アシロ【7378】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/06/21
目次
アシロ IPOの紹介
コード | 7378 |
---|---|
会社名 |
(株)アシロ |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
弁護士のマーケティングを支援するリーガルWebメディアの運営。 |
上場日 |
2021/07/21 |
初値 |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
アシロ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/07/02(金)~07/08(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
4,833,600株
(内訳)
公募: 829,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 3,374,200
オーバーアロットメントによる売り出し: 630,400
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1120円
仮条件の価格 ※2021/06/30に決定予定
アシロの強み
※独自の見解な どを含みます。
- 個別の事件分野に特化したサイト
※弁護士の得意分野、取り扱い分野を明確化
※弁護士とユーザーのミスマッチが起きにくい - 継続的に安定収益が得られるストックビジネス
※有料広告の掲載枠数に月額定額の掲載枠単価を乗じた広告収入 - デジタル技術、ウェブマーケティングノウハウ
- リーガルメディアと派生メディア間でのユーザー相互送客
<管理人コメント>
以下は2020/10期の売上高に対する各サービスの内訳です。
リーガルメディアだけでなく、
派生メディア(転職、探偵)も存在感の売上となっていますね!
リーガルメディアは以下のように分野ごとに特化したWEBサイト(9サイト+1)を運営することで集客をおこなっているそうです。「~弁護士ナビ」という名前のサイトになっています。
以下、売上相手の主な相手となっています。
アディーレ法律事務所はTVCMなんかでもよく見る会社ですね。
特定の顧客に依存した売上内訳というわけでもなさそうです。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。(※国際基準)
※2019/10期は国際基準の単体決算。
2019/10 2020/10 2021/04
(第2四半期)売上収益
(百万円)1157 1479 736 税引前収益(百万円) 246 323 191 親会社の所有者に
帰属する当期利益(百万円)156 208 122 - - - 基本的1株あたり
当期利益(円)26 35 20 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2019/10 2020/10 2021/04
(第2四半期)売上高の
前年同期比- 27.83% -50.24% 経常利益の
前年同期比- 31.30% -40.87%
以下、単体決算。
2016/10 2017/10 2018/10 2019/10 2020/10 売上高
(百万円)2 674 832 1157 1463 経常利益
(百万円)△ 44 77 2 121 219 当期純利益
(百万円)△ 34 6 △ 56 31 100 1株当たり
配当額(円)- - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 2277 298 △ 2777 5 17 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/10 2017/10 2018/10 2019/10 2020/10 売上高の
前年同期比- - 23.44% 39.06% 26.45% 経常利益の
前年同期比- 275.00% -97.40% 5950.00% 80.99%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は拡大傾向になっているように見えます。
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 2019/12 株式会社trient 東京都
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 843百万円
広告媒体費 786百万円
※運営サイトへのユーザー流入数の増加
採用費 17百万円
従業員人件費 40百万円
残額 0百万円
アシロの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 広告宣伝によるユーザー流入数増加
※主にGoogle、Yahooネット広告 - リーガルメディアの新規契約数増加
※営業活動強化
※契約後の顧客サポート強化、解約率低下 - メディアサイトの価値向上
※ウェブマーケティング人材、技術者の採用拡大 - リーガルHR事業の拡大
<管理人コメント>
以下、2021/04時点の売上高に対する内訳です。
売上金額で見てみると、リーガルメディアは前期を上回る進捗状況で堅調そうですが、派生メディアは前期を下回る進捗状況となっています。
そして、リーガルHR事業は前期を大きく上回る進捗状況で伸び始めているようですね。
全体としては前期をわずかに下回っていますが、ほぼ横ばいです。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ J-STAR二号投資事業有限責任組合 39.25% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(71.18%)中山 博登 代表取締役社長 26.15% 90日間 MIDWEST MINATO, L.P. 14.67% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(71.18%)以下続きを開く/閉じる Pacific Minato Ⅱ, L.P. 13.60% 90日間、1.5倍以上
保有分売出
(71.19%)川村 悟士 取締役 2.35% 90日間
※Y河原 雄太 取締役 1.28% 90日間 宮﨑 淳平 0.85% 竹田津 惇 取締役 0.43% 90日間 丸田 泰広 従業員 0.43% ※Y 増山 雄大 元従業員 0.43% ※Y 上記合計 99.44% ※上記以下は省略しています。
90日のロックアップ期間:2021/10/17
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
※Y 全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 J-STAR二号投資事業有限責任組合 1,961,500 27.94% MIDWEST MINATO, L.P. 732,900 10.44% Pacific Minato Ⅱ, L.P. 679,800 9.68% 合計 3,374,200 48.07%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
弁護士を利用したことがないので良く分かりませんが、TVCMなんかでも相談料無料なんかの謳い文句を見ていると身近な存在になっているのかなと思ったことはあります。
派生メディアの進捗状況が前期を下回るのは気になりましたが、リーガルメディア、リーガルHR事業は堅調で、弁護士関連の需要はしっかりしているなと確認できましたので、弁護士関連の事業で今後の成長拡大に期待したい会社だなと思いました。
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しがある点はかなり気になります。
保有分の7割以上の売出しとなっており、利益確定の意思は明確です。ベンチャーキャピタルは成長しきったところで利益確定のために上場するのが目的です。
マザーズ市場としては公開株数はかなり多い方なので初値抑制要因です。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4053 | (株)SunAsterisk | 07/31 | 4,830,000 | 700 | 1209 | 72.71% |
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4449 | ギフティ | 09/20 | 5,049,300 | 1500 | 1880 | 25.33% |
2980 | SREホールディングス | 12/19 | 5,157,200 | 2650 | 2475 | -6.60% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3981 | ビーグリー | 03/17 | 5,217,800 | 1880 | 1881 | 0.05% |
さすがにこの公開株数だと初値は抑制される傾向にあるのが分かります。公募割れも確認できます。
ただし「Sun Asterisk」のように大きく上昇したものもあり、事業内容により期待できないわけでもないですね。
業績は拡大傾向、もしくは直近で横ばい。弁護士関連に特化したWebメディアでIT関連です。ただし、公開株数がとても多く、ベンチャーキャピタルによる売出しということで初値は抑制される可能性はありそうです。公募割れも想定しておきたいですが、IT関連ということで評価次第では大きく別れたりもするのかなと思ったりはします。
とにかく公開株数がとても多いので、特に仮条件の価格には注目して、最終的な公募売出し価格を確認して慎重に判断したいものです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 松井証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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