新日本製薬【4931】のIPO抽選申込どうする?
作成:2019/05/28 更新:2019/06/27
目次
新日本製薬 IPOの紹介
(※2019/06/27更新)
コード | 4931 |
---|---|
会社名 | 新日本製薬(株) |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
化粧品、健康食品、医薬品の通信販売など。 |
公募売出 価格 |
1470円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2019/06/27 |
初値 06/27 |
1664円 +13.20% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
新日本製薬 の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2019/06/11(火)~06/17(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
5,600,000株
(内訳)
公募: 300,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 4,570,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 730,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2019/06/27更新)
想定発行価格 1470円
仮条件の価格(06/07) 1350~1470円
新日本製薬の強み
※独自の見解などを含みます。
- 主力のパーフェクトワンブランド商品
※オールインワン美容液ジェルシリーズなど
※化粧水・乳液・クリーム・美容液・パック・化粧下地の6役を1品で果たす - ヘルスケア領域の主力商品
※青汁サラダプラス、ロコアタックEX、ヨクイニンエキス錠SH - 定期購入サービスによる販売戦略
※累計購入金額に応じたステージ毎に割引 - 一人ひとりに合った商品の提案とサポート
※コールセンターのコミュニケーター、直営店舗のビューティーアドバイザー
※約400万件の顧客データベースでデータ分析 - 顧客のニーズや嗜好にマッチした商品開発力
※顧客の意見・要望、市場調査、コールセンターや店舗の連携で効果や機能性を確認
※年間約150万人を超える顧客の効果測定 - 幅広い販売チャネル
※通販、オンラインショップ、全国12店舗、550を超える取扱店
<管理人コメント>
以下は、2018/09期の売上高に対する各販売チャネル別の内訳です。
9割以上が国内の通信販売となっているようです。
化粧品のことはよく分かりませんが、パーフェクトワンのCMは見たことがある気がします。
健康食品と医薬品で主力の商品はこちら
※2019/05/28時点
直近の決算状況と業績の推移
※決算期変更により2016/09期は、6ヶ月間のみとなっています。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2014/03 | 2015/03 | 2016/03 | 2016/09 | 2017/09 | 2018/09 | 2019/03 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
17602 | 19240 | 23697 | 12465 | 28372 | 31210 | 16546 |
経常利益 (百万円) |
2226 | 1583 | 1663 | 839 | 2275 | 2499 | 1419 |
当期純利益 (百万円) |
1343 | 818 | 1082 | 715 | 1477 | 1751 | 865 |
1株当たり 配当額(円) |
166048 | 125000 | 150000 | 350000 | 305 | 350 | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
335828 | 204616 | 270663 | 178791 | 148 | 174 | 75 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2014/03 | 2015/03 | 2016/03 | 2016/09 | 2017/09 | 2018/09 | 2019/03 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 9.31% | 23.17% | -47.40% | 127.61% | 10.00% | -46.98% |
経常利益の 前年同期比 |
- | -28.89% | 5.05% | -49.55% | 171.16% | 9.85% | -43.22% |
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっているのが確認できます。
経常利益は鈍化をともないつつも、とりあえず横ばい傾向でしょうか。
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 395,720千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 987,252千円
基幹システムやITインフラ強化 469,000千円
※データベース統合・機能強化・基幹システム機能強化、ITインフラ構築強化
スマホアプリ開発 91,000千円
※顧客データベースプラットフォームを活用した新たな事業創出
セキュリティ強化 40,000千円
※ネットワーク強化、モバイルデバイス管理、暗号化のため
商品開発 515,000千円
※パーフェクトワンブランド開発、新商品開発、コラーゲン研究、機能性表示食品・医薬品等に関する商品開発、新たな定番商品やサービスの開発
残高(チャネル開発・顧客開発) 267,972千円
※EC利用層向けSNS広告、免税店やドラッグストア等の新たな販路における広告費、人件費、新規エリア進出のための広告投資、新規顧客開発
