ビープラッツ【4381】のIPO抽選申込どうする?
作成:2018/02/28 更新:2018/04/05
目次
ビープラッツ IPOの紹介
(※2018/04/05更新)
コード | 4381 |
---|---|
会社名 |
ビープラッツ(株) |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
IoT、クラウド、MVNO、光コラボレーション |
公募売出 価格 |
2200円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2018/04/04 |
初値 04/05 |
10000円 +354.55% |
<管理人コメント>
社名の由来は、「ビジネスのプラットフォームをつくる」からきているようです。
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ビープラッツの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2018/03/15(木)~03/22(木)まで
IPOの申し込み期間は約8日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
172,500株
(内訳)
公募: 100,000株
引受人の買い取り引受による売り出し: 50,000株
オーバーアロットメントによる売り出し: 22,500株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2018/04/05更新)
想定発行価格 1860円
仮条件の価格(03/13) 1950~2200円
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
Globis Funf III, L.P. |
22.20% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (7.55%) |
|
藤田健治 | 代表取締役社長 | 15.23% | 90日間 保有分売出 (5.88%) |
東京センチュリー 株式会社 |
14.33% | 90日間 | |
篠崎明 | 取締役 | 9.05% | 90日間 保有分売出 (7.92%) |
宮崎琢磨 | 取締役 | 9.05% | 90日間 保有分売出 (7.92%) |
Globis Funf III(B), L.P. |
6.24% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (7.60%) |
|
株式会社 Showcase Capital |
3.58% | 90日間 | |
NVCC8号投資事業 有限責任組合 |
3.58% | 90日間、1.5倍除く | |
株式会社 ネットワールド |
2.94% | 90日間 | |
Growth Tree Ltd | 1.79% | 90日間 | |
花輪正一 | 取締役 | 1.70% | 90日間 |
TKSパートナーズ 株式会社 |
※1 | 1.43% | 90日間 |
岩澤英樹 | 従業員 | 1.42% | 90日間 |
片山美枝子 | 従業員 | 1.42% | 90日間 |
株式会社光通信 | 0.96% | ||
任力 | 0.90% | 90日間 | |
GMOペイメント ゲートウェイ 株式会社 |
0.72% | ||
上記合計 | 96.54% |
※1 役員等により総株主等の議決権の過半数を所有されている会社
90日のロックアップ期間:2018/07/02まで
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
Globis Funf III, L.P. |
18700 | 1.67% | |
藤田健治 | 代表取締役社長 | 10000 | 0.90% |
篠崎明 | 取締役 | 8000 | 0.72% |
宮崎琢磨 | 取締役 | 8000 | 0.72% |
Globis Funf III(B), L.P. |
5300 | 0.47% | |
合計 | 50000 | 4.48% |
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 166,120千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 38,502千円
ソフトウェア開発に係る設備資金 204,622 千円
※サブスクリプション事業の拡大を図るための自社プロジェクト(Bplats)の開発
残額 0円
直近の決算状況と業績の推移
2013/03 | 2014/03 | 2015/03 | 2016/03 | 2017/03 | 2017/12 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
342 | 225 | 249 | 364 | 505 | 348 |
経常利益 (百万円) |
△ 35 | 4 | 7 | 16 | △ 29 | △ 23 |
当期純利益 (百万円) |
△ 36 | 4 | 3 | 12 | △ 31 | △ 24 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
△ 756 | 92 | 74 | 13 | △ 32 | △ 25 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※2006/11設立。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2013/03 | 2014/03 | 2015/03 | 2016/03 | 2017/03 | 2017/12 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | -34.21% | 10.67% | 46.18% | 38.74% | -31.09% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 111.43% | 75.00% | 128.57% | -281.25% | 20.69% |
<管理人コメント>
売上は変動があるようですが、直近では増加傾向を維持しています。
