True Data【4416】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/11/18
目次
True Data IPOの紹介
コード | 4416 |
---|---|
会社名 |
(株)True Data |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
小売業の購買データを分析するソリューションを提供。 |
上場日 |
2021/12/16 |
初値 |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
2021/11/30(火)~12/06(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間
IPO抽選対象の株数
1,418,400株
(内訳)
公募: 170,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 1,063,400
オーバーアロットメントによる売り出し: 185,000
過去データをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 2220円
仮条件の価格 ※2021/11/29に決定予定
True Data の強み
※独自の見解な どを含みます。
- 日本最大級の購買ビッグデータを提供
※スーパー、ドラッグストアなど小売店の年間アクティブ会員6000万人、年間4.5兆円規模
※全国カバー、15年以上 - テクノロジー面はグローバルマーケティング企業とアライアンス
※自社開発にこだわらずAIなど最先端の分析アルゴリズム活用
※データやソフトウェア、データ活用ノウハウの向上に注力 - 継続的に収益が得られるストック収益
※売上の77.9%、年間契約 - ビジネスモデルの模範困難性
※データの標準化、精製プロセスに多大な労力がかかる - 現場を知りつくした活用ノウハウ
※教育機関のデータマーケティング教材としても採用されている
※研修・トレーニングを通して提供し現場運用での活用に伴走する
<管理人コメント>
以下、2021/03期の売上高に対する各ソリューションの内訳です。
メーカー向けソリューションの売上割合が一番高くなっていますが、「イーグルアイ」や「ドルフィンアイ」などのサービスになります。
リテール向けソリューションは小売向けの「ショッピングスキャン」などのサービスになります。
なんとなく消費者に近いリテール向けの方が多いのかと思っていましたが、意外とメーカー向けの方の売上が高いのですね。
イーグルアイは、メーカーの商品開発やマーケティングで利用されるようです。例えばプロモーション後の変化や自社製品の顧客属性の確認などができるそうです。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 2021/03 2021/09
(第2四半期)売上高
(百万円)885 1017 1080 1011 1166 623 経常利益
(百万円)△ 147 9 45 △ 94 △ 64 △ 3 当期純利益
(百万円)△ 173 1 1 △ 97 △ 61 △ 3 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)-4026 20 28 -22 -14 -1 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/03 2018/03 2019/03 2020/03 2021/03 2021/09
(第2四半期)売上高の
前期比- 14.92% 6.19% -6.39% 15.33% -46.57% 経常利益の
前期比- 106.12% 400.00% -308.89% 31.91% 95.31%
<管理人コメント>
売上は変動を伴いながらも拡大傾向になっています。
経常利益は直近で赤字の状況が継続中ですが縮小傾向になっています。
赤字の状況について会社の資料に詳しい説明がなかったのですが、ストックビジネスの割合が高いので先行投資優先で赤字でも将来的な継続利益を見込むので問題ないという状況なのかなと推察します。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 336,208千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 376,192千円
人材採用、人件費 190,258千円
システム開発 177,000千円
借入金返済 104,000千円
研究開発 17,757千円
広告宣伝費 23,385千円
残額 200,000千円
※残額は成長のため投資
True Data の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 小売業の提案強化
※ホームセンター、コンビニ、ECなど対象拡大 - 東南アジア小売業の購買データ獲得、活用開始
※協業パートナーと関係強化 - クロスセル強化で顧客単価向上
※ショッピングスキャン、イーグルアイの他、販売促進、顧客のロイヤル化促進、在庫/廃棄ロス削減、SDgs支援など - 新規ソリューション提供
※自社開発、海外プロダクツを日本仕様に適合させるなど - データ領域の拡張
※KURASHI360、外部ビッグデータ充実 - 新規顧客開拓
※「ウレコン」を通じた潜在顧客層拡大
※協業パートナー、販売パートナーを通じた提案強化 - ブランド知名度向上による売上拡大
※広告宣伝 - 新機能、新サービスの開発提供
※収益源の多角化
<管理人コメント>
以下、2021/09時点の売上高に対する各ソリューションの内訳です。
「メーカー向け」と「リテール向け」の売上割合が少し拡大しています。
売上金額で見てみると、「メーカー向け」と「リテール向け」は前期を上回る進捗状況で堅調なようです。
「あらゆる産業向け」は前期を下回りますが、全体としては前期を上回っており影響は限定的です。
現在、データマーケティング市場で5%程度のシェアとなっており、シェア拡大、成長余地は大きいのかもしれません。
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
最近はあらゆるところでポイントカードなどとともに購買データが収取されています。沢山の人数と項目が膨大となりビッグデータとして最新テクノロジーを活かすことで今まで見えてなかったものが見えてくると思います。最新テクノロジーは外部に任せているということで間違いはないと思いますし、それだけデータ活用の面では大きなノウハウが必要でそれに注力できるようにしているのは合理的だなと感じられました。
ストックビジネスですし、シェアの拡大余地はまだまだ大きいような気もしますし、さらなる便利なソリューションや新しいデータの活用など色々な展開ができると思いますので今後の成長拡大に期待したい会社です。
ロックアップは一部のみなので気になります。
ここまでロックアップなしの株主が大半となっているのはめったにないと思うので驚きです。初値抑制要因になる?
