グッドパッチ【7351】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/05/29 更新:2020/09/17
目次
グッドパッチ IPOの紹介
(※2020/09/17更新)
コード | 7351 |
---|---|
会社名 |
(株)グッドパッチ |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
主にWebサービスやスマホアプリ、ブランドの |
上場日 |
2020/06/30 |
公募売出 価格 |
690円 ※仮条件の上限 |
初値 07/01 |
2757円 +299.57% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
グッドパッチ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/06/15(月)~06/19(金)まで
IPOの申し込み期間は約5日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
758,700株
(内訳)
公募: 308,900
引受人の買い取り引受による売り出し: 350,900
オーバーアロットメントによる売り出し: 98,900
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定売出価格と仮条件の価格
(※2020/09/17更新)
想定売出価格 610円
仮条件の価格(06/11) 610~690円
グッドパッチの強み
※独自の見解などを含みます。
- ユーザー体験を重視したデザイン体制
※プロジェクト開始段階からUX、UIデザイナーが少なくとも一人ずつ参加することを原則
※米国JesseJamesGArrett氏が提唱するモデル - 世界でも有数のUI/UXデザインのリーディングカンパニー
※ヨーロッパにもスタジオを展開し世界で200人以上のデザイナーを抱える - 戦略の策定からプロダクト開発まで一気通貫で支援
- 自社開発のプロダクトサービス
※「Prott」デザイン開発の生産性を高める
※「trap」リモートワーク、プロジェクトにおけるオンラインコラボ
※「Athena」カーデザインをパートタイムでVR環境でおこなう - デザイナーの人材紹介サービス
※「ReDesigner」求職者マッチング
※「ReDesigner for Student」学生向け
※「Goodpatch Anywhere」フリーランス等をパートタイムで採用
<管理人コメント>
以下はデザイン支援の事例です。
単純に企業のWebサイトをするような事業ではなく、システムサービスの設計に入り込んだデザイン支援といった事業かなと感じます。
JesseJamesGArrett氏が提唱するモデルというのが会社の説明にありましたが、見栄えなどの表面上のデザインだけではなくユーザー体験を重視したデザインを深く掘り下げて論理的に考えているのが分かります。
以下は、2019/08期の売上高に対する各事業の内訳です。
約8割弱がデザインパートナー事業によるものとなっています。
直近の決算状況と業績の推移
2011/09設立。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2018/08 2019/08 2020/02
(第2四半期)売上高
(百万円)1371 1683 1121 経常利益
(百万円)△ 12 84 161 当期純利益
(百万円)△ 22 57 170 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 3 8 25 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/08 2019/08 2020/02
(第2四半期)売上高の
前年同期比- 22.76% -33.39% 経常利益の
前年同期比- 800.00% 91.67%
以下、単体決算
2015/08 2016/08 2017/08 2018/08 2019/08 売上高
(百万円)346 523 644 1163 1402 経常利益
(百万円)△ 56 △ 106 △ 258 △ 40 94 当期純利益
(百万円)△ 56 △ 106 △ 275 △ 51 69 1株当たり
配当額(円)- - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 451 △ 978 △ 2230 △ 7 10 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/08 2016/08 2017/08 2018/08 2019/08 売上高の
前年同期比- 51.16% 23.14% 80.59% 20.55% 経常利益の
前年同期比- -89.29% -143.40% 84.50% 335.00%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向で直近では伸びも大きくなっています。
経常利益はここ数期で黒字転換し拡大傾向にあります。
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 - Goodpatch,Inc 米国 2015/05 Goodpatch GmbH ドイツ - 谷德帕奇設計有限公司 ※A 台湾
※A 2019/12/24付で精算結了
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 183,429千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 58,329千円
採用費、人件費 139,000千円
※事業拡大、機能拡充
借入金の返済 57,000千円
新規事業への投資 44,000千円
※Saas形式のオンラインコラボレーションソフトウェア「Strap」の開発等
残高 1,758千円
※残高は具体化事項なし
グッドパッチの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 優れたデザイナー人材の確保していく
※デザインスキルを必須とせず多様な経験を有する人材を広く獲得し社内でデザイン研修実施
※外部のフリーランス人材の獲得強化 - デザイン支援全体を意識した機能強化
※デザイナー以外の人材充実(ブランドデザイン、サービス戦略策定、アプリエンジニア、Iot・AIの知見) - 「Strap」サービスの提供
