ヤプリ【4168】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/12/01 更新:2020/12/31
目次
ヤプリの紹介
(※2020/12/31更新)
コード | 4168 |
---|---|
会社名 |
(株)ヤプリ |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
ノーコードでスマホアプリを開発できる |
上場日 |
2020/12/22 |
公募売出 価格 |
3,160円 ※仮条件の上限 |
初値 12/22 |
5,240円 +65.82% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ヤプリ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/12/04(金)~12/10(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
5,572,000株
(内訳)
公募: 350,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 4,495,400
オーバーアロットメントによる売り出し: 726,600
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/12/31更新)
想定発行価格 2960円
仮条件の価格(12/03) 2,960~3,160円
ヤプリの強み
※独自の見解な どを含みます。
- ノーコードでスマホアプリの開発ができる
※この分野においてリーディングカンパニー
※プログラム言語コード開発に見劣りしない40以上の機能
※iOSとAndroidの開発、運用が同時に可能
※スピード開発、開発コスト削減 - Saasサービスで提供
※月額料金ですぐに導入できる
※最新機能が利用できる。年間200回以上機能改善 - 収益が積み上がるストック収益
※1アプリ1契約。1年単位で更新。
※初期制作収入280~360万円。
※月額利用料は20~70万円
※オプションは1機能で10万円~
※従量課金方式もあり
※月次解約率は1%未満、売上の月次利用料割合79% - リリース後の運用ノウハウ提供
※400社以上のアプリ導入実績
※レクチャー会、セミナーを通して成功事例紹介など
<管理人コメント>
以下、セミナーの紹介動画ですが、プログラミング不要でアプリが作れるというのは、機能を組み合わせて配置するというもの?のようですね。
40以上の機能があるそうですが、以下主要なものだそうです。
以下の用に業種の目的別にパッケージ化もされているようですぐに導入もできるようです。
直近の決算状況と業績の推移
※2013/02ファストメディア㈱設立。2017/04㈱ヤプリに社名変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/09
(第3四半期)売上高
(百万円)82 245 599 1022 1721 1701 経常利益
(百万円)△ 16 △ 156 △ 64 △ 162 △ 799 △ 395 当期純利益
(百万円)△ 16 △ 157 △ 74 △ 206 △ 790 △ 399 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 660 △ 6306 △ 2967 △ 28 △ 106 △ 48 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/09
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 198.78% 144.49% 70.62% 68.40% -1.16% 経常利益の
前年同期比- -875.00% 58.97% -153.13% -393.21% 50.56%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向。
経常利益は昨期に大きく赤字が拡大しており、2020/09時点では縮小傾向にあるものの引き続き赤字となっています。
赤字の状況となっていますがストック型の収益モデルのため、
開発、ユーザーの獲得費用が先行するのは意図的なものです。
<広告宣伝費>
2018/12期 約203百万円
2019/12期 約580百万円
2020/09時点 詳細不明
2020/09時点の状況として、
販売費、一般管理費でコロナウイルスによる影響で新規採用を一時的に見合わせたため採用費が減少したと説明がありました。
コロナウイルスによる影響ですが、
短期的にマーケティングから売上計上までのサイクル遅延や解約率の上昇などがあったようですが、 在宅勤務やマーケティング施策、商談のオンライン化で2020/09時点では影響は収束しつつあるとのことです。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 938,300千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 961,038千円
広告宣伝費 1,499,338千円
※新規顧客獲得のため
人件費 400,000千円
※アプリ運営プラットフォームサービス拡充、技術開発
残額 0円
ヤプリの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 業界の深耕・拡大
※現在は小売、外食、スーパーでの導入、カタログ、社内報などの電子化、社員研修コンテンツ配信あり - 外部サービスとの接続による機能拡充
- ユーザー行動データの活用
※エンゲージメントを高める施策への活用検討
※顧客企業のデータベースとの連携による分析 - 海外でのサービス提供
※越境ECアプリに取り組み中 - Yappriシステムの重要性が益々高まっていく
※IT人材不足、Saas市場拡大、スマホアプリ必要性拡大することが予見
<管理人コメント>
以下、契約アプリ数の推移です。
堅調に伸びていて、コロナウイルスによる影響もあまり感じられないですね。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 庵原 保文 代表取締役社長 18.72% 180日間
保有分売出
(6.00%)佐野 将史 取締役 18.72% 180日間
保有分売出
(6.00%)YJ1号投資事業組合 16.76% 180日間、1.5倍以上
保有分売出
(85.04%)以下続きを開く/閉じる Eight Roads Ventures
Japan Ⅱ L.P.9.04% 保有分売出
(25.91%)グロービス4号ファンド
投資事業有限責任組合8.87% 180日間、1.5倍以上
保有分売出
(80.28%)黒田 真澄 取締役 6.61% 180日間
保有分売出
(9.99%)原田 智法 5.98% ※Y Globis Fund Ⅳ, L.P. 5.32% 180日間、1.5倍以上
保有分売出
(80.28%)Salesforce.com, inc. 3.35% 全て売出し テクノロジー
ベンチャーズ4号
投資事業有限責任組合1.43% 180日間、1.5倍以上
保有分売出
(88.00%)角田 耕一 取締役 0.90% 180日間、※Y 上記合計 95.70%
※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2021/06/19
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
※Y 全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 YJ1号投資事業組合 1,787,800 14.25% グロービス4号ファンド投資事業有限責任組合 893,300 7.12% Globis Fund Ⅳ, L.P. 535,600 4.27% 以下続きを開く/閉じる Salesforce.com, inc. 420,000 3.35% Eight Roads Ventures Japan Ⅱ L.P. 293,700 2.34% テクノロジーベンチャーズ4号投資事業有限責任組合 158,400 1.26% 庵原 保文 代表取締役社長 140,800 1.12% 佐野 将史 取締役 140,800 1.12% 黒田 真澄 取締役 82,800 0.66% 川田 尚吾 42,200 0.34% 合計 4,495,400 35.84%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
ノーコードでスマホアプリを開発できると言われるとインパクト大きいですが、基本的には企業が利用するアプリは似たような機能が多いので汎用化してパッケージするという従来からあるシステム提供の手法ではあります。ただ自由にデザイン、機能配置できるようにしてSaas型で提供することでビジネス部門の人が設計してすぐにビジネスで活用できるという点でビジネスのやり方を変えようという視点をもたらしていることが新しいと思います。
同じような機能なのにイチから開発するなんて馬鹿らしいので、すでにあるサービスで利用できるならニーズはあると思いますし、スピードは強みです。色々な業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されていて今後の広がりも想像できますので成長拡大に期待したい会社です。
一部ロックアップなしの株主がいますが、大部分がロックアップありです。
ベンチャーキャピタルの売出しがありますが、全体の割合としては限定的ですが保有分の約8割以上の売出しで利益確定の意志は明確な点は注意したい部分です。
マザーズ市場としては公開株数はかなり多い方なので初値抑制要因?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4931 | 新日本製薬 | 06/27 | 5,600,000 | 1,470 | 1,664 | 13.20% |
4483 | JMDC | 12/16 | 5,865,000 | 2950 | 3910 | 32.54% |
・2016年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6535 | アイモバイル | 10/27 | 6,373,800 | 1320 | 1230 | -6.82% |
事例が少ないので参考にならないかもしれませんが、このくらいの公開株数だとさすがに初値は抑制される傾向にあり、公募割れもあります。
業績は赤字上場ですが、Saas型のストックビジネスで売上は拡大傾向。ただし公開株数がとても多いので大きな初値上昇は難しく、公募割れリスクが気になります。
もしかしたら業種的に相場環境がとても良いので場合によっては大きく上昇する可能性もあるかもしれませんが。
とりあえず仮条件の価格と最終的な公募売り出し価格をしっかり確認して慎重に投資判断したいものです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | 野村證券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますのでとりえずポイント狙いで申し込みしておくのは良いと思います。
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口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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