YCPホールディングス【9257】JDRのIPO抽選申込どうする?
作成:2021/11/25
目次
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド IPOの紹介
コード | 9257 |
---|---|
会社名 |
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド |
市場 |
マザーズ(外国株) |
事業内容 |
アジア市場においてM&AやDXを通じた |
上場日 |
2021/12/21 |
初値 |
<管理人コメント> 上場する有価証券は、同社普通株式を信託財産とする外国株信託受益証券(JDR)です。
※過去JDR案件の事例
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
2021/12/03(金)~12/08(水)まで
IPOの申し込み期間は約6日間
IPO抽選対象の株数
4,514,200口
(内訳)
引受人の普通株式買取引受: 3,925,400口
オーバーアロットメン分: 588,800口
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
外国株市場(株式)のデータは少ないのでマザーズ市場での比較を掲載しておきます。
<管理人コメント>
JDRは、外国株のETF(上場投資信託)になるため単位は口数となっています。
今回の上場では、JDR1口につき同社の普通株式1株が裏付けされます。
取引は100口単位。
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 790円
仮条件の価格 ※2021/12/02に決定予定
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド の強み
※独自の見解な どを含みます。
- クロスボーダーでの支援
※世界17拠点、60%以上が海外人材。アジア全域に拠点。 - M&Aの一気通貫サービス
※投資前の戦略検討、投資先選定・発掘、投資実行後の経営・組織統合、投資先起業のバリューアップ - DXによる起業革変支援の実績多数
※インドネシアにデジタル開発チーム
※AI起業とのアライアンス体制
※日本の人工知能/ディープランニング領域の第一人者の松尾豊氏をシニアアドバイザー - マネジメントサービスを組み合わせた事業投資
※人材難に苦しむことの多い中小/新興企業
※高い投資利益を目指すことが可能
※パーソナルケア領域、ペットケア領域、戦略投資領域 - 経営人材の育成システム
※「YCPアカデミー」を社内で運営
※On-The-Job トレーニング
※レビューシステム、ナレッジ共有
<管理人コメント>
以下、2021/12期の売上高に対する各事業の内訳です。
大きく「マネジメントサービス事業」と「プリンシバル投資事業」に分けると半々くらいにはなっています。
以下、「マネジメントサービス事業」のサービス内容。
以下、「プリンシバル投資事業」の投資事業
以下、世界各国にある拠点です。
アジア市場に特化ということらしいですがアメリカにも拠点がありますね。
合計238名のプロフェッショナル人材がいるそうです。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。 ※国際基準
2019/12 2020/12 2021/06
(第2四半期)売上収益
(百万円)5752 6697 4055 税引前利益(百万円) 52 826 不明 親会社の所有者に
帰属する当期利益
(百万円)△ 135 721 318 - - - 基本的1株あたり
当期利益(円)△ 8 44 不明 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2019/12 2020/12 2021/06
(第2四半期)売上収益の
前年同期比- 16.43% -39.45% 税引前利益の
前年同期比- 1488.46% -
親会社 現・Y Asset ManagementLimited
以下、連結決算。 ※国際基準
2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/12 売上収益
(百万円)2586 3382 4591 5752 6697 税引前利益(百万円) 141 214 976 87 874 親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 69 89 810 △ 100 768 - - - - - 基本的1株あたり当期利益(円) 13710 17535 49 △ 6 47 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/12 売上収益の
前年同期比- 30.78% 35.75% 25.29% 16.43% 税引前利益の
前年同期比- 51.77% 356.07% -91.09% 904.60%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益はちょっと傾向がよくわかりません。
※連結子会社は多いので省略
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 2,790百万円
第三者割り当て増資の手取概算上限 427百万円
広告宣伝費等 1,160百万円
※パーソナルケア領域
子会社投融資資金 2,000百万円
※ペットケア領域。事業投資の具体化案件はなし。
投資が実施されない場合はマネジメントサービス事業における採用、教育費、人件費。
またプリンシバル投資事業の借入金返済
残額 57百万円
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 日本地域での売上拡大
※デューディリジェンス、M&Aアドバイザリーなど付加価値が高いサービス提供 - 東南アジア地域での売上拡大
※新規市場参入の支援、M&Aアドバイザリー
※クライアント数の拡大、売上単価増加 - グレーターチャイナ地域
※M&Aアドバイザリー、デジタルソリューション等の付加価値が高いサービス提供
※グローバル展開している中国企業をクライアントとして獲得 - 新規上場資金による投資事業の加速
※オーガニック市場で新たなブランド開発
※ECへのフォーカスやアジアなどグローバル展開で販路拡大
※動物病院経営に注力。M&Aを通じた事業継承。国内30病院、海外展開を目指す。
※日本食の海外展開、デジタル化・多様化の進むシニア市場への取り組み
<管理人コメント>
以下、2021/06時点の売上高に対する各サービスの内訳です。
プリンシバル投資事業の割合が少し拡大しています。
売上金額で見てみると、4つ全ての項目で前期を上回る進捗状況となっており、特にプリンシバル投資事業の伸びが目立っています。
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
今ビジネスが大きく変化をしているなかで必要とされているM&AやDXを活用した経営支援ということで経営支援による効果を出しやすいビジネス展開をしているなと感じました。また単なる支援だけではなく、事業会社への投資として資金を投入しリスクを取って経営参画し、大きな利益向上を目指しているのが確認できました。経営支援に自信を持っていることの表われでもあると思います。
M&AとDXはあらゆる事業分野において事業拡大に重要なものでビジネスチャンスは多いと思いますので今後の成長拡大に期待したい会社です。
ロックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しはないので問題なし。
マザーズ市場としては公開株数はかなり多い方で初値抑制要因?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4053 | (株)SunAsterisk | 07/31 | 4,830,000 | 700 | 1209 | 72.71% |
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7803 | ブシロード | 07/29 | 4,350,400 | 1,890 | 2,204 | 16.61% |
4449 | ギフティ | 09/20 | 5,049,300 | 1500 | 1880 | 25.33% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6555 | MS&Counsulting | 10/05 | 4,350,000 | 1280 | 1250 | -2.34% |
上記事例は少なめですが、やはりこのくらいの公開株数ともなると初値は抑制傾向にあるのかなと感じます。公募割れしているものもあります。
業績は拡大傾向。M&A、DX関連で人気の事業分野。自ら事業投資もおこなっています。ただし公開株数はかなり多いので初値はあまり期待しないほうが良さそうですが、想定発行価格が高くないことや事業内容的にそれなりの上昇には期待したいです。公募割れがあるかどうかは何とも言えません。
かなり公開株数が多いので仮条件の価格と最終的な公募売出し価格を確認して慎重に判断したいとは思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 松井証券 |
引受 | 岡三証券 |
積極的に投資される方はネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ Y Asset ManagementLimited 80.82% 180日間 粕本 晋吾 8.41% 180日間 ダミアン・デュアメル 2.91% 180日間 以下続きを開く/閉じる ハイコー・バグズ 2.78% 180日間 天野 淳 0.96% 180日間 石崎 貴紘 0.76% 180日間 松田 清人 0.61% 180日間 松尾 豊 0.61% 180日間 大河原 貴宏 0.57% 180日間 ピラー・ディーター 0.39% 180日間 上記合計 98.82% ※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2022/06/18
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
なし
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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