雪国まいたけ【1375】のIPO抽選申込どうする?

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雪国まいたけ【1375】のIPO抽選申込どうする?

 

 

yukigunimaitake-ipo

作成:2020/08/17 更新:2020/09/17

雪国まいたけ IPOの紹介

(※2020/09/17更新)

コード 1375
会社名

(株)雪国まいたけ

市場

東証一部

事業内容

きのこ類、きのこ加工食品の生産、販売。

上場日

2020/09/17

公募売出
価格
2200円
※仮条件の中間
初値
09/17
2100円
-4.55%

 

point<管理人コメント>

 

2015/06/16に東証二部の上場廃止
人口減少、国内きの消費量が頭打ちとなるなかで、不適切会計問題や、創業家側と経営陣との対立などがあり 成長戦略見直しとガバナンス体制の構築のため非上場化し新しい経営体制を構築を目指すものとなっていました。

 

2020/08/14 上場承認
再上場により得た資金でネット通販の強化などをしていくという話が出ています。

 

 

需要申告(ブックビルディング)スケジュール

 

雪国まいたけ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考

 

2020/09/02(水)~09/08(火)まで

=>最新IPOスケジュールをカレンダーで確認

 

IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。

※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。

 

 

IPO抽選対象の株数

 

20,323,500株

 

(内訳)

公募: なし

引受人の買い取り引受による売り出し: 17,672,700

オーバーアロットメントによる売り出し: 2,650,800

 

過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感

yukigunimaitake-ipo-kabusuu
yukigunimaitake-ipo-toushou1bu
yukigunimaitake-ipo-toushou2bu

 

 

想定発行価格と仮条件の価格

(※2020/09/17更新)

想定発行価格 2330円
仮条件の価格(09/01) ※2020/09/01に決定予定

 

 

雪国まいたけの強み

tsuyomi

※独自の見解などを含みます。

  1. 独自開発した工業生産手法
    ※独自のレシピで培地配合、農薬・化学肥料は一切使用せず
    ※独自開発した菌と植菌作業の自動化取り込み
    ※光、温度、湿度等の環境を制御した培養室、発生室による培養育成
    ※ぶなしめじ、エリンギは収穫・包装などほとんどの工程を自動化
  2. 主力製品のまいたけ
    ※栄養成分や健康促進効果を研究発表
    ※生産量シェア52%
    ※2015/08より販売開始した「極」ブランドは旨味成分や歯ごたえなどが従来品よりアップ

 

point<管理人コメント>

最近はCMを見た記憶がありませんが、「雪国まいたけ」という名前は料理をしない私でも知っているブランドです。季節になると食卓に並ぶ家庭も多いのではないでしょうか?

yukigunimaitake-kiwami

yukigunimaitake-seisan

 今となっては「袋栽培」というのはメディアでもよく出てくるので見慣れてはいますが、屋内で工業生産するという技術は合理的で改めて考えても凄いです。

 

以下は、2020/03期の売上高に対する各商品区分での内訳です。
yukigunimaitake-uriageuchiwake

まいたけが主力で6割り弱を占めていますが、その他の商品も展開しており、それなりに存在感はあります。

 

 

直近の決算状況と業績の推移

yukigunimaitake-gyouseki

※1983/07設立。
※2016/03期は6ヶ月間。2017/12期は9ヶ月間。2018/03期は3ヶ月間

 

クリック>>業績データを開く/閉じる

 

 

以下、連結決算。 ※国際基準

  2018/09 2019/09 2019/12
(第1四半期)
収益(百万円) 47592 50759 10624
税引前収益(百万円) 6321 6646 775
親会社の所有者に
帰属する当期利益(百万円)
4389 4346 487
  - - -
基本的1株あたり
当期利益(円)
110 109 12

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2018/09 2019/09 2019/12
(第1四半期)
収益の
前年同期比
- 6.65% -79.07%
税引前利益の
前年同期比
- 5.14% -88.34%

 

以下、単体決算。 ※日本基準

yukigunimaitake-gyouseki2

  2015/09 2016/09 2017/03 2017/12 2018/03 2019/03 2020/03
売上高
(百万円)
11182 15274 27008 19727 7717 31340 32889
経常利益
(百万円)
△ 829 1612 2444 2159 704 3634 5031
当期純利益
(百万円)
△ 71 △ 3725 831 725 927 2357 2716
1株当たり
配当額(円)
- - - - - 4374 -
1株当たり
当期純利益(円)
△ 17765705 △ 19395 4330 3776 3432 6124 7058

