スマートソリューションテクノロジー【6598】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/03/25 更新:2020/04/07
目次
スマート・ソリューション・テクノロジー IPOの紹介
コード | 6598 |
---|---|
会社名 |
(株)スマート・ソリューション・テクノロジー |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
勤怠管理や販促などで活用するSmart端末 |
上場日 |
2020/04/23<=中止 |
初値 |
<管理人コメント>
2020/04/07追記
コロナウイルス問題や原油価格の急落による株式市場の動向を勘案して上場中止となりました。
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
スマート・ソリューション・テクノロジー の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/04/07(火)~04/13(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
437,000株
(内訳)
公募: 340,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 40,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 57,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定売出価格と仮条件の価格
想定売出価格 1070円
仮条件の価格 ※2020/04/03に決定予定
スマート・ソリューション・テクノロジーの強み
※独自の見解などを含みます。
- 次世代型音通信テクノロジー
※独自開発、聴こえない音によるデータ通信
※スマホなどスピーカーとマイクがあれば通信できる
※イベント会場のスピーカーからイベント参加者のスマホへ一斉発信できる - 自社開発したSmart端末
※「ピットタッチシリーズ」
※非接触ICカード通信、独自音通信技術による通信方式
※販売代理店が提供するサービスに用意に接続可能でエンドユーザーに推奨しやすい - スマートフォンを活用したデジタルカードサービス
※「Zeetleサービス」、1000万以上ダウンロード実績アプリ
※ポイント、クーポン、来店スタンプなど会員向けサービスを簡単に導入
※独自音通信技術による通信方式でスマホの機種依存が少ない
<管理人コメント>
以下は、2019/03期の売上高に対する各サービスの内訳です。
Smart端末販売が約8割弱を占める状況となっています。
Smart端末には以下のようなものがあります。一部抜粋。
画面がついているものとタッチするだけのシンプルな製品があります。
勤怠管理や登降園管理などのパッケージが用意されており、顧客が自前で用意しなくてもそのまま使えるものが販売されています。
以下、ZeetleアプリのgooglePLAY評価になります。
写真や電話帳などを一括送信できる機能があるらしく、スマホ買い替えのときに便利という口コミがありました。
ポイント、クーポン用だけでなく、そのような付加価値があるのですね。
音で全員で一斉発信できるので写真の共有などは特に便利そうですね。
アプリ内で広告表示もしているようなので普段から利用してもらえるような機能も持たせているのでしょうね。
うるさい店内では不向きという口コミもありましたが、弱点もあるのかな?他の音が混ざると認識に問題があるのか気になりますね。あくまでも口コミなので実際の精度がどうかは知りませんので参考程度で注意お願いします。
直近の決算状況と業績の推移
※1980年に設立された㈱ピーユージーを母体とし、2012/12㈱ピーユージーSST設立。2016/10スマート・ソリューション・テクノロジーに商号変更
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2019/12
(第3四半期)売上高
(百万円)561 703 714 821 1005 802 経常利益
(百万円)74 82 59 74 123 116 当期純利益
(百万円)52 59 39 54 81 77 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)12831 1399 933 64 96 91 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2019/12
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 25.31% 1.56% 14.99% 22.41% -20.20% 経常利益の
前年同期比- 10.81% -28.05% 25.42% 66.22% -5.69%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は変動を伴いながらも拡大傾向になっているように見えます。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 326,696千円
製品開発関連費 119,600千円
※次世代端末製品(ピットタッチ・プロ3)の開発・製造に係る人件費
研究開発費 57,600千円
※音通信の通信速度と精度向上、新しい適用分野への応用
広告宣伝費 110,000千円
※音技術を活用した来店ポイント等の店舗販促の導入事例
※次世代端末製品の販売促進
開発機材購入費 29,000千円
※製品開発の効率向上、開発リードタイム短縮
オフィス増床費 9,300千円
※札幌テクニカルセンター人員増強に伴う
残高 1,196千円
※残額は具体化事項なし
スマート・ソリューション・テクノロジーの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- Smart端末の有償保守サービス強化
- ストック型の売上比率拡大
※SmartSoundサービス。加盟店舗拡大。
※2017/12 TrustSoundサービスリリース - アプリ内広告サービスの更なる拡大
※Zeetleアプリ、行動履歴などビッグデータ活用 - Zeetleアプリを活用した新規デジタルカードサービスのリリース
- 知名度・ブランド価値向上による売上拡大
※広告宣伝、上場効果 - 独自音通信技術のライセンス提供のサービス利用拡大
- 新たなSmart端末の将来利用を見据えた開発
※マイナンバー等
<管理人コメント>
以下は、2019/12時点の売上高に対する各サービスの内訳です。
Smart端末販売の売上割合が増加しています。
売上金額で見てみると、Smart端末販売は昨年を上回るペースでの進捗率となっていますが、SmartSoundサービスは昨年をしまわっておりちょっと微妙?
