フェイスネットワーク【3489】のIPO抽選申込どうする?
作成:2018/02/14 更新:2018/03/16
目次
フェイスネットワーク IPOの紹介
(※2018/03/16更新)
コード | 3489 |
---|---|
会社名 |
(株)フェイスネットワーク |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
「世田谷、目黒区、渋谷区」を中心 |
公募売出 価格 |
1400円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2018/3/16 |
初値 03/16 |
3200円 +128.57% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
フェイスネットワークの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2018/02/28(水)~03/06(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,380,000株
(内訳)
公募: 800,000株
引受人の買い取り引受による売り出し: 400,000株
オーバーアロットメントによる売り出し: 180,000株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2018/03/16更新)
想定発行価格 1340円
仮条件の価格(2/27) 1340~1400円
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
株式会社88 | ※1 | 50% | 90日間 |
蜂谷二郎 | 代表取締役社長 | 30% | 90日間 保有分売出 (33.33%) |
小泉和弘 | 2.5% | 90日間 | |
相澤篤 | 2.5% | 90日間 | |
吉田俊雄 | 専務取締役 | 2.5% | 90日間 |
山元孝行 | 常務取締役 | 2.5% | 90日間 |
佐野宏江 | 取締役 | 1.5% | 90日間 |
石丸洋介 | 従業員 | 1.5% | 90日間 |
来住亮佑 | 従業員 | 1.0% | 90日間 |
硯華恵 | 従業員 | 1.0% | 90日間 |
※1 役員等により総株主等の議決権の過半数が所有されている会社
90日のロックアップ期間:2018/06/13まで
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
蜂谷二郎 | 代表取締役社長 | 400000 | 10% |
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 978,240 千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 221,904 千円
新築一棟マンション建設のための土地取得、中古ビルの取得費用関連 1,200,144 千円
残額 0千円
直近の決算状況と業績の推移
2012/08 | 2013/08 | 2014/08 | 2015/03 | 2016/03 | 2017/03 | 2017/12 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
1735 | 2192 | 4496 | 4222 | 7108 | 10146 | 8652 |
経常利益 (百万円) |
83 | 66 | 160 | 425 | 449 | 1034 | 643 |
当期純利益 (百万円) |
83 | 40 | 101 | 278 | 303 | 707 | 458 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | 1000 | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
111430 | 53583 | 136283 | 3062 | 76 | 177 | 115 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※2001/10に有限会社フェイスネットワーク設立。商号変更を何度か行った後、2014/12に株式会社フェイスネットワークに商号変更。
2012/08 | 2013/08 | 2014/08 | 2015/03 | 2016/03 | 2017/03 | 2017/12 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 26.34% | 105.11% | -6.09% | 68.36% | 42.74% | -14.73% |
経常利益の 前年同期比 |
- | -20.48% | 142.42% | 165.63% | 5.65% | 130.29% | -37.81% |
<管理人コメント>
売上、利益ともに右肩上がりで大きく成長している様子が伺えます。
2015/03期は、決算月の変更により7ヶ月間となっています。鈍化しているように見えますが、そうではないので勘違いしないようにしてください。
フェイスネットワークの強み
※独自の見解などを含みます。
- 好立地で土地価格が安定している城南3区(世田谷・目黒区・渋谷区)に特化
- 城南3区では知名度があり土地情報を入手しやすい
- 土地の仕入れ、建築、管理運営までワンストップサビースを提供
※中間コスト、労力等の大幅削減で不動産オーナーの利益重視 - ワンストップサビースにより金融機関への的確な折衝サポート
※最適な資金調達がおこなえる - 新築にこだわることで付加価値が高く差別化できる
※新築人気、耐震性、設備、メンテナンス、低コスト設計 - ターゲットを絞り込んだ中古リノベーション
※若手を中心としたクリエイターのシェアオフィスなど - 不動産投資セミナーを中心としたプル型の販売体制
※興味をもって集まった人に営業するので効率がよい - 竣工済み不動産の販売と設計から請け負う2つの販売方法がある
- 自社販売不動産を専門に扱って自社で入居者募集をしている
※物件の魅力を伝えやすく収益性も高まる
<管理人コメント>
◆事業別の売上割合
フェイスネットワークの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 首都圏の新築マンションの販売戸数は安定推移し販売単価は上昇傾向
※土地、建築、税制改正、金融機関の融資体制は注意 - ブランド力、知名度向上による新規顧客獲得
※上場効果、広告宣伝活動など - 新築一棟マンション以外の新規事業展開
※現時点で具体的なものはなし。 - 不動産セミナーの回数を増やして顧客獲得数を増やす
- リピーターによる販売も見込める?
<管理人コメント>
不動産セミナーで投資家への販売をおこなうことが顧客獲得として重要な営業活動となりますが、年々、セミナーの回数を増やしているようです。
2016/03期:年間5回 |
2017/03期:年間13回 |
2017/12時点:年間15回 |
今後も不動産セミナーを強化していくことで売上も比例して上がっていく可能性はあるのではないでしょうか。
不動産市況のデータが公開されていましたので掲載しておきます。
2017/03期:首都圏の新築マンションの販売戸数:前年同期比-4.4%、3万6450戸、販売平均価格-1.4%下落で5541万円。平米単価+1.0%上昇し、80.1万円。 |
2017/12時点:首都圏の新築マンションの販売戸数:前年同期比-1.9%、2万8796戸、販売平均価格+7.6%上昇で5908万円。平米単価+8.3%上昇し、85.9万円。 |
※不動産経済研究所調べ 首都圏マンション市場動向より
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
不動産市況の動向には注意が必要ですが現状、売上高の推移からもまだ鈍化するような様子は見られませんのでこれからの成長に期待したいところです。
ちなみに投資用不動産と言っても最近よく問題になるサブリースとは違い、正統派の不動産販売で順調に成長しているという点は安心ポイントです。
ロックアップはしっかりしており、ベンチャーキャピタルによる売り出しも心配がありません。
マザーズ市場で公開株数もそれほど多くないです。
前回のIPO(神戸天然物化学)からは1日後で間が空いていないことに加え、同日に日総工産(東証一部or二部予定)と合わせて2社同時上場となる点は資金の分散などに注意したいところですが、フェイスネットワークは規模がそれほど大きくはないので、あまり気にはならない?
ただし昨年から好調を維持しているIPOですが、
現在、世界の株式市場で調整の動きが出ている点が初値を抑制する可能性は気になります。
直近で投資用不動産のIPOがありましたので紹介しておきます。
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3486 | グローバルリンクマネジメント | 12/13 | 423,200 | 2620 | 6130 | 133.97% |
公開株数がとても少ないIPO案件でしたので単純比較は出来ませんが、この銘柄に関しては人気がとても高かったことが伺えます。
以下、上場後のチャート推移です。
上場後も上昇を続け、株価は1万円を超えています。
直近では残念ながら世界の相場全体が下げたのもあって調整してしまっていますが、現時点ではまだ底堅さを見せているといったところです。
需給だけで上げている可能性もありますので、投資用不動産の状況がどうかはまた別問題として注意しておいた方が良いかもしれません。
公開株数の違いがありますので、グローバルリンクマネジメントのような高騰は難しいかもしれませんが、公開株数が多い代わりに想定発行価格は低めになっていますので、初値には期待しても良いかもしれません。
念のため、世界の株式市場が調整中ということもあり、2/23上場予定のMマートの初値で現在の需給状況を確認しておきたいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | むさし証券 |
引受 | 藍澤證券 |
引受 | マネックス証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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