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2015/09 2016/09 2017/03 2017/12 2018/03 2019/03 2020/03
売上高の
前年同期比
- 36.59% 76.82% -26.96% -60.88% 306.12% 4.94%
経常利益の
前年同期比
- 294.45% 51.61% -11.66% -67.39% 416.19% 38.44%

 

point<管理人コメント>

吸収合併と決算期の変更により業績グラフは見づらくなっていますが、 直近の売上高は拡大傾向で売上金額を伸ばしていますので全体として拡大傾向かなとは思います。
経常利益も売上に伴い全体として拡大傾向かなと思われます。

 

2020/06(第1四半期)の進捗率が前期比で悪いように見えますが恐らく季節要因により需要が少ない時期なので特に気にしなくてもよいのかなと思われます。
※9~12月が最需要期、1~3月が需要期、4~8月が非需要期

 

コロナウイルスによる影響としては外出自粛による調理機会の増加でむしろ堅調に推移したそうです。

 

消費が頭打ちになったことも上場廃止理由となっていましたが、 業績の拡大状況からすると成長戦略の見直しがうまくいっているということでしょうか。

 

 

・連結子会社の詳細

設立/子会社化 会社名 所在地
- 株式会社雪国まいたけ(旧雪国まいたけ④) 新潟県
2019/03 瑞穂農林株式会社 京都府
2019/03 株式会社きのこセンター金武 沖縄県
2019/10 株式会社三蔵農林 岡山県

 

 

新規発行による手取金の使途

 

なし

 

 

雪国まいたけの成長余力

 

※独自の見解などを含みます。

  1. 長年培ったノウハウを他商品へ展開
    ※本しめじ、はたけしめじ、マッシュルーム
  2. まいたけでシェア圧倒的Noを目指す
    ※需要創造、消費地域・シーズン格差解消
  3. 技術革新による生産などの効率アップ
    ※収穫日数削減、センターキャパシティ最大化、きのこ原料の小売向け販売シフト
  4. 機能性、高品質化の研究による商品化
    ※健康食品、化粧品、医薬品などへの原料供給、ライセンスアウト、機能性訴求のエビデンス
  5. 販売チャネルの拡大
    ※外食、中食の開拓。スーパーの惣菜売り場への拡大
  6. 自社Eコマースサイトを通じた販売拡大
    ※「雪国まいたけONLINE」、Webプロモーション強化
    ※独自開発した健康食品の販売
  7. M&Aによる事業拡大
    ※2019/10にはマッシュルームの製造販売をおこなう三蔵農林を買収
  8. 海外展開への準備
    ※輸出を通じた市場調査、KOK活用、現地小売店での販売促進活動など

 

point<管理人コメント>

2020/06時点の売上高に対する各商品区分での内訳です。
yukigunimaitake-uriageuchiwake2

 一応、載せましたが季節要因による偏りがあるので第1四半期だけでは何にも参考にならないと思いますので注意してください。ただし売上比率でいうと、季節要因って消費の問題であって、供給側としてはあまり変わらないのかなと思いました。

 

きのこ類は、旬のときにだけ買いがちですが、もっと年中、消費するようになれる余地はあるのになとは思いますね。

 

◆雪国まいたけONLINE
https://www.yukiguni-online.com/
yukigunimaitake-online

 

以下のように、まいたけをサプリにして販売していたりするようです。

 

・雪国まいたけ MDフラクション®プラス

TV通販で見たことないので知りませんでした。まいたけに栄養があるのは分かりますが、何が健康に良いかは知りません。ポテンシャルがよく分かりませんが、成長戦略の一つとして期待したいものでしょうね。

 

 

株主の構成とロックアップ期間など

(※2020/06/12更新)

上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
  

氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ
Bain Capital Snow
Hong Kong Limited
  50.90% 180日間
保有分売出
(86.96%)
㈱神明ホールディングス   48.91% 180日間
足利 厳 代表取締役社長 0.15% 180日間
小室 雅裕 従業員 0.04% 180日間
上記合計   100.00%  

