オプティマスグループ【9268】のIPO抽選申込どうする?

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オプティマスグループ【9268】のIPO抽選申込どうする?

 

 

optimus-ipo

作成:2017/12/12 更新:2017/12/27

オプティマスグループ IPOの紹介

(※2017/12/27更新)

コード 9268
会社名

(株)オプティマスグループ
※オプティマスはラテン語で最善、最適の意味

市場 東証二部
事業内容

日本で仕入れた中古自動車を主に
ニュージーランドの現地ディーラーに販売。
輸出における物流・検査事業や
自動車ローンなど現地でのサービス提供もあり。
※ニュージーランドの他、12カ国で展開。

公募売出
価格
1800円
※仮条件の上限
上場日

2017/12/26

初値
12/26
2001円
+11.17%

 

 

需要申告(ブックビルディング)スケジュール

 

オプティマスグループの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考

 

2017/12/08(金)~12/14(木)まで

=>最新IPOスケジュールをカレンダーで確認

 

IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。

※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。

 

 

IPO抽選対象の株数

 

1,852,800株

 

(内訳)

公募: 270,600株
>引受人の買い取り引受による売り出し: 1,340,600株
オーバーアロットメントによる売り出し: 241,600株

 

過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感

optimus-ipo-kabusuu

optimus-ipo-toushounibu

 

 

想定発行価格と仮条件の価格

 

想定発行価格 1710円
仮条件の価格(12/07) 1710~1800円

 

 

株主の構成とロックアップ期間など

 

上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
  

氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ
山中  信哉 代表取締役社長、
子会社の取締役
40.73% 90日間
デイモン・スコット
・ジャクソン
取締役、
子会社の取締役
16.84% 90日間
ロバート・アンドリュー
・ヤング
取締役、
子会社の取締役
16.31% 90日間
マーティン・フレイザー
・マッカラック
取締役、
子会社の取締役
16.31% 90日間
ピーター・ケネス・
ジョンストン
子会社の取締役 1.33% 90日間
福村  康一 取締役、
子会社の取締役
1.11%  
笠原  義隆 取締役、
子会社の取締役
1.11%  
篠原  正裕 従業員 1.11%  
吉田  浩 従業員 1.11%  
山中  玲子 子会社の取締役 0.64% 90日間
ジャクソン  美千代 取締役の配偶者 0.64% 90日間
佐藤  正樹 子会社の取締役 0.55%  
イワン・フィルポット 子会社の取締役 0.21%  
上記合計   98.00%  

 

90日のロックアップ期間:2018/03/25まで

ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。

第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。

 

 

売り出し株式の詳細

 
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
 

氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合
山中  信哉 代表取締役社長、
子会社の取締役
922000 17.04%
デイモン・スコット
・ジャクソン
取締役、
子会社の取締役
158600 2.93%
ロバート・アンドリュー
・ヤング
取締役、
子会社の取締役
130000 2.40%
マーティン・フレイザー
・マッカラック
取締役、
子会社の取締役
130000 2.40%
合計   1340600 24.77%

 

 

新規発行と増資による手取金の使途

optimus-ipo-shito

 

新規発行による手取金の概算額 430百万円

 

(使途の内訳)
ニュージーランドにおける自動車ローン事業の貸付資金 330百万円
※子会社Auto Finance Direct Limited
子会社の検査設備、情報機器等の取得&検査拠点開設 100百万円
※㈱日本輸出自動車検査センター、拠点開設はVehicle Inspection New Zealand Limited。
残額 0円

 

 

直近の決算状況と業績の推移

optimus-gyouseki

 

2016/03期から連結決算。

  2016/03 2017/03 2017/09
(第2四半期)
売上高
(百万円)
30420 27093 12898
経常利益
(百万円)
1434 1945 972
当期純利益
(百万円)
922 1368 634
1株当たり
配当額(円)
- - -
1株当たり
当期純利益(円)
186 272 126