※現在はベータ版リリースで月学課金型で提供計画 - 顧客企業の株式を取得して長期的な関係性を構築
※通常、一定期間のデザイン支援が完了すれば終了してしまう - グローバル市場の開拓
- UI/UXデザイン市場は拡大が予測されている
※年平均14.4%の成長率、2018年484億USドル、2023年950億USドル
<管理人コメント>
以下は、2020/02時点の売上高に対する各事業の内訳です。
第2四半期時点の状況ではありますが、
デザインプラットフォーム事業の売上割合が増えています。
売上金額で比較してみると、
2事業ともに昨年を上回る進捗率となっており、特にデザインプラットフォーム事業が伸びていますので成長拡大に期待できそうですね。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 土屋 尚史 代表取締役社長 42.43% 180日間
保有分売出
(5.71%)DG Lab 1号投資事業
有限責任組合10.57% 90日間、1.5倍除く 株式会社DGベンチャーズ 10.57% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(9.99%)以下続きを開く/閉じる 株式会社ブルーローズ ※A 8.24% 180日間 FinTechビジネス
イノベーション投資事業
有限責任組合7.93% 90日間、1.5倍除く SalesforceVentues LLC 3.08% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(10.00%)MSIVC2016V投資事業
有限責任組合2.64% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(10.00%)實方 ボリス 取締役 2.14% 180日間 SMBCベンチャーキャピタル2号
投資事業有限責任組合1.62% 90日間、1.5倍除く 松岡 毅 従業員 0.92% 180日間 柳沢 和徹 従業員 0.82% 180日間 瀬川 貴之 従業員 0.82% 180日間 上記合計 91.78%
※上記以下は省略しています。
※A 代表取締役が議決権の過半数を有する会社
180日のロックアップ期間:2020/12/26
90日のロックアップ期間:2020/09/27
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 土屋 尚史 代表取締役社長 181,800 2.42% 株式会社DGベンチャーズ 79,200 1.06% 株式会社FiNC Technologies 24,200 0.32% 以下続きを開く/閉じる SalesforceVentues LLC 23,100 0.31% MSIVC2016V投資事業
有限責任組合19,800 0.26% SMBCベンチャーキャピタル2号
投資事業有限責任組合12,100 0.16% SBIベンチャー企業成長支援3号
投資事業有限責任組合3,400 0.05% SBIベンチャー企業成長支援4号
投資事業有限責任組合2,500 0.03% SBIアドバンスト・テクノロジー1号
投資事業有限責任組合1,900 0.03% SBIベンチャー企業成長支援2号
投資事業有限責任組合1,700 0.02% SBIベンチャー企業成長支援
投資事業有限責任組合1,200 0.02% 合計 350,900 4.68%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
最近、表面上のデザインだけではなく経営戦略に入り込んだデザインをおこなう事業者はよくみられますね。
Webサービスに特化しているのは特徴的かなと思いますが、自社でもSaasサービスも提供しているのは自信の表れでもあります。強みを生かしたビジネス展開で今後の成長拡大に期待したい会社だなと思いました。
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しも心配なし。
マザーズ市場としては公開株数は普通くらいでしょうか。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7063 | エードット | 03/29 | 690,000 | 1,110 | 2,453 | 120.99% |
7068 | フィードフォース | 07/05 | 782,000 | 1,150 | 2,760 | 140.00% |
7804 | ビーアンドピー | 07/24 | 690,000 | 2,000 | 2,400 | 20.00% |
4476 | AICROSS | 10/08 | 699,700 | 1090 | 1800 | 65.14% |
7685 | BuySell Technologies | 12/18 | 770,500 | 1930 | 3720 | 92.75% |
2981 | ランディックス | 12/19 | 747,500 | 1630 | 3660 | 124.54% |
6557 | global bridge HD | 12/23 | 747,300 | 2690 | 4020 | 49.44% |
事業内容により大きく違いますが、このくらいの公開株数であればそれなりの初値上昇になっており、大きく上昇しているものも確認できます。
業績は拡大傾向で、成長性のあるIT領域デザインであり、かつ自身もSaasサービスを運営しているので人気の分野だと思います。公開株数も多くはありませんし、想定発行価格も低いので初値は大きな上昇に期待したいです。
コロナウイルス問題による相場の影響が気になるところですが、こころのところの相場状況は急激に好転する動きもあるので期待したいとは思いますが、コロナウイルス問題はまだ収束しておりませんので引き続き相場の急変には注意したいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 大和証券 |
引受 | SBI証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
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IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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