シンプレクス・ホールディングス【4373】のIPO抽選申込どうする?

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シンプレクス・ホールディングス【4373】のIPO抽選申込どうする?

 

 

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作成:2021/08/30

シンプレクス・ホールディングス IPOの紹介

 

コード 4373
会社名

シンプレクス・ホールディングス(株)

市場

東証1部

事業内容

金融領域をはじめとする
システムのコンサルティングから開発、運用保守など。

上場日

2021/09/22

初値  

 

point<管理人コメント>

2010/03期を境に減益基調となり業績の下方修正が続いたため、2013/10 MBOにより東証一部上場廃止 MBOにより持続的な企業価値向上を実現できるようになったと確信し、 上場企業として「企業内容の透明性及び社会信用力」を高めるため再上場となっています。

 

 

需要申告(ブックビルディング)スケジュール

 

2021/09/07(火)~09/10(金)まで

 

IPOの申し込み期間は約4日間

 

=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考

 

 

IPO抽選対象の株数

 

22,091,000株

 

(内訳)

公募: なし

引受人の買い取り引受による売り出し: 20,650,300

オーバーアロットメントによる売り出し: 1,440,700

 

過去データをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感

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想定発行価格と仮条件の価格

 

想定発行価格 1520円
仮条件の価格 ※2021/09/06に決定予定

 

 

シンプレクス・ホールディングス の強み

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※独自の見解な どを含みます。

  1. 参入障壁が高い領域に特化した事業展開
    ※豊富なビジネスノウハウと高度なテクノロジーの両方が求められる
    ※銀行、総合証券、インターネット証券、生保・損保、暗号資産交換業者など
  2. 金融フロンティア領域で国内トップブランドポジション確率
    ※世界の金融ITサービス企業ランキングに9年連続ランクイン
  3. 一気通貫で全フェーズを支援
    ※コンサルティングから運用保守に至る
  4. 下請けへの丸投げを行わない自社完結モデル
    ※国内ITの業界において多重下請け構造が一般的になっている
    ※中間マージン排除で業界屈指の利益率
    ※信頼性向上によりリピートオーダーを獲得できる
  5. SimplexLibraryによるノウハウ標準化
    ※概ね全てのシステムの著作権を自社グループ内に留保
     汎用性の高い複数のプログラムをグループで再利用可能
    ※顧客企業と同等の豊富なノウハウを実プロジェクトの中で習得できる環境
  6. 低リスクで安定的な収益構造
    ※リピートオーダー約35%+リカーリングビジネス約35%=70%

 

point<管理人コメント>

 

以下、2021/03期の売上高に対する各サービスの内訳です。

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基本的にシステム開発として事業は1つとなっていますが、「運用サービス」は安定収益として重要なサービスで存在感のある割合となっています。

 

その他、「リピートオーダー」も安定収益の1つと会社は説明していますが、一度システムを納入したらその後の追加開発も継続するのが普通なので安定収益と言ってもおかしくはないのでしょうね。

 

顧客の事業対象分野としては、もともと金融領域をやっていましたが、MBOで上場廃止後に新規領域を拡大しており、「生保・損保」や「暗号資産交換業者」などで実績があるようです。

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下請けへの丸投げを行わず自社完結の業務モデルとなっているため、業界平均より利益率が高いのだそうです。

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直近の決算状況と業績の推移

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クリック>>業績データを開く/閉じる

 

 

以下、連結決算。(※国際基準)

※2019/10期は国際基準の単体決算。

  2020/03 2021/03 2021/06
(第1四半期)
売上収益
(百万円)
25508 27532 7885
税引前収益
(百万円)
743 4324 1796
親会社の所有者に
帰属する当期利益
(百万円)
758 2984 1142
  - - -
基本的1株あたり
期利益(円)
16 62 24

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2020/03 2021/03 2021/06
(第1四半期)
売上高の
前年同期比
- 7.93% -71.36%
経常利益の
前年同期比
- 481.97% -58.46%

 

 

以下、前シンプレクス㈱の単体決算(日本基準)

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  2016/11 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 2021/03
売上高
(百万円)
11998 6750 22427 23781 25533 27723
経常利益
(百万円)
1912 △ 2220 252 490 498 2833
当期純利益
(百万円)
1993 △ 1944 △ 1513 △ 543 △ 575 1465
1株当たり
配当額(円)
- 1751 1751 - - 6465
1株当たり
当期純利益(円)
10613 -9799 -5301 -1903 -2014 5133

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2016/11 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 2021/03
売上高の
前年同期比
- -43.74% 232.25% 6.04% 7.37% 8.58%
経常利益の
前年同期比
- -216.11% 111.35% 94.44% 1.63% 468.88%

 

point<管理人コメント>

売上は直近の動向をみると拡大傾向になっているように見えます。
経常利益も直近は拡大傾向になっており、大きく伸びているのが確認できます。

 

コロナウイルスによる影響ですが、 現時点で「顧客注文への重大な影響は見られません」と説明されています。

 

 

・連結子会社の詳細

設立 会社名 所在地
- シンプレクス株式会社 東京都
1998/12 Xspear Consulting株式会社 東京都
2019/04 Deep Percept株式会社 東京都
2008/03 Simplex U.S.A., Inc. 米国
2010/09 Simplex Consulting Hong Kong, Limited 香港
2017/02 Simplex Global Inc. 米国

 

 

新規発行による手取金の使途

 

なし

 

 

シンプレクス・ホールディングス の成長余力

 

