東和ハイシステム【4172】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/12/08
目次
東和ハイシステムの紹介
コード | 4172 |
---|---|
会社名 |
東和ハイシステム(株) |
市場 |
ジャスダック(スタンダード) |
事業内容 |
歯科電子カルテ統合システム |
上場日 |
2020/12/25 |
公募売出 価格 |
2,300円 ※仮条件の上限 |
初値 12/25 |
5,300円 +130.43% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
東和ハイシステム の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/12/09(水)~12/15(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
460,000株
(内訳)
公募: 200,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 200,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 60,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/12/31更新)
想定発行価格 2180円
仮条件の価格(12/07) 2,180~2,300円
東和ハイシステムの強み
※独自の見解な どを含みます。
- 歯科電子カルテ統合システムに特化
※歯科医療や保険診療等の専門知識、ITスキル
※長年培ったノウハウときめ細やかな使いやすさ - 研究開発からシステムサポートまで一貫して提供
※迅速に顧客ニーズを開発へつなげられる、販売は代理店を通さない - 4つの機能を一元的に統合して運用できる
※レセプト、電子カルテ、インフォームドコンセント、歯科医院の運営管理効率化を推進する機能 - ソフトウェア三無主義
※ソフトウェア保守、システムサポート、バージョンアップを無償で提供
※プログラム改修は別途有償
※ハードウェア修理・保守は実費負担。費用負担が受けられる会員月1500円から - 顧客ごとに専任の営業サポート配置
※迅速に直接訪問して対応サポート、地域密着型で差別化 - システム買替の更新比率が高い
※解除医院は4.4%
<管理人コメント>
以下、2019/12期の売上高に対する各収益別の内訳です。
事業としてはシステム開発販売のみがほとんどで一部、機器修理、消耗品等の売上があるようです。
「プログラム改定」は医療制度上の改定にともなうもののようですが、
売上のほとんどは、「システム売上高」となっています。
保守、サポート、バージョンアップが無償とのことでどうやって安定的な継続収益に結びつけているのかちょっと分からないのですが、オプション製品の販売と会社の説明にあった「買替更新」が継続的な収益につながっていくということでしょうか?
「買替更新」がどんなとき、どういう販売につながるのかよく分かりません。(^_^;
「プログラム改定」は利用顧客が増えれば増えるほど、改定時の売上は多くなり収益安定する要因になるのかな?
後はソフトウェア製品の料金詳細がよく分かりませんが、基本的に保守・サポートがまかなえる料金設定になっているということなのだろうと思いますが、どうでしょうか?
ある程度、完成された製品であれば保守・サポートなどの手間も少なくて済むのかも?
色々、想像で書きましたがシステム開発事業で安定収益をもたらす保守・サポート収入がないビジネスモデルは、 新規顧客を獲得していくことがより重要にはなりそうだなと思いました。
ちなみに顧客は、リース会社とリース契約して毎月の支払いをおこなっているそうです。
リースで毎月、分割支払いするくらいですから、ソフトウェア製品はそれだけ高額なものということなのだろうということは分かります。
利益率は高いですし、収益性の高い製品がこのビジネスモデルで重要なところなのかもしれません。
以下、営業拠点になります。
直近の決算状況と業績の推移
※2016/09期は7ヶ月間。※1978/03東和レジスター岡山販売㈱設立。1987/08東和ハイシステム㈱に商号変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/02 2016/02 2016/09 2017/09 2018/09 2019/09 2020/06
(第3四半期)売上高
(百万円)2041 2022 1246 2025 2041 1906 1462 経常利益
(百万円)599 553 331 411 455 386 375 当期純利益
(百万円)364 302 167 330 303 237 240 1株当たり
配当額(円)500 500 500 500 500 500 - 1株当たり
当期純利益(円)4547 2462 1517 2965 178 121 122 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/02 2016/02 2016/09 2017/09 2018/09 2019/09 2020/06
(第3四半期)売上高の
前年同期比- -0.93% -38.38% 62.52% 0.79% -6.61% -23.29% 経常利益の
前年同期比- -7.68% -40.14% 24.17% 10.71% -15.16% -2.85%
<管理人コメント>
売上は直近で鈍化傾向?でしょうか。
経常利益は全体的に横ばい傾向?でしょうか。
コロナウイルスによる業績への影響は限定的とのことですが、対面営業の自粛が発生したそうですが、2020/06以降は概ね回復しているそうです。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 402,160千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 123,648千円
