松屋アールアンドディ【7317】のIPO抽選申込どうする？
作成：2020/03/10 更新：2020/09/17
目次
松屋アールアンドディ IPOの紹介
（※2020/09/17更新）
| コード | 7317 |
|---|---|
| 会社名 |
（株）松屋アールアンドディ |
| 市場 |
マザーズ |
| 事業内容 |
縫製自動機の開発・製造・販売。 |
| 上場日 |
2020/04/06 |
| 公募売出 価格 |
910円 ※仮条件の上限 |
| 初値 04/06 |
838円 －７．９１％ |
需要申告（ブックビルディング）スケジュール
松屋アールアンドディ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。＝＞IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/03/18（水）～03/25（水）まで
IPOの申し込み期間は約８日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
716,400株
（内訳）
公募： 280,000
引受人の買い取り引受による売り出し： 343,000
オーバーアロットメントによる売り出し： 93,400
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定売出価格と仮条件の価格
（※2020/09/17更新）
想定売出価格 960円
仮条件の価格（03/16） ※2020/03/16に決定予定
松屋アールアンドディの強み
※独自の見解などを含みます。
- 縫製自動化の実績、ノウハウ
※1985年頃からの事業、エアバッグ、シートベルトなど多数の実績
※自動化・省力化の高い縫製技術など特許を保有 - 自社と同様の縫製自動機を提供している企業は少ない
- 各工程の自動機を顧客の要望に合わせて提供可能
※裁断から縫製まで世界トップクラスの最先端技術と広範囲な商品ラインナップ - 縫製自動機の開発と縫製品製造のシナジー効果
※縫製品の品質向上、コスト低減
※縫製品の収益でより高性能な縫製自動機の開発につなげることができる
＜管理人コメント＞
以下は、2019/03期の売上高に対する各事業の内訳です。
売上としては、機械の販売より、生産請負の方が多いということですね。
縫製自動機とは以下のようなものがあるようです。
オムロングループの血圧計に利用するものや、自動車関連メーカーの各種製品などを受注生産で製造しているそうです。
縫製品事業の売上に対する各製品別の内訳は以下の通り。
「血圧計腕帯」と「カーシートカバー」が９割り以上となっています。
事業拠点は以下の通り。
直近の決算状況と業績の推移
※1982/08松屋縫製機器販売株式会社を設立。1994/05商号変更。
クリック＞＞業績データを開く／閉じる
以下、連結決算。
2018/03 2019/03 2019/12
(第3四半期)売上高
（百万円）6767 7517 6452 経常利益
（百万円）493 223 298 当期純利益
（百万円）207 114 240 １株当たり
配当額（円）- - - １株当たり
当期純利益（円）92 51 107 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/03 2019/03 2019/12
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 11.08% -14.17% 経常利益の
前年同期比- -54.77% 33.63%
以下、単体決算
2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 売上高
（百万円）1078 1129 1506 1476 2239 経常利益
（百万円）50 △ 56 48 267 57 当期純利益
（百万円）15 △ 49 59 221 42 １株当たり
配当額（円）- - - 70000 - １株当たり
当期純利益（円）6825 △ 21980 26193 98 19 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/03 2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 売上高の
前年同期比- - 33.39% -1.99% 51.69% 経常利益の
前年同期比- - -185.71% 456.25% -78.65%
＜管理人コメント＞
単体と連結で大きく開きがあるので業績の推移が分かりづらいですが、
売上は拡大傾向にあるように感じます。
経常利益は直近で横ばい傾向でしょうか。
・連結子会社の詳細
| 設立/子会社化 | 会社名 | 所在地 | 事業内容 |
| 2007/07 | 瑪茨雅商貿（上海）有限公司 | 中国 | 縫製自動機事業 |
| 2008/05 | Matsuya R＆D（Vietnam） Co.,Ltd. | ベトナム | 縫製品事業 |
| 2014/12 | Matsuya R＆D（Myanmar） Co.,Ltd. | ミャンマー連 | 縫製品事業 |
| 2017/04 | タカハター株式会社 | 宮城県 | 縫製品事業 |
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 238,296千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 82,490千円
子会社研究開発 100,000千円
※研究開発施設を設け、自動機の開発、AI縫製自動機、３D縫製自動機の製造費用
子会社研究開発人件費 55,000千円
子会社設備投資 100,000千円
※第3、第5工場の内装、移転。裁断機、ミシン等の購入。
人件費、採用費 45,000千円
※営業部門、製造部門等
残高 20,786千円
※残額は借入金の返済
松屋アールアンドディ の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 研究開発力の強化
※自動化、省力化のための縫製技術を備えた製品開発
