ジィ・シィ企画【4073】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/06/05 更新:2021/08/25
目次
ジィ・シィ企画 IPOの紹介
(※2021/08/25更新)
コード | 4073 |
---|---|
会社名 |
(株)ジィ・シィ企画 |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
カード会社加盟店や企業への |
上場日 |
2021/07/07<=中止 2021/09/28 |
初値 |
<管理人コメント>
2021/06/25時点
「業績等に影響を与える可能性がある事象が発生」したとのことで上場中止になりました。
2021/08/24時点
再度、上場承認されました。
以下、内容は順次更新予定です。
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ジィ・シィ企画 の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/06/18(金)~06/24(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
476,500株
(内訳)
公募: 200,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 214,400
オーバーアロットメントによる売り出し: 62,100
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2021/08/25更新)
想定発行価格 1810円
仮条件の価格 ※2021/09/03に決定予定
<管理人コメント>
前回、1720円から価格が上方修正されています。
ジィ・シィ企画 の強み
※独自の見解な どを含みます。
- 決済サービスの実績と信頼
※開業以来25年
※大手システムインテグレータに通信が簡易に実現できるモジュール提供
※パッケージ化でユーザーがシステムの利用を早期、安定的に実現できる環境を整えてき
※CAFIS、CARDNETに自社パッケージが製品登録されている - 開発から保守までワンストップサービス
※全て内製、自社運営
※ヘルプデスクは24時間体制でタイムリーに対応
※カスタマイズ対応など顧客の安心感、満足感が高い - ストック収益による安定経営
※端末台数に応じた定額料金制
※毎年10%程度の成長を継続
※情報システム開発はフロー収益
※クラウド型のアウトソーシングサービスがストック収益 - 高いセキュリティと信頼性
※ISO/IEC27001、PCIDSSを取得 - 多様な決済端末への対応実績
※決済端末、POSシステムなどカード会社加盟店のニーズに応えてきた - 国際ブランド決済ネットワーク接続
※VISAの決済ネットワークに直接接続する権利を有している
※国内専用の決済ネットワークの利用を迂回するシステム構築でコスト負担を軽減できる
<管理人コメント>
以下、2020/09期の売上高に対する各事業の内訳です。
2事業ありますが、決済サービスのオンプレミス型が「情報システム開発」でクラウド型が「アウトソーシングサービス」という区分けになっています。
3割くらいが継続的に収益が発生しているストック収益となる部分です。
提供するキャッシュレス決済サービスというのは、カード会社加盟店とカード会社を接続し、決済処理、精算データ生成の上、カード加盟店にデータ還元をおこなうなどの業務の一部を担っています。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
2016/06 2017/06 2018/06 2019/06 2020/06 2021/03
(第3四半期)売上高
(百万円)1087 1122 1342 1546 2638 1516 経常利益
(百万円)136 96 110 96 377 117 当期純利益
(百万円)126 76 88 80 268 89 1株当たり
配当額(円)- - 400 400 700 - 1株当たり
当期純利益(円)2476 1502 1729 40 132 43 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/06 2017/06 2018/06 2019/06 2020/06 2021/03
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 3.22% 19.61% 15.20% 70.63% -42.53% 経常利益の
前年同期比- -29.41% 14.58% -12.73% 292.71% -68.97%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向で直近で大きく伸びています。
経常利益は横ばい傾向から直近では大きく拡大しています。
ただし2021/03時点の売上進捗を見ると鈍化しているように見える? 会社の説明では前年にあった「キャッシュレス・消費者還元事業」が終了し反動減があるとのこと。
業績の推移を見る上で、2020/06期の売上伸びは、一時的な要因があるものとして考えた方が良さそうですね。
コロナウイルスによる影響ですが、現時点で大きな影響はないとのことです。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 310,480 千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 98267千円
システム設備投資 375,000 千円
※決済システム能力増強、データセンター設備の容量拡大、サービスレベル向上
人材採用費 33,747 千円
※決済システム機能強化、新機能の開発等
残額 0 円
ジィ・シィ企画 の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- ストック収益の拡大
※過去に情報システム開発として納めたシステムの更新時にアウトソーシングサービスに誘導
※決済ASPサービス機能拡張 - VISA決済ネットワーク接続によるコスト低減、収益向上
※決済ASPサービスを2022/04よりVISA決済ネットワークへ順次切り替え
※カード会社の運用コスト引き下げ
※カード会社加盟店の手数料などコスト低減
※コスト競争力を活かして決済ASP利用者拡大
※コスト減額分の一部をストック収益とすることができる - マルチな決済機能搭載の端末提供
- 多様化する決済手段への対応
※コンタクトレス決済など
<管理人コメント>
以下、2021/03時点の売上高に対する各事業の内訳です。
売上金額で見てみると「情報システム開発」は昨年を下回る進捗で推移しています。これが「キャッシュレス・消費者還元事業」の反動減によるものでしょうか?