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2016/03 2017/03 2017/09
(第2四半期)
売上高の
前年同期比
- -10.94% -52.39%
経常利益の
前年同期比
- 35.63% -50.03%

 

以下、事業の中核を担う日貿の単独決算。※連結売上の6割以上

optimus-gyouseki2

  2013/03 2014/03 2015/03 2016/03 2017/03
売上高
(百万円)
9962 16239 23137 20567 17334
経常利益
(百万円)
259 803 1242 239 471
当期純利益
(百万円)
124 388 602 193 258
1株当たり
配当額(円)
- - 1710 336 -
1株当たり
当期純利益(円)
124 388 602 193 258

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※1988/4に日貿ジャパントレーディング設立し、2002/06㈱日貿に商号変更。2015/01にオプティマスグループが子会社化。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2013/03 2014/03 2015/03 2016/03 2017/03
売上高の
前年同期比
- 63.01% 42.48% -11.11% -15.72%
経常利益の
前年同期比
- 210.04% 54.67% -80.76% 97.07%

 

point<管理人コメント>

日貿は連結売上の6割強となっており正確な業績の推移を確認するのは難しいですが主要事業であることを考えれば、近年の売上は堅調に伸びていたと思われます。しかし、2017/03期に鈍化しているのが分かります。

 

円高(ニュージーランドドル安)、販売台数の減少などが要因になっているようです。
2016/03期の中古自動車販売台数は、41645台で前年同期比-4.0%減となっています。

 

ニュージーランドへの依存度が高く輸出業だけに円高が業績に大きく影響することと、 販売台数が減ると物流、検査、サービスの各事業にまで影響が連動することは注意しておいた方がよさそうです。

 

2017/9時点での中古販売台数は、18186台で前年同期比-5.6%減となっています。
まだ業績鈍化の状況は続いており、昨年よりも悪くなっている可能性もありますので注意したいところです。

 

・連結子会社の詳細

子会社化/設立 会社名 所在地 事業内容
2015/01 ㈱日貿 三重県伊勢市 中古自動車の仕入れ、輸出販売
2016/02 コンパス・ロジスティクス㈱ 川崎市川崎区 物流事業の統括
1998/01 ポートサービス㈱ 名古屋市港区 (物流)中古自動車の整備・清掃
2011/11 大和シッピング㈱ 川崎市川崎区 (物流)海上、陸上運送の取扱等
2010/07 東海ロジスティクス㈱ 名古屋市港区 (物流)輸出手配等
2016/03 Dolphin Shipping Agencies Limited ニュージーランドオークランド市 (物流)非船舶運行事業
2016/03 Dolphin Shipping Australia Pty Ltd オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州 (物流)非船舶運行事業
2015/02 Universal Finance Company Limited ニュージーランドオークランド市 サービス事業の統括
2015/03 Auto Advance Finance Limited ニュージーランドオークランド市 債券回収補助業務
2015/03 Auto Finance Direct Limited ニュージーランドオークランド市 自動車ローン業務
2016/03 Fasttrack Automotive Compliance 2006 Limited ニュージーランドオークランド市 輸入車検用整備等
2015/03 Trade Cars Limited ニュージーランドオークランド市 中古自動車販売
2015/03 MD Distributors Limited ニュージーランドオークランド市 輸入自動車販売
2010/05 Universal Property Limited ニュージーランドオークランド市 資産管理事業
2016/02 Universal Rental Cars Limited ニュージーランドオークランド市 レンタカー事業
2001/09 ㈱日本輸出自動車検査センター 横浜市鶴見区 検査事業の統括。船積前検査事業。
2015/02 Inspicere Limited ニュージーランドオークランド市 検査事業のニュージーランド統括。
2008/11 JEVIC UK Limited イギリスウェスト・サセックス州 船積前検査事業
1995/11 Vehicle Inspection New Zealand Limited ニュージーランドオークランド市 輸入検査事業
2003/07 JEVIC NZ Limited ニュージーランドオークランド市 債権回収業務等

