ココペリ【4167】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/11/25 更新:2020/12/31
目次
ココペリの紹介
(※2020/12/31更新)
コード | 4167 |
---|---|
会社名 |
(株)ココペリ |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
主に中小企業向け経営支援プラットフォーム |
上場日 |
2020/12/18 |
公募売出 価格 |
1,600円 ※仮条件の上限 |
初値 12/21 |
3,610円 +125.63% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ココペリ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/12/03(木)~12/09(水)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,244,700株
(内訳)
公募: 276,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 806,400
オーバーアロットメントによる売り出し: 162,300
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/12/31更新)
想定発行価格 1300円
仮条件の価格()12/01
※2020/12/01に決定予定
ココペリの強み
※独自の見解な どを含みます。
- Saasサービスで提供
※月額料金ですぐに導入できる
※最新機能が定額料金で利用できる。サービス開始以降、3000箇所以上機能改善。 - 導入金融機関と会員企業の増加に伴うネットワーク効果
※「Big Advance」全体としてマッチング機会・質の向上、福利厚生サービスの充実など
※2020/09末時点 導入金融機関42社 - 金融機関とのパートナーシップで効率的な集客
※金融機関のサービスとして提供 - 収益が積み上がるストック収益
※金融機関のサービス導入時初期費用、月額固定の保守費用
※金融機関と会員中小企業との間の月額利用料に対するレベニューシェア
※会員企業の平均解約率 1.64% - オンラインで士業に相談できる機能
※2020/09末時点 2164名の士業が参加 - 金融庁公表のレポートに掲載
※2019/08「金融仲介機能の発揮に向けたプログレスレポート」
金融機関広域連携プラットフォームを提供する企業と連携し、地域企業のビジネスマッチングを支援するサービスとして
※認知度向上で金融機関の導入に貢献 - 企業ビッグデータを分析するAIモジュール提供
※「FAI」、「Big Advance」でも一部利用。
※特許取得済み
※士業・・・弁護士、公認会計士、税理士、弁理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、中小企業診断士を指します
<管理人コメント>
ココペリでは3つのサービス(「Big Advance」、AIモジュール、ITサポート)がありますが、売上のサービス別内訳が公表されていないのでよく分かりませんが、会社の説明では「Big Advance」が主とありますので売上割合の多くがそれなのだと思われます。
「Big Advance」には以下の機能があります。
他の会員企業とのビジネスマッチングをおこない金融機関の貸し出しも増えるというのがプラットフォームのメインだと思いますが、 金融機関とのチャット機能は社内のチャットとして利用できるので生産性向上につながるそうです。
その他ホームページ作成など中小企業のデジタル化を促進するツールでもあるようです。
金融機関の月額費用は分かりませんでしたが、
会員企業の月額利用料は3000円となっています。
以下、事業系統図です。
金融機関が中小企業に対してサービスを提供している形になりますので、
金融機関が集客をしてくれる点(または一緒に協力)は大きな強みですね。
直近の決算状況と業績の推移
※2007/06設立。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 2020/09
(第2四半期)売上高
(百万円)59 69 106 185 414 388 経常利益
(百万円)△ 22 △ 53 △ 64 △ 99 △ 21 46 当期純利益
(百万円)△ 22 △ 53 △ 64 △ 99 △ 22 40 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 41937 △ 889 △ 1045 △ 23 △ 5 8 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 2020/09
(第2四半期)売上高の
前年同期比- 16.95% 53.62% 74.53% 123.78% -6.28% 経常利益の
前年同期比- -140.91% -20.75% -54.69% 78.79% 319.05%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向で直近では伸びが大きくなっています。
経常利益は赤字から2020/09時点で黒字に転換している状況です。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 350,800千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 209,690千円
人件費・採用教育費 504,324千円
※「Big Advance」の機能強化、新機能の開発
※エンジニア、営業、マスターサクセス等
残額 56,166 円
※残額は具体化事項なし
ココペリの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 金融機関のさらなる顧客獲得
※半年に1回「BAカンファレンス」実施
※2019/10カスタマーサクセス事業部立ち上げ。使い方指導、成功事例共有等。 - 機能拡充による利便性向上
※AI企業評価アルゴリズムの搭載
※金融機関の勘定系システムとAPI連携 - 収益力向上のための機能拡充
※全機能権限をもつユーザーを月額200円で1ユーザー追加できる
※他社サービスとの連携
<管理人コメント>
以下、ユーザーの推移です。
導入金融機関数、会員企業数ともに大きく伸びていますね。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 近藤 繁 代表取締役 32.15% 180日間
保有分売出
(2.86%)AT-Ⅱ投資事業
有限責任組合9.37% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(25.00%)森垣 昭 取締役 7.17% 180日間
保有分売出
(12.82%)以下続きを開く/閉じる 株式会社東広 6.25% 180日間
保有分売出
(25.00%)SV-FINTECH1号投資事業
有限責任組合5.57% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(8.41%)FinTechビジネス
イノベーション投資事業
有限責任組合5.14% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(25.00%)近藤 正武 ※A 3.67% 180日間 近藤 淳 ※A 3.67% 180日間 松尾 幸一郎 取締役 3.51% 180日間 TIS株式会社 2.47% 180日間 有限会社松システム ※B 2.30% 180日間 かながわ成長企業支援
投資事業組合1.84% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(50.00%)Fenox Venture
Company X, L.P.1.81% 日本ユニシス株式会社 業務提携 1.78% 株式会社アドウェイズ 1.74% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(30.00%)関根 光 1.46% 180日間
保有分売出
(50.00%)株式会社金子事務所 1.27% 180日間 河原 遥 0.91% 180日間 鈴木 一成 従業員 0.91% 180日間 近藤 俊太郎 0.82% 180日間
保有分売出
(55.56%)株式会社エンライブ 0.63% 180日間
保有分売出
(70.00%)Merry Gate
ホールディングス株式会社0.60% 肥銀ベンチャー投資事業
有限責任組合0.60% 上記合計 95.64% ※上記以下は省略しています。
※A 代表取締役の二親等内の血族
※B 取締役等が過半数の議決権を有する会社
180日のロックアップ期間:2021/06/15
90日のロックアップ期間:2021/03/17
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 AT-Ⅱ投資事業
有限責任組合178,500 2.35% 株式会社東広 119,000 1.56% FinTechビジネス
イノベーション投資事業
有限責任組合98,000 1.29% 以下続きを開く/閉じる 近藤 繁 代表取締役 70,000 0.92% 森垣 昭 取締役 70,000 0.92% かながわ成長企業支援
投資事業組合70,000 0.92% 関根 光 56,000 0.74% 株式会社アドウェイズ 39,900 0.52% SV-FINTECH1号
投資事業有限責任組合35,700 0.47% 近藤 俊太郎 35,000 0.46% 株式会社エンライブ 34,300 0.45% 合計 806,400 10.60%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
近年は低金利で金融機関の収益力強化やビジネスマッチングで取引先企業の成長を促すのが本来、金融機関に期待されていることです。それを実現するツールの一つだと思いますし、合わせてビジネスチャット、HP作成、安否確認などデジタル化を促進するツールでもあります。ビッグデータのAI分析の研究にも力を入れていますし、最新の技術を積極的に取り入れている会社としても今後の成長に期待したい会社です。
一部ロックアップなしの株主がいるのは気になりますが、全体の割合としてはロックアップはそれなりにされています。
ベンチャーキャピタルによる売出しはありますが、一応限定的?
マザーズ市場としては公開株数は普通よりちょっと多い方?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4442 | バルテス | 05/20 | 1,190,300 | 660 | 1,820 | 175.76% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1446 | キャンディル | 07/05 | 1,322,500 | 1180 | 1800 | 52.54% |
4420 | イーソル |
10/12 | 1,190,300 | 1680 | 4000 | 138.10% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3482 | ロードスターキャピタル | 09/28 | 1,265,000 | 1820 | 2501 | 37.42% |
マザーズ市場は若くて成長性の高い企業が上場しますので、このくらいの公開株数でも初値はそこそこ上昇しており、大きく上昇しているものもありますね。
業績は拡大傾向、IT関連でストックビジネスであり、集客性に有利なビジネスモデル。金融機関の需要などにも合っています。公開株数はちょっと多い方ではありますが、成長性に期待してそれなりに上昇してくれることを期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 丸三証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | マネックス証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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