ZUU【4387】のIPO抽選申込どうする?
作成:2018/05/21 更新:2018/06/22
目次
ZUU IPOの紹介
(※2018/06/22更新)
コード | 4387 |
---|---|
会社名 |
(株)ZUU |
市場 | マザ-ズ |
事業内容 |
金融領域に特化したWEBメディアの 金融や不動産企業向けの |
公募売出 価格 |
1600円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2018/06/21 |
初値 06/22 |
5550円 +246.88% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ZUUの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2018/06/05(火)~06/11(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
287,500株
(内訳)
公募: 150,000株
引受人の買い取り引受による売り出し: 100,000株
オーバーアロットメントによる売り出し: 37,500株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2018/06/22更新)
想定発行価格 1370円
仮条件の価格(06/01) 1440~1600円
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
冨田 和成 | 代表取締役 | 65.26% | 180日間 保有分売出 (4.39%) |
Fenox Venture Company IX,L.P. | 9.94% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (6.25%) |
|
赤羽 雄二 | 取締役 | 5.06% | 180日間 保有分売出 (25.50%) |
深田 啓介 | 取締役 | 2.28% | 180日間 |
一村 明博 | 取締役 | 2.08% | 180日間 |
原田 佑介 | 従業員 | 1.77% | 180日間 |
夏野 剛 | 1.43% | 90日間 | |
髙山 照夫 | 1.43% | 90日間 | |
武永 修一 | 1.43% | 90日間 | |
佐藤 和与志 | 1.43% | 90日間 | |
和出 憲一郎 | 1.43% | 90日間 | |
上記合計 | 93.54% |
180日のロックアップ期間:2018/12/17まで
90日のロックアップ期間:2018/09/18まで
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
<管理人コメント>
上記にはありませんが、株主名簿に「菅下清廣」氏の名前がありました。恐らく投資関連書籍などで有名なスガシタパートナーズの菅下清廣氏かなとは思います。保有割合は上から18番目で、0.37%となっています。 ロックアップは90日間ですが、1.5倍以上で売却できる条件になっています。
以前もグローバル・リンク・マネジメントの株主名簿で見かけましたが、なんとなく気になったので紹介しました。(^_^)
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
冨田 和成 | 代表取締役 | 60000 | 2.87% |
赤羽 雄二 | 取締役 | 27000 | 1.29% |
Fenox Venture Company IX,L.P. |
13000 | 0.62% | |
合計 | 100000 | 4.78% |
新規発行と増資による手取金の使途
(※2018/06/03作成)
新規発行による手取金の概算額 183,060 千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 47,265千円
コンテンツ制作に係る外注費 65,000千円
自社メディア開発のための人件費 50,000千円
有能な人員の採用教育費 55,000千円
海外2カ国目の進出費用 10,000千円
残額 50,325千円
※残額は将来の運転資金に充当
直近の決算状況と業績の推移
(※2018/06/03作成)
2017/03期から連結決算。
2017/03 | 2017/12 (第3四半期) |
|
---|---|---|
売上高 (百万円) |
729 | 674 |
経常利益 (百万円) |
△ 16 | 71 |
当期純利益 (百万円) |
△ 46 | 46 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
△ 39 | 17 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/03 | 2017/12 (第3四半期) |
|
---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | -7.54% |
経常利益の 前年同期比 |
- | -543.75% |
以下は単独決算。
2014/03 | 2015/03 | 2016/03 | 2017/03 | |
---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
6 | 58 | 336 | 721 |
経常利益 (百万円) |
0 | △ 17 | 14 | 17 |
当期純利益 (百万円) |
45 | △ 17 | 9 | △ 14 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
0 | △ 108 | △ 5 | △ 19 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※2013/04に設立。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2014/03 | 2015/03 | 2016/03 | 2017/03 | |
