ビジョナル【4194】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/03/18
目次
ビジョナル IPOの紹介
コード | 4194 |
---|---|
会社名 |
ビジョナル(株) |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
企業やヘッドハンターと |
上場日 |
2021/04/22 |
初値 |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ビジョナル の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/04/06(火)~04/09(金)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
13,643,300株
(内訳)
公募: 2,127,700
引受人の買い取り引受による売り出し: 11,248,700
(国内:1274400株 海外:9974300株 ※内訳は04/12に最終決定)
オーバーアロットメントによる売り出し: 266,900
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 4355円
仮条件の価格 ※2021/04/06に決定予定
ビジョナルの強み
※独自の見解な どを含みます。
- 国内最大級のプラットフォーム
※プロフェッショナル人材採用
※2021/01末時点 123万人以上の人材が登録 - プロフェッショナル人材に特化
※管理職・専門職等
※年収1000万円以上の求人が3分の1 - 企業やヘッドハンターから求職者へ直接スカウトが届く
※ネットによる可視化
※従来直接やり取りできるプラットフォームはなかった
※厳選された企業 15500社
※一定の基準を満たした優秀なヘッドハンター4600名以上 - ユニークな収益構造
※企業、ヘッドハンター、求職者からの課金売上あり
※プラットフォーム利用料(6ヶ月~)、採用成功報酬
※求職者は月額課金、無料会員もあり - システムの自社開発
※ユーザーの使いやすさを第一に考えた機能、デザイン - ビズリーチの高い認知度
※ブランド認知度 92%
<管理人コメント>
以下、2020/07期の売上高に対する各事業の内訳です。
売上のほとんどが「HR Tech事業」によるものとなっています。
さらに「HR Tech事業」の売上内訳が以下の通り。
売上の多くが「ビズリーチ」によるものとなっているのが確認できます。
◆ビズリーチ
https://www.bizreach.jp/
以下はビズリーチの事業系統図です。
人材紹介といえば成功報酬の他、プラットフォーム利用料はわかりますが、求職者による課金もあるのは凄いですね。
それだけ求職者にとっても質の高い求人情報が得られるということなのでしょうね。
直近の決算状況と業績の推移
※2007/08㈱ビズリーチ設立。2020/02/03ビズリーチの完全親会社として設立。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2020/07 2021/01
(第2四半期)売上高
(百万円)25879 12167 経常利益
(百万円)2254 1665 当期純利益
(百万円)4658 1086 1株当たり
配当額(円)- - 1株当たり
当期純利益(円)163 35 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2020/07 2021/01
(第2四半期)売上高の
前年同期比- -52.99% 経常利益の
前年同期比- -26.13%
以下、㈱ビズリーチの単体決算。
2016/07 2017/07 2018/07 2019/07 売上高
(百万円)6183 9958 15658 21492 経常利益
(百万円)△ 1700 △ 289 658 520 当期純利益
(百万円)0 △ 618 600 346 1株当たり
配当額(円)- - - - 1株当たり
当期純利益(円)1 △ 2257 2133 12 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/07 2017/07 2018/07 2019/07 売上高の
前年同期比- 61.05% 57.24% 37.26% 経常利益の
前年同期比- 83.00% 327.68% -20.97%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は拡大傾向になっています。
コロナウィルスによる影響ですが、
