ジーネクスト【4179】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/02/23 更新:2021/03/29
目次
ジーネクストの紹介
(※2021/03/29更新)
コード | 4179 |
---|---|
会社名 |
(株)ジーネクスト |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
顧客対応業務をDX化するプラットフォーム |
上場日 |
2021/03/25 |
公募売出 価格 |
1,230円 ※仮条件の上限 |
初値 03/25 |
2,851円 +131.79% |
<管理人コメント>
顧客対応業務とは「コンタクトセンター」、「お客様相談室」など企業の窓口に寄せられるお問い合わせやクレームなどの対応業務のこと。
※「Discoveriez」の読みは「ディスカバリーズ」
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ジーネクスト の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/03/10(水)~03/16(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
639,900株
(内訳)
公募: 350,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 206,500
オーバーアロットメントによる売り出し: 83,400
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2021/03/29更新)
想定発行価格 1130円
仮条件の価格(03/09) 1,130~1,230円
ジーネクストの強み
※独自の見解な どを含みます。
- クラウド方式で提供
※社内・社外、外出先、リモートワークでも迅速に安全に共有
※標準機能は随時アップデートで最新機能が利用できる
※システム開発、運用コストを抑制できる - 幅広い業種で利用実績あり
- 様々なチャネルに対応し一元管理できる
※電話、メール、チャットなど。 - リスクやチャンスを発見・予測する技術
※業界知、蓄積データの分析
※AI・RPAによるリスクアラート、リスクセンサーで数値化
※データベース、レポート機能で「気づき」を見える化 - セルフカスタマイズが可能
※ノンプログラミングで各種データベース構築、API連携 - 国内外多くのCTIシステムと連携可能
- オンプレミス型もワンストップでサービス提供
※社内サーバーで構築、運用。 - 継続的な収入が見込めるストック収益
※クラウド型では導入料の他にライセンス利用料があり
※ストック売上比率は16.4%
<管理人コメント>
以下、2020/03期の売上高に対する各事業内訳です。
クラウド事業、オンプレ事業それぞれで存在感のある数字となっています。
クラウドの需要が大きく伸びているのかと思いきや、オンプレミス型も需要が大きいようですね。顧客情報は大事なものなので社内から出したくないというニーズも大きいのかな?
それからその他事業も存在感あります。
詳しい説明が全く無かったのでその割合の大きさに驚きますが、一定期間、最低限の仕事量を保証するラボ型開発やコンサルティング業務等が含まれているそうです。
以下、クラウド事業の売上に対して収益性別の内訳を示したものです。
クラウドサービスなのでストック収益が大きいのかと思いきや、意外にも導入料であるフロー売上の方がかなり大きいのだなと驚きます。
詳しくは不明ですが、設定とか教育とかそういったものでしょうか???
直近の決算状況と業績の推移
※2001/07㈲ジーネクスト設立。2005/04㈱に商号変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2018/03 2019/03 2020/12
(第3四半期)売上高
(百万円)505 531 551 経常利益
(百万円)△ 110 △ 183 66 当期純利益
(百万円)△ 110 △ 184 57 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 46 △ 63 17 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/03 2019/03 2020/12
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 5.15% 3.77% 経常利益の
前年同期比- -66.36% 136.07%
以下、単体決算。
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 売上高
(百万円)259 358 460 505 526 経常利益
(百万円)△ 36 10 △ 231 △ 109 △ 181 当期純利益
(百万円)△ 36 10 △ 245 △ 109 △ 182 1株当たり
配当額(円)- - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 60368 11880 △ 241359 △ 46 △ 62 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/03
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 売上高の
前年同期比- 38.22% 28.49% 9.78% 4.16% 経常利益の
前年同期比- 127.78% -2410.00% 52.81% -66.06%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっているように見えます。
経常利益は、大きく赤字の状況が続いていましたが、2020/12時点では黒字転換しています。
2020/03期まで赤字が継続していますが、積極的な人材採用とシステム開発を実施しており、先行投資としての費用負担があったことが説明されています。
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 2014/05 G-NEXT Company Limited ミャンマー
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 355,860千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 86,399千円
Discoveriez機能強化 133,000千円
※スマホ対応、音声認識等の要素技術の研究
人件費・採用費 122,659千円
※エンジニア、営業、カスタマーサクセス等
広告宣伝費 184,800千円
※Discoveriezの認知度向上
残額 1,800千円
ジーネクストの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 新規顧客獲得
※大企業への導入拡大に向けて基本機能や連携サービス強化
※中小企業向けにプロモーション強化、代理店開拓
※営業人員増員 - 既存顧客営業の強化
※追加オプション機能のアップセル、クロスセル - 新規サービスの開発
※2020/04「next相談室」提供開始。他システム利用企業も利用可能。 - オンプレミス顧客のクラウド型へのリプレース
※スマホ対応、音声認識等の要素技術の研究
<管理人コメント>
以下、2020/12時点の売上高に対する各事業の内訳です。
クラウド事業の割合が大きくなっています。
やはり基本的にはオンプレミス型の需要よりも、クラウド型の需要の方が拡大していくというイメージなのかなと感じます。
昨期の売上金額と比較してみると、クラウド事業はすでに昨期末時点を大きく上回る状況となっておりかなり好調です。
オンプレ事業は、昨期を下回る状況となっていますが、それ以上にクラウド事業が好調なので、需要トレンドを考慮すると問題ないとは思います。
その他事業は昨期を大きく下回る状況です。基本的に一時的な仕事で昨期はたまたま大きかったということでしょうか?