 

・持分法適用関連会社

会社名 所在地 事業内容
Budget Car Auctions 2013 Limited ニュージーランドオークランド市 中古自動車販売事業

 

 

業績予想

2017/11/22時点で公表されていた業績予想。

  2016/03 2017/03 2018/03
(予想)
売上高
(百万円)
30420 27093 25672
経常利益
(百万円)
1434 1945 1696
当期純利益
(百万円)
922 1368 1078
1株当たり
配当額(円)
- - -
1株当たり
当期純利益(円)
186 272 212

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2016/03 2017/03 2018/03
(予想)
売上高の
前年同期比
- -10.94% -5.24%
経常利益の
前年同期比
- 35.63% -12.80%

 

point<管理人コメント>

やはり昨年に引き続き、業績の鈍化が続くようです。

 

その要因としては、グループの販売戦略で一部の大口中古車ディーラーとの取引を縮小した影響で、 2018/03期の成約台数は38997台で前期比-9.6%減をを見込んでいるとのこと。 ※販売台数は39306台。

 

戦略的なものとしていますが前向きに捉えて良いものかというのは疑問です。

 

 

オプティマスグループの強み

 

※独自の見解などを含みます。

  1. ニュージーランドの特性を活かした中古自動車販売
    ※ニュージーランドの売上高は全体の96.4%
    ※ニュージーランドでは輸入自動車に関税がない
    ※中古自動車の輸入台数は9割以上を日本からのものが占める
    ※人口千人あたりの自動車保有数では日本を上回る
  2. 仕入れ、検査、輸送、販売、メンテナンス、ローンまでグループで一貫したサービスを提供
  3. 毎年一定数の自動車を輸送しているので海運会社への交渉力がある
  4. 自動車輸出における検査業務はグループ外の顧客からも受託している
  5. 顧客の嗜好やニーズに応じた仕入れで在庫リスクの低減
    ※1ヶ月を目処に売却

 

point<管理人コメント>

売上高のほとんどがニュージーランド向けとなっておりますが、日本からの輸出においてとても優位性のある市場に特化したところが強みになっています。

 

そして日本からの自動車輸出、販売に関わる多くの事業をグループ会社で賄うことによって事業を大きく拡大していることが分かります。 optimus-service
一貫したサービス提供は、ディーラー、消費者にとってもメリットがあり、これからの事業拡大で強みはどんどん増していきそうです。

 

以下は事業別売上高の割合です。 optimus-uriage-wariai

 

 

オプティマスグループの成長余力

 

※独自の見解などを含みます。

  1. グループでの事業シナジー強化
  2. 有力ディーラーとの提携強化で保険やワランティなどの消費者向けビジネス構築
  3. 保守サービス、レンタカー等の事業を進展
  4. パーツ、タイヤ、オイル等のアフターケアマーケットビジネスで新規事業拡大
    ※既存事業者の買収など
  5. EV車の販売拡大
  6. ニュージーランドでのさらなる市場シェア維持拡大
  7. 新たな地域への進出
    ※オーストラリア、インドネシアに加えアジア・アフリカの新興国を中心
  8. ウェブサイトを介したビジネスの進出

 

point<管理人コメント>

これまで関連事業の買収を積極的に進めて事業を拡大してきていますが、まだまだ関連ビジネスの拡大余地はありそうです。

 

ニュージーランド以外の地域へ上手く展開できるかどうかは現時点で不明ですが、これまで培ってきたノウハウを他国へ横展開できるのだとしたら大きな成長に期待したいとこではあります。

 

 

注意が必要なのは現状としてニュージーランドへの輸出がほとんどを占めており、自動車の販売台数が鈍化していることです。 optimus-hanbaidaisuu

 

 