プロフェッショナル人材領域への影響は限定的。 HRMOS事業はChuenrateが2020/07期の1.15%と比べ悪化し、1.43%
・連結子会社の詳細
設立/子会社化 会社名 所在地 2007/08 株式会社ビズリーチ 東京都 2020/02 ビジョナル・インキュベーション株式会社 2019/08 株式会社BINAR 2019/09 Cloud Solutions株式会社 2019/11 トラボックス株式会社
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 1,975百万円
第三者割り当て増資の手取概算上限 1092 百万円
海外募集における差引手取概算 6,391百万円
マーケティング 4,000百万円
※新規顧客開拓、認知度向上のため広告宣伝、販売促進
人件費 4,000百万円
※営業人員、製品開発のためのエンジニア等、経営管理人材等
残額 1,458百万円
※残額は、事業買収等を予定。
ビジョナルの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 新規顧客開拓、認知度向上
※広告宣伝、販売促進 - 従業員101名以上の企業に拡大余地大きい
※2021/01末時点 48645社
※ビズリーチ累計導入企業数15500社 - 日本における雇用流動化が年々加速
※米国市場に比べると拡大余地大きい
※働き方、転職への考え方 - HR Techクラウドサービスの拡大余地大きい
※国内市場は1199億円 - HRMOSの新規サービス展開
※勤怠、労務、給与等
※ビズリーチとHRMOSでHCMエコシステム構築
※収益構造の多様化で収益の安定 - 人材データベースの拡充
- 新たな領域での「DXエコシステム」構築
<管理人コメント>
以下、2021/01時点の売上高に対する各事業の内訳です。
Incubationの売上割合が少し増えています。
売上金額で見てみると、「HR Tech事業」は昨期を下回る進捗状況で、「Incubation事業」は、昨年を上回る状況となっています。
「HR Tech事業」の内訳も確認してみます。
その他事業の売上割合が縮小しているのが目立っているでしょうか。
売上金額で見てみるとその他は昨期を大きく下回り、ビズリーチ事業は昨期を少し下回っている状況です。HRMOS事業は、昨年を上回る状況です。
その他事業は、プロフェッショナル人材以外の領域の人材採用支援サービスを提供しているもので、20代の転職やITエンジニアの転職など様々なサービスを展開しております。
詳しくは説明されてないのでわかりませんが、コロナウィルスによる影響はプロフェッショナル人材の領域では限定的だったものの、その他の人材採用支援のところでは影響は大きかったのかな?売上に占める割合が低いので業績へのインパクトも限定的ですが。
ビズリーチ事業が売上の8割となっていますが、他にも数多くの事業サービスを展開していますので、今後はそれらの事業拡大に期待したいところでしょうか。
特に、人材ビジネスとは全く異なるIncubation事業は売上割合は着実に拡大してきていますので今後の成長で注目でしょうか。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 南 壮一郎 代表取締役社長 42.47% 180日間 ジャフコ・スーパーV3
共有投資事業有限責任組合11.78% 全て売出し 島田 亨 取締役 5.79% 180日間
保有分売出
(69.57%)以下続きを開く/閉じる YJ2号投資事業組合 4.33% 360日間 竹内 真 取締役 4.33% 180日間
保有分売出
(18.61%)Japan Entrepreneur
Collaboration Limited3.93% 180日間 永田 信 取締役 1.80% 180日間
保有分売出
(12.59%)多田 洋祐 取締役 1.46% 180日間
保有分売出
(8.62%)ジャパン・コインベスト
投資事業有限責任組合1.38% 全て売出し 村田 聡 取締役 1.27% 180日間
保有分売出
(9.91%)グロービス5号ファンド
投資事業有限責任組合1.25% 全て売出し Salesforce Ventures LLC
(常任代理人 株式会社セー
ルスフォース・ドットコム)1.24% 全て売出し 佐藤 和男 従業員 1.08% 180日間
保有分売出
(30.23%)田中 潤二 従業員 0.83% 180日間 電通デジタル投資事業
有限責任組合0.83% 全て売出し グリー株式会社 0.83% 全て売出し SMBCベンチャー
キャピタル2号投資事業
有限責任組合0.55% 全て売出し Rakuten Capital S.C.Sp. 0.55% 全て売出し Globis Fund V, L. P.
