オーケーエム【6229】のIPO抽選申込どうする？
作成：2020/11/17 更新：2020/12/31
目次
オーケーエムの紹介
（※2020/12/31更新）
| コード | 6229 |
|---|---|
| 会社名 |
（株）オーケーエム |
| 市場 |
東証二部 |
| 事業内容 |
バルブの製造、販売。 |
| 上場日 |
2020/12/17 |
| 公募売出 価格 |
1,220円 ※仮条件の上限 |
| 初値 12/17 |
1,300円 ＋６．５６％ |
需要申告（ブックビルディング）スケジュール
オーケーエム の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。＝＞IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/12/01（火）～12/07（月）まで
IPOの申し込み期間は約７日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,514,500株
（内訳）
公募： 1,000,000
引受人の買い取り引受による売り出し： 317,000
オーバーアロットメントによる売り出し： 197,500
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
（※2020/12/31更新）
想定発行価格 1090円
仮条件の価格（11/27） 1,090～1,220円
オーケーエムの強み
※独自の見解な どを含みます。
- 顧客の個別ニーズに合わせたカスタマイズバルブを開発
※標準製品では対応できないニッチ市場を開拓 - 幅広い業界大手顧客とのつながり
※新製品開発のニーズ発掘に役立つ - 多様な実験結果を活かした新製品開発力
※長年蓄積してきた実験データがある - 多種多様で幅広い業界向けの商品を取り扱い
※建築、発電、造船、各種プラント等
※カスタマイズの組み合わせにより10万種類を超える - 船舶排ガス用バルブの製造販売認証を取得
※世界的なライセンサー２社による
※船舶排ガス用バルブの市場で過半のシェアを獲得している - グローバルニッチトップ企業100選に選定
※2020/06経済産業省
＜管理人コメント＞
以下、主な取り扱い商品ですが、ガス・水だけでなく、
様々な流体の配管で流量をコントロールするバルブを開発しています。
専門家ではないのであまり詳しい機能性などは理解できませんが、コンピュータで制御する電子制御のバルブなんていうものもあるんですね。
身近なところでは、あべのハルカスの全ての空調設備でオーケーエムのバルブが使われているそうです。
以下、2020/03期の売上高に対する国別の内訳です。
韓国、中国など海外比率は、３割弱となっています。
2016/01/01に世界の環境規制で舶用排ガス処理装置の搭載が義務付けられ、韓国、中国には船舶排ガス用バルブを販売するようになったそうです。
直近の決算状況と業績の推移
※1902/01鋸切製造所を創業。1962/05㈱奥村製作所を設立。1993/04㈱オーケーエムに変更。
クリック＞＞業績データを開く／閉じる
以下、連結決算。
2019/03 2020/03 2020/09
(第2四半期)売上高
（百万円）8646 8852 4440 経常利益
（百万円）1335 849 734 当期純利益
（百万円）891 573 526 １株当たり
配当額（円）- - - １株当たり
当期純利益（円）269 173 159 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2019/03 2020/03 2020/09
(第2四半期)売上高の
前年同期比- 2.38% -49.84% 経常利益の
前年同期比- -36.40% -13.55%
以下、単体決算。
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 売上高
（百万円）5714 5489 5851 7721 8158 経常利益
（百万円）267 468 407 1271 844 当期純利益
（百万円）192 326 183 892 580 １株当たり
配当額（円）150 200 200 20 20 １株当たり
当期純利益（円）601 1018 570 269 175 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 売上高の
前年同期比- -3.94% 6.60% 31.96% 5.66% 経常利益の
前年同期比- 75.28% -13.03% 212.29% -33.60%
＜管理人コメント＞
連結の業績データが少ないので傾向を判断するのは難しいですが、
直近では拡大傾向を維持しているように見えます。
経常利益は、2020/03期に鈍化していますが、今期は持ち直し傾向？でしょうか。
コロナウイルスによる影響ですが、
マレーシアの子会社でロックダウンによる１ヶ月間の操業停止。
日本では営業活動の停滞があったそうです。
ただし、2020/09時点では前連結会計年度における豊富な受注残があったため、
業績への影響は「比較的軽微」であったとのことです。
2020/03期の経常利益が下がっていますが、人員増員、研究開発費の増加等が要因のようです。事業拡大への投資によるものなのであまり気にしなくて良いかなとは思います。
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 1990/10 OKM VALVE(M)SDN.BHD. マレーシア 2003/02 蘇州奥村閥門有限公司 中国 2019/03 奥村閥門(江蘇)有限公司 中国
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 997,250千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 199,129千円
建設資金の借入期返済 1,100,000千円
※滋賀県野州市に建設した研究開発センター（１期工事）
連結子会社への投融資 96,379千円
※奥村閥門(江蘇)有限公司 の常熟新工場の新設
残高 0円
オーケーエムの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 新商品の開発
※2020/10 滋賀県野州市に研究・開発拠点を新設
