セルム【7367】のIPO抽選申込どうする？
作成：2021/03/02 更新：2021/04/14
目次
セルムの紹介
（※2021/04/14更新）
| コード | 7367 |
|---|---|
| 会社名 |
（株）セルム |
| 市場 |
ジャスダック（スタンダード） |
| 事業内容 |
顧客企業の人と組織に係る |
| 上場日 |
2021/04/06 |
| 公募売出 価格 |
1,280円 ※仮条件の上限 |
| 初値 04/06 |
1502円 ＋１７．３４％ |
需要申告（ブックビルディング）スケジュール
セルム の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。＝＞IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/03/19（金）～03/25（木）まで
IPOの申し込み期間は約７日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
2,110,200株
（内訳）
公募： 1,185,000
引受人の買い取り引受による売り出し： 650,000
オーバーアロットメントによる売り出し： 275,200
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
（※2021/04/14更新）
想定発行価格 930円
仮条件の価格（03/17） 1,040～1,280円
セルムの強み
※独自の見解な どを含みます。
- プロフェッショナルタレントのネットワーク
※1200名超え
※コンサルティングファーム出身者、大手企業の人事部門幹部出身者、企業経営経験者が主 - テーラーメイド型のプログラム提供
※定型の人材開発・組織開発プログラムは持たない
※経営的な視点・視座で顧客企業と共にディスカッションを通じて課題を特定、解決策を共に練り上げる - 大手企業との取引が主
※売上高1兆円以上の大手企業
※売上高2000億円以上の準大手企業 - 長期に亘る顧客との継続取引
※5年以上が約71％を占める - 顧客企業と密着度を高める営業体制
※営業担当１名に対して担当企業は平均4～5社
＜管理人コメント＞
以下、2020/03期の売上高に対する各事業内訳です。
売上のほとんどが「人材開発・組織開発事業」となっています。
その他事業では、コーポレートベンチャーキャピタル事業と幼児向けバイリンガル英語教育事業などをおこなっているようです。
以下、事業系統図です。
プロフェッショナルタレントを活用しているのが特徴で、独立して事業をおこなっている個人や、人材開発サービスを提供している企業などになります。
経営層、幹部などを中心に一般社員など幅広く事業展開しているようです。
直近の決算状況と業績の推移
※1995/12㈱セルム設立。2006/03新設分割により旧セルム設立。
※2016/08CELM Group and Partners㈱設立。2016/11セルムグループHD、旧セルムを吸収合併し㈱セルムに商号変更
クリック＞＞業績データを開く／閉じる
以下、連結決算。
2019/03 2020/03 2020/12
(第3四半期)売上高
（百万円）5562 5299 3275 経常利益
（百万円）647 588 272 当期純利益
（百万円）374 337 127 １株当たり
配当額（円）- - - １株当たり
当期純利益（円）75 67 25 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2019/03 2020/03 2020/12
(第3四半期)売上高の
前年同期比- -4.73% -38.20% 経常利益の
前年同期比- -9.12% -53.74%
以下、単体決算。
2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 売上高
（百万円）1729 3971 4314 4038 経常利益
（百万円）76 551 603 512 当期純利益
（百万円）130 409 384 352 １株当たり
配当額（円）- - - - １株当たり
当期純利益（円）2672 8117 77 70 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 売上高の
前年同期比- 129.67% 8.64% -6.40% 経常利益の
前年同期比- 625.00% 9.44% -15.09%
＜管理人コメント＞
連結の業績データは少ないですが、 売上は直近で鈍化傾向にあるように見えます。
経常利益も売上に伴い鈍化傾向にあるように見えます。
季節変動としては、
第2，3四半期に売上が高くなる傾向があり、
第1、4四半期に売上が低くなる傾向があるそうです。
コロナウイルスによる業績への影響はありそう？ですが詳細は不明。
2020/12時点で、第2四半期までに案件の延期やキャンセルが多く発生していたとありました。
ただし売上の8割以上をオンラインでの提供形態に変更できたあとありましたので今後の影響は抑えられるということなのかなと思われます。
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 2006/08 ㈱ファーストキャリア 東京都 2015/04 ㈱NANAIRO 東京都 2015/09 RISE Japan㈱ 東京都 2011/04 升励銘企業管理諮詢(上海)有限公司 中国 2013/12 CELM ASIA Pte. Ltd. シンガポール 2019/01 アリストテレスパートナーズ㈱ 東京都 2019/02 HRテック投資事業有限責任組合 東京都
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 1,004 百万円
第三者割り当て増資の手取概算上限 235百万円
基幹システム投資 450 百万円
※業務効率化、セキュリティ強化
採用、人件費 228 百万円
※顧客企業と共に課題を特定し、改善策や代替案を提案できる人材
マーケティング活動 172 百万円
※既存事業の販促活動、新たなプロフェッショナルタレント等を発掘するため
運転資金 300 百万円
※プロフェッショナルタレントの報酬支払い、納税・賞与
残額 89 百万円
※残額は具体化事項なし
セルムの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 準大手企業への開拓・深耕を積極化
※売上高2000億円以上1兆円未満
※現在は40社で拡大余地あり - 既存顧客の他部門、関連会社への取引拡大
※海外子会社を含めた関連会社数は非常に多いと考えられる - プロフェッショナルタレントの拡充
- 新事業の展開
※HRDアクトロジー、プロランサー、コーポレートユニバーシティアライアンス - プリスクール事業の拡大
※新店舗の開発推進
＜管理人コメント＞
以下、2020/12時点の売上高に対する各事業内訳です。
昨期の売上金額と比較すると、「人材開発・組織開発事業」は、昨期を下回るペースの進捗状況となっています。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 株式会社
アイランドプラス※A 18.05% 90日間
保有分売出
(8.00%)加島 禎二 代表取締役社長 16.60% 90日間
保有分売出
(13.04%)加藤 友希 従業員 9.93% 90日間
保有分売出
(27.27%)以下続きを開く／閉じる 田口 佳子 連結子会社の役員、
従業員9.93% 90日間
保有分売出
(27.27%)若鍋 孝司 連結子会社の役員、
従業員9.02% 90日間
保有分売出
(30.00%)株式会社
PINE RIVER7.22% 90日間 株式会社アイズ 6.32% 90日間 山崎 教世 監査役 4.06% 90日間 小林 剛 取締役 2.96% 90日間 吉冨 敏雄 取締役 2.10% 90日間 松村 卓人 従業員 1.93% 90日間 高橋 稔 連結子会社の役員、
従業員1.92% 90日間 安池 智之 従業員 0.81% 90日間 瀬戸口 航 連結子会社の役員、
従業員0.78% 90日間 セルムグループ
従業員持株会0.75% 180日間 吉村 亮太 従業員 0.65% ※Y 上記合計 93.03% ※上記以下は省略しています。
90日のロックアップ期間：2021/07/04
180日のロックアップ期間：2021/10/02
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
※Y 全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 加藤 友希 従業員 150000 2.71% 田口 佳子 連結子会社の役員、
従業員150000 2.71% 若鍋 孝司 連結子会社の役員、
従業員150000 2.71% 以下続きを開く／閉じる 加島 禎二 代表取締役社長 120000 2.17% 株式会社
アイランドプラス※A 80000 1.44% 合計 650,000 11.73%
初値上昇の期待について管理人コメント
＜管理人コメント＞
ビジネススピードが速い昨今では経営改革は重要になっていると思います。様々なプロフェッショナル人材をネットワークで多数アクセスできるようにすることで、あらゆる課題を解決できる環境を構築しているのは強みだと思いますので、今後の成長拡大に期待したいです。
業績が鈍化している点が気になりましたが、コロナウイルスによる影響は一時的で仕方がないとして、2020/03期から鈍化しているのはちょっと気になりました。
基本的にロックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しは問題なし。
ジャスダック市場としては公開株数はかなり多い方なので初値抑制要因として気になります。
過去にジャスダック市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみたのですが、同じくらいのものはありませんでした。
参考に公開株数が下回るものでなるべく多いものを以下掲載しておきます。
・2018年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7805 | プリントネット |
10/18 | 1,846,100 | 1400 | 2041 | 45.79% |
・2017年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7810 | クロスフォー | 07/20 | 1,725,000 | 730 | 1051 | 43.97% |
ジャスダックとしては公開株数は多い方ですが、初値はそれなりに上昇しています。
業績が鈍化傾向なのは気になりましたが、需要が高い事業だとは思います。ただし公開株数は多い方なのも気になります。相場環境がとても良いのでそれなりの初値上昇に期待したいですがよくわかりません。
とりあえず公開株数が多い方なので、仮条件の価格や最終的な公募売り出し価格を確認して慎重に判断したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
| 証券会社名 | |
|---|---|
| 主幹事 | 野村證券 |
| 引受 | みずほ証券 |
| 引受 | SMBC日興証券 |
| 引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
| 引受 | SBI証券 |
| 引受 | エース証券 |
| 引受 | 松井証券 |
| 引受 | 楽天証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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＝＞目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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