ラキール【4074】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/06/15
目次
ラキール IPOの紹介
コード | 44074 |
---|---|
会社名 |
(株)ラキール |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
大手企業向けの基幹システム開発、保守。 |
上場日 |
2021/07/16 |
初値 |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ラキール の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/06/30(水)~07/06(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,449,000株
(内訳)
公募: 840,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 420,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 189,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1300円
仮条件の価格 ※2021/06/28に決定予定
ラキール の強み
※独自の見解な どを含みます。
- 大手企業の基幹システム開発実績
※建設会社、不動産会社、金融機関(銀行、生損保、リース)向け - クラウド開発プラットフォームのLaKeel DX
※大手クラウド事業者固有の技術に精通することなく開発できる
※アマゾン、マイクロソフト、グーグル等。クラウド事業者への乗り換えもしやすい - 特許取得の開発技術
※部品を自在に組み合わせることで業務機能の実現を可能にする
※より少ない技術者によるシステム開発・改変ができる - 継続的に得られる収益モデル
※プロフェッショナルサービスの93.9%がリカーリングレベニュー(既存システムの保守など)
※プロダクトサービスの31%がサブスクリプション、ライセンスが11.6% - クラウドシステム開発、データ分析のノウハウ
※自社でクラウドサービス開発から販売、運営
※既存IT資産の迅速なクラウド化
※LaKeel DXを活用した開発、データ分析(経営判断に活かす)コンサルティングサービス提供
<管理人コメント>
2020/12期の売上高に対する各事業サービスの内訳です。
大きく分けて2つの事業サービスがありますが、「大手企業向けのシステム開発、保守などをおこなう「プロフェッショナルサービス」と「LaKeel DX」関連のサービス提供をおこなう「プロダクトサービス」となります。
それぞれ存在感のある売上割合となっています。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2019/12 2020/12 2021/03
(第1四半期)売上高
(百万円)5666 5331 1275 経常利益
(百万円)182 243 47 当期純利益
(百万円)86 140 18 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)14 22 3 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2019/12 2020/12 2021/03
(第1四半期)売上高の
前年同期比- -5.91% -76.08% 経常利益の
前年同期比- 33.52% -80.66%
以下、単体決算。
2017/12 2018/12 2019/12 2020/12 売上高
(百万円)- 3718 5016 4980 経常利益
(百万円)△ 48 144 155 239 当期純利益
(百万円)△ 48 136 56 137 1株当たり
配当額(円)- - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 857 2415 9 22 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2017/12 2018/12 2019/12 2020/12 売上高の
前年同期比- - 34.91% -0.72% 経常利益の
前年同期比- 400.00% 7.64% 54.19%
<管理人コメント>
連結決算のデータが少ないので業績の傾向を掴むのは難しいですが、
直近の売上は少し鈍化傾向でしょうか?
経常利益は拡大しているように見えますが、2021/03時点の進捗を見ると良く分かりません。
2020/12期コロナウイルスによる影響ですが、 ユーザー企業でIT投資を先送りする動きが顕著となりプロフェッショナルサービスにおけるフロービジネスが前年を大きく下回ったそうです。
※前年同月比で73.8%
プロダクトサービスは前年を上回り好調です。
・連結子会社の詳細
子会社化 会社名 所在地 2005/09 Legend Applications China Holding, Inc. 英国 2005/09 北京利衆得応用技術有限公司 中国 2018/12 株式会社ZEST 東京都
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 994,640千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 226044千円
製品開発費 350,000千円
※LaKeel製品群を拡充させるため
人材の採用・育成費 260,000千円
※システム開発に従事するエンジニア
広告宣伝費 280,000千円
※認知度向上、ユーザー数拡大
借入金返済 150,000千円
残額 180,684千円
※残額は具体化事項なし
ラキールの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 広告宣伝による認知度向上、ユーザー数拡大
- 顧客システムのDX化と同時に新規ビジネス立ち上げの実現を支援
※LaKeelDXで開発したアプリ、サービスは他社に販売することが可能
※グループの顧客の顧客は潜在顧客となる - 新サービスの開発
※以下開発中
