ZEALS【9255】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/12/07
目次
ZEALS IPOの紹介
コード | 9255 |
---|---|
会社名 |
(株)ZEALS |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
チャットボットを通じた |
上場日 |
2021/12/23 |
初値 |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
2021/12/08(水)~12/14(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間
IPO抽選対象の株数
8,524,700株
(内訳)
公募: 2,500,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 4,912,800
オーバーアロットメントによる売り出し: 1,111,900
過去データをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1530円
仮条件の価格 ※2021/12/07に決定予定
ZEALS の強み
※独自の見解な どを含みます。
- 双方向マーケティングによる高い成果率
※一般的な広告は属性データに基づく一方的なもの
※会話データ等の動的データに基づくパーソナライズされたものでより成果に繋がりやすい - 実店舗のような接客や提案の提供
※チャットボットによる接客でニーズや不安解消など
※商品購入までの間、購入以降も継続的な提案 - 幅広い業界への提供実績
※コスメ、健康食品、エステ、人材、教育、金融等
※契約アカウント数は245社 - 成果報酬型課金
※初期費用・システム利用料無料
※競合他社では初期費用、月額利用料の課金体系が多い
※成果が出なければコスト負担がないのでクライアントが導入しやすい - 蓄積されたデータとコミュニケーションノウハウ
※約5.52億回分の会話データ - 強固な代理店網
※約80社と提携、売上の大半が代理店経由
<管理人コメント>
以下、2021/03期の売上高に対する各サービス区分別の内訳です。
「成果報酬モデル」が売上の8割以上となっています。
要するにチャットボットを通じて商品やサービスが売れており、効果が出ているということが確認できるものだと思います。
チャットボットによる購入までの流れは以下の通り
「LINE」や「Facebook messenger」が入り口になっているようです。
顧客のヒアリングがあり、購入されなくても後日、プッシュ通知で購入を思い出させるという仕組みになっているようです。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
2017/03 | 2018/03 | 2019/03 | 2020/03 | 2021/03 | 2021/09 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
10 | 65 | 306 | 743 | 1378 | 871 |
経常利益 (百万円) |
△ 11 | △ 79 | △ 245 | △ 328 | 195 | △ 498 |
当期純利益 (百万円) |
△ 11 | △ 79 | △ 247 | △ 329 | 191 | △ 498 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
-803 | -4071 | -9510 | -28 | 16 | -40 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/03 | 2018/03 | 2019/03 | 2020/03 | 2021/03 | 2021/09 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前期比 |
- | 550.00% | 370.77% | 142.81% | 85.46% | -36.79% |
経常利益の 前期比 |
- | -618.18% | -210.13% | -33.88% | 159.45% | -355.38% |
<管理人コメント>
売上は右肩上がりで拡大傾向です。
経常利益は2021/03期に一時的に黒字転換していますが、全体としては赤字が拡大傾向になっているように見えます。
2021/03期は広告宣伝費が前年より減少したとありました。
※参考 販売費及び一般管理費
2020/03期 704百万円(広告宣伝費 約216百万円)
2021/03期 776百万円(広告宣伝費 約33百万円)
2021/09時点 1085百万円(広告宣伝費 不明)
2021/03期は売上が拡大したことも大きな要因ですが、広告宣伝費が前期に比べて約-183百万円減少しているのが確認できますので黒字化の大きな要因かなと思われます。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 3,777百万円
第三者割り当て増資の手取概算上限 1,695百万円
正規雇用人件費 3,526百万円
業務委託・非正規社員人件費 817百万円
採用費 280百万円
地代家賃 287百万円
サーバー代 156百万円
広告宣伝費 104百万円
研究開発・海外展開費用 48百万円
借入金返済 251百万円
残額 0円
ZEALS の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 契約件数拡大
※人員体制強化、マーケティングへの積極投資、クライアント業種の拡大、代理連と連携強化・拡大 - 契約顧客あたりの売上向上
※大口エンタープライズ顧客の開拓
※決済RPA等の機能拡充によるアップセル推進 - 業務運営の効率化で利益率向上
※会話構造の体系化でどの社員でも再現性の担保
※チャットボットへのRPA組み込み - 新規分野の事業展開
※2021/02自動車ディーラー向けの入庫予約サービス提供開始
※オンライン相談、保険締結・見直し、カタログ請求、試乗予約、下取査定受付、新車・中古車販売など - 店舗接客DX事業の展開