新商品・サービス開発 104百万円
※クラウド活用
システム開発 120百万円
※AI機能、データ分析・顔認証を活用
社内デジタル化推進 13百万円
※ハードウェア面の補強費用
販売管理システム構築 50百万円
※ペーパーレス化
既存商品・サービス機能向上 93百万円
※インフォームドコンセント機能の拡充
残額 146百万円
東和ハイシステムの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 営業拠点の地域拡大
※関西ブロック、関東ブロックでシェア拡大
※人員投入、新規営業拠点の展開 - 知名度の向上による顧客拡大
※広告宣伝活動、デンタルショーなどの展示会出展 - 新商品・サービス開発
※AI活用商品
※クラウド基盤を活用した商品・サービス
コロナウイルスの影響によるオンライン診療、在宅勤務での業務
※スマホ、タブレット活用した予約システム
※経営分析システム開発
※SNSとの連携による患者とのコミュニケーション
※スマホ診察券
※資格確認パックのリリース企画中
<管理人コメント>
以下、2020/06時点の売上高に対する各収益別の内訳です。
「プログラム改定売上高」の売上割合が拡大しています。
2年に一度の診療報酬価格の改定作業の他、臨時的な診療報酬改定が発生したことが増加要因となったそうです。
前期の売上金額と比較すると、「プログラム改定売上高」以外は前年を少し下回るペースでの進捗となっていますが、全体としては前期を上回るペースでの進捗となっています。
業績への影響は限定的とのことでしたが、コロナウイルスの影響で対面営業を自粛したとありましいたので、システム売上高への影響はそれなりにあるのかもしれません。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 石井 滋久 代表取締役 53.11% 90日間
保有分売出
(14.60%)有限会社エス・イー ※A 35.79% 90日間
保有分売出
(0.62%)石井 恵美子 ※B 3.90% 90日間
保有分売出
(34.90%)以下続きを開く/閉じる 猪子 久美子 執行役員(従業員) 2.32% 90日間 石井 滋雅 ※C,執行役員(従業員) 1.59% 90日間
保有分売出
(51.92%)河野 圭哉 従業員 0.98% 90日間 東和ハイシステム
社員持株会0.79% 180日間 上山 政己 執行役員(従業員) 0.49% 90日間 上記合計 98.97% ※上記以下は省略しています。
※A 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
※B 代表取締役の配偶者
※C 代表取締役の二親等内の血族
90日のロックアップ期間:2021/03/24
180日のロックアップ期間:2021/06/22
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 石井 滋久 代表取締役 152,600 7.75% 石井 恵美子 ※B 26,800 1.36% 石井 滋雅 ※C,執行役員(従業員) 16,200 0.82% 以下続きを開く/閉じる 有限会社エス・イー ※A 4,400 0.22% 合計 200,000 10.16%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
歯科医院のことはよく知りませんが、自分の住む地域だけでも多く存在しているくらいですので全国は多く存在しているでしょう。利用価値があればニーズはあるのだろうと思います。営業地域の拡大で新規顧客獲得して成長拡大に期待したい会社です。
今後はクラウドシステムやAI活用の他、コロナウイルスに関連したオンライン診療などの開発を予定しているそうなので、新たな事業での成長拡大にも期待したいと思います。
ロックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし
ジャスダック市場としては公開株数は多くはないです。
過去にジャスダック市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2018年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6578 | エヌリンクス | 04/27 | 469,200 | 1810 | 3780 | 108.84% |
7042 | アクセスグループ・ ホールディングス |
11/06 | 460,000 | 1340 | 3500 | 161.19% |
2970 | グッドライフカンパニー | 12/17 | 460,000 | 1600 | 1951 | 21.94% |
・2017年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3560 | ほぼ日 | 03/16 | 460,000 | 2350 | 5360 | 128.09% |
事例が少ないですが、このくらいの公開株数であれば大きく上昇するものも多そう?です。
売上は直近で鈍化傾向ではありますが、IT関連ですし、今後の事業展開も見えています。公開株数は多い方ではありませんのでそれなりの初値上昇に期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | 楽天証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますのでとりえずポイント狙いで申し込みしておくのは良いと思います。
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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