シキノハイテック【6614】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/02/21 更新:2021/03/29
目次
シキノハイテックの紹介
(※2021/03/29更新)
コード | 6614 |
---|---|
会社名 |
(株)シキノハイテック |
市場 |
ジャスダック(スタンダード) |
事業内容 |
半導体関連の製品開発、製造、 |
上場日 |
2021/03/24 |
公募売出 価格 |
390円 ※仮条件の上限 |
初値 03/24 |
1,221円 +213.08% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
シキノハイテック の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/03/08(月)~03/12(金)まで
IPOの申し込み期間は約5日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,407,000株
(内訳)
公募: 1,150,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 80,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 177,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2021/03/29更新)
想定発行価格 390円
仮条件の価格(03/04) 360~390円
シキノハイテックの強み
※独自の見解な どを含みます。
- 開発から製造まで一貫体制
※設計・生産・販売・サービス活動
※どんなフェーズからも対応が可能。 - 柔軟な生産体制
※実装から検査まで一貫製造ライン、多彩なオーダーロットにも応える - 半導体検査装置の設計・開発
※バーンインをトータルで保証するバーンイン装置など - LSI設計・開発で多くの開発実績
※アナログ、デジタル双方のLSI設計・開発、アナログ・デジタル混在のLSI設計の対応 - JPEG IPコアは国内トップシェア
- 組み込みカメラシステム分野での技術力
<管理人コメント>
以下、2020/03期の売上高に対する各事業の内訳です。
3つの事業を展開していますが、それぞれで存在感の売上割合となっています。
各事業の内容は以下の通り。
直近の決算状況と業績の推移
※1975/01㈱シキノ設立。~中略~1992/01㈱シキノハイテックに商号変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 2020/12
(第3四半期)売上高
(百万円)4073 4952 5272 4678 4532 3200 経常利益
(百万円)18 253 402 170 235 98 当期純利益
(百万円)△ 121 △ 529 528 121 114 63 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 432 △ 1891 1872 40 38 21 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/03 2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 2020/12
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 21.58% 6.46% -11.27% -3.12% -29.39% 経常利益の
前年同期比- 1305.56% 58.89% -57.71% 38.24% -58.30%
<管理人コメント>
売上は鈍化傾向にあるように見えます。
経常利益も鈍化傾向にあるように見えます。
コロナウイルスによる影響ですが、
現在の業績への影響に関して言及がなかったので不明です。
ただし半導体市場に関しては、
「2023/03期まで受注金額が一定程度下落するとの仮定」で見通しているようです。
業績はコロナ前から鈍化の動きもあるのでやはりコロナの影響はわかりません。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 406,458千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 63,507千円
全社基幹システム導入 200,000千円
※業務効率化
研究開発 200,000千円
※新型バーンイン装置開発関連、IPコア開発関連、カメラ画像処理、システム開発関連
人材採用、人件費 69,965千円
※AI+IoTものづくり戦略による専門技術者
残額 0円
シキノハイテックの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 中核事業の競争力強化
- 新技術、新製品の創出早期化・事業化推進
※AI+Iotものづくり戦略
※新型バーンイン装置開発関連、IPコア開発関連、カメラ画像処理、システム開発関連の新製品に関する研究開発 - 新市場・グローバル戦略の拡大
<管理人コメント>
以下、2020/11時点の売上高に対する各事業の内訳です。
電子システム事業の売上割合が縮小しています。
売上高で確認してみると、電子システム事業、マイクロエレクトロニクス事業は前期を下回る進捗状況となっており、製品開発事業は前期を上回る進捗状況となっています。
全体としては前期を下回る進捗状況で、業績の推移で見た通り鈍化傾向になっているのかなと感じられるものとなっています。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 塚田 隆 代表取締役会長 12.76% 180日間 シキノハイテック
従業員持株会10.80% 180日間 浜田 満広 代表取締役社長 6.83% 180日間 以下続きを開く/閉じる 名古屋中小企業
投資育成株式会社6.57% 180日間 ほくほくキャピタル
株式会社4.58% 180日間 岸 和彦 常務取締役 4.55% 180日間 宮本 和子 4.49% 180日間 志貴野メッキ
株式会社4.46% 180日間
保有分売出
(50.36%)広田 文男 常務取締役 3.56% 180日間 宮本 幸男 取締役 3.53% 180日間 宮本 貴子 3.53% 180日間 株式会社
富山第一銀行3.21% 180日間 千名泰子 ※A 3.21% 180日間 塚田修司 ※A 3.21% 180日間 寺本正夫 取締役 2.63% 180日間 高坂正明 1.92% 古川卓哉 取締役 1.92% 180日間 金子周二 従業員 0.99% 180日間 種谷幹郎 監査役 0.96% 180日間
保有分売出
(33.33%)株式会社北陸
プラント建設0.96% 園原章人 0.96% 谷口忠勝 0.74% 宮本昭仁 専務取締役 0.74% 180日間 福田憲司 従業員 0.71% 180日間 西原一成 従業員 0.67% 180日間 水木保男 0.64% 佐野光雄 0.64% 柳原聡司 0.64% 高田 昭広 従業員 0.64% 米陀 英子 従業員 0.64% 坂井 孝幸 従業員 0.64% 左近 滋 従業員 0.64% 上記合計 92.97% ※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2021/09/19
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 志貴野メッキ株式会社 70,000 2.24% 種谷幹郎 監査役 10,000 0.32% 合計 70,000 2.24%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
現在、半導体市場は好調とされていますが、業績が鈍化傾向ということもあってなかなか見通しずらい会社だなと感じました。
事業別で見ると製品開発事業(画像処理、カメラモジュール関連)の売上は伸びているようなので今後の成長性を考える上で注目したい事業だなとは思いました。
一部、ロックアップされていないのが気になりますが、大部分はロックアップされています。
ベンチャーキャピタルによる売出しは心配なし。
ジャスダック市場としては公開株数は多いので初値抑制要因です。
過去にジャスダック市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
※事例が少ないので幅広く確認しています。
・2020年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7081 | コーユーレンティア(株) | 02/07 | 1,150,000 | 1890 | 2510 | 32.80% |
4499 | (株)Speee | 07/10 | 1,121,900 | 2880 | 5150 | 78.82% |
・2019年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7071 | アンビスホールディングス | 10/09 | 1,265,000 | 2800 | 4260 | 52.14% |
・2018年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6233 | 極東産機 |
09/27 | 1,196,000 | 405 | 696 | 71.85% |
・2017年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7810 | クロスフォー | 07/20 | 1,725,000 | 730 | 1051 | 43.97% |
ジャスダック市場で公開株数は多い方ですが、そこそこ上昇しているものが多いなという印象です。
ジャスダック銘柄は、社歴が長く売上規模が大きい会社であることが多いので、新しい会社とは違い信頼性の面では高いという特徴はあるかもしれません。
業績は鈍化傾向なのが気になりますが、半導体関連で画像処理やカメラ関連は成長市場かと思います。公開株数が多いですが想定発行株価は低いですし、何より相場環境がとても良いのでそれなりの初値上昇に期待したいです。
やはり業績が鈍化傾向なのが気になりますし、コロナの影響もよく分かりませんので仮条件の価格や最終的な公募売り出し価格を確認して慎重に判断したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 野村證券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
積極的に応募される方は、ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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