日本グランデ【2976】のIPO抽選申込どうする？

＜管理人コメント＞

以下は、2018/03期の売上高に対する事業別の内訳です。

売上の7割以上が分譲マンション事業となっています。

マンションで差別化としてアピールしている炭クリーンシステムですが、外気をクリーンに浄化するだけでなく、室内の内装などから放出される有害物質なども浄化できるそうで、シックハウス症候群対策として大きなメリットがあるようです。

換気の方式には３種類のレベルが存在し、日本グランデでは、給気、排気の両方で機械的に換気をおこなうものとなっています。

マンションごとの付加価値には以下のようなものがあるそうです。
※クリックで拡大

＜管理人コメント＞

売上は直近の2018/03期に大きく鈍化する状況が確認できますが、
2018/12時点では、2017/03期を上回るペースとなっている状況です。
不動産の性質上なのか変動が大きい点が気になりますが、とりあえず鈍化は一時的で一応、拡大傾向を維持していると言えるかもしれません。

経常利益は売上による変動をともないつつも拡大傾向となっているのが確認できます。

業績の季節変動としては住宅の引き渡しが一般的に2月、3月が多いため、第四四半期に集中する傾向があるそうです。

・2018/03期

この偏りを考慮すると2019/03期はさらに売上の伸びが大きくなる？

よく分かりませんが、少なくとも第3四半期で昨年は上回っていますので悪くはないと思います。

・連結子会社の詳細

＜管理人コメント＞

以下は、2018/12時点の売上高に対する内訳です。

昨年と比べて売上が大きく変動しているので比較しずらいですが、主力の分譲マンション事業は好調であることが確認できます。

分譲戸建て住宅の割合が小さくなっているのが気になりますが、第4四半期に偏りが大きいとのことなのでこの時点の状況だけではよく分かりません。RC3で機能性が高く、炭パワークリーンシステム（シックハウス症候群対策）などの強みも活かした戸建住宅とのことなので、値段はよく分かりませんが機能的なニーズはあると思いますので今後の成長に期待したいところではあります。

・グランウェルネス
「サービス付き高齢者向け住宅」と「有料老人ホーム」の主な違い

＜管理人コメント＞

住宅ということで今後の増税による反動などは気になる点や業績の変動が大きいことが気になりますが、とりあえずは拡大傾向で炭クリーンシステムなどの差別化や付加価値に強みがあるようなのでその点では今後の成長に期待したいところかなとは思います。

基本的にロックアップ大体しっかりしていますので特に問題はなし。

ベンチャーキャピタルによる売り出しも特に心配ありません。

札幌証券取引所での上場ということで事例が少なく過去との比較は難しいですが、公開株数は少ない方です。

参考になるかどうか分かりませんが、東証マザーズ市場のIPOと比較してみます。

・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

事業内容も違い市場規模が違うので単純比較はできませんが、公開株数が少ない分、初値は大きく上昇する傾向があるのは確認できると思います。

日本グランデは、業績が拡大傾向とはいえ、変動が大きい点があり、不動産事業ということでなかなか今後の成長を見通すのは難しいですが、公開株数が少なく、想定発行価格も低いのでそれなりの初値上昇に期待したいところではありますがどうでしょうか。

＜注意＞
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
＝＞目論見書の見方はこちらを参考にして下さい