フォースタートアップス【7089】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/02/12 更新:2020/09/17
目次
フォースタートアップス IPOの紹介
(※2020/09/17更新)
コード | 7089 |
---|---|
会社名 |
フォースタートアップス(株) |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
スタートアップ企業に対して人材紹介、採用支援。 |
上場日 |
2020/03/13 |
公募売出 価格 |
1770円 ※仮条件の上限 |
初値 03/13 |
1628円 -8.02% |
<管理人コメント>
会社名は英語で「for Startups」です。カタカナ読みするときに区切りは「フォー」+「スタートアップ」ですね。
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
フォースタートアップス の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/02/26(水)~03/03(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
920,000株
(内訳)
公募: 200,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 600000
オーバーアロットメントによる売り出し: 120000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/09/17更新)
想定発行価格 1520円
仮条件の価格(02/21) 1,700~1,770円
フォースタートアップスの強み
※独自の見解などを含みます。
- 日本の成長産業セクターに特化した情報プラットフォーム
※STARTUP DB、無料公開
※日本最大級、11,000社以上の企業情報を掲載 - 独自アルゴリズムを活用した人材のマッチング
※スタートアップ企業や成長産業への深い理解が必要
※数値化されたスタートアップ企業情報を可視化
※成長性が高いスタートアップへ優先的に人材紹介 - ベンチャーキャピタル、起業家と緊密な連携
※ベンチャーキャピタルと定期的な情報交換、起業家との勉強会
※スタートアップ企業に関する様々なタイムリーな情報、候補者への高い訴求力になる - ベンチャーキャピタル、研究機関と連携した起業家支援
※ベンチャーキャピタルへの相談、起業サポート
※企業に至った場合、ベンチャーキャピタル、研究機関から成功報酬を収受。
<管理人コメント>
以下は、2019/03期の売上に対する各事業の内訳です。
事業説明では「タレントエージェンシーサービス」と「アクセラレーションサービス」が紹介されていましたが、前期時点ではまだタレントエージェンシーサービスのみとなっています。
タレントエージェンシーサービスは主にスタートアップ企業への人材紹介となります。
情報のキャッチアップコスト、候補者とのマッチングコストが高く、大企業と比べると平均年収が低い傾向があるため、人材のマッチングは大変なのだそうですが、それを実現できているということは強みであり、参入障壁も高いのかも?
ちなみに2019/03期は、売上の10.4%がメルカリとなっています。
◆STARTUP DB
https://startup-db.com/
ベンチャー・スタートアップ企業を中心としたデータベースですが、情報を発信するメディアコンテンツや専門家に無料相談できるサービスなどがあります。
直近の決算状況と業績の推移
※2019/09㈱セントメディアのネットジンザイバンク事業を会社分割し㈱ネットジンザイバンク新設。2018/03フォートスタートアップス㈱に商号変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2017/03 2018/03 2019/03 2019/12(第3四半期) 売上高
(百万円)219 748 1045 904 経常利益
(百万円)6 196 274 245 当期純利益
(百万円)3 127 192 160 1株当たり
配当額(円)- - - - 1株当たり
当期純利益(円)5737 43 65 54 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/03 2018/03 2019/03 2019/12(第3四半期) 売上高の
前年同期比- 241.55% 39.71% -13.49% 経常利益の
前年同期比- 3166.67% 39.80% -10.58%
<管理人コメント>
まだ設立から数年と間もなく社歴はまだとても浅いですが、
売上は拡大傾向になっているのが確認できます。
経常利益も拡大傾向です。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 274,680千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 167,808千円
採用費・人件費 352,435千円
※タレントエージェンシー、アクセラレーションのサービス拡大、社内システム開発
本社移転、増床 90,053千円
残高 0円
フォースタートアップス の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 自立的成長サイクルの構築
※有力スタートアップへの人的資源再配置が次のユニコーン企業を生み出し新産業創出
※有力スタートアップへ経営幹部を中心とした人材をアサインすることでさらなる需要(人材・サービス)を生み出す - アクセラレーションサービスの拡大
※ベンチャーキャピタル、大手企業、プロフェッショナルファーム等と連携 - タレントデータベースを活かしたビジネスの多角的展開
- STARTUP DBを活かした収益機械の拡大
- ブランド確立による収益機会拡大
※成長産業支援の中核的な存在を目指す
※スタートアップ企業、ベンチャーキャピタル、大企業、大学・研究機関、専門組織・専門家との連携を強める - サービス認知度の向上
※より幅広い広告宣伝活動を検討
これまでマスメディアを活用した広報活動を行ってはおらずスタートアップ向けイベンド等のみ
<管理人コメント>
以下は、2019/12時点の売上に対する各サービスの内訳です。
2019/04にアクセラレーションサービスが開始し、売上として計上されています。
今のところまだ売上割合は、かなり限定的です。
売上金額で見てみるとタレントエージェンシーサービスは、昨年を上回るペースとなっており拡大は継続しています。
重要な経営指標としての取引実績は以下の通り。
取引数が減っているように見えますが、2019/12時点ではまだ第3四半期なので進捗率で見ると昨年を上回るペースです。
人材紹介によって変動が大きいのかもしれませんので期末までわかりませんが、平均単価が鈍化しているように見えるのはちょっと気になります。よくわかりませんが昨年はメルカリの売上が影響していたりするのかな?