売上全体としては昨年を上回るペースにはなっています。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 山川 進 代表取締役 46.16% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(8.51%)安田 寛 取締役 7.86% 90日間、1.5倍除く 大島 貴之 取締役 7.66% 90日間、1.5倍除く 以下続きを開く/閉じる 木村 禎 従業員 4.27% 90日間、1.5倍除く 吉野 陽子 従業員 4.17% 90日間、1.5倍除く 川島 昭彦 3.93% 90日間、1.5倍除く TIS株式会社 2.85% 90日間、1.5倍除く 速水 祐法 取締役 2.75% 90日間、1.5倍除く スマート・ソリューション・
テクノロジー従業員持株会2.55% 90日間、1.5倍除く 難波 弘行 従業員 2.21% 90日間、1.5倍除く 山本 篤 従業員 2.21% 90日間、1.5倍除く ビー・ユー・ジー
DMG森精機株式
会社1.96% 90日間、1.5倍除く 宇都 泰孝 1.96% 90日間、1.5倍除く 姫崎 光昭 1.96% 上田 真史 従業員 1.23% 90日間、1.5倍除く 徳永 邦生 従業員 1.18% 三浦 俊輔 従業員 1.18% 90日間、1.5倍除く 遠藤 是知 従業員 0.83% 90日間、1.5倍除く 松本 智 取締役 0.69% 90日間、1.5倍除く 上記合計 97.61%
※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2020/10/19
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 山川 進 代表取締役 40000 3.93% 合計 40000 3.93%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
独自音通信技術はとても面白い技術ですね。スマホ時代にマッチしたものだと思いますし、Smart端末も独自開発したもので設置してすぐに使えるのはとても便利だと思いました。
独自の技術や製品開発はとても強みだと思いますし、様々な事業展開も考えられますので今後の成長拡大に期待したい会社です。
一部ロックアップなしの株主がいますが、基本的にロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しも心配なし。
マザーズ市場としては公開株数は少ない方なので初値上昇に期待?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4440 | ヴィッツ | 04/08 | 460,000 | 2,650 | 6,100 | 130.19% |
7066 | ピアズ | 06/20 | 444,400 | 3,620 | 5,500 | 51.93% |
7078 | INCLUSIVE | 12/20 | 488,700 | 2110 | 4535 | 114.93% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
9271 | 和心 | 03/29 | 464,600 | 1,700 | 4,555 | 167.94% |
9272 | ブティックス | 04/03 | 476,100 | 1,350 | 3,210 | 137.78% |
6579 | ログリー | 06/20 | 476,100 | 1860 | 4635 | 149.19% |
4389 | プロパティデータバンク | 06/27 | 434,700 | 1780 | 4100 | 130.34% |
7044 | ピアラ | 12/11 | 484,000 | 2,550 | 5,030 | 97.25% |
このくらいの公開株数であればそれなりの初値上昇に期待できる傾向にあり、大きく上昇しているケースも多いです。
業績は拡大傾向。独自性のあるビジネスで強みが有り、IT関連。公開株数は多くありませんので初値は大きく上昇することに期待したいです。
ここ最近は、コロナ問題や原油急落で仮条件の価格が下方修正されたり、上場中止する企業も多くなってきていますので、IPOでも慎重に銘柄選択するようにしたいです。
公開株数が多くない案件ではありますが、仮条件の価格や最終的な公募売り出し価格は確認しておきたいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 野村證券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 楽天証券 |
あまり引き受け証券会社としては登場しない楽天証券は穴場だと思いますので積極的に参加される方はお忘れなく
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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