プレイド【4165】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/11/23 更新:2020/12/31
目次
プレイドの紹介
(※2020/12/31更新)
コード | 4165 |
---|---|
会社名 |
(株)プレイド |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
主にWebサイト、スマホアプリ事業者向けに |
上場日 |
2020/12/17 |
公募売出 価格 |
1,600円 ※仮条件の上限 |
初値 12/18 |
3,190円 +99.38% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
プレイド の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/12/01(火)~12/04(金)まで
IPOの申し込み期間は約4日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
15,055,000株
(内訳)
公募: 1,522,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 12,817,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 716,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/12/31更新)
想定発行価格 1400円
仮条件の価格(11/30) 1,400~1,600円
プレイドの強み
※独自の見解な どを含みます。
- Saasサービスで提供
※月額料金ですぐに導入できる
※追加の最新機能が定額料金で利用できる - 収益が積み上がるストックビジネス
※12ヶ月契約で月額課金。事業者サービスのMAU数に応じて料金決定。
※顧客の成長に応じてMAU数の増加にも期待? - 顧客一人ひとりを可視化できる
※顧客の状態、ニーズ把握、施策の実行・検証。 - リアルタイムで解析できる
※サイトに来訪中顧客の今を解析 - ワンストップで施策実行
※顧客分析やメール配信、ウェブチャット、SMSなどをまとめて実行
※数週間要していた施策の実行が担当者1名でも可能 - 幅広い企業業種での利用実績
<管理人コメント>
「KARTE」ではリアルタイムで一人ひとりの訪問状況、サイトでの行動がモニターできるそうです。
以下、多くの業種での実績があります。
知名度の高い大企業なども利用しているようですね。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/09 2016/09 2017/09 2018/09 2019/09 2020/06
(第3四半期)売上高
(百万円)38 299 811 1595 2937 2892 経常利益
(百万円)△ 194 △ 210 △ 49 △ 228 △ 679 △ 1114 当期純利益
(百万円)△ 195 △ 218 △ 49 △ 230 △ 841 △ 1116 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 7638 △ 7357 △ 1659 △ 7 △ 25 △ 32 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/09 2016/09 2017/09 2018/09 2019/09 2020/06
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 686.84% 171.24% 96.67% 84.14% -1.53% 経常利益の
前年同期比- -8.25% 76.67% -365.31% -197.81% -64.06%
<管理人コメント>
売上は右肩上がりに拡大傾向です。
経常利益は赤字が拡大傾向になっています。
大きく赤字ではありますが、収益が積み上がるストックビジネスの性質上、
現在は売上重視で先行投資による赤字が先行してしまうことは意図的であることを理解しておく必要があります。
先行投資としては開発などに伴う人件費、地代家賃や広告宣伝費などが主なものになります。
以下、参考に広告宣伝費を掲載しておきます。
<広告宣伝費>
2018/09期 約206百万円
2019/09期 約536百万円
2020/06時点 約831百万円
コロナウィルスによる影響は現時点で限定的だそうです。
※商談期間の長期化、イベントの延期、中止などがあったものの、商談、マーケティングのオンライン化で対応。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 1,722百万円
第三者割り当て増資の手取概算上限 927百万円
サーバー利用料 1,790百万円
※「KARTE」の機能強化、インフラ増強
採用費、人件費 860百万円
※システム開発エンジニア、営業・顧客サポート人員
残高 0円
プレイドの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 認知度向上、新規顧客開拓
※2020/09期より積極的な広告施策の実施
※2019/06ビジネス部門全体の体制強化(インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスチーム立ち上げ)
※戦略的パートナーシップの構築、既存パートナーシップ強化 - 大企業などでの横展開
※複数部署、複数事業で「KARTE」を活用される事例が増えている - オプションの拡充で単価向上
- 新規事業展開
※導入先ウェブサイトを通じて蓄積される膨大なユーザー行動データを活用した新規プラットフォーム
※2020/09期にGoogleと協業 - 導入可能性のあるウェブサイトの拡大余地が大きい
※3万UU以上のサイトは約19100件あり