(常任代理人
東西総合法律事務所)0.54% 全て売出し 園田 剛史 従業員 0.48% 180日間
保有分売出
(15.79%)上記合計 86.72% ※上記以下は省略しています。
※約束する書面を04/12付で差し入れ予定
180日のロックアップ期間:2021/10/18
360日のロックアップ期間:2022/04/16
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 ジャフコ・スーパーV3
共有投資事業有限責任組合4,680,000 11.78% 島田 亨 取締役 1,600,000 4.03% 南 壮一郎 代表取締役社長 640,000 1.61% 以下続きを開く/閉じる ジャパン・コインベスト
投資事業有限責任組合546,500 1.38% グロービス5号ファンド
投資事業有限責任組合497,700 1.25% Salesforce Ventures LLC
(常任代理人 株式会社セー
ルスフォース・ドットコム)494,000 1.24% 電通デジタル投資事業
有限責任組合327,800 0.83% グリー株式会社 327,800 0.83% 竹内 真 取締役 320,000 0.81% SMBCベンチャー
キャピタル2号投資事業
有限責任組合218,600 0.55% Rakuten Capital S.C.Sp. 218,600 0.55% Globis Fund V, L. P.
(常任代理人
東西総合法律事務所)212,600 0.54% 佐藤 和男 従業員 130,000 0.33% イーストベンチャーズ2号
投資事業有限責任組合109,300 0.28% Spiral Capital Japan Fund
1 号投資事業有限責任組合109,300 0.28% TUSキャピタル1号投資事業
有限責任組合109,300 0.28% みずほ成長支援投資事業
有限責任組合109,300 0.28% 株式会社リンクアンド
モチベーション109,300 0.28% efu Investment Ltd. 109,300 0.28% 永田 信 取締役 90,000 0.23% 村田 聡 取締役 50,000 0.13% 多田 洋祐 取締役 50,000 0.13% SBIベンチャー企業成長
支援3号投資事業
有限責任組合42,000 0.11% SBIベンチャー企業成長
支援4号投資事業
有限責任組合30,400 0.08% 園田 剛史 従業員 30,000 0.08% SBIベンチャー企業成長
支援2投資事業
有限責任組合21,700 0.05% SBIベンチャー企業成長
支援投資事業
有限責任組合15,200 0.04% 酒井 哲也 従業員 15,000 0.04% 瀬尾萌 15,000 0.04% 新津俊之 10,000 0.03% 関 哲 子会社の従業員 5,000 0.01% 服部 玲子 子会社の従業員 5,000 0.01% 合計 11248700 28.33%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
ビズリーチのCMはよく知っていますので認知度は高いだろうなと思います。ビジネススピードの加速やDX化などビジネスが大きく変革しているなかではプロフェッショナル人材の需要は高いだろうと思います。事業拡大余地は大きいということで今後の成長に期待したい会社です。
人材データベースが豊富な強みを活かして、DX化など新事業への展開もしていけると思いますのでビズリーチ以外の事業にも注目していきたい会社ですね。
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しがある点は気になります。
一部を除き、ほとんどが全て売出しとなっており、上場での利益確定意思は明確になっています。
マザーズ市場としては公開株数はかなり多い方なので初値抑制要因?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
※事例が少なかったので幅をもたせて確認します。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4165 | (株)プレイド | 12/17 | 15,055,000 | 1,600 | 3,190 | 99.38% |
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4480 | メドレー | 12/12 | 15,824,000 | 1300 | 1270 | -2.31% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4384 | ラクスル | 05/31 | 12,592,000 | 1500 | 2734 | 82.27% |
事例が少ないのであまり参考にならないかもしれませんが、公募割れとなっているものもありますが、初値が大きく上昇しているものもあり、マザーズでも事業規模が大きいものは公開株数が多くても初値が大きく上昇する期待も持てるなという印象はあります。
業績はコロナの影響は少しありますが限定的で基本的には拡大傾向。需要の高いプロフェッショナル人材でITプラットフォームを活用する会社です。公開株数はかなり多いですが、知名度が高いので注目度も高いと思いますし、相場状況がとてもよいのでそれなりの初値上昇に期待したいとは思いますが、ベンチャーキャピタルによる売出しありで想定発行価格が高めなので公募割れリスクも気になります。
とりあえず公開株数がとても多いので仮条件の価格や最終的な公募売り出し価格を確認して公募割れリスクを慎重に見極めたいとは思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
主幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
積極的に応募される方はネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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