まぐまぐ【4059】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/08/21 更新:2020/12/11
目次
まぐまぐ IPOの紹介
(※2020/12/11更新)
コード | 4059 |
---|---|
会社名 |
(株)まぐまぐ |
市場 |
ジャスダック(スタンダード) |
事業内容 |
メルマガ配信プラットフォーム、 |
上場日 |
2020/09/24 |
公募売出 価格 |
810円 ※仮条件の上限 |
初値 09/25 |
3400円 +319.75% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
まぐまぐ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/09/07(月)~09/11(金)まで
IPOの申し込み期間は約5日間とかなり短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
680,000株
(内訳)
公募: 530,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 120,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 30,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2020/12/11更新)
想定発行価格 790円
仮条件の価格(09/03) 730~810円
まぐまぐの強み
※独自の見解などを含みます。
- メルマガ配信で20年以上の実績
※メルマガ発行約6500誌
※メルマガ会員約750万人 - 有料メルマガ購読料の継続収益
※約1000誌、収益をクリエイターと分配 - 無料メルマガの広告配信
※約5500誌 - Webメディア運営
※「MAG2 NEWS」、「MONEY VOICE」、「TRiP EDiTOR」、「by them」
※2019/08期は全てで66412UU
※広告枠販売による収益
※メルマガ読者コンテンツをWebメディアで活用
※Webメディアを入り口としてメルマガ読者などを獲得
<管理人コメント>
以下は、2019/09期売上高に対する各事業の内訳です。
プラットフォーム事業は、主に有料メルマガなどの収益で、メディア広告事業はWebメディアや無料メルマガでの広告収入になると思われます。
意外にもプラットフォーム事業より、メディア広告事業の方が売上割合が大きくなっていますね。
2つの事業の柱があるということは収益の安定となるのでとても良いことです。
2017/09期から売上、利益ともに拡大し始めた動きがありますが、2014/12から2015/06にかけてWebメディアのサービスを開始していますのでそれに伴うものではないでしょうか?
経常利益の伸びも大きくなっていますので広告収入による収益は、収益性が高いのかも?Webメディアは有料メルマガの読者を獲得する入り口でもありますので、相乗効果で利益が伸びているのかもしれません。
◆まぐまぐ
https://www.mag2.com/
メルマガ配信プラットフォームサービス
プラットフォーム事業にはmine(マイン)というサービスもあります。
◆mine(マイン)
https://mine.place/
サイトで記事単位で無料・有料の記事を読めるサービス
有名なものではNoteっていうサービスと同じようなものっぽいですね。「業績に与える影響は僅少」とあるので売上はかなり小さいのだろうなと思われます。自分も初めて見ましたのでそりゃそうだろうなとは感じました。
運営しているWebメディアは以下の4つ
Webメディアに訪問したユーザー数のグラフは以下の通り。
「MAG2NEWS」が一番、アクセス数の多いサイトになっています。
まぐまぐメルマガのコンテンツを編集して掲載しているサイトです。他人が書いたコンテンツを掲載するだけだから楽そうですね。(^_^:
直近の決算状況と業績の推移
※1999/01設立。
※2016/09期は10ヶ月間。
クリック>>業績データを開く/閉じる
2014/11 2015/11 2016/09 2017/09 2018/09 2019/09 2020/06
(第3四半期)売上高
(百万円)631 530 433 572 625 714 520 経常利益
(百万円)36 △ 12 6 42 181 206 121 当期純利益
(百万円)32 △ 193 9 28 193 146 79 1株当たり
配当額(円)- - - - - - - 1株当たり
当期純利益(円)335 △ 1757 79 250 88 66 36 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2014/11 2015/11 2016/09 2017/09 2018/09 2019/09 2020/06
(第3四半期)売上高の
前年同期比- -16.01% -18.30% 32.10% 9.27% 14.24% -27.17% 経常利益の
前年同期比- -133.33% -150.00% 600.00% 330.95% 13.81% -41.26%
<管理人コメント>
売上は一時鈍化した時期もありますが直近では拡大傾向となっています。
経常利益は売上にともない拡大傾向となっています。
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 380,204千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 21,804千円
システム設備投資 284,728千円
※まぐまぐLiveの機能強化のための外部委託費
※メルマガ基幹システム刷新
本社増床に伴う 40000 千円
※建物附属設備
人材採用費、人件費 66328 千円
※企画運営等、管理人員
残高 10,952千円
※残高は具体化事項はなし
まぐまぐの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- メルマガクリエイターの獲得強化
※事業部担当者がピックアップした著名人へのアプローチ - 課金読者数の増加を図る
※クリエイターへのサポート体制充実 - 記事販売プラットフォームmineの事業拡大?