※次世代技術（AI搭載の縫製自動機等）の研究開発 - 生産体制・生産能力の強化
※開発パートナーの開拓と協力関係の強化
※積極的な採用活動、社内教育体制強化
※新たな縫製自動機などの導入を順次検討 - 新しい販路、取引先拡大
※人材採用・育成体制整備などによる営業体制強化 - 海外での営業力強化
※海外市場で大きな需要が見込まれる
＜管理人コメント＞
以下は、2019/12時点の売上高に対する各事業の内訳です。
縫製品事業の割合が拡大しています。
売上高でみると昨年を上回るペースで推移しており堅調なようです。
一方で、縫製自動機事業は昨年を下回るペースとなっております。もともと売上割合は小さいのでそんなに気にする必要もないかなとは思います。
以下のような研究開発をおこなっているそうです。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 後藤 秀隆 代表取締役社長、
子会社の役員25.53% 90日間
保有分売出
(16.67%)後藤 倫啓 ※A 23.40% 90日間
保有分売出
(18.18%)後藤 匡啓 ※A 23.40% 90日間
保有分売出
(18.18%)以下続きを開く／閉じる オムロンヘルスケア
株式会社10.64% 90日間 CBC株式会社 4.26% 90日間 ゴトウホールディング
株式会社※B 4.26% 90日間 NVCC7号投資事業
有限責任組合2.43% 90日間 後藤 久代 ※C 1.83% 全て売出し 上記合計 95.75%
※上記以下は省略しています。
※A 代表取締役社長の二親等内の血族 ※B 役員等により総株主等の議決権の過半数を所有されている会社 ※C 代表取締役社長の配偶者
90日のロックアップ期間：2020/07/04
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 後藤 秀隆 代表取締役社長、
子会社の役員100000 4.26% 後藤 倫啓 ※A 100000 4.26% 後藤 匡啓 ※A 100000 4.26% 以下続きを開く／閉じる 後藤 久代 ※C 43000 1.83% 合計 100000 4.26%
初値上昇の期待について管理人コメント
＜管理人コメント＞
縫製自動機のノウハウや技術を活かして自ら縫製製品の生産請負をおこなうという事業ですが、とても合理的でシナジー効果を活かしたものだと思いますが、それだけノウハウや技術力に自身があることの裏付けにもなると思います。
オムロンの血圧計は以前、私の家でも購入しましたが、高齢者がいる家庭は、一家に一台あってもよいものだと思いますので、血圧計の需要拡大による収益拡大には今後も期待したいところかなと思います。車関係は景気動向に左右される面もあると思いますので注意したいところでしょうか。
ロボットやAIの活用など研究開発は積極的におこなわれていますので、今後の成長拡大にも期待したい会社です。
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
マザーズ市場としては公開株数は普通くらいです。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7068 | フィードフォース | 07/05 | 782,000 | 1,150 | 2,760 | 140.00% |
| 7685 | BuySell Technologies | 12/18 | 770,500 | 1930 | 3720 | 92.75% |
| 2981 | ランディックス | 12/19 | 747,500 | 1630 | 3660 | 124.54% |
| 6557 | global bridge HD | 12/23 | 747,300 | 2690 | 4020 | 49.44% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7323 | アイペット損害保険 | 04/25 | 787,400 | 2850 | 4500 | 57.89% |
| 6580 | ライトアップ | 06/22 | 781,000 | 2820 | 3725 | 32.09% |
| 7034 | プロレド・パートナーズ |
07/27 | 713,000 | 4250 | 7170 | 68.71% |
| 4396 | システムサポート |
08/02 | 747,500 | 1750 | 4000 | 128.53% |
事業内容により様々ですが、このくらいの公開株数であればそれなりの初上昇となる傾向が確認できます。場合によっては大きな上昇もあります。
業績は拡大傾向です。縫製事業というと新規性や成長性でどうかなと思う点はありますが大きな初値上昇は難しいかなと思いつつも公開株数は特別多くはないのでそれなりの上昇には期待したいです。
為替の影響が大きいような気はするので直近の円高要因は気になるところです。コロナウイルスの影響で中国を始めとするアジア各国の拠点での影響も出ていると思いますので注意したいところです。受注生産という点では、リスクはそれなりに限定されている点はあるとは思います。
念の為、仮条件の価格や最終的な売り出し価格は慎重に確認しておきたいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
| 証券会社名 | |
|---|---|
| 主幹事 | 野村證券 |
| 引受 | SBI証券 |
| 引受 | みずほ証券 |
| 引受 | 岡三証券 |
| 引受 | 東洋証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
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＜注意＞
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
＝＞目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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