ベンチャーキャピタルによる売出しは問題なし。
INCJ (旧産業革新機構)による売出しがありますが全体としては限定的です。
マザーズ市場としては公開株数は普通より少し多い程度です。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7082 | (株)ジモティー | 02/07 | 1,461,300 | 1000 | 2300 | 130.00% |
5070 | (株)ドラフト | 03/17 | 1,357,000 | 1580 | 1221 | -22.72% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3489 | フェイスネットワーク | 03/16 | 1,380,000 | 1400 | 3200 | 128.57% |
1446 | キャンディル | 07/05 | 1,322,500 | 1180 | 1800 | 52.54% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
9519 | レノバ | 02/23 | 1,391,500 | 750 | 1125 | 50.00% |
3979 | うるる | 03/16 | 1,467,100 | 3000 | 3330 | 11.00% |
3989 | シェアリングテクノロジー | 08/03 | 1,380,000 | 1600 | 2990 | 86.88% |
事業内容により様々ですが全体的にしっかりと初値が上昇しているものが多く、初値が大きく上昇しているものもあります。
公募割れしたものも1つありますが、コロナウイルスによる影響で相場が急落したタイミングだったので例外と認識しておくとよいです。
業績は拡大傾向。赤字の状況ですがストックビジネスによる先行投資と思えば問題ありませんし、赤字幅は縮小傾向です。ビッグデータ、AI関連なので人気の分野ではあるかなと思います。公開株数は特別多いというわけでもないので初値はそれなりの上昇に期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | いちよし証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 松井証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | 東洋証券 |
引受 | 水戸証券 |
引受 | 岡三証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2021/11/19 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
このページを見た人のアンケート
このページを見た人の初値予想
結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 株式会社プラネット 24.70% 90日間 株式会社INCJ 22.34% 全て売出し 株式会社デジタルガレージ 資本業務提携 6.72% 以下続きを開く/閉じる AGB Nielsen Media Research B.V. 6.72% 第一生命保険株式会社 6.30% 米倉 裕之 代表取締役社長 4.73% 90日間
※X株式会社タケオホールディングス 3.57% 株式会社ドコモ・インサイトマーケティング 3.57% 株式会社博報堂 3.57% 株式会社博報堂プロダクツ 3.57% 株式会社インテック 2.10% 株式会社大木 1.52% 石井 賢治 執行役員 0.95% ※Y 加藤産業株式会社 0.84% 三菱UFJニコス株式会社 0.84% 壱岐 浩一 監査等委員である取締役 0.58% 90日間 島崎 尚子 執行役員 0.55% ※X 宮本 由紀 執行役員 0.44% ※X アルビス株式会社 0.42% 旭食品株式会社 0.42% 大日本印刷株式会社 0.42% カナカン株式会社 0.42% 国分首都圏株式会社 0.42% TIS株式会社 0.42% 株式会社トーカン 0.42% 東芝テック株式会社 0.42% 株式会社マルイチ産商 0.42% ヤマエ久野株式会社 0.42% 上記合計 97.81% ※上記以下は省略しています。
90日のロックアップ期間:2022/03/15
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 株式会社INCJ 1063400 22.34% 合計 1063400 22.34%
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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