Sun Asterisk【4053】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/06/30 更新:21020/09/17
目次
Sun Asterisk IPOの紹介
(※2020/09/17更新)
コード | 4053 |
---|---|
会社名 |
(株)Sun Asterisk |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
デジタライゼーション推進のための |
上場日 |
2020/07/31 |
公募売出 価格 |
700円 ※仮条件の上限 |
初値 07/31 |
1209円 +72.71% |
<管理人コメント>
社名の「Sun Asterisk」ですが、 「Sun(太陽)」は、革新的なサービスや新しいイノベーターの種を私達の光で照らし、それらを育む最強のインフラになることを目指す意味。 「Asterisk(*)」は、多くのプログラミング言語で掛け算を表す記号。
既存の業務プロセスを効率化する「デジ”タイ”ゼーション」に対して 「デジ”タライ”ゼーション」は、新しい価値を創造しながらビジネスモデルそのものをデジタル化するものです。
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
Sun Asterisk の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/07/14(火)~07/20(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
4,830,000株
(内訳)
公募: 2,050,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 2,150,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 630,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/09/17更新)
想定発行価格 630円
仮条件の価格(07/13) 630~700円
Sun Asteriskの強み
※独自の見解などを含みます。
- 価値創造型プロセスによる開発実績
※ユーザーのニーズを仮説検証しながらサービス化
※300件を超えるスタートアップ/新規事業支援により蓄積した豊富な知見 - 上流から開発実装までワンストップ提案
- 国内外の開発リソースで幅広く対応
※国内外1,500名を超え - 独自のデータプラットフォーム
※Viblo、Rubato、Sun* CI - 高度IT人材育成と価値創人材の輩出力
※蓄積したノウハウを教育カリキュラムに反映するサイクル構築
※プログラミングスクール「GEEKJOB Camp」
※アジア各国のトップ大学との産学連携による人材育成プログラム - ストック型の収益モデルが主体
※ユーザーの反応を見ながら継続的な追加機能開発をおこなっていくので継続的な利用が多い
※ストック型売上の割合は2019/12末時点で80%超
<管理人コメント>
以下、2019/12期の売上に対する各事業の内訳は以下の通り。
サービスの開発を行うクリエイティブ&エンジニアリングが7割となっていますが、人材の育成や紹介・派遣をおこなうタレントプラットフォームも3割ほどと存在感のあるものになっています。
◆開発事例
会社のサイトで紹介されていた開発事例です。個人的に知っている名前のものはありませんが、スマホアプリやマッチングサイトなどの事例が確認できます。
以下、サービスの開発工程を示したものです。
かなり上流工程の事業の創造からサービス開始後の成長までワンストップでかなりビジネスに深く係わっているのがわかります。
直近の決算状況と業績の推移
※2018/12期は10ヶ月間のみ
※2012/07旧株式会社フランジア・ジャパン創業。2013/03㈱アイピース(現Sun Asterisk設立)。子会社化などを経て2019/03㈱Sun Asteriskに社名変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2018/12 2019/12 2020/03
(第1四半期)売上高
(百万円)2219 4530 1407 経常利益
(百万円)326 486 303 当期純利益
(百万円)277 411 269 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)9 13 8 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/12 2019/12 2020/03
(第1四半期)売上高の
前年同期比- 104.15% -68.94% 経常利益の
前年同期比- 49.08% -37.65%
以下、単体決算
2016/02 2017/02 2018/02 2018/12 2019/12 売上高
(百万円)862 1413 1933 2210 3301 経常利益
(百万円)7 7 93 86 71 当期純利益
(百万円)7 7 93 86 71 1株当たり
配当額(円)- - - - - 1株当たり
当期純利益(円)4929 4352 61833 3 2 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/02 2017/02 2018/02 2018/12 2019/12 売上高の
前年同期比- 63.92% 36.80% 14.33% 49.37% 経常利益の
前年同期比- 0.00% 1228.57% -7.53% -17.44%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向で直近では伸びが大きくなっています。
経常利益も拡大傾向です。
・連結子会社の詳細
子会社化 会社名 所在地 事業内容 2018/02 Sun Asterisk Vietnam Co.,Ltd. ベトナム ソフトウェア開発、人材紹介関連 2018/12 グルーヴ・ギア株式会社 東京都 マーケティング支援、採用支援、サービス開発支援、PM/エンジニア紹介
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 1,281,500千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 395,510千円
採用、人件費 508590千円
子会社人件費1 655,752千円
※Sun Asterisk Vitnam CO.,ltd.。エンジニア等の人材確保