初値上昇の期待について管理人コメント

 

point<管理人コメント>

ニュージーランドへの自動車輸出で優位性を活かしたビジネスは面白いと思われますが、やはり直近の業績が鈍化しているのは気になります。需要の頭打ちの他、円高要因が気になるところです。

 

業績に大きな影響のある為替を確認しておきます。 optimus-nzdjpy
今年は年末にかけて(ニュージーランドドル安)円高の動きが強くなっているのが分かります。
5年チャートを見ると分かりますが、2015年の前半までは(ニュージーランドドル高)円安の動きになっており、業績を押し上げた大きな要因になっていたというのがよくわかります。

 

直近のニュージーランド安は、政治リスクによる影響が大きいようですが、為替の先行きを見極めるのは困難であり、まだしばらくは警戒しておいた方が良いかもしれません。

 

それから輸出で物流にも関わっていることや自動車を取り扱っているということもあって原油高による燃料費価格上昇も気になるところです。
optimus-wti
現時点で原油は1バレル58ドル付近。今年はOPECでの協調減産や中東リスクなどもあり、原油は大きく上昇しています。輸出におけるコスト高や自動車需要への影響が気になるところです。

 

 

ロックアップはしっかりしており、ベンチャーキャピタルによる売り出しも心配がありません。

 

東証二部で公開株数もそれなりにありますが、わりと控えめな点は初値にとってプラス要因かもしれません。

 

気になる点としては12月でIPOが集中している点です。

前日も2社の上場がありますが、12月後半の上場ということもあって投資意欲が弱まっているかどうかは気になるところです。

 

 

 

・2017年でオプティマスグループと同程度規模の公開株数だった二部銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
6546 フルテック 03/22 1,287,000 600 1230 105.00%
7196 Casa 10/31 3,720,200 2270 2331 2.69%

 

・2016年も確認しておきます。

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
7811 中本パックス 03/03 1,288,900 1470 1480 0.68%
6540 船場 12/19 2,415,000 1290 1193 -7.52%

 

・2015年も確認しておきます。

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
1384 ホクリヨウ 02/20 2,530,000 460 501 8.91%
3458 シーアールイー 04/21 1,676,500 3620 3355 -7.32%
6171 土木管理総合試験所 08/26 1,299,500 1250 1220 -2.40%
3139 ラクト・ジャパン 08/28 1,580,100 1400 1400 0.00%
1434 JESCO
ホールディングス
09/08 2,300,000 540 569 5.37%
3465 ケイアイスター
不動産
12/24 2,415,000 1200 1282 6.83%
6186 一蔵 12/25 2,313,900 1210 1236 2.15%

 

過去の実績を見ると分かる通りプラスになっているものは多いですが、東証二部の規模だと初値の大幅上昇は期待しにくいです。

 

今年のIPO市況は良いのもあって大きく上昇したものや、ベンチャーキャピタルによる売り出しにも関わらずプラスになったりと、需給によってはは常に期待できる部分は大きくなっているのは確かです。
仮条件が上振れていますので思ったより需要があるのかもしれません。

 

とても微妙なところですが個人的には業績鈍化への懸念が大きいことや、IPOが集中している時期というのもあって公募割れも想定しておきたいところです。

 

もちろん公募割れしない可能性が無いわけでもないですし、ニュージランド安がここでストップすると考える人がいれば長期的には仕込み時と考える人もいるかもしれません。

 

できるだけ公募売り出し価格が仮条件の上限で決まるかどうかを確認してから最終的な購入決断をするのが手堅いと思います。

 

需要で当選した場合に辞退するとペナルティを受ける証券会社もありますので、応募する際はペナルティの無いところを選択しておくとよいです。

 

 

IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら

 

  証券会社名
主幹事 野村證券
引受 みずほ証券
引受 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
引受 SMBC日興証券
引受 SBI証券
引受 いちよし証券

 

「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」、「SMBC日興証券」は当選辞退した場合のペナルティがあります。

 

積極的に参加しない人でもSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますのでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。

 

 

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point<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい






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