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 倉橋 健太 代表取締役 29.65% 360日間
保有分売出
(6.40%)柴山 直樹 取締役 19.78% 360日間
保有分売出
(9.60%)JAPAN VENTURES I L.P. 15.89% 180日間
保有分売出
(90.00%)以下続きを開く/閉じる フェムトグロース
キャピタル投資事業
有限責任組合12.12% 180日間
保有分売出
(79.98%)Google International LLC 3.60% ※X フェムトグロースファンド2.0
投資事業有限責任組合2.78% 180日間
保有分売出
(79.95%)牧野 祐己 従業員 1.52% 180日間 清水 博之 従業員 1.52% ※Y 三井物産株式会社 1.26% 180日間
保有分売出
(19.88%)MSIVC2018V
投資事業有限責任組合1.26% 180日間
保有分売出
(89.96%)T.Rowe Price Japan Fund 0.89% 360日間 坂部 雅之 従業員 0.71% 180日間 梅村 和彦 従業員 0.71% 180日間 髙栁 慶太郎 取締役 0.69% 360日間 上記合計 92.38% ※上記以下は省略しています。
※約束する書面を差し入れる予定(12/07)と明記。
360日のロックアップ期間:2021/12/11
180日のロックアップ期間:2021/06/14
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたもの(※X)との間で継続所有等の確約あり。
※Y 全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 JAPAN VENTURES I L.P. 5,652,000 14.30% フェムトグロース
キャピタル投資事業
有限責任組合3,831,000 9.70% フェムトグロース
ファンド2.0投資事業
有限責任組合878,000 2.22% 以下続きを開く/閉じる 倉橋 健太 代表取締役 750,000 1.90% 柴山 直樹 取締役 750,000 1.90% MSIVC2018V
投資事業有限責任組合448,000 1.13% SMBCベンチャー
キャピタル4号
投資事業有限責任組合148,000 0.37% 有限責任事業組合フェムト
・スタートアップ115,000 0.29% 三井物産株式会社 99,000 0.25% みずほ成長支援第2号
投資事業有限責任組合73,000 0.18% 三菱UFJキャピタル6号
投資事業有限責任組合73,000 0.18% 合計 12,817,000 32.44%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
広告運用などのマーケティングサービスを提供している新規上場企業でユーザーの行動履歴データを活用した事例を多く見かけますが、ネットマーケティングではとても重要なものという認識は高まっていると思います。自社で自由にマーケティングで活用できるプラットフォームとしてとても有用だろうなと感じました。
多くの業種で実績があり、IT関連の企業や有名企業なども利用していることを考えると有用性などは顧客企業も感じているのだろうと思います。ストックビジネスというだけでなく、顧客企業の成長とともMAU数に応じて売上も増加するという料金体系になっていますので、今後の成長加速に期待したい会社です。
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しがあるのはちょっと気になります。
全体の割合から言えば限定的ですが、保有分の8割~9割の売出しとなっており、利益確定の意志は明確です。
マザーズ市場としては公開株数はとても多いので初値抑制要因?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4480 | メドレー | 12/12 | 15,824,000 | 1300 | 1270 | -2.31% |
4478 | フリー | 12/17 | 18,566,000 | 2000 | 2500 | 25.00% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4597 | ソレイジア・ファーマ | 03/24 | 22,353,100 | 185 | 234 | 26.49% |
事例が少ないのであまり参考にならないかもしれませんが、このくらいの公開株数だと初値は抑制される傾向にあります。
ベンチャーキャピタルによる売出しで公募割れとなっているものもありますが、成長市場だけにそれなりに初値を付けているものもあります。
業績は赤字先行ではあるものの、売上は拡大傾向。ただ売上の伸びや赤字が拡大している状況とベンチャーキャピタルによる売出しを考えるとちょっと考えてしまうところも無いわけではないです。年次での契約更新で大きく伸びそうな期待もありますけど。いずれにしても公開株数はとても多いので初値の大きな上昇に期待はしない方がいいです。
公募割れがあるかどうかはなんとも言えませんが、公開株数が多いので仮条件の価格と最終的な公募売り出し価格を見て慎重に判断したいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
主幹事 | BofA証券 |
引受 | 野村證券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | クレディ・スイス証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | 極東証券 |
引受 | 丸三証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2020/11/23 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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