「アウトソーシングサービス」は昨年を少し上回る進捗率となっており、堅調です。
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
VISAの決済ネットワークに直接接続するとコストが低減できるという業界ならではの話を知ることができたのは勉強になりましたが、それが今後、収益拡大につながる可能性があるのですから差別化としては大きいだろうなと思います。
クラウド化の流れによるストック収益の拡大に期待ができるのと、キャッシュレス決済の利用が拡大していることを考えると今後の成長拡大に期待したい会社です。
ロックアップなしの株主が多くいるのが気になりますが初値抑制要因になるかどうか?
ベンチャーキャピタルによる売出しはありません。
マザーズ市場としては公開株数は少ないので初値上昇要因?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7078 | INCLUSIVE | 12/20 | 488,700 | 2110 | 4535 | 114.93% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
9271 | 和心 | 03/29 | 464,600 | 1,700 | 4,555 | 167.94% |
9272 | ブティックス | 04/03 | 476,100 | 1,350 | 3,210 | 137.78% |
6579 | ログリー | 06/20 | 476,100 | 1860 | 4635 | 149.19% |
7044 | ピアラ | 12/11 | 484,000 | 2,550 | 5,030 | 97.25% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3984 | ユーザーローカル | 03/30 | 465,700 | 2940 | 12500 | 325.17% |
6558 | クックビズ | 11/28 | 486,200 | 2250 | 5280 | 134.67% |
このくらいの公開株数だとどれも初値が大きく上昇しているものばかりなのが確認できます。
業績は一時的な特需要因を除き拡大傾向。キャッシュレス決済の需要とクラウド化の流れはトレンドに沿ったもの。公開株数は多くありませんので初値は大きな上昇に期待したいです。ロックアップなしの株主がが多いのが気になりますのでその点は初値抑制要因としてちょっと気になるかな。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 岡三証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | ちばぎん証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | エイチ・エス証券 |
引受 | 水戸証券 |
引受 | むさし証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
ネット証券のSBI証券が主幹事なのはチャンスです!
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2021/06/05 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
このページを見た人のアンケート
このページを見た人の初値予想
(※2021/08/25更新)
結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 株式会社コミューン ※A 26.13% 180日間 金子 哲司 取締役 11.78% 180日間
保有分売出
(18.25%)矢ヶ部 啓一 代表取締役 8.76% 180日間
保有分売出
(24.56%)以下続きを開く/閉じる 株式会社アイネット 6.88% 90日間、1.5倍以上 坂井 正人 取締役 6.80% 180日間
保有分売出
(31.65%)ジィ・シィ企画従業員持株会 6.25% 金子 京子 取締役の配偶者 5.78% 180日間
保有分売出
(37.20%)小坂 大輔 従業員 3.06% 180日間 近藤 茂男 従業員 2.44% 180日間 髙木 洋介 取締役 2.41% 180日間 小関 哲 取締役 2.39% 180日間 髙橋 惠二 1.97% 坂本 道子 1.24% 竹澤 美恵子 ※B 0.83% 丸山 英幸 従業員 0.81% 長南 由利子 ※B 0.80% 金子 亜希子 従業員 0.65% 小澤 慶和 監査役 0.62% 全て売出し 伊東 靖明 0.60% 金子 宏司 ※B 0.52% 秋山 晃一 従業員 0.50% 上記合計 91.22% ※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2022/01/02
90日のロックアップ期間:2021/10/04
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 金子 哲司 取締役 50,000 2.15% 矢ヶ部 啓一 代表取締役 50,000 2.15% 坂井 正人 取締役 50,000 2.15% 以下続きを開く/閉じる 金子 京子 取締役の配偶者 50,000 2.15% 小澤 慶和 監査役 14,400 0.62% 合計 214,400 9.22%
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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