プラットフォームという性質上、顧客のサービス提供やプラットフォームの契約に影響されるところが大きいのかもしれません。 ※プラットフォームの利用期間は基本的に1年ごと更新
2013/03期と2017/03期は事業拡大に伴う人件費の増加で経常利益が赤字となったとのことです。
現状では各ビジネス分野への対応を順次おこなっている段階なので、 事業拡大を優先しているところなのだろうなとは思います。
MVNO事業者向けは2014/03、光コラボレーション事業者向けは2015/03に提供開始していますが、 MVNO、光コラボレーション業界向けのモジュールは、017/03期に本格的に市場投入したとあり、まだ機能強化をしている段階なのかなと思えます。
今期、第3四半期時点の進捗は少し物足りないような気もしますが、 売上高は、第4四半期(特に3月)に偏る傾向があるそうなのであまり気にしなくてよいかもしれません。
ビープラッツの強み
※独自の見解などを含みます。
- Iot、クラウド、通信(MVNO、光コラボレーション)の事業分野に注力対応
- 販売、管理、ユーザー向け機能までオールインワンで提供
- 必要な機能とモジュールのみを切り出して基幹システムの補完機能として活用できる
- 各教育・学術機関と協力して取り組みを進めている
※北九州市立大学と共同研究など - Bplatsはクラウドサービスでの提供なので初期コストやメンテナンス費用が不要
- 料金の計算や請求などコスト増となりがちな部分を軽減することが可能
- 業態特化型モジュールを使えば事業参入が可能になる
※MicrosoftCSPモジュール、光コラボレーションモジュール、MVNOモジュール等 - 各取引先や各事業者とつながるB2Bチェーン機能
※取引管理、共創・オープンイノベーションを実現 - 事業者の事業拡大により収益が拡大していく
※月額固定料の他、従量加算、プション追加など - 事業者の取引拡大により取引先での採用が拡大する可能性がある
※取引先もBplatsを利用すると便利になる
<管理人コメント>
以下は、売上高における各事業分野別の内訳です。
基本的には、IoT、クラウド、通信以外の事業分野はほとんど対応はしておらず、3つの事業分野に注力していることが確認できます。
ただし3つの事業分野では、多くの事業者が参入していると思いますので、基本機能を取り揃えておけば後は横展開するだけなので大きな強みになりそうです。
主な取引相手と売上高に占める割合は以下のようになっています。
取引相手 | 売上高の割合 |
富士通株式会社 | 13% |
日本ネットワークイネイブラー株式会社 | 7.70% |
株式会社光通信 | 6.70% |
リコージャパン株式会社 | 5.40% |
上記以外での導入事例としては以下の会社が紹介されています。
・デル株式会社
・NECプラットフォームズ株式会社
・株式会社クリエイトグループ
・Cloud Testing Service株式会社
・ブラザー販売株式会社
・JVCケンウッド公共産業システム
・株式会社ロフトワーク
大手の企業が多く利用していることが確認できると思います。
オンラインサービスの他、保守サポートサービスなどの契約でも利用されているようです。
ビープラッツの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- Bplatsの新規利用者の獲得
※Bplats Platform Editionは、2017/06販売開始 - IoT、クラウド、通信の3つの主要事業領域強化
- 業態特化型サービスの開発・投入
※AWS(amazon)モジュール、SORACOMモジュール等 - パートナーとの販売協力・OEMを推進
- 海外市場への展開
※Bplatsを用いた日本国内企業の海外事業展開は実現している - 各市場分野のさらなる機能拡大
※電気・ガス、シェアリングエコノミー、レンタルサービス、会員制サービス等 - 仮想通貨など1通貨(1円)単位以下の決済への対応
<管理人コメント>
以下は、現在進捗中の今期売上高における各事業分野別の内訳です。
IOTの分野が伸びている?のかもしれません。
それから、2017/12(第3四半期)における新規顧客分の売上高については、2017/06に新しく投入した「Bplats Platform Edition」が43.7%を占める状況で好調ではあるようです。
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
大手企業での導入事例もあるようですし、事例が増えていけばいくほどプラットフォームとしての完成度は高まっていくと思います。プラットフォームビジネスとしては、シェアが高まっていきさえすれば収益性は大きくなっていくと思います。IoT、クラウド、通信の分野は、今注目の分野でもありますのでさらなる成長拡大に期待したいところです。
ロックアップはしっかりしており、ベンチャーキャピタルよる売り出しは心配ありません。
マザーズ市場で公開株数はとても少ない方なので初値の上昇要因にもなりそうです。
過去にマザーズ市場で同程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2017年でビープラッツと同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3976 | シャノン | 01/27 | 172500 | 1500 | 6310 | 320.67% |
6545 | インターネットインフィニティー | 03/21 | 224000 | 1320 | 5040 | 281.82% |
3566 | ユニフォームネクスト | 07/19 | 230000 | 2800 | 6640 | 137.14% |
3991 | ウォンテッドリー | 09/14 | 149500 | 1000 | 5010 | 401.00% |
6563 | みらいワークス | 12/19 | 239600 | 1840 | 6080 | 230.43% |
上記のように公開株数が少ないとそれだけで初値は大きく上昇してしまう傾向があります。
人気のIT関連銘柄ですし、公開株数が少ないということで初値は期待できるのではないでしょうか。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 丸三証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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