- 新規サービス展開
※2020/04「まぐまぐ!Live」リリース - Webメディアのコンテンツ拡充
- 広告の大型案件受注増加
※大手広告代理店との連携、メディア強化
<管理人コメント>
以下、2020/06時点の売上高に対する各事業の内訳です。
売上金額で昨期と比べてみると、昨年と同じくらいか、少し下回る進捗率となっています。
メディア広告事業の割合が下がっていますが、コロナウイルスによる影響で企業の広告出稿が減少したことが影響しているようです。プラットフォーム事業も横ばいですが外出自粛で有料メルマガ購読は増えなかったのかな?
とりあえずコロナウイルスの影響はあったようですが、ネット関連サービスということもあって影響は限定的だったとも言えますね。
新サービスのまぐまぐLIVEは以下の通り
◆まぐまぐ!Live
https://live.mag2.com/s/about
スマホアプリでLIVE動画を視聴するサービスのようです。
生配信サービスはたくさんあるのでどういう差別化がされているのかはちょっとよくわかりませんでした。各自でチェックしてみてください。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ ㈱エアトリ 85.99% 180日間
保有分売出
(5.68%)松田 誉史 代表取締役社長 2.87% 180日間
※Y浅尾 直樹 取締役 2.64% 180日間
※Y以下続きを開く/閉じる 山川 英治 取締役 2.64% 180日間
※Y小森 良介 2.44% 90日間 加藤 正躬 0.57% ※X 上記合計 97.15%
※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2021/03/22
90日のロックアップ期間:2020/12/20
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
※Y 全て新株予約権
※X 85.7%が新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 ㈱エアトリ 120,000 4.89% 合計 120,000 4.89%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
私も「まぐまぐ」でメルマガ配信や購読はしていましたのでよく知っています。
影響力のある人のメルマガは売上も大きいですから、手数料として配分される収益は魅力的なビジネスだと思います。途中からメルマガコンテンツを使ったWebメディアによる収益の多角化と相乗効果はビジネスをうまく展開したなと関心します。
クリエイターの影響力次第なところではありますが、読者が解約しないかぎりは、継続した収益が見込めますので、クリエイターさえどんどん獲得できればストック収益が積み重なっていくビジネスモデルだと思いますので、今後の成長にも期待したい会社です。
ロックアップはしっかりしており問題有りません。
ベンチャーキャピタルによる売出しも心配なし。
ジャスダック市場としては公開株数は普通よりちょっと多い程度。
過去にジャスダック市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7678 | あさくま | 06/27 | 677,100 | 1,250 | 1,834 | 46.72% |
・2018年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7034 | イボキン |
08/02 | 717,600 | 1750 | 2310 | 119.69% |
・2017年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6694 | ズーム | 03/28 | 725,600 | 1520 | 2278 | 49.87% |
7809 | 壽屋 | 09/26 | 690,000 | 2000 | 2650 | 32.50% |
4124 | 大阪油化工業 | 10/05 | 609,500 | 1860 | 3100 | 66.67% |
事業内容によって様々ですが、このくらいの公開株数であればそこそこの初値上昇にはなっており、大きく上昇する場合も確認できます。
業績はコロナウイルスによる影響で横ばいのようですが、基本的にはどれだけ長引いたとしても一時的であると考えられますし、今のところ影響も限定的です。何よりネットサービスで収益性も高そうです。公開株数は多いわけではないですし、想定発行価格も低めなので初値は大きな上昇に期待したいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | SBI証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | 東海東京証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 水戸証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | エイチ・エス証券 |
引受 | 極東証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
ネット証券のSBI証券が主幹事なのはチャンスです!
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2020/08/22 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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口コミ評価など
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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