※流体制御に係る製品、サービス開発 - 既存の商品力強化
※最新の生産技術（画像認識、Iot、ロボット等）を取り入れ
※品質、コストとも競争力のある商品に変えていく
※新設拠点で5つの各種試験室を設置 - 営業は新規顧客開拓へシフト
※マーケティング部門に人員配置
※日本、韓国、中国、東南アジアでの販売拡大
※中国の常熟市に新工場 2021/03完成予定 - SDGs達成に貢献する製品開発
※船舶排ガス用バルブ、バラスト水処理装置用バルブ
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 有限会社クローバー通商 18.23% 180日間
保有分売出
(25.87%)ＯＫＭ従業員持株会 11.19% 180日間 奥村 晋一 取締役 8.26% 180日間 以下続きを開く／閉じる 奥村 恵一 取締役 6.03% 180日間
保有分売出
(53.74%)奥村 芳柾 5.48% 180日間 株式会社滋賀銀行 ※A 4.66% 180日間 奥村 勇樹 3.34% 180日間 奥村 俊慈 3.31% 180日間 日本生命保険相互会社 ※A 2.95% 180日間 須田 美奈子 2.38% 180日間 奥村 美和子 2.28% 180日間 レーク商事株式会社 2.21% 180日間 奥村 真依 1.83% 180日間 奥村 邦夫 1.80% 180日間 奥村 遼太郎 1.75% 180日間 奥村 芳幸 1.57% 180日間
保有分売出
(28.14%)永田 五月 1.57% 180日間 日下山 美代子 1.39% 180日間 住友生命保険相互会社 ※A 1.18% 180日間 谷口 登 監査等委員 1.09% 180日間 深津 伸子 1.00% 180日間 村井 米男 代表取締役 0.94% 180日間 三菱ＵＦＪキャピタル
株式会社※A 0.88% 木田 清 取締役 0.69% 180日間 奥村 小夜子 0.66% 180日間 佐藤 精一 取締役 0.63% 180日間 奥村 美徳 従業員 0.62% 奥村 芳江 0.62% 株式会社三菱ＵＦＪ銀行 ※A 0.59% 180日間 西華産業株式会社 0.59% 谷 憲二 0.59% 奥村 幸代 0.52% 180日間
保有分売出
(84.32%)日下山 武志 従業員 0.52% 180日間 ＡＧキャピタル株式会社 0.50% 全て売出し 上記合計 91.85% ※上記以下は省略しています。
※A 金融商品取引業者等
180日のロックアップ期間：2021/06/14
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 有限会社クローバー通商 160000 4.72% 奥村 恵一 取締役 110000 3.24% ＡＧキャピタル株式会社 17000 0.50% 以下続きを開く／閉じる 奥村 幸代 15000 0.44% 奥村 芳幸 15000 0.44% 合計 160000 4.72%
初値上昇の期待について管理人コメント
＜管理人コメント＞
バルブはあまり身近ではないものですが、配管などを想像するとバルブはそこら中に存在しているものだというのは想像できますので設備の更新サイクルがある限り、ずっと需要はあるものだろうなとはなんとなく思います。
海外展開においては、船舶排ガス用バルブの市場で過半のシェアを獲得しているということで今後の成長拡大にも期待が持てそうだなと感じますので成長に期待したい会社です。
一部ロックアップなしの株主も居ますが、多くはロックアップはしっかりしています。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。
東証二部市場としては公開株数は普通より少ない方です。
過去に東証二部市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だった東証二部銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1451 | ＫＨＣ | 03/19 | 1,764,000 | 850 | 832 | -2.12% |
・2018年で同程度の公開株数だった東証二部銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7670 | オーウエル | 12/13 | 1,872,200 | 750 | 855 | 14.00% |
・2017年で同程度の公開株数だった東証二部銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 9268 | オプティマスグループ | 12/26 | 1,852,800 | 1800 | 2001 | 11.17% |
事例が少ないのであまり参考になりませんが、東証二部ではそれなりの企業規模の会社が上場する市場であり、少ない方とはいえこのくらいの公開株数では初値は抑制傾向にあるのが確認できます。
業績は拡大傾向で積極的な研究開発や海外での工場新設中など成長に期待できる部分もあります。公開株数は少ない方ではありますが、東証二部で社歴が長くそれなりの企業規模ということで大きな初値に期待するのは難しく、それなりの初値で上昇してくれることに期待したいです。もちろん公募割れが無いとも言えません。
東証二部で素人ではよく分からない製品分野なので、仮条件の価格や最終的な公募売り出し価格を確認して慎重に判断したいところではあります。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
| 証券会社名 | |
|---|---|
| 主幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
| 引受 | SMBC日興証券 |
| 引受 | SBI証券 |
| 引受 | みずほ証券 |
| 引受 | いちよし証券 |
| 引受 | 西村証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
＜注意＞
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
＝＞目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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