グローバルインフォメーション【4171】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/12/07 更新:2020/12/31
目次
グローバルインフォメーションの紹介
(※2020/12/31更新)
コード | 4171 |
---|---|
会社名 |
(株)グローバルインフォメーション |
市場 |
ジャスダック(スタンダード) |
事業内容 |
主に市場・技術動向の |
上場日 |
2020/12/24 |
公募売出 価格 |
1,210円 ※仮条件の上限 |
初値 12/24 |
2,580円 +113.22% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
グローバルインフォメーション の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/12/07(月)~12/11(金)まで
IPOの申し込み期間は約5日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
575,000株
(内訳)
公募: 125,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 375,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 75,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/12/31更新)
想定発行価格 1200円
仮条件の価格(12/03) 1,110~1,210円
グローバルインフォメーションの強み
※独自の見解な どを含みます。
- 幅広い産業カテゴリーに対応
※医薬品、通信・IT、エネルギー、半導体、環境等
※300社を超える調査会社、会議等主催者と販売契約を締結
※日本語WEBサイト掲載レポート数は9万点超え - スピーディーに納品可能
※約6割が翌営業日まで - 海外での事業展開
※海外売上は約3割、アジアが9割超え
※5カ国に拠点を構え、現地顧客に営業サービス(米国、韓国、台湾、シンガポール、ベルギー)
※多言語Webサイト展開(英語、韓国語、中国語) - 最適な形で提供
※調査レポート、委託調査、年間契約型情報サービス - 試読サービスを提供
※内容確認後、購入判断できる
※取り扱いレポートの約6割
<管理人コメント>
以下、2019/12期の売上高に対する各事業の内訳です。
サービスの提供形態によって別れていますが、市場調査レポートに関する事業が9割弱を占めており、国際会議・展示会事業が別途あります。
以下、カテゴリー別の売上高構成比です。
幅広い産業カテゴリーに対応していますが、売上構成に大きな偏りはなく、様々な分野で売上が計上されています。
◆市場調査レポートのサービス提供サイト
https://www.gii.co.jp/
直近の決算状況と業績の推移
※1995/01㈱アイジーアイジャパン設立。1996/07㈱グローバルインフォメーションに商号変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/09
(第3四半期)売上高
(百万円)1816 1951 2219 2364 2310 1533 経常利益
(百万円)125 247 344 321 343 236 当期純利益
(百万円)63 164 251 220 229 187 1株当たり
配当額(円)- - 50000 100 16 - 1株当たり
当期純利益(円)25257 65759 100211 88 92 75 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/09
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 7.43% 13.74% 6.53% -2.28% -33.64% 経常利益の
前年同期比- 97.60% 39.27% -6.69% 6.85% -31.20%
<管理人コメント>
売上は直近で鈍化、横ばい傾向でしょうか?
経常利益は横ばい傾向でしょうか?
コロナウイルスによる影響ですが、
会議・展示会のキャンセル、延期など2月頃から影響が出始め、 緊急事態宣言が発令された4月以降は、その他の事業にも影響が及び、当初計画を下回る状況が続いたとのことです。
2020/09時点の状況はコロナウイルスによる影響がありそうですが、
その前の2019/12期に前期を下回っているのはちょっと気になるところです。
2019/12期に売上が減少した要因は、
市場調査レポート事業で海外部門での売上が大きく減少したと説明されています。
季節要因として第4四半期(1月~3月)に売上が多くなる傾向があるそうです。
2019/01-03は、売上全体の33.9%
2020/09時点の進捗率でみると前期を下回っているように見えますが、
第4四半期の売上増加は注目したいところです。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 122,000千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 82,800千円
人材採用費 60,000千円
※事業拡大を目的
マーケティング費用 60,000千円
※WEBチャネル活用した新たなマーケティング手法探索、導入費用
システム開発費 40,000千円
※業務効率化を目的とした基幹システム、顧客利便性向上のためWEBサイト改善
子会社の製造、仕入れ 44,800千円
※製品在庫の製造、仕入れ等
残額 0円
グローバルインフォメーションの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- アジア圏地域での仕入先増加
※総代理店契約の締結 - 包括購買契約を締結する顧客の増加