---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 866.67% | 479.31% | 114.58% |
経常利益の 前年同期比 |
- | - | 182.35% | 21.43% |
<管理人コメント>
まだ設立から短いですが売上は堅調に伸ばしています。
利益は昨年まで赤字になっていたりもしていましたが、今期はしっかりと利益を伸ばしてきており軌道に乗ってきているような印象です。
・連結子会社の詳細
設立 | 会社名 | 所在地 | 事業内容 |
2016/04 | ZUU SINGAPORE PTE. LTD. | シンガポール | フィンテック・プラットフォーム事業 |
ZUUの強み
(※2018/06/03作成)
※独自の見解などを含みます。
- 3000万以上または年収700円以上のアッパーマス~富裕層を主なターゲット
※一般的に当該対象ユーザーへのアクセスは難しいという課題を解決 - 金融商品サービスの潜在層ユーザーへの営業/販促活動を支援できる
- 金融機関への転職を希望するユーザーを集客できる
- 外部の金融機関関連専門家との協力で質の高いコンテンツ作成
- 金融機関関連業界での広告単価は高い傾向がある
- 自社メディア運営を活かした金融/不動産サイトの構築、運営支援
- デジタルマーケティング領域におけるコンサルティング
- 社員は金融業界出身者が多く占める
- シンガポールで英語版で現地版のZUU ONLINE提供
※2016/04開始
<管理人コメント>
以下は、2017/03期の事業別売上割合です。
メディアによる収益と同じくらい、サイト構築やコンサルティングをするフィテック化支援サービスの売上割合があるのは意外でした。
ZUUの成長余力
(※2018/06/03作成)
※独自の見解などを含みます。
- メディアの規模、提供コンテンツの拡充
- ユーザー層の拡大による訪問ユーザー拡大
- 広告宣伝などで認知度、ブランド力の強化による利用者拡大
- 会員機能導入によるユーザーの見える化で広告、情報配信の最適化で収益アップ
※2018/02より開始 - アジア地域への進出、事業拡大
※2カ国目の進出を計画中
<管理人コメント>
以下は訪問ユーザー数の推移です。
まだまだ鈍化するような様子はなく伸び続けていますのでまだまだ成長余力はありそうです。海外展開も考えれば、市場開拓余地は大きいと言えます。
なんとメディアサービスよりも、フィンテック化支援サービスの方が売上が伸びています。もしかして利益が伸びた理由はこれでしょうか?
初値上昇の期待について管理人コメント
(※2018/06/03作成)
<管理人コメント>
私は投資をやっているのもあってZUU ONLINEは見たことがあります。正直、どういうメディアなのかはよく知りませんが、検索したらたまたまZUU ONLINEだったということで、ロゴの印象は残っています。それだけ一般の人も目に触れるようなコンテンツ規模になってきたということで、ユーザーの訪問が増えているのもうなずけます。単なるメディアだけならそれほど目新しさは無いような気もしますが、海外展開を積極的にしていることと、メディア事業よりも金融サイト構築やコンサルティングなどで売上を伸ばしていることを考えると、面白いなと思います。金融機関や不動産でそういった需要が多いのでしょうか。
ロックアップはしっかりしており、ベンチャーキャピタルよる売り出しは心配ありません。
マザーズ市場で公開株数は少ないので初値の上昇要因にもなりそうです。
過去にマザーズ市場で同程度以下の公開株数だったものを確認してみます。
・2018年で同程度以下の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
9271 | 和心 | 03/29 | 464,600 | 1,700 | 4,555 | 167.94% |
9272 | ブティックス | 04/03 | 476,100 | 1,350 | 3,210 | 137.78% |
4382 | HEROZ | 04/20 | 198,000 | 4500 | 49000 | 988.89% |
・2017年で同程度以下の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3557 | ユナイテッド&コレクティブ | 02/23 | 297,200 | 1620 | 4500 | 177.78% |
6545 | インターネットインフィニティー | 03/21 | 224,000 | 1320 | 5040 | 281.82% |
6550 | Fringe81 | 06/27 | 299,100 | 2600 | 6060 | 133.08% |
3566 | ユニフォームネクスト | 07/19 | 230,000 | 2800 | 6640 | 137.14% |
9266 | 一家ダイニングプロジェクト | 12/12 | 289,800 | 2450 | 6700 | 173.47% |
2334 | イオレ | 12/15 | 293,200 | 1890 | 5100 | 169.84% |
3998 | すららネット | 12/18 | 258,700 | 2040 | 4345 | 112.99% |
6563 | みらいワークス | 12/19 | 239,600 | 1840 | 6080 | 230.43% |
業種も様々ではありますが、これくらい公開株数が少なければ必然てきに初値は大きく上昇してしまう傾向にあるのがわかると思います。
IT関連ですし、フィンテック関連銘柄にもなるでしょうか。公開株数の少なさなどからも初値の上昇には期待したいと思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 松井証券 |
引受 | 岡三証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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