モビルス【4370】のIPO抽選申込どうする？
作成：2021/08/03
目次
モビルス IPOの紹介
| コード | 4370 |
|---|---|
| 会社名 |
モビルス（株） |
| 市場 |
マザーズ |
| 事業内容 |
コンタクトセンターを対象とした |
| 上場日 |
2021/09/02 |
| 初値 |
需要申告（ブックビルディング）スケジュール
2021/08/18（水）～08/24（火）まで
IPOの申し込み期間は約７日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,267,000株
（内訳）
公募： 360,000
引受人の買い取り引受による売り出し： 741,800
オーバーアロットメントによる売り出し： 165,200
過去データをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1060円
仮条件の価格 ※2021/08/16に決定予定
モビルス の強み
※独自の見解な どを含みます。
- チャットボット市場３年連続シェア１位
※「ITR Martket View2020」 - 大規模コンタクトセンターのオペレーションを効率化するテクノロジー
※モニタリング、統計、レポーティング、管理者・スーパーバイザー支援、在宅オペレーション
※オペレーション支援AIを独自開発
接客サジェスト、自動翻訳、自動個人情報抽出 - コンサルティングで顧客のROI実現までを支援
※道入サポート、カスタマイズ開発、トレーニング、KPI分析サポート、AI教師データ作成、PDCA支援 - 販売代理店やOEMなどによる商流網
※直営販売
※40社を超える企業と販売代理店契約
※エヌ・ティ・ティ・コムウェア㈱、富士通㈱、トランスコスモス㈱へOEM供給 - 継続的に収入が得られる課金モデル
※サブスクリプション型のリカーリングモデル
※2020/08期は売上の38％を占める、解約率は1.02％
＜管理人コメント＞
以下、2020/08期の売上高に対する各事業の内訳。
「プロフェッショナルサービス」は、「SaaSサービス」で提供している各システムプロダクトを道入、コンサルティングなど支援するサービスです。
コミュニケーション領域を中心としたシステムの受託開発をおこなう「イノベーションラボサービス」と合わせて、大きく２つの事業に分かれているような印象かなと思いました。
直近の決算状況と業績の推移
クリック＞＞業績データを開く／閉じる
2016/08 2017/08 2018/08 2019/08 2020/08 2021/05
（第3四半期）売上高
（百万円）261 422 680 741 953 899 経常利益
（百万円）△ 56 △ 31 103 △ 89 55 120 当期純利益
（百万円）△ 56 △ 34 69 △ 104 75 140 １株当たり
配当額（円）- - - - - - １株当たり
当期純利益（円）△ 259 △ 157 317 △ 22 16 27 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/08 2017/08 2018/08 2019/08 2020/08 2021/05
（第3四半期）売上高の
前年同期比- 61.69% 61.14% 8.97% 28.61% -5.67% 経常利益の
前年同期比- 44.64% 432.26% -186.41% 161.80% 118.18%
＜管理人コメント＞
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は赤字を伴いながらも直近では黒字転換し拡大傾向になっているように見えます。
コロナウイルスの業績への影響は「限定的」と説明がありました。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 368,600千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 174112千円
ソフトウェア投資 394,712千円
※Saasプロダクトの新規機能追加等
借入金返済 148,000千円
残額 0円
モビルス の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 顧客単価向上
※オペレータID追加、提案力強化によるサービス追加、新規オプション開発 - 顧客数拡大
※営業体制の拡充、代理店の販売力サポート、新規代理店開拓、解約抑止 - 新領域への展開
※行政サービス、企業内業務プロセス改善、セールス＆マーケティングでの利用も進んでいる - 新製品の開発
※AI自動対応・有人リモート対応可能なアバターでの接客ソリューション開発中
顧客対応を減らしている銀行など新しいマーケットを開拓できる - 認知度、ブランド力向上
※広告宣伝活動 - チャットサポートの拡大余地が大きい
※国内の消費者利用比率6％に対し、米国47％、英国55％ - コロナによりコンタクトセンターのDX化需要が高まる
＜管理人コメント＞
以下、2021/05時点の売上高に対する各事業の内訳。
イノベーションラボサービスの売上割合が縮小し、その他が拡大しています。
売上金額で確認すると、「イノベーションラボサービス」は前期を下回る進捗状況ですが、「SaaSサービス」、「プロフェッショナルサービス」は、前期を上回る進捗状況です。全体としては前期を上回っており好調なようです。
初値上昇の期待について管理人コメント
＜管理人コメント＞
今ではチャットによるサポートサービスは多くのWebサービスで見かけるようになっています。私もよく使う場面があったりするので知っていますが、モビルスのサービスも知らないうちに使っているかな？
電話での自動応答サービスも簡単に作れて便利そうです。
人件費削減にAIによる自動応答はとても有効だと思いますし、在宅オペレーション機能などはコロナ対策や人材活用など働き方改革にも大きく寄与すると思います。サブスクリプション型のリカーリングモデルということで、顧客の拡大により収益は積み上がっていくと思いますので今後の成長に期待したい会社です。
一部、ロックアップなしの株主（資本業務提携）がいますが、大部分のックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しはありません。
マザーズ市場としては公開株数は普通くらいです。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5070 | （株）ドラフト | 03/17 | 1,357,000 | 1580 | 1221 | -22.72% |
| 4167 | （株）ココペリ | 12/18 | 1,244,700 | 1,600 | 3,610 | 125.63% |
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4442 | バルテス | 05/20 | 1,203,400 | 660 | 1,820 | 175.76% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3489 | フェイスネットワーク | 03/16 | 1,380,000 | 1400 | 3200 | 128.57% |
| 1446 | キャンディル | 07/05 | 1,322,500 | 1180 | 1800 | 52.54% |
| 4420 | イーソル |
10/12 | 1,190,300 | 1680 | 4000 | 138.10% |
| 9279 | ギフト |
10/19 | 1,182,200 | 2090 | 3710 | 77.51% |
上記１つが公募割れとなっていますが、2020/03月はコロナウイルスによる影響で相場全体が急落していたタイミングですので例外として理解しておくとよいです。
事業により様々ですがこのくらいの公開株数では大きく上昇しているものが多い印象です。
業績は拡大傾向。コロナによる影響は心配なし。IT関連ですがAI活用のチャットボット、在宅チャットなど働き方改革、DX推進に貢献。公開株数は特別多くもないので初値は大きな上昇に期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
| 証券会社名 | |
|---|---|
| 主幹事 | 大和証券 |
| 引受 | 野村證券 |
| 引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
| 引受 | SMBC日興証券 |
| 引受 | SBI証券 |
| 引受 | 楽天証券 |
| 引受 | 静銀ティーエム証券 |
| 引受 | 極東証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
このページを見た人のアンケート
このページを見た人の初値予想
結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ ラン・ホアン 31.12% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(10.00%)阮 明徳 従業員 10.47% 180日間
保有分売出
(33.00%)三菱ＵＦＪキャピタル５号投資事業有限責任組合 9.31% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(15.01%)以下続きを開く／閉じる エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 ※資本業務提携 9.10% トランス・コスモス株式会社 6.39% 90日間、1.5倍除く グローバル・イノベーション・ファンドⅢ 6.39% 180日間 石井 智宏 代表取締役社長 4.50% 180日間 株式会社オウケイウェイヴ ※資本業務提携 3.66% 全て売出し ＫＳＰ４号投資事業有限責任組合 3.35% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(15.00%)ＳＭＢＣベンチャーキャピタル３号投資事業有限責任組合 1.70% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(15.05%)加藤 建嗣 取締役 1.63% 180日間 静岡キャピタル６号投資事業有限責任組合 1.28% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(15.02%)アイテック阪急阪神戦略パートナーズ投資事業組合 1.28% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(15.02%)下地 淳 1.26% 180日間 株式会社文化放送 1.20% 180日間 栗花落 慧樹 1.01% 180日間 ＳＭＢＣベンチャーキャピタル４号投資事業有限責任組合 0.72% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(15.05%)飛島 崇之 従業員 0.58% 180日間 柏原 学 従業員 0.50% 180日間 アニコム損害保険株式会社 0.48% 180日間 ＣＳＡＪスタートアップファンド投資事業有限責任組合 0.42% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(15.00%)李 英一 従業員 0.42% 180日間 上記合計 96.77% ※上記以下は省略しています。
90日のロックアップ期間：2021/11/30
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
180日のロックアップ期間：2022/02/28
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 株式会社オウケイウェイヴ 210,000 3.66% 阮 明徳 従業員 198,000 3.46% ラン・ホアン 178,400 3.11% 以下続きを開く／閉じる 三菱ＵＦＪキャピタル５号投資事業有限責任組合 80,100 1.40% ＫＳＰ４号投資事業有限責任組合 28,800 0.50% ＳＭＢＣベンチャーキャピタル３号投資事業有限責任組合 14,700 0.26% 静岡キャピタル６号投資事業有限責任組合 11,000 0.19% アイテック阪急阪神戦略パートナーズ投資事業組合 11,000 0.19% ＳＭＢＣベンチャーキャピタル４号投資事業有限責任組合 6,200 0.11% ＣＳＡＪスタートアップファンド投資事業有限責任組合 3,600 0.06% 合計 741,800 12.95%
＜注意＞
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
＝＞目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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