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 横治 祐介 代表取締役 39.42% 180日間
保有分売出
(5.57%)井上 瑞樹 4.84% 90日間 三菱UFJキャピタル7号投資
事業有限責任組合無限
責任組合員
三菱UFJキャピタル
株式会社代表取締役社長
半田 宗樹3.75% ※X 以下続きを開く/閉じる DG Lab Fund II E.L.P.
Cayman無限責任組合員
株式会社DG Daiwa
Ventures
代表取締役 大熊 将人3.28% ※X 宮林 隆吉 3.28% ※X 浜野 哲也 3.17% 90日間 中内 奈々 3.05% ※X 糸永 洋三 2.44% ※X 大河原 麗偉 取締役 2.32% 180日間 三橋 健太郎 執行役員 2.16% 180日間 村田 実 執行役員 2.00% 180日間 近藤 康紀 1.95% 90日間
保有分売出
(25.00%)川崎 祐一 1.61% 90日間 三ヶ尻 秀樹 取締役 1.57% ※Y 綾部 陽一郎 元取締役 1.55% 全て売出し 柴田 祥行 1.17% ※X 豊福 康友 1.16% 90日間 岩佐 光平 子会社の代表取締役 0.98% 180日間 TFK CAPITAL PARTNERS
PTE. LTD.DIRECTOR
TAKESHI FUJIKAWA0.98% 90日間 室井 淳司 0.94% ※X 保科 泰輔 0.79% 90日間、1.5倍以上 酒井 崇匡 0.71% 90日間、1.5倍以上 橋本 好真 0.70% 90日間、1.5倍以上 齊藤 友紀 監査役 0.65% ※X 安江 祥光 0.59% 90日間、1.5倍以上 奥本 康寛 0.59% 90日間、1.5倍以上 飯塚 健 0.55% 90日間、1.5倍以上 足立 隆之 0.55% 90日間、1.5倍以上 加藤 晋吾 0.54% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(54.55%)横治 たまみ 代表取締役の配偶者、
従業員0.49% 180日間 白石 尚久 0.49% 90日間、1.5倍以上 三宅 裕之 0.49% ※X 岩井 豪海 0.48% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(81.01%)鍵和田 尚秀 0.48% 90日間、1.5倍以上 ヤマモリ商事株式会社
代表取締役 三林 圭介0.47% ※X 山崎 令二郎 0.47% ※X 堀内 泰司 0.47% ※X 上記合計 91.13% ※上記以下は省略しています。
※合意ではなく約束と明記
180日のロックアップ期間:2021/09/20
90日のロックアップ期間:2021/06/22
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
※Y 全て新株予約権
※X 有償第三者割当
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 横治 祐介 代表取締役 90,000 2.20% 綾部 陽一郎 元取締役 63,500 1.55% 近藤 康紀 20,000 0.49% 以下続きを開く/閉じる 岩井 豪海 16,000 0.39% 加藤 晋吾 12,000 0.29% 久保川 信孝 従業員 5,000 0.12% 合計 206,500 5.04%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
クラウド型による一元管理や外部からの情報共有やAI・ARPなどの新技術によりDX化を実現していることが理解できました。
モノやサービスを販売している会社で顧客対応業務は必須ものでDXの需要も高まっているだろうなと思いますので今後の成長拡大に期待したい会社です。
一部、ロックアップされてないものが気になりますが多くはロックアップされています。
ロックアップされてない株主でも第三者割当は継続確約ありとなっていますので特に問題はないかなと思います。
ベンチャーキャピタルによる売出しは問題なし。
マザーズ市場としては公開株数は多くはないので初値上昇要因?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7083 | AHCグループ(株) | 02/25 | 644,000 | 2200 | 3550 | 61.36% |
4052 | フィーチャ(株) | 06/24 | 667,000 | 520 | 4710 | 805.77% |
4496 | (株)コマースOneホールディングス | 06/26 | 614,100 | 1600 | 6970 | 335.63% |
4056 | ニューラルポケット(株) | 08/20 | 630,800 | 900 | 5100 | 466.67% |
4884 | クリングルファーマ(株) | 12/28 | 667,000 | 1,000 | 1,480 | 48.00% |
7360 | (株)オンデック | 12/29 | 632,500 | 1,550 | 4,500 | 190.32% |
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7676 | グッドスピード | 04/25 | 632,500 | 1,400 | 1,750 | 25.00% |
7079 | WDBココ | 12/25 | 657,800 | 1530 | 3400 | 122.22% |
事業内容により様々ですが、このくらいの公開株数であればそれなりの初値上昇となっていますし、大きく上昇しているものも多いです。
業績は拡大傾向でクラウド事業の勢いも感じます。IT関連でクラウド、DX銘柄。公開株数は多くありませんし、相場環境もとても良いので大きな初値上昇に期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | SMBC日興証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | 丸三証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 水戸証券 |
引受 | 極東証券 |
引受 | 松井証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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