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 株式会社ウィルグループ 親会社 77.97% 90日間
保有分売出
(22.23%)志水 雄一郎 代表取締役社長 9.41% 90日間 小原 健 従業員 2.17% 90日間、※Y 以下続きを開く/閉じる 清水 和彦 取締役 1.35% 90日間、※Y 杉本 容啓 従業員 1.07% 90日間、※Y 恒田 有希子 取締役 0.99% 90日間、※Y 六丸 直樹 従業員 0.99% 90日間、※Y 戸村 憲史 従業員 0.99% 90日間、※Y 中村 優太 従業員 0.81% ※Y 寺田 裕也 従業員 0.62% ※Y 佐藤 宗徳 従業員 0.52% ※Y 上記合計 96.89%
※上記以下は省略しています。
90日のロックアップ期間:2020/06/10
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関し、新株予約権の割当を受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
※Y 全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 株式会社ウィルグループ 親会社 600000 17.33% 合計 600000 17.33%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
スタートアップ企業に特化した人材紹介事業で通常の人材紹介事業と比べても専門性が高そうですし、成長性のあるスタートアップ企業が成長していくことでさらなる好循環が生まれるというビジネスには魅力があるなと感じました。
日本はまだまだ海外に比べてスタートアップ企業が成功するのが難しいなかでフォースタートアップスのような存在はとても素晴らしいと思いました。
国や自治体によるスタートアップ支援策や大手企業とスタートアップ企業の連携が見られるようになり、ベンチャーキャピタルによる投資額も拡大傾向でありスタートアップ企業をとりまく環境は改善しているみたいなので今後の成長に期待したい会社です。
基本的にロックアップは、しっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。
マザーズ市場としては公開株数は普通くらいです。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7050 | フロンティアインターナショナル | 02/28 | 885,000 | 2,410 | 2,715 | 12.66% |
4435 | カオナビ | 03/15 | 1,000,500 | 1,980 | 3,970 | 100.51% |
7060 | ギークス | 03/20 | 931,500 | 1,930 | 2,900 | 50.26% |
4441 | トビラシステムズ | 04/25 | 901,600 | 2,400 | 5,420 | 125.83% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6567 | SERIO ホールディングス |
03/02 | 828,000 | 1780 | 4100 | 130.34% |
6574 | コンヴァノ | 04/11 | 954,500 | 930 | 2,189 | 135.38% |
4391 | ロジザード | 07/04 | 954,500 | 900 | 2500 | 177.78% |
7035 | and factory |
09/06 | 851,000 | 2570 | 4010 | 56.03% |
7325 | アイリックコーポレーション |
09/25 | 828,000 | 1770 | 2226 | 25.76% |
事業内容によりますがこのくらいの公開株数では初値の大きな上昇も多く存在しています。
まだ社歴が浅く実績が少ないものの、業績は拡大傾向になっています。人材紹介サービスは人気だと思いますし、専門性が高い分より注目は集まるのかなと思ったりします。公開株数も多くはないので初値上昇には期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 丸三証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 極東証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | エース証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
※2020/02/12 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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