KIYOラーニング【7353】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/06/14 更新:2020/09/17
目次
KIYOラーニング IPOの紹介
(※2020/09/17更新)
コード | 7353 |
---|---|
会社名 |
KIYOラーニング(株) |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
主に個人向けのオンライン資格学習講座サービス |
上場日 |
2020/07/07 |
公募売出 価格 |
2300円 ※仮条件の上限 |
初値 07/15 |
5360円 +133.04% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
KIYOラーニング の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/06/30(火)~07/06(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
391,200株
(内訳)
公募: 300,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 40,200
オーバーアロットメントによる売り出し: 51,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/09/17更新)
想定発行価格 1980円
仮条件の価格(06/29) 2,070~2,300円
KIYOラーニングの強み
※独自の見解などを含みます。
- 効率的な学習システム
※マルチデバイス対応でいつでもどこでもスキマ時間で学習可能
※短期間で合格した人の勉強法を誰でも再現できる - AIと学習データの活用
※ユーザーの学習データを分析し個別に最適な学習方法を提案
※どの勉強でどれくらい試験の予想得点が向上するか予測 - 分かりやすいコンテンツ
※テキストだけでなく図を多用した動画講座など - 低価格でのサービス提供
※IT活用で大手資格学校に比べて運営コストを大幅に削減 - 10年以上に渡って蓄積してきたノウハウ
※学習コンテンツ開発力、WEBマーケティング・販売、 - カテゴリごとに充実したラインナップ
※難関、中難度、簡単なものを揃えることでよりユーザーを難度の低いものから高いものへ誘導
<管理人コメント>
以下、2019/12期の売上に対する各事業の内訳は以下の通り。
ほとんどが個人向け資格支援事業となっています。
◆AIの活用
ユーザーの学習データに加え、蓄積された他ユーザーの学習データから試験の得点予測をした学習プランを生成できるそうです。
得点アップを重視した学習ができるのは素晴らしいですね!
直近の決算状況と業績の推移
※2008/10個人事業で運営開始。2010/01法人化
クリック>>業績データを開く/閉じる
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/03
(第1四半期)売上高
(百万円)84 200 361 609 835 251 経常利益
(百万円)△ 85 △ 67 △ 101 △ 211 △ 150 △ 36 当期純利益
(百万円)△ 85 △ 67 △ 102 △ 211 △ 151 △ 36 1株当たり
配当額(円)- - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 94711 △ 68073 △ 87182 △ 131 △ 82 △ 20 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/12 2016/12 2017/12 2018/12 2019/12 2020/03
(第1四半期)売上高の
前年同期比- 138.10% 80.50% 68.70% 37.11% -69.94% 経常利益の
前年同期比- 21.18% -50.75% -108.91% 28.91% 76.00%
<管理人コメント>
売上は右肩上がりで拡大中です。
経常利益は赤字が拡大傾向から直近では縮小傾向でしょうか?
赤字の要因としてじゃ先行投資としての広告宣伝費が挙げられます。
◆広告宣伝費
2018/12期
2019/12期
2019/12期は広告宣伝費が拡大しているものの赤字額は縮小していますので、
売上の拡大とともに利益も拡大しているであろうことが推測されます。
とりあえず売上の拡大とともに赤字は解消していくのかなとは思えるような推移となっていますが、
売上拡大余地がどこまであるかは要注意して今後の推移を見守りたいところです。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 541,480千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 92,576千円
システム開発 30000千円
※「スタンディング」、「エアコース」のユーザー利便性向上
人材採用費、増加人件費 110,000千円
借入金の返済 30,000千円
残高 464,056千円
※残額は「スタンディング」の認知度アップ、エンドユーザー獲得のための広告宣伝費として
KIYOラーニングの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- Web広告によるユーザーの新規獲得
- 継続的な利用を推進
※既存講座の内容改良、学習システム強化 - 収益性の高い新規講座を開発
- 法人向け教育事業の拡大
※2018/07法人事業部立ち上げ
※収益の多様化で個人向け事業の依存度を下げる - 海外への事業展開
※海外現地法人を持つ企業に英語版のUI提供 - 資格取得市場がWeb講座にシフトする構造変化がおきている
- コロナウイルスによる影響でeラーニングを活用する動きあり?
