アルマード【4932】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/03/12 更新:2021/06/09
目次
アルマード IPOの紹介
(※2021/05/22更新)
コード | 4932 |
---|---|
会社名 |
(株)アルマード |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
卵殻膜を活用した |
上場日 |
2020/04/08<=中止 2021/06/24 |
初値 |
<管理人コメント>
卵殻膜(らんかくまく)とは、卵の殻の内側にある薄い膜のことです。
※アルマードのサイトより
ヒヨコを外部の微生物から守り、発育時には100億の細胞を増殖、分化、生命維持に関与してるものだそうです。
卵殻膜は、18種類のアミノ酸、コラーゲンとヒアルロン酸を含んでいるそうです。その豊富な美容成分に着目して商品化しているようです。
2020/03/19追記
コロナウイルス問題や原油価格の急落による株式市場の動向を勘案して上場中止となりました。
2021/05/22追記
05/21、再度上場承認されました。以下、随時最新の情報へ更新していく予定です。
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
<
(※2021/06/09更新)
アルマード の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/06/09(水)~06/14(月)まで
IPOの申し込み期間は約6日間とかなり短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
6,210,000株
(内訳)
公募(自己株式の処分): 50,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 5,350,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 810,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定売出価格と仮条件の価格
(※2021/05/22更新)
想定売出価格 840円
仮条件の価格 ※2021/06/08決定予定
<管理人コメント>
2021/05/22追記
前回の想定売出価格は、1620円。約半分くらいまで値下げしていますね。
アルマードの強み
※独自の見解などを含みます。
- 独自の卵殻膜原料の加工技術
※品質、コスト面での課題を解決
※食品、化粧品加工の技術
※特許保有(権利継続11件、出願中10件) - 豊富なエビデンスや卵殻膜応用ノウハウ
※以前は効果を立証できる研究が十分にされていなかった
※国立大学等との共同研究 - TVショッピングによる販売
※QVCテレビショッピング
※その他販売チャネルでの宣伝効果 - OEM製品の展開
※取引先の製品ブランドとして消費者へ販売 - ECサイトによる販売
※自社ECサイト、他社ECサイトサイト
※自社ECサイトを通じた定期購買サービス
<管理人コメント>
取り扱っている主な商品がこちらです。
エイジングケア美容液、美容サプリメント/ドリンクなどになっています。
卵殻膜の研究による確認された効能がこちら。
肝臓線維化、炎症性腸疾患への効果についてはまだヒトへの臨床試験途上だそうです。
エイジングケアの他、腸に関する健康効果などが示されていますね。
以下は、2019/03期の売上高に対する各販売チャネル別の内訳です。
TV通販とOEM販売の売上が多くを占めています。
ECサイトなどによる自社による販売は2割弱で割合は少ないですね。
以下は取引先別の内訳です。
上記2社だけで7割り以上を占めていますね。
森三中の大島さんがCMのイメージキャラクターとなっているようですね。
商品名ですが、「CELLULA」と書いて「チェルラー」と読むそうです。
直近の決算状況と業績の推移
※2000/10設立。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2019/12
(第3四半期)売上高
(百万円)1912 2135 1956 2754 3789 4507 経常利益
(百万円)143 △ 20 138 563 457 864 当期純利益
(百万円)110 △ 18 101 205 334 565 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)122875 △ 23797 134184 23 33 56 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2019/12
(第3四半期)売上高の
前年同期比- - -8.38% 40.80% 37.58% 18.95% 経常利益の
前年同期比- - -790.00% 307.97% -18.83% 89.06%
<管理人コメント>
売上は横ばいからここ数年で拡大傾向に転じています。
経常利益は変動があるものの拡大傾向です。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 66,125千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 64,000千円
海外販売に係る事業資金 64,000千円
※新規顧客獲得のため販路拡大として台湾での取り組み
全社広告、ブランディング費用 66,125千円
※広告雑誌、デジタルサイネージ等
※ウェブデザイン、商品パッケージリニューアル
残高 0円
アルマード の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- ブランディング、外部情報発信強化
※積極的な広告展開
※ウェブデザイン、商品パッケージリニューアル
※広告、PR等による発信メッセージ等 - 直販チャネルを通じた売上拡大、単価向上
※雑誌広告、デジタルサイネージ等
※定期購入顧客の継続率向上、クロスセル単価向上 - 新たな販路拡大
※中国、台湾、韓国、その他アジア諸国を中心に
※国内は化粧品商材の販売店舗数拡大
※健康食品商材での戦略商品を開発しウェブ販売チャネル等で展開 - 新たな柱となる商品の開発
※大学、企業等との共同研究を継続
※商品ラインナップ拡充
<管理人コメント>
以下は、2019/12時点の売上高に対する各販売チャネル別の内訳です。
「外販(OEM販売)」と「直販(EC)」の売上割合が増えているのが確認できます。
売上金額で見てみると、
各販売チャネル全てで昨年を上回るペースの進捗率となっています。
その他がTV通販を上回っているということは、商品のブランドや横隔膜の認知度なんかが上がってきている証拠なのだろうなと推察しますがどうでしょうか?
個人的には全く知らないものですが、女性ならそれなりにメジャーになっているのかなと感じました。
利益率向上のため自社ECでの販売が着実に拡大しているのはとても素晴らしい部分だと思います。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ アント・ブリッジ4号
A投資事業有限責任組合66.42% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(69.14%)株式会社DALMA ※A 14.89% 90日間 鈴江 由美 4.83% 90日間
保有分売出
(50.00%)以下続きを開く/閉じる グリーンコア株式会社 4.83% 90日間
保有分売出
(20.00%)CBC株式会社 1.93% 90日間 みずほ成長支援投資事業
有限責任組合1.45% 全て売出し 株式会社ヒト・
コミュニケーションズ0.97% 90日間 大幸薬品株式会社 業務提携 0.97% 全て売出し 保科 史朗 取締役 0.97% 90日間 長谷部 裕二 取締役 0.97% 90日間 上記合計 98.23%
※上記以下は省略しています。 ※A 役員等により総株主等の議決権の過半数が所有されている会社
90日のロックアップ期間:2020/07/06
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 アント・ブリッジ4号
A投資事業有限責任組合4750000 45.92% 鈴江 由美 250000 2.42% みずほ成長支援投資事業
有限責任組合150000 1.45% 以下続きを開く/閉じる グリーンコア株式会社 100000 0.97% 大幸薬品株式会社 業務提携 100000 0.97% 合計 5350000 51.72%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
個人的に美容関係はよく知らないので卵殻膜というのは初めて聞きましたが、TV通販で売上が拡大しており、その他のチャネルがTV通販より拡大しているということで認知度はそれなりにあるのだろうなと感じました。
各販売チャネルでの売上拡大状況や現在研究中の効果検証などを考えると成長のポテンシャルはあるなと感じました。
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しであることは初値抑制要因として気になります 。
ただし筆頭株主がベンチャーキャピタルで保有分の約7割りを売り出しています。ベンチャーキャピタルはある程度、成長させてから上場することで利益を確定させるものですが、その意志は明確になっていると思います。
マザーズ市場としては公開株数はとても多いので初値抑制要因です。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4931 | 新日本製薬 | 06/27 | 5,600,000 | 1,470 | 1,664 | 13.20% |
4449 | ギフティ | 09/20 | 5,049,300 | 1500 | 1880 | 25.33% |
4483 | JMDC | 12/16 | 5,865,000 | 2950 | 3910 | 32.54% |
4485 | JTOWER | 12/18 | 6,777,200 | 1600 | 2620 | 63.75% |
2980 | SREホールディングス | 12/19 | 5,157,200 | 2650 | 2475 | -6.60% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7806 | MTG | 07/05 | 7,935,000 | 5800 | 7050 | 21.54% |
7326 | SBIインシュアランスグループ |
09/27 | 6,566,500 | 2160 | 2160 | 0.00% |
マザーズ市場銘柄といえどさすがにこのくらいの公開株数だと初値は抑制される傾向にあります。1件だけ公募割れもありますね。
業績は堅調に拡大傾向で、ブランド、卵殻膜の認知度はそれなりにあり注目度はあるのかなと思いますが、やはりベンチャーキャピタルの売出しと、公開株数の多さを考えると初値の大きな上昇は期待できそうにありません。場合によっては公募割れも想定しておきたいです。
卵殻膜の凄さやアルマードの商品を知っている人は感じ方が違うかもしれませんけど。
とりあえず仮条件の価格が重要となると思いますが、最終的な公募売り出し価格も確認した上で慎重に見極めたいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 東海東京証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2021/05/27 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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