※サービス品質向上による更なる信頼獲得 - ブランド力、Webサイトの認知度向上
※新たなマーケティング手法探索、上場効果 - 仕入れから商品登録までのプロセス効率化
※データベース受入、翻訳、WEBページ作成・アップロードまで自動化、簡略化 - 北米、欧州市場の強化
※市場規模はアジア市場以上に大きい
※英語版WEBサイトの改善
※2020/07 ベルギー駐在員事務所を支店化しヨーロッパ支店開設。 - 新規事業の開拓
※2020/01 子会社㈱ギフテック設立。
Iot向けLPWA通信機器・システムの開発、製造、販売。
<管理人コメント>
以下、2020/09時点の売上高に対する各事業の内訳です。
会社説明にあったようにコロナウイルスによる影響で国際会議・展示会事業の売上が大きく減少しており、売上割合が低下しています。ただし全体の売上に占める割合は限定的なので業績への影響も限定的と言えるかもしれません。
またその他事業への影響は出ているということで、前期の売上と比較してみると2020/09時点は前期を少し下回るペースで進捗しています。
第4四半期に売上が増加する傾向があるそうなので、調査レポート関連の事業としては、前期並みくらい?なのかもしれません。
子会社ギフテックによる新規事業については、コロナウイルスによる影響で事業開始が遅れており、今はまだ準備段階とのことです。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 小野 悟 代表取締役社長 41.62% 180日間
保有分売出
(21.74%)小野 優子 ※A 27.14% 180日間
保有分売出
(16.67%)田野 聡美 ※B 5.43% 180日間 以下続きを開く/閉じる 樋口 めぐ美 ※B 5.43% 180日間 株式会社いちとせ ※C 5.43% 180日間 株式会社エルワイアール ※C 5.43% 180日間 樋口 荘祐 取締役 5.43% 180日間 杜山 悦郎 取締役 1.77% 180日間 上記合計 97.68% ※上記以下は省略しています。 ※A 代表取締役社長の配偶者 ※B 代表取締役社長の二親等内の血族 ※C 役員等により総株主議決権の過半数が所有されている会社
180日のロックアップ期間:2021/06/21
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 小野 悟 代表取締役社長 250,000 9.05% 小野 優子 ※A 125,000 4.52% 合計 375,000 13.57%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
インターネットで何でも手に入る時代ではありますが、しっかりとした情報は有料でしか手に入らないものは多いですし、欲しい情報がなければ調査会社に依頼して調べてもらうしかありませんのでニーズはずっとあるものだろうと思います。
業績はコロナウイルスによる影響と前期からの鈍化もあって見通しずらいものはありますが、コロナウイルスによる影響はずっと続くものではありませんし、前期から鈍化した海外要因は欧米市場への強化に期待したいところなので今後の成長拡大に期待したい会社です。
新規事業としてIot関連の事業を開始するようですが、これも期待したいところでしょうか。全くの新しい事業となりますが、調査会社の分析力を活かして、今参入すべき事業と判断したのかな?
ロックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし
ジャスダック市場としては公開株数は普通くらいで多くもないですが、少ない方でもないです。
過去にジャスダック市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2017年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1439 | 安江工務店 | 02/10 | 563,700 | 1250 | 1300 | 4.00% |
4124 | 大阪油化工業 | 10/05 | 609,500 | 1860 | 3100 | 66.67% |
・2016年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3538 | ウイルプラス ホールディングス |
03/24 | 602,700 | 1880 | 1729 | -8.03% |
事例が少ないので参考にしにくいですが、事業によりまちまちで公募割れになっているものもあります。
業績はコロナウイルスの影響を除いたとしても鈍化しているのが気になりましたが、欧米への事業展開強化で期待したいところはあります。調査会社というのは欧米にもありますので、よく分からないところもありますが、アジアの情報に特化すれば優位性あるかも?情報関連で公開株数は多くはない方なのでそれなりの上昇に期待したいとは思いますが、正直、業績的に成長性についてはちょっとよく分からないところはありますので見極めが難しいです。
とりあえず仮条件の価格、最終的な公募売り出し価格などで需給動向を見極めたいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | エイチ・エス証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 松井証券 |
引受 | 楽天証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
積極的に応募される方は、ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
※2020/12/07 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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