※集合研修が難しく代替・補完手段として
<管理人コメント>
以下は売上増に連動する有料会員数の推移になります。
とりあえず堅調に増加しています。直近では1年間あたり5000会員前後の数字で増加しているようです。
加速度的に増えているというわけではないですが、広告宣伝費に応じて増えている?ように感じますし、まだ鈍化する様子はなく増加余地はあるのかなとは思います。
法人向けのサービスとして「エアコース」というサービスがあります。
個人の資格講座で培ったシステムを活用して社員教育のサービスを展開しているといった感じでしょうか。
コロナ後に実際、利用者が増えるのかわかりませんが、withコロナの生活をする上でオンライン研修などは十分選択肢になるなとは思いました。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 綾部 貴淑 代表取締役社長 48.95% 180日間
保有分売出
(3.15%)株式会社MS-Japan 7.60% 180日間 みらい創造一号
投資事業有限責任組合7.60% 90日間、1.5倍除く 以下続きを開く/閉じる イノベーション・エンジン
産業創出投資事業
有限責任組合5.14% 90日間、1.5倍除く GA1号投資組合 4.11% 90日間、1.5倍除く かんしん未来投資事業
有限責任組合3.70% 90日間、1.5倍除く ウィルグループファンド
投資事業有限責任組合2.67% 90日間、1.5倍除く SMBCベンチャー
キャピタル4号
投資事業有限責任組合2.57% 90日間、1.5倍除く フリービットインベスト
メント株式会社2.47% 180日間 株式会社マイナビ 2.47% 180日間 三菱UFJキャピタル6号
投資事業有限責任組合1.85% 90日間、1.5倍除く 株式会社ぐるなび 1.54% 180日間 島田 慶生 取締役 1.13% 180日間 GA2号投資組合 1.03% 90日間、1.5倍除く 秦野 元秀 取締役 0.77% 180日間 佐藤 美智明 従業員 0.72% 180日間 平井 明夫 0.62% 180日間 山田 巨樹 社外協力者(講師等) 0.62% 180日間 上記合計 95.56%
※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2021/01/10
90日のロックアップ期間:2020/10/12
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 綾部 貴淑 代表取締役社長 30,000 1.54% 合同会社
IP Bridge1号9,000 0.46% 小村 仁俊 社外協力者(講師等) 1,000 0.05% 橋野 竜一郎 社外協力者(講師等) 200 0.01% 合計 40,200 2.06%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
オンライン学習は便利だし、安く学べるだけでなく、やはりAIを活用した個別の学習プランなどはとても素晴らしいと思いますし、自分が資格を取得する立場になったとしたら使ってみたいと思えるものだと思いました。
先行投資で赤字になっている点はしょうがないもので、売上の増加とともにそのうち黒字化するとは思いますが、資格取得というものは1人のユーザーが何年もずっと継続するものではないと思うのでストックビジネスとはちょっと異なるのは気になりました。
沢山の資格を取得する人はいますし、なかなか合格しないとかだらだら会員を続ける人もいるのかもしれませんけど。(^_^;
いつか広告費に見合わない売上にしかならないときが来たりするのかは要注意です。
認知度が上がれば広告費を下げていくことも可能だとは思いますので単純ではないと思いますが。
ただ司法試験とかかなり難易度の高いものは何年も学習を続ける可能性もあったりするのかなと思いました。
全体的に難易度が高そうな試験が多いのでそういうビジネス方針なのかなとも感じました。思ったより継続利用する人は多いのかもしれません。
◆資格講座一覧 ※一部だけ抜粋
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しも心配なし。
マザーズ市場としては公開株数は多くはないので初値上昇に期待?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7049 | 識学 | 02/22 | 379500 | 1,800 | 4,550 | 152.78% |
4434 | サーバーワークス | 03/13 | 370400 | 4,780 | 18,000 | 276.57% |
4439 | 東名 | 04/03 | 402500 | 3,290 | 4,205 | 27.81% |
7064 | ハウテレビジョン | 04/24 | 363400 | 1,210 | 3,745 | 209.50% |
4445 | リビン・テクノロジーズ | 06/28 | 382300 | 3,900 | 9,000 | 130.77% |
4482 | ウィルズ | 12/17 | 368000 | 960 | 4535 | 372.40% |
事業内容にもよりますが、このくらいの公開株数であれば初値が大きく上昇するケースが多いのが確認できます。
業績は右肩上がりで拡大しており、現在はまだ赤字なのは気になりますが、売上の拡大とともに縮小中で売上の拡大余地もあり黒字転換もそのうちに達成できるかなとは思いますがどうでしょうか。ITを関連でオンライン学習やAI活用は現在の潮流だと思いますので人気はあると思います。公開株数も少ないので初値の大きな上昇に期待したいです。
コロナによる影響に関してはむしろ追い風なところもありますし、ここ最近の相場状況は好転していますのであまり気にしなくてよいかもしれません。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | SMBC日興証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | 三菱UFJモルガン・ スタンレー証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 楽天証券 |
あまり引き受け証券会社としては登場しない楽天証券は穴場だと思いますので積極的に参加される方はお忘れなく!
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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