※独自の見解などを含みます。

  1. 金融機関のDX推進パートナーとして事業領域の深堀り
    ※SimplexWayを徹底
  2. 新規領域における深堀り
    ※生保・損保、暗号資産、エンタープライズDX
  3. 戦略/DXコンサルティングをフックとした領域拡大
    ※2021/04開始のサービス
    ※金融、小売・流通、建設、製造、行政等の分野におけるコンサルティングをフックとして新規領域開拓
  4. 1顧客あたりの売上拡大

 

point<管理人コメント>

 

2021/06時点の売上内訳は公表されていないので分かりませんでした。

 

以下、成長戦略のイメージ図

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今後は特に「新規領域」での拡大とまだ開始されたばかりの「戦略/DXコンサルティング」領域での拡大を推進していくようです。

 

2021/04に開始された「戦略/DXコンサルティングサービス」は、AI・IoT・ブロックチェーン・RPA・UI/UXデザイン・クラウドなどの最先端テクノロジーを使った戦略立案、実行支援を行うものだそうです。

 

以下の分野にてコンサルティングをおこない、新規領域を開拓していくそうです。

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初値上昇の期待について管理人コメント

 

point<管理人コメント>

「参入障壁が高い領域」と会社が説明しているとおり、銀行など金融関連などは経験やノウハウが大事な分野でそこで培ったものを他の領域に展開して事業を拡大してきたことが確認できました。フィンテックやDXなどの潮流に沿った成長戦略になっていると思いますので、今後の成長拡大に期待したい会社だと思います。

 

 

一部(従業員持株会)を除きロックアップはしっかりしており問題なし。

 

ベンチャーキャピタルによる売出しとなっていますが、MBO再上場案件で全て売出しとなっているのをどう見るかは難しいところです。

 

東証1部市場としては公開株数は普通よりは少し多い方ではあります。

 

過去に東証1部市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。

 

・2020年で同程度の公開株数だった東証1部銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
1375 (株)雪国まいたけ 09/17 20,323,500 2200 2100 -4.55%

 

・2018年で同程度の公開株数だった東証1部銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
4423 アルテリア・ネットワークス 12/12 20,125,000 1,250 1,190 -4.80%

 

・2017年で同程度の公開株数だった東証1部銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
3563 スシローグローバルホールディングス 03/30 21,134,700 3600 3430 -4.72%
3564 LIXILビバ 04/12 2,1910,000 2050 1947 -5.02%
8919 カチタス 12/12 2,3025,300 1640 1665 1.52%

 

さすがにこの規模だと初値は抑制傾向にあり、公募割れも多いです。

 

業績は拡大傾向。東証一部で再上場案件とはいえ、フィンテック、DX推進で今成長トレンドにある点は追い風。ただし公開株数が多い方なので初値上昇に期待のし過ぎは禁物。場合によっては公募割れも想定しておきたいです。

 

再上場案件で公開株数が多い方ということで、仮条件の価格や最終的な公募売出し価格を確認してから最終判断を慎重にしたいと思います。

 

初値は期待してはいけないと思いますが、この規模で事業基盤がしっかりしていると、スシローグローバルホールディングスのように上場後に大きく成長していく場合もありますので、短期的な利益より長期的な視点で見るべきものかなとは思います。

 

 

IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら

 

  証券会社名
主幹事 SMBC日興証券
主幹事 みずほ証券
引受 大和証券
引受 野村證券
引受 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
引受 松井証券
引受 マネックス証券
引受 SBI証券
引受 東海東京証券
引受 岡三証券

 

積極的に申し込まれる方は、ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは申込みしておくといいかもしれません。

 

 

 

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kuchikomi-hyouka

株主の構成とロックアップ期間など

 

上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
  

氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ
刈田・シンプレクス投資事業有限責任組合   31.01% 全て売出し
金子 英樹 代表取締役、
子会社の取締役等
20.73% 360日間
保有分売出
(5.20%)
五十嵐 充 子会社の取締役等 11.66% 360日間
保有分売出
(5.07%)
以下続きを開く/閉じる
シンプレクス従業員持株会   5.56%  
福井 康人 子会社の取締役等 4.93% 360日間
保有分売出
(13.95%)
田中 健一   4.36% 360日間
保有分売出
(4.56%)
農林中央金庫   3.88% 360日間
株式会社刈田・アンド・カンパニー   2.14% 360日間
KARITA & Company Micronesia Inc.   1.50% 360日間
福山 啓悟 従業員 1.16% 360日間
保有分売出
(11.78%)
助間 孝三 取締役、
子会社の取締役等
0.73% 360日間
山本 元 子会社の取締役等 0.58% 360日間
早田 政孝 取締役、
子会社の取締役等
0.54% 360日間
久慈 欣宏 子会社の取締役等 0.53% ※Y
株式会社三菱UFJ銀行   0.51% 180日間
バーチャレクス・ホールディングス株式会社   0.49% 360日間
上記合計   90.31%  

※上記以下は省略しています。

 

360日のロックアップ期間:2022/09/16

180日のロックアップ期間:2021/03/20

ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。

 

 

売り出し株式の詳細

 

売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
 

氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合
刈田・シンプレクス投資事業有限責任組合   19,000,000 31.01%
金子 英樹 代表取締役、
子会社の取締役等
661,000 1.08%
福井 康人 子会社の取締役等 421,500 0.69%
以下続きを開く/閉じる
五十嵐 充 子会社の取締役等 362,100 0.59%
田中 健一   121,800 0.20%
福山 啓悟 従業員 83,900 0.14%
合計   20,650,300 33.70%

 

 

point<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい








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