューション>
- 「Mastercam」の日本総代理店
※1990年より取得。豊富な技術力と提案力
※3次元CAD/CAMソフトウェア - 「FlexSim」の日本総代理店
※2018/08より取得。
※3次元シミュレーションツール
<管理人コメント>
2019/03期の売上に対する各事業の内訳は以下の通り。
システム受託開発が約7割りとなっています。
システム受託開発では以下のようなものを開発しています。
全国の拠点は以下の通り。
直近の決算状況と業績の推移
※1985/07設立。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2018/03 2019/03 2019/12
(第3四半期)売上高
(百万円)4005 4483 3385 経常利益
(百万円)135 276 153 当期純利益
(百万円)84 180 100 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)56 120 67 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/03 2019/03 2019/12
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 11.94% -24.49% 経常利益の
前年同期比- 104.44% -44.57%
以下、単体決算
2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 売上高
(百万円)2844 3144 3657 3950 4440 経常利益
(百万円)83 206 288 107 262 当期純利益
(百万円)25 △ 323 299 64 169 1株当たり
配当額(円)3500 3500 3500 3500 3500 1株当たり
当期純利益(円)16526 △ 216418 200077 43 113 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 売上高の
前年同期比- 10.55% 16.32% 8.01% 12.41% 経常利益の
前年同期比- 148.19% 39.81% -62.85% 144.86%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は変動がありますが全体としてはここ数年、横ばい傾向といったところでしょうか。
・連結子会社の詳細
子会社化 | 会社名 | 所在地 | 事業内容 |
2015/11 | アプリハウス株式会社 | 東京都 | エンジニアリングソリューション事業 |
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 483 百万円
第三者割り当て増資の手取概算上限 百万円
開発費、広告宣伝費 186 百万円
※製造業の変革、デジタルトランスフォーメーションの推進に向けた新製品、サービスソリューションを開発するため
※展示会出店費用等の広告宣伝費
採用費、教育訓練 183 百万円
※システム受託開発事業におけるエンジニア
エンジニアソリューション事業関連 62 百万円
※販売代理店のトレーニング強化
※取扱商品に係るマーケティング強化
残高 52 百万円
※残額は借入金の返済、社債の期日前償還原資
ゼネテック の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- オートモーティブやデジタル家電など分野を主力に確実な成長
- 新規顧客開拓と販売先分野の拡大
※展示会やセミナー等への出展に積極的に取り組む
※主力技術分野での提案力を強化、営業体制の強化 - 代理店網を活用したソリューション販売力の強化
※中小企業向けの新規顧客開拓余地が大きく残っていると期待
※約500社の販売店 - 成長が見込まれるIot関連商材と組み合わせた事業展開
※独自の製造業向けIotソリューションを開発、商材発掘 - 「ココダヨ」の事業基盤拡大と収益化
※災害時位置情報自動通知システム
※2018/09 NTTドコモの「スゴ得」に採用
※2019/08 KDDIの「スマートパス」に採用
<管理人コメント>
2019/12時点の売上に対する各事業の内訳は以下の通り。
エンジニアリングソリューションの売上割合が増えています。
売上金額でみるとエンジニアリングソリューション事業は昨年を上回るペースの進捗率となっています。。
「Mastercam」がライセンス販売だけでなくサポートやトレーニングなどの関連サービスでも伸びているそうです。
ただし主力のシステム受託開発は、昨年を下回るペースで推移しています。
会社の説明では、半導体製造装置向けの量産品ハードウェア開発について、エンドユーザー企業からの発注遅れの影響で落ち込んだとあります。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 上野 憲二 代表取締役社長 41.85% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(7.43%)上野 大輔 ※A、従業員 21.64% 90日間、1.5倍以上 山田 陽國 10.07% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(37.04%)以下続きを開く/閉じる ゼネテック従業員持株会 7.59% 井上 由佳 ※A 5.41% 90日間、1.5倍以上 八戸 雅利 取締役 3.42% 90日間、1.5倍以上 夏野 剛 2.49% 90日間、1.5倍以上 金井 登志雄 取締役 1.87% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(64.33%)遠藤 直哉 1.24% 90日間、1.5倍以上 上記合計 95.58%
※上記以下は省略しています。
※A 代表取締役社長の二親等内の血族
90日のロックアップ期間:2020/06/16
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 山田 陽國 60000 3.73% 上野 憲二 代表取締役社長 50000 3.11% 金井 登志雄 取締役 19300 1.20% 合計 129300 8.04%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
創立から34年以上で移動体通信機分野、自動車関連の組み込みシステムなどの実績があり技術力は確かなものだと思います。Iot関連はトレンドですし、ソフトウェアとハードウェアの一体型システム開発力を活かして今後の成長に期待したい会社かなと思います。
ゼネテック従業員持株会はロックアップなしですが、それ以外はロックアップありなので基本的に問題はなさそうです。
ジャスダック市場としては公開株数は普通くらいです。
過去にジャスダック市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7058 | 共栄セキュリティーサービス | 03/18 | 494,500 | 2,100 | 2,866 | 36.48% |
7682 | 浜木綿 | 10/18 | 538,200 | 2120 | 2950 | 39.15% |
・2018年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6578 | エヌリンクス | 04/27 | 469,200 | 1810 | 3780 | 108.84% |
4421 | ディ・アイ・システム |
10/19 | 520,900 | 1280 | 3300 | 157.81% |
7042 | アクセスグループ・ホールディングス |
11/06 | 460,000 | 1340 | 3500 | 161.19% |
2970 | グッドライフカンパニー | 12/17 | 460,000 | 1600 | 1951 | 21.94% |
・2017年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1439 | 安江工務店 | 02/10 | 563,700 | 1250 | 1300 | 4.00% |
3560 | ほぼ日 | 03/16 | 460,000 | 2350 | 5360 | 128.09% |
3562 | No.1 | 03/28 | 506,000 | 1570 | 3460 | 120.38% |
7808 | シー・エス・ランバー | 11/15 | 494,500 | 1480 | 2724 | 84.05% |
9264 | ポエック | 11/28 | 531,300 | 750 | 3280 | 337.33% |
ジャスダックは、社歴が長い会社が多いので成長余力という点で、初値は抑制される傾向があるかなとは思いますが、事業内容によっては大きく上昇するものも多いです。
業績は拡大傾向なものの、2019/12時点の進捗が気になりましたが、顧客の発注遅れということは業績にも遅延して売上が計上されてくるというだけなのかな?
それでもとりあえずは拡大傾向は維持しておりますし、IT関連ですし、Iotの強みを活かせる技術力が魅力の会社だと思います。公開株数は特別、多いというわけではないのでそれなりには上昇することに期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
積極的に申し込まれる方は、ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
※2020/02/27 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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