広告宣伝費 90,675千円
※グルーヴ・ギアのタレントプラットフォームサービスにおける求職者獲得のため
子会社人件費2 284,945千円
※グルーヴ・ギアのエンジニア等の人材確保
残高 137,048千円
※残額は借入金の返済
Sun Asteriskの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 国内のデジタライゼーション市場規模は拡大すると予測
※今後数年で約4.5兆円と推計
※新規ビジネス向けのバリューアップ予算割合は2021年に22.5%から33.7%に増加見込み - 技術力の更なる強化による事業拡大
※AI、エッジコンピューティング、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、ディープフェイク、Iotなど
※ベトナム子会社内の研究開発 - 人材の採用と育成の拡大
※大学と産学連携の取り組みの拡大、教育プログラム強化、教育手法のコモディティ化
※ベトナムにおける中途採用の積極推進 - 新規事業の展開
※クライアントとサービスの収益に応じたレベニューシェアでの取り組み
※16社のスタートアップ企業への投資を実行
※デジタライゼーション推進をサポートするサービスの外部公開
※教育事業の多国展開 - 海外展開の拡大
※ベトナム以外の東南アジア、欧米展開など
<管理人コメント>
以下、2020/03時点の売上に対する各事業の内訳は以下の通り。
第1四半期時点のものなのであまり参考にならないかもしれませんが、クリエイティブ&エンジニアリングの割合が増えています。
売上金額でみるとクリエイティブ&エンジニアリングは昨年を上回るペースで推移しています。タレントプラットフォームは昨年を下回るペースとなっています。
公表されている参考データを紹介しておきます。
継続的に収益が得られる顧客の数が増えており、さらに顧客単価も上がっており、業績の伸びが大きくなっている要因であることが確認できるものとなっています。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 平井 誠人 取締役※A 34.37% 180日間 服部 裕輔 取締役※A 19.91% 180日間
保有分売出
(5.30%)藤本 一成 執行役員 13.05% 180日間
保有分売出
(27.29%)以下続きを開く/閉じる 糸井 俊博 ※B 8.23% ※Y 小林 泰平 代表取締役 7.70% 180日間 農林中央金庫 5.55% 高倉 健一 執行役員 5.14% 180日間
保有分売出
(20.54%)石塚 保行 関係会社の
代表取締役、
執行役員1.64% 180日間
※YInnovation Growth
Fund I L.P.1.64% フリースタイル合同会社 ※C 1.06% 180日間 加賀電子株式会社 0.55% ソニーネットワーク
コミュニケーションズ株式会社0.55% 180日間 上記合計 99.39%
※上記以下は省略しています。
※A 監査等委員を除く
※B 新株予約権の受託者
※C 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
180日のロックアップ期間:2020/01/26
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
※Y 全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 藤本 一成 執行役員 1,350,000 3.56% 服部 裕輔 取締役※A 400,000 1.06% 高倉 健一 執行役員 400,000 1.06% 合計 1,350,000 3.56%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
顧客のビジネスモデルに深く入り込み、その後の成長も一緒になって支えていくという経営戦略は継続的な収益が得られるものとして素晴らしいと思います。
過去の実績から成功体験がどんどん蓄積されていきますので自信も積み重なりますが、堅実な事業展開に加えサービスの収益に応じた契約やスタートアップへの投資などでの大きなリターンも期待が持てそうなと感じました。
もちろん競合が激しくそう簡単に全てが成功するなんてありえませんけど。
一部ロックアップがありませんが、大体はロックアップされております。
ベンチャーキャピタルによる売出しも心配なし。
マザーズ市場としては公開株数はとても多い方なので初値抑制要因?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4931 | 新日本製薬 | 06/27 | 5,600,000 | 1,470 | 1,664 | 13.20% |
7803 | ブシロード | 07/29 | 4,350,400 | 1,890 | 2,204 | 16.61% |
4449 | ギフティ | 09/20 | 5,049,300 | 1500 | 1880 | 25.33% |
2980 | SREホールディングス | 12/19 | 5,157,200 | 2650 | 2475 | -6.60% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3981 | ビーグリー | 03/17 | 5,217,800 | 1880 | 1881 | 0.05% |
6555 | MS&Counsulting | 10/05 | 4,350,000 | 1280 | 1250 | -2.34% |
さすがに公開株数がこれほど多いと初値の大きな上昇はほとんど期待できません。
場合によっては公募割れもありえますのでしっかり見極めが必要です。
業績は拡大傾向でIT関連で人気の業種。公開株数がとても多いのが気になりますが、想定発行価格が低いので思ったよりは気にしすぎる必要はないかもしれません。とはいえそれを考慮しても少ない方というわけではありませんので期待のし過ぎは禁物かなとは思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 大和証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | 岡三証券 |
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IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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