「Lakeel Worlflow」、「Lakeel Passport」、「Lakeel HR」、「Lakeel Survey」、「Lakeel Process Mnager」 - 海外展開
※2005/09に中国子会社を取得し中国を含むアジアを中心として事業推進
<管理人コメント>
2021/03時点の売上高に対する各事業サービスの内訳です。
まだ第1四半期時点なのであまり参考にならないかもしれませんが、プロダクトサービスの割合が拡大しています。
売上金額でみると、プロフェッショナルサービスは前年を下回る状況で、会社の説明通り、コロナウイルスによる影響が出ているのかなと感じます。
また、プロダクトサービスは、前年を上回る状況で、堅調なようです。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 久保 努 代表取締役社長、
子会社の取締役46.24% 90日間 KST有限責任事業組合 14.96% 90日間
保有分売出
(38.18%)ラキール従業員持株会 9.85% ※X 以下続きを開く/閉じる 合同会社シングル・マインド 5.44% ※Y 平間 恒浩 取締役、
子会社の取締役、
執行役員5.34% 90日間 株式会社Kコーポレーション ※A 3.34% 90日間 西村 浩 取締役、
子会社の取締役、
執行役員2.62% 90日間 川上 嘉章 取締役、
執行役員2.01% 90日間 雄谷 淳 取締役、
子会社の取締役、
執行役員1.75% 90日間 川西 幹 子会社の元取締役 1.36% ※Y 金子 英樹 元取締役 1.36% ※Y TH COMPANY株式会社 ※A 1.22% 90日間 浅野 勝己 取締役、
子会社の取締役、
執行役員1.14% 90日間 古川 勝博 監査役 0.82% 90日間 上記合計 97.45% ※上記以下は省略しています。
※A 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
90日のロックアップ期間:2021/10/13
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたもの(※X)との間で継続所有等の確約あり。
※Y 全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 KST有限責任事業組合 420,000 5.71% 合計 420,000 5.71%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
大手企業向けのシステム開発が鈍化しているのはコロナウイルスによるものとしてしょうがないと思いますが、クラウド化、DX化などでニーズは出てくるだろうなとは思います。
プロダクトサービスはすでに存在感のある事業サービスとなっていますし、クラウド化、DX化のニーズが拡大しているなかでそれを実現するプラットフォームの運営は、ストックビジネス(ライセンス料、保守料、利用料)としての期待が大きく持てると思いますので今後の成長拡大に期待したい会社です。
ロックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しがありますが、全体の割合からするとかなり限定的で気になるものではありません。
マザーズ市場としては公開株数は普通くらいです。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7082 | (株)ジモティー | 02/07 | 1,461,300 | 1000 | 2300 | 130.00% |
4060 | rakumo(株) | 09/28 | 1,524,900 | 1250 | 3800 | 204.00% |
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4475 | HENNGE | 10/08 | 1,504,200 | 1400 | 2001 | 42.93% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7041 | CRGホールディングス |
10/10 | 1,552,500 | 1120 | 1832 | 63.57% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3979 | うるる | 03/16 | 1,467,100 | 3000 | 3330 | 11.00% |
6562 | ジーニー | 12/18 | 1,504,200 | 1350 | 2674 | 98.07% |
事業内容により様々ですが、このくらいの公開株数だとそれなりに上昇しているものが多く、初値が大きく上昇しているものも確認できます。
業績はちょっと鈍化しているように見えますが、コロナウイルスが要因。成長の柱であるプロダクトサービスは堅調です。クラウド関連、DX関連は人気の事業分野。公開株数は特別多いというわけではありませんので、初値は大きく上昇することに期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | あかつき証券 |
引受 | 東洋証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
引受 | 丸三証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
このページを見た人のアンケート
このページを見た人の初値予想
結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
★この記事を読んだ方はシェア/ブックマークで応援お願いします。
スポンサードリンク
お役立ち関連記事
ついでに読みたい
- AIメカテック【6227】のIPO抽選申込どうする?
- デリバリーコンサルティング【9240】のIPO抽選申込どうする?
- ブレインズテクノロジー【4075】のIPO抽選申込どうする?
- サーキュレーション【7379】のIPO抽選申込どうする?
- ランドネット【2991】のIPO抽選申込どうする?
- アシロ【7378】のIPO抽選申込どうする?
- コラントッテ【7792】のIPO抽選申込どうする?
- ジィ・シィ企画【4073】のIPO抽選申込どうする?
- BCC【7376】のIPO抽選申込どうする?
IPO2021年07月IPO2021年07月