バルミューダ【6612】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/11/17 更新:2020/12/31
目次
バルミューダの紹介
(※2020/12/31更新)
コード | 6612 |
---|---|
会社名 |
バルミューダ(株) |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
家電製品の企画、デザイン、 |
上場日 |
2020/12/16 |
公募売出 価格 |
1,930円 ※仮条件の上限 |
初値 12/16 |
3,150円 +63.21% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
バルミューダ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/11/30(月)~12/04(金)まで
IPOの申し込み期間は約5日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,650,200株
(内訳)
公募: 1,235,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 200,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 215,200
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/12/31更新)
想定発行価格 1780円
仮条件の価格(11/26) 1,780~1,930円
バルミューダの強み
※独自の見解な どを含みます。
- 高価格帯でこれまでにない体験を提供
※2010年数千円の扇風機が一般的な市場に3万円台の製品投入し高く評価 - 自社工場をもたないファブレススタイル
※外部の向上委託で高い経営効率 - 幅広い販売チャネル
※家電量販店、インテリアショップ、百貨店、自社オンラインショップ、ECO事業者など - 製品コンセプトを的確に伝えるコンテンツを社内制作
※プロモーションに係る写真、動画など。 - 数多くの受賞歴
※グッドデザイン賞金賞、グッドデザイン ベスト100
※ドイツ Red Dot デザイン・アワード、iFデザイン・アワード
<管理人コメント>
バリュミューダと言えば、その名前を有名にした扇風機は多くのメディアに取り上げられていましたのでよく知っています。
羽の構造が革新的で「自然界の風を再現する扇風機」として売り出されたものです。
これまでの扇風機は効率よく風を送り出すというだけで構造はほとんど一緒で価格競争になりがちになっていた中、新しい体験を生み出した製品として高価格でありながらヒットした商品になっています。
その後も、これまでにない商品を発売しており話題になっています。
水を入れてふっくら仕上げるトースターと蒸気で炊き上げる炊飯器(しかもあえて保温機能なし)です。
両方ともTV番組で紹介されていましたのでよく知っています。
どれも高いですね!それでも売れるのですから、これまでに無いものを生み出していることの価値なんでしょう。
以下、2019/12期の売上高に対する各製品区分の内訳です。
空調とキッチンの2分野でそれぞれ存在感のある売上になっています。
私が知っているのは3商品だけでしたが、他にもこの分野で色々な商品を発売しています。
直近の決算状況と業績の推移
※2003/03バリュミューダデザイン設立。2011/03株式会社に改組。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2018/12 2019/12 2020/09
(第3四半期)売上高
(百万円)11192 10850 8097 経常利益
(百万円)1635 1048 891 当期純利益
(百万円)40 633 603 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)6 97 93 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/12 2019/12 2020/09
(第3四半期)売上高の
前年同期比- -3.06% -25.37% 経常利益の
前年同期比- -35.90% -14.98%
以下、単体決算。
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 売上高
(百万円)2907 5542 8872 11165 10827 経常利益
(百万円)△ 67 340 1058 1630 1041 当期純利益
(百万円)△ 67 235 829 36 627 1株当たり
配当額(円)- - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 1033 3622 12753 5 96 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 売上高の
前年同期比- 90.64% 60.09% 25.85% -3.03% 経常利益の
前年同期比- 607.46% 211.18% 54.06% -36.13%
<管理人コメント>
売上は2019/12期に鈍化しているのが確認できますが、
主力である韓国への輸出環境の悪化に伴い輸出額が減少したとのこと。
時期的にコロナウイルス前の話なので韓国での日本製品不買運動の影響かな?
現在、2020/09時点の売上進捗状況としては、
昨期に引き続き鈍化傾向が続いている?ようにも見えます。
韓国への輸出環境が改善傾向にあるものの、輸出額は前期を下回ったそうです。
コロナウイルスによる影響で事業活動全般で影響を受けたとのことですが、対策を講じて改善の方向に向かっているそうです。
経常利益も売上に伴う変動で、鈍化傾向か、横ばい傾向でしょうか?