新日本製薬 の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- パーフェクトワンブランドのさらなる定番化で売上拡大
※多様化する時代に合わせて改良を重ねる - ヘルスケア領域での新定番商品開発
- 顧客接点拡充による利便性、満足度向上
※アプリなどで新たなコミュニケーションを創造 - 東南アジア地域を中心に新たな地域展開
※現在では台湾、中国、香港、タイにて商品販売 - 新規顧客開拓
※TV、新聞、ネット広告の他、SNSなどのメディアを活用 - 販売チャネルの拡大
※ECについて新たな媒体の開発や売り方開発を進めている
<管理人コメント>
以下は、2019/03時点の売上高に対する各販売チャネル別の内訳です。
第二四半期時点ではありますが、直営店舗・卸売り、海外販売の割合が少し増えているのが確認できます。
売上金額で昨年と比較してみると、3チャネルとも前年を上回る進捗率となっており、全体的に伸びているのかなと思われます。
特に海外販売の割合が少ないので今後の成長余力としては期待したいところだと思います。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
株式会社ラプリス | 28.11% | 90日間 保有分売出 (47.25%) |
|
山田 英二郎 | 27.92% | 90日間 保有分売出 (6.00%) |
|
山田 恵美 | 19.42% | 90日間 保有分売出 (6.00%) |
|
以下続きを開く/閉じる | |||
公益財団法人新日本先進医療研究財団 | 10.92% | 90日間 保有分売出 (2.84%) |
|
後藤 孝洋 | 代表取締役 | 8.86% | 90日間 保有分売出 (51.23%) |
八重樫 宏志 | 取締役 | 2.38% | 90日間 保有分売出 (43.16%) |
上記合計 | 97.61% |
90日のロックアップ期間:2019/09/24
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
株式会社ラプリス | 2736000 | 13.28% | |
後藤 孝洋 | 代表取締役 | 935000 | 4.54% |
山田 英二郎 | 345000 | 1.68% | |
以下続きを開く/閉じる | |||
山田 恵美 | 240000 | 1.17% | |
八重樫 宏志 | 取締役 | 211500 | 1.03% |
公益財団法人新日本先進医療研究財団 | 64000 | 0.31% | |
福原 光佳 | 取締役 | 38500 | 0.19% |
合計 | 4570000 | 22.19% |
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
化粧品のことはよく分かりませんが、1つで6役となるオールインワン化粧品は便利なものであることはわかります。恐らく知名度もそれなりに高く、売上も拡大傾向となっていることが確認できるためさらなる成長拡大に期待したいです。
通販事業といえば、昨年上場したMTG(7806)を思い出しますが、中国の新EC法が影響し業績がとてんでもなく落ち込んだことが記憶に新しいですが、販売チャネルの内訳を見る限り、中国に依存しているというわけではなさそうなのでそれに関しては心配はなさそうです。売上割合が小さい分、これからの拡大に期待したいところです。
日本国内でのインバウンド需要の動向などは気になりますが、とりあえず第2四半期時点での業績は堅調に感じるので今のところ大きな変化は感じません。
ロックアップはしっかりしており問題はなし。
ベンチャーキャピタルによる売り出しも特に心配ありません。
ジャスダック市場としては公開株数はとても多いので初値抑制要因として気になります。
過去にマザーズで同程度以下の公開株数だったものを確認してみます。
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7326 | SBIインシュアランスグループ |
09/27 | 6,566,500 | 2160 | 2160 | 0.00% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3981 | ビーグリー | 03/17 | 5,217,800 | 1880 | 1881 | 0.05% |
6555 | MS&Counsulting | 10/05 | 4,350,000 | 1280 | 1250 | -2.34% |
・2016年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6535 | アイモバイル | 10/27 | 6,373,800 | 1320 | 1230 | -6.82% |
・2015年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3911 | Aiming | 03/25 | 6,440,000 | 920 | 1032 | 12.17% |
事業内容が異なるので単純比較はできませんが、この公開株数規模だとかなり厳しく公募割れも十分ありえることがわかります。
業績は堅調に拡大しており、マザーズでありながらそれなりに配当も出す予想のようなので、海外展開の成長余力などを考えれば人気はそれなりにあるのではないでしょうか?ただ公開株数がとても多いので初値上昇に関しては期待のし過ぎは禁物です。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 西日本シティTT証券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | いちよし証券 |
積極的に申し込みたい方は、ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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