※上記以下は省略しています。

 

180日のロックアップ期間:2021/03/15

※合意ではなく約束と明記

ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。

 

 

売り出し株式の詳細

(※2020/06/12更新)

 
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
 

氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合
Bain Capital Snow
Hong Kong Limited
  17,672,700 44.26%
合計   17,672,700 44.26%

 

 

株主優待

 

条件 1単元(100株)以上保有、かつ6ヶ月以上継続保有の株主様に対し、3000円相当の自社商品をお届け

yukigunimaitake-kabunushiyuutai

 

point<管理人コメント>

最初から株主優待があるのは、初値上昇要因としても期待したいです。
以前、の株主や雪国まいたけが好きな消費者もいるでしょうから大きなプラス要因ではあります。それを含めての株価であることを考えないと行けないですが。

 

 

初値上昇の期待について管理人コメント

 

point<管理人コメント>

雪国まいたけのブランド名はすでに有名で魅力的な事業だとは思いますが、再上場案件ということで今後の成長性はしっかり見極めたいところです。

 

当然、これまでの問題点を解消しての再上場とは思いますが、再上場に向けた取り組みについて詳細な説明がなかったのはちょっと残念に思いました。
※上場廃止後、2016/02/23に会長、社長が退任し顧問となり、新社長(足利氏)就任しており、経営体制を新しくしています。

 

サプリなど健康食品を扱う通販事業が今後、伸びるかは未知数だと思いましたが、ノウハウの他商品展開や季節要因による偏り、販売チャネルの拡大など拡大余地はあるだろうなとは感じられましたので期待したい会社です。

 

成長性に期待があっても知名度があってそれなりの企業規模であるからこそ、余計にIPO価格の妥当性は慎重に見極めるように気をつけたいところです。

 

 

ロックアップはしっかりしており問題ありません。

 

ベンチャーキャピタルによる売出しになりますので要注意です。

ベンチャーキャピタルはある程度、成長しきったところで利益確定するために上場させますが、Bain Capital Snow Hong Kong Limitedは、保有分の8割り以上を売りに出しており、利益確定の意志は明確です。非上場化して経営を立て直すという役目は果たしたという言い方もできるかとは思いますが。

 

東証1部市場としては公開株数は普通くらいでしょうか。

※08/17時点で市場区分はまだ未定ですが公開株数の規模から東証1部を優先比較。

 

過去に東証1部市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。

 

・2018年で同程度の公開株数だった東証1部銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
3612 ワールド
09/28 18,492,000 2900 2755 -5.00%
4423 アルテリア・ネットワークス 12/12 20,125,000 1,250 1,190 -4.80%

 

・2017年で同程度の公開株数だった東証1部銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
3978 マクロミル 03/22 27,323,500 1950 1867 -4.26%
3563 スシローグローバルホールディングス 03/30 21,134,700 3600 3430 -4.72%
3564 LIXILビバ 04/12 21,910,000 2050 1947 -5.02%
8919 カチタス 12/12 23,025,300 1640 1665 1.52%
7198 アルヒ 12/14 19,122,800 1300 1270 -2.31%

 

上記の通り、公開株数がそれなりに多い他、ベンチャーによる売出しも多いので公募割れする場合が多いです。

 

とはいえ上場後に株価が上昇しているものも多いです。事業がしっかりしているからこそ、中長期的な視点で投資スべきものだとは思います。IPOで取得して初値売りするような投資はあまりおすすめできません。

 

業績は堅調に拡大しており、コロナウイルスによる影響もあまり心配なさそうです。とはいえ再上場案件ですし、ベンチャーキャピタルによる売出し、そして公開株数の多さを考えると公募割れも想定しておかないといけないかもしれません。

 

とりあえず、仮条件の価格や最終的な売出し価格の状況を見てから投資を考えたいものです。

 

 

IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら

 

  証券会社名
主幹事 SMBC日興証券
主幹事 大和証券
引受 みずほ証券
引受 SBI証券
引受 楽天証券

 

個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。

 

 

このページを見た人のアンケート

wan

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このページを見た人の初値予想

hatsune-yosou

結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。

 

 

口コミ評価など

 

 

 

 

 

 

point<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい






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