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 事業内容 2013/02 BALMUDA Europe GmbH ドイツ 欧州での製品販売
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 2,002,436千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 352,411千円
人件費、採用費 304,847千円
※デザイナー、設計技術者、マーケティング、セールス、管理部門の増強
マーケティング費用 1,100,000千円
※メディア露出、デジタル広告、ポップアップイベント開催等。北米含む。
新製品開発費用 950,000千円
残高 0円
バルミューダの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 日本でのブランド力強化、認知度向上
※メディア露出、デジタル広告、ポップアップイベント開催等 - 北米地域でのブランド、製品認知度向上
※2020/04製品販売開始。重点地域として経営資源集中。
※メディア露出、デジタル広告 - 新製品の開発
※2020/06ワイヤレススピーカー「BALMUDA The Speaker」発売 - より市場の大きいジャンルへ進出
※クリナー等
※2020/10 独自ホバーテクノロジークリーナー「BALMUDA The Cleaner」発売
<管理人コメント>
以下は、2020/09時点の売上高に対する各製品区分の内訳です。
キッチン関連とその他の売上割合が増加しています。
昨期の売上高と比較すると昨年を上回るペースで進捗しており好調なようです。
一方で、空調関連は昨年を下回るペースで推移しており、売上が落ちているようですね。
キッチン関連が伸びているだけに、韓国での不買運動やコロナウイルスなどの影響だけでは説明できないような気もする?
コロナウイルスによる巣ごもり需要で堅調だっとことが会社の説明にありましたので、キッチン関連はプラスの面があったのかもしれません。
仮に空調関連の需要が落ちたとしても、伸びてきているその他としてクリーナー等の新製品の売上増加に期待したいところはあると思います。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 寺尾 玄 代表取締役社長 85.11% 180日間
保有分売出
(3.33%)Limotech Korea Co., Ltd. 3.55% 180日間 佐藤 弘次 取締役 2.28% ※Y 以下続きを開く/閉じる 株式会社ミツバ 1.77% 180日間 株式会社ベニヤ 1.77% 180日間 佐藤 雅史 取締役 0.70% ※Y 上記合計 95.18%
※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2021/06/13
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
※全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 寺尾 玄 代表取締役社長 200000 2.84% 合計 200000 2.84%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
韓国への輸出状況とコロナウイルスによる影響が気になりましたが、巣ごもり需要でプラスの面もありますし、新ジャンルとなるクリナーの発売もされました。ので今後の成長にも期待したい会社だなと思いました。
ロックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。
マザーズ市場としては公開株数は普通よりちょっと多い方です。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7059 | コプロ・ホールディングス | 03/19 | 1,610,000 | 2,090 | 2,395 | 14.59% |
4431 | スマレジ | 02/28 | 1,759,500 | 1,370 | 3,225 | 135.40% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
9270 | SOU | 03/22 | 1,698,000 | 3300 | 4100 | 24.24% |
7041 | CRGホールディングス |
10/10 | 1,552,500 | 1120 | 1832 | 63.57% |
4427 | EduLab | 12/21 | 1,656,100 | 3,200 | 3,270 | 2.19% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3558 | ロコンド | 03/07 | 1,812,000 | 1850 | 2625 | 41.89% |
・2016年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6187 | LITALICO | 03/14 | 1,768,700 | 1000 | 1880 | 88.00% |
2018/12は相場が急落していた局面なのでEduLabなどは考慮しておくとよいです。
公開株数がそれなりに多いので、初値は抑制されているものも多いですが、大きく上昇しているものもあります。
業績は鈍化傾向であるものの、韓国情勢やコロナウイルス問題は一時的。北米展開や革新的な製品開発は今後の成長にも期待したいです。公開株数が多いので大きな初値上昇は難しいかもしれませんが、それなりの初値上昇に期待したいです。
公開株数がそれなりに多いので、仮条件の価格や最終的な公募売り出し価格は念の為、確認しておきたいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
引受 | 丸三証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 極東証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
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