※旅行業界向けにチャットボットと販売員とのビデオ会議を組み合わせた接客システム - サービスプロダクト強化
※化粧品業界向けにデジタルサイネージとチャットボットを融合させたシステム開発中
<管理人コメント>
以下、2021/09時点の売上高に対する各サービスの内訳です。
「成果報酬モデル」による売上割合が拡大しています。
売上金額で見てみると、「成果報酬モデル」は前期を上回る進捗状況となっています。
「広告運用モデル」と「その他は」前期を下回っていますが、全体としては前期を上回っており問題なし。
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
Q&Aに対応したチャットボットはどのサイトでもよく見るようになりましたが、ネットでの買い物では利用したことがないです。
パーソナライズされたマーケティングとプッシュ通知を活用したアフターフォローは購入率を上げるためにとても理にかなったもので実店舗の接客を擬似的にやっているような効果を生み出していますね。
様々な販売サイトで活用できますし、商品販売以外にも、自動車、旅行、化粧品などの業界へ新規サービスを展開していく戦略にもなっており今後の成長拡大が楽しみな会社です。
ロックアップなしの株主がいますが大部分はロックアップありです。
第三者割当に関して継続確約もあります。
ベンチャーキャピタルによる売出しがある点は気になります。
保有分の6割が売出しとなっていますのである程度限定的と見ることもできるかな?
マザーズ市場としては公開株数はかなり多いので初値抑制要因です。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4443 | Sansan | 06/19 | 8,636,500 | 4,500 | 4,760 | 5.78% |
4477 | BASE | 10/25 | 8,311,500 | 1300 | 1210 | -6.92% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7806 | MTG | 07/05 | 7,935,000 | 5800 | 7050 | 21.54% |
事例が少ないのであまり参考になりませんが、このくらいの公開株数ともなると初値はかなり抑制傾向にあります。BASEは公募割れになっていますね。(BASEは上場後に大きく上昇はしています。)
業績は右肩上がりに拡大傾向。赤字上場で赤字幅が拡大しているのは気になりますが、先行投資で売上拡大の方が最優先なの理解できます。チャットボット関連のIPOは最近良く見ますが、購入に繋がり、成果報酬型というのは大きな特徴です。ただし公開株数がかなり多いのとベンチャーキャピタルによる売出しもあるということで初値の大きな上昇に期待しすぎない方がいいかなと思いますが、それなりの上昇に期待はしたいです。
公開株数がとても多いのでとりあえず仮条件の価格や最終的な公募売出し価格を見て慎重に判断したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 大和証券 |
主幹事 | クレディ・スイス証券 |
引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 松井証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | マネックス証券 |
積極的に申し込まれる方は、
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
このページを見た人のアンケート
このページを見た人の初値予想
結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 清水正大 代表取締役 32.75% 180日間
保有分売出
(7.00%)株式会社フリークアウト・ホールディングス 22.47% 180日間
保有分売出
(60.00%)ジャフコSV5共有投資事業有限責任組合 19.63% 180日間
保有分売出
(60.00%)以下続きを開く/閉じる 株式会社サイバーエージェント 6.65% 180日間
保有分売出
(60.00%)ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合 3.54% 180日間
保有分売出
(60.00%)YJ3号投資事業組合 2.34% 遠藤竜太 取締役 1.85% 180日間 FreakOut Shinsei Fund 1号投資事業有限責任組合 1.57% 180日間
保有分売出
(59.96%)株式会社ウィルグループ 1.53% 180日間
保有分売出
(60.00%)伊東秀男 取締役 0.58% ※Z 佐藤彗斗 従業員 0.58% 180日間 猪木俊宏 監査役 0.41% 180日間 HAKUHODO DY FUTURE DESIGNFUND投資事業有限責任組合 0.38% 株式会社電通グループ 0.38% 上記合計 ※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2022/06/20
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
※Z 85%が新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 株式会社フリークアウト・ホールディングス 1864300 13.48% ジャフコSV5共有投資事業有限責任組合 1628400 11.78% 株式会社サイバーエージェント 552000 3.99% 以下続きを開く/閉じる 清水正大 代表取締役 316900 2.29% ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合 294000 2.13% FreakOut Shinsei Fund 1号投資事業有限責任組合 130000 0.94% 株式会社ウィルグループ 127200 0.